*柴日記*
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#896 [○○&◆.x/9qDRof2]
それだけで一日中幸せになれた。名前を呼んでくれた日など一生忘れないと思った。もちろん、いまでも覚えている。
だけど。そんな先輩はこの学校を卒業してしまった。
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#897 [○○&◆.x/9qDRof2]
いまでも、朝学校に来れば、まず先輩の姿を探してしまう。売店へ行くと先輩はいないと頭では分かっているのに、目が勝手に先輩を探してしまう。こころが勝手に今日もパンを買ってるんじゃないかと期待してしまう。
:22/10/04 17:45
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#898 [○○&◆.x/9qDRof2]
廊下ですれ違うことは二度とないのに、先輩を一目見ようと遠回りしてしまう。先輩とは、一年しか同じ学校に通っていないけど、その学校の至る所に先輩の思い出が隠れている。
:22/10/04 17:45
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#899 [○○&◆.x/9qDRof2]
それでも。わたしはこの恋を終わらせるつもりはない。確かに想いは届かないだろう。だけど、わたしが先輩に恋した時間は永久にわたしのこころの中に残るから。
:22/10/04 17:46
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#900 [○○&◆.x/9qDRof2]
短い期間だったけどわたしのこころは先輩でいっぱいになったから。
だから。わたしは先輩を忘れない。
卒業おめでとうございます。
:22/10/04 17:46
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#901 [○○&◆.x/9qDRof2]
春への想い
雪が降っていた。
しんしんと積もる雪の音に、耳を傾ける。
白に近い灰色の空を見上げながら思うは貴方のこと。
:22/10/04 17:46
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#902 [○○&◆.x/9qDRof2]
冷たさも感じないくらい、この白い絨毯の上に寝転んでいる。
それほど貴方のことを考えてる。
重いかな?
重いよね。
:22/10/04 17:46
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#903 [○○&◆.x/9qDRof2]
私の想いはまるで雪のよう。
軽そうに見えて、その想いは積もれば積もるほど重くなっていく。
だから貴方は私の前からいなくなってしまったの?
一筋涙が流れて耳へとつたっていく。
:22/10/04 17:46
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#904 [○○&◆.x/9qDRof2]
空気のせいか、まだ体温がある顔に触れる涙はひどく冷たく感じた。
まるで貴方の気持ちを表したみたい。
私のことなんて、もう忘れるくらい冷めてしまったのでしょう。
:22/10/04 17:47
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#905 [○○&◆.x/9qDRof2]
しんしんと降る音の中で、サクサクと軽快に雪を踏む音が聞こえてきた。
この広く白い草原に足を踏み入れたのは誰?
するとやがて、音が無くなって、またしんしんという音だけが聞こえた。
1つの影が私にかぶさる。
:22/10/04 17:47
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