*柴日記*
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#326 [向日葵]
:08/05/21 23:40
:SO903i
:☆☆☆
#327 [向日葵]
どうして気持ちが繋がったと思った瞬間、こういう事態が起こってしまうのだろうか。
上手く立ち回る事が出来ない自分を悔いる。
そう思う反面、距離を置ける事にホッとしている自分がいた。
大事な物を得る前に、心構えをしておきたい……。
私は過去の闇を、柴と共に拭い去る事は出来るだろうか……。
「あ、ねぇ越、ケーキ買って来たんだけど食べない?」
階段を上がりながら美嘉が聞いてきた。
手にはケーキが入っているだろう箱が持たれている。
:08/05/27 23:31
:SO903i
:☆☆☆
#328 [向日葵]
「じゃあ先に部屋入ってて。お皿持って行くから」
上りかけていた階段をまた下がった。
お皿と飲み物の準備をしていると、「ただいまー」と声が聞こえてきた。
「おねえちゃんただいまー」
「今日部活休みだったからあたしが迎えに行ったんだー」
リビングに苺と桜が顔を出した。
「ところで柴どうかした?庭でなんかたそがれてたけど」
「え……。さ、さぁ……」
:08/05/27 23:34
:SO903i
:☆☆☆
#329 [向日葵]
リビングから庭へ出たのか、と思う。
てっきり部屋にでも行ったのかと思った。
「おきゃくさんきてるのー?」
用意している物を眺めながら苺が言う。
「うん。お姉ちゃんのお友達。桜、悪いけど晩御飯頼むね」
「おっけーい」
お盆に食器をのせて部屋へ向かった。
手が塞がっといるので声をかければ、立川君が開けてくれた。
「わざわざお見舞いに来てくれてありがとう。でももう元気だよ」
:08/05/27 23:38
:SO903i
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#330 [向日葵]
「本当ですか……?」
身を乗り出すようにして、心配そうな顔で立川君が訊いてきた。
私はにこりと笑って1つ頷く。
「でも……無理はなさらないで下さいね……」
「ウン。ありがとう椿」
「そうそう週末課題出てるよ」
と美嘉が出すので苦い顔でプリントを受け取った。
最悪な事に苦手な英語だ。
各自お皿に分けたケーキを食べる。
:08/05/27 23:42
:SO903i
:☆☆☆
#331 [向日葵]
これがまた体に染みていくように美味しい。
疲れた時は甘いものとよく言うけど正にだと思った。
すると誰かの携帯が鳴る。
鳴っているのは椿の携帯らしかった。
「電話?」
「いえメールです……」
「まさか椿、あの無神経な婚約者とまだ続いてたの!?」
「えぇっ!?」
美嘉より私の方がびっくりして声をあげた。
:08/05/27 23:45
:SO903i
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#332 [向日葵]
「椿……婚約者いたの……?」
「うちの決まりなんです……17歳を迎えたら、婚約者を決めろと……。」
「これがまた最低最悪な奴でね!!」
美嘉が憤慨してるというのに、椿はただ静かに笑っていた。
その笑顔は幸せそうに見えたけど、少し寂しく見えた気もした。
椿はどうやって運命を共にする人を決めたんだろうか……。
「椿はその人のどこが好きで決めたの?」
何気なく訊いてみた。
すると椿はまた静かににこりと笑った。
:08/05/27 23:49
:SO903i
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#333 [向日葵]
:08/05/27 23:50
:SO903i
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#334 [向日葵]
すいません逆でした

233がアンカー、319が感想板です
:08/05/27 23:51
:SO903i
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#335 [向日葵]
「必要としてくれているなら、それに答えようと思ったんです……」
必要……と口の中で椿が言った事を繰り返した。
柴は私を必要としてくれているのだろうか……。
好きになっても、いいのだろうか……。
悩んでいると、立川君が立ち上がった。
「おトイレお借りしてもいいですか?」
「あ、ウン。出た所にあるから。分かるかな」
「分からなかったらまた戻ってきます」
:08/06/04 23:44
:SO903i
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