*柴日記*
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#796 [○○&◆.x/9qDRof2]
これも比喩?

ううん、違う。明るくて、優しくて、柔らかいものを感じる。後ろを振り返ると、眩しさに目が眩んだ。田舎の山々の上に広がる入道雲。その更に上で輝く太陽。太陽の光を受けた蒸気が、虹となって山々に掛かっていた。

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#797 [○○&◆.x/9qDRof2]
.......あぁ、そっか。暗かったのも、怖かったのも、尖ってたのも、わたしが下を向いていたせいなんだ。


だって、そうでしょう?

いつでもそこにある空が、こんなにも。

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#798 [○○&◆.x/9qDRof2]
後ろの家の戸が開き、聞き慣れた声が聞こえてきた。

「あら、あんた.......帰ってくるなら電話の1本ぐらい入れたらいいのに。なんかあったのかい?」
「別に。何となくだよ」

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#799 [○○&◆.x/9qDRof2]
本当はふられちゃったからなんだけど。ホームシックになって何が悪い。でも、思ったより早くにわたしのこころの雨はあがった。もう大丈夫。だって、そうでしょう?そこにいつでもある空が、こんなにも。

⏰:22/10/04 09:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#800 [○○&◆.x/9qDRof2]
こんなにも、おっきいんだから

>>700-750

⏰:22/10/04 09:29 📱:Android 🆔:☆☆☆


#801 [○○&◆.x/9qDRof2]
#23 [ゆびきりげんまん(1/2)]
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。

「私ね、昔約束したんだ」
「約束?へぇー、誰とよ?」

図書館の机。
私の前に座る友達が読んでいた本を閉じた。こんな話にも興味を持ってくれたらしい。
広辞苑を読んでいたのだから、相当暇だっただけなのかも知れないけど。

⏰:22/10/04 10:39 📱:Android 🆔:☆☆☆


#802 [○○&◆.x/9qDRof2]
「誰かは思い出せないんだ。どんな約束かもよく憶えていない」
「何それ。約束した事しか憶えていないの?」
「うん。誰かと指切りげんまんしたんだ」
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。

⏰:22/10/04 10:39 📱:Android 🆔:☆☆☆


#803 [○○&◆.x/9qDRof2]
頭の中で、そのフレーズがずっと反芻される。
あの約束で、初めて交わした指切りげんまん。

でもいつだったっけ?結構幼い頃だったような気がする。
でも人生4、5年ぐらい生きてりゃあの歌には出会えるし。何とも確証がない。頭の中で壊れたようにあのフレーズがずっと流れる。
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。

⏰:22/10/04 10:39 📱:Android 🆔:☆☆☆


#804 [○○&◆.x/9qDRof2]
「…あっ」
「…?どしたの?」
「思い出したのよ」
「誰と約束したかを?」
「ううん、約束した事を」

うそついたら、ね?
約束した相手の声だけが頭の中で再生される。
少し低い女の子の声。顔は忘れたけど、声は思い出せる。
赤いランドセルに黄色い帽子をかぶって、約束したんだ。

⏰:22/10/04 10:40 📱:Android 🆔:☆☆☆


#805 [○○&◆.x/9qDRof2]
あれは多分初めての指切りげんまん。

「一緒に地獄へ堕ちよう、って約束したんだ」

あの子は、憶えてるのかな。

⏰:22/10/04 10:40 📱:Android 🆔:☆☆☆


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