*柴日記*
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#792 [○○&◆.x/9qDRof2]
.......まぁ、これは比喩なんだけど。

どうせならもっと明るいものに刺されたい。上を向く気力が出ない。向いてもどうせ雨雲だけ。傘が無くても雨宿りしようとは思わなかった。でも光化学スモッグに侵されたこの街の雨は、体にチクチクと突き刺ささってすごく痛い。

⏰:22/10/04 09:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#793 [○○&◆.x/9qDRof2]
.......まぁ比喩なんだけど。

どうせならもっと優しい雨に刺されたい。そう思って、とりあえず街から離れるためにバスに乗り込む。以外と乗車してる人は多い.......って、いま、雨降ってたんだっけ。バスの中でもずぶ濡れのわたしに視線が痛く突き刺さる。まぁ比喩なんだけど。どうせならもっと柔らかい視線に刺されたい。

⏰:22/10/04 09:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#794 [○○&◆.x/9qDRof2]
バスの中はうつ向いてやりすごした。着いた先は駅。視線を避けるようにうつ向いたまま、さっさと特急電車に乗り込んだ。尖った視線はもう慣れた。街から離れる程に人は減る。でもその分、馴れ馴れしい人が増える。あまり話し掛けてほしくなかったから、ここでもうつ向いて歩いていった。

⏰:22/10/04 09:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#795 [○○&◆.x/9qDRof2]
着いた場所は田舎町の、ある1軒の家。久しぶりに来た気がする。そこで初めて顔を上げて、家を見上げる。


 いつの間にか雨はあがっていた。あれ?上を向いただけなのに視界が明るくなった気がする。突き刺さるものは柔らかい。

⏰:22/10/04 09:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#796 [○○&◆.x/9qDRof2]
これも比喩?

ううん、違う。明るくて、優しくて、柔らかいものを感じる。後ろを振り返ると、眩しさに目が眩んだ。田舎の山々の上に広がる入道雲。その更に上で輝く太陽。太陽の光を受けた蒸気が、虹となって山々に掛かっていた。

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#797 [○○&◆.x/9qDRof2]
.......あぁ、そっか。暗かったのも、怖かったのも、尖ってたのも、わたしが下を向いていたせいなんだ。


だって、そうでしょう?

いつでもそこにある空が、こんなにも。

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#798 [○○&◆.x/9qDRof2]
後ろの家の戸が開き、聞き慣れた声が聞こえてきた。

「あら、あんた.......帰ってくるなら電話の1本ぐらい入れたらいいのに。なんかあったのかい?」
「別に。何となくだよ」

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#799 [○○&◆.x/9qDRof2]
本当はふられちゃったからなんだけど。ホームシックになって何が悪い。でも、思ったより早くにわたしのこころの雨はあがった。もう大丈夫。だって、そうでしょう?そこにいつでもある空が、こんなにも。

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#800 [○○&◆.x/9qDRof2]
こんなにも、おっきいんだから

>>700-750

⏰:22/10/04 09:29 📱:Android 🆔:☆☆☆


#801 [○○&◆.x/9qDRof2]
#23 [ゆびきりげんまん(1/2)]
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。

「私ね、昔約束したんだ」
「約束?へぇー、誰とよ?」

図書館の机。
私の前に座る友達が読んでいた本を閉じた。こんな話にも興味を持ってくれたらしい。
広辞苑を読んでいたのだから、相当暇だっただけなのかも知れないけど。

⏰:22/10/04 10:39 📱:Android 🆔:☆☆☆


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