・゚*・love story ..から始まった恋:・゚'★たまに⑱
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#576 [an]
 
あづさは正直‥
式を挙げる事を不安に感じていた。

経済的な事‥
自分は再婚だという事

遠すぎて、地元の友達を呼べない事‥

彼とあづさの出逢いのきっかけが携帯電話のゲームだった事‥。


考えれば考える程‥
不安になってしまった。

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⏰:08/11/18 22:56 📱:F904i 🆔:e9FSouBA


#577 [an]
そんな時にあづさの携帯が鳴った。

お父さんからメールだった。


【翔君から聞いたぞ。あづの花嫁姿、楽しみにしてるからな。】


短い文だったが‥
お父さんがどれだけ喜んでいるのか分かった。


だって‥
お父さんからのメールは初めてだったから。

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⏰:08/11/18 22:58 📱:F904i 🆔:e9FSouBA


#578 [an]
 
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600

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⏰:08/11/18 22:59 📱:F904i 🆔:e9FSouBA


#579 [an]
翌日―
彼はあづさを置いて
自分の実家に行った。


お金を借りる為だ。
そんな風に誰かに頭を下げる事が大嫌いな彼なのに‥

あづさは彼にそんな思いをさせてまで、式を挙げる意味はあるのか‥

せめて‥
もっと慎ましい式にすれば良いのに‥

彼の帰りを待つ間
あづさはずっとそんな事を考えていた。

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⏰:08/11/19 06:47 📱:F904i 🆔:VLii3p6E


#580 [an]
 
彼が帰ってきた。


『借金はできひんかったわ…せやけど、お祝いや言うてコレ‥』


あづさは手渡された封筒の中身をみた。

それは‥彼名義の貯金通帳だった。

彼のご両親が彼の為に
積み立ててきた大切なお金。

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⏰:08/11/19 16:48 📱:F904i 🆔:VLii3p6E


#581 [an]
あづさは通帳を封筒にしまい、両手で彼に渡しながら言った。


『翔‥こんな大切なお金を使ってまで派手な式を挙げなくても良いんぢゃないかな?』


『なんでやねん!一生に一度やねんで?』


『翔の気持ちは嬉しいケド‥そんなに大きな式場でやっても‥あづは友達だって呼べないし‥』


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⏰:08/11/19 16:51 📱:F904i 🆔:VLii3p6E


#582 [an]
 
『なんでや?そんなん呼んだったらええやん!』


『そんな事言ったって‥遠すぎるからムリだよ。交通費だっていくらかかるか知ってるでしょ?』


初めての夫婦喧嘩だ‥。

『ほな‥勝手にせぇ!』


彼は部屋を出て行った‥

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⏰:08/11/19 16:53 📱:F904i 🆔:VLii3p6E


#583 [an]
彼はきっと‥
シンちゃんの所だ。


こんな時、あづさには行く宛もない

ただ‥ただ部屋で彼の帰りを待つしかなかった。

あづさは彼の帰りを待ちながら、ソファで眠ってしまっていた。

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⏰:08/11/19 21:54 📱:F904i 🆔:VLii3p6E


#584 [an]
朝方
あづさはいつものMarlboroの匂いに包まれて目を覚ました。


『翔‥あのネ‥』


彼は、何かを言いかけたあづさの口を何も言わずに唇でふさいだ。

舌を絡める‥

少しお酒の匂いがした


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⏰:08/11/20 07:14 📱:F904i 🆔:usbzdW2E


#585 [an]
彼は何も言わないまま
あづさのTシャツを捲りあげ、乳房を揉んだ。

親指と人差し指で乳首を摘んだまま
唇‥頬‥耳‥首筋にキスをした。


そして‥
もう片方の手でズボンを脱がし、下着に手を入れた。


ピクッっと‥あづさのカラダが反応した。


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⏰:08/11/20 21:21 📱:F904i 🆔:usbzdW2E


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