・゚*・love story ..から始まった恋:・゚'★たまに⑱
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#217 [an]
あづさはたまたま目についた砂時計に手を伸ばし、ひっくり返した‥
『ぢゃー、この砂が落ちるまでね(笑)』
と、次の瞬間‥
━ガシャンッ━
彼は砂時計をドアの方へ投げつけた‥。
砂時計は割れて砂が零れ落ちた‥。
『もう砂は落ちひんで』
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:08/04/03 07:04
:F904i
:NUWiAU2g
#218 [an]
彼は強引にキスをして‥あづさを求めた‥。
あづさの目から涙が溢れ出した
『あづ?ごめんやで‥痛かったんか?』
気遣う彼にあづさは‥
『ちがうの‥ホントはいつもこんな風に引き止めて欲しかったの‥』
涙が止まらなかった‥
ずっと‥我慢していた感情が抑えられなかった‥
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:08/04/03 07:05
:F904i
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#219 [an]
『翔は…っ…旦那とのコト‥ヒック…何も言わないし…あづ‥』
彼は言葉に詰まるあづさの顔を自分の胸に抱き寄せた‥
『俺な、らしくないねんけど怖かってん‥』
彼は離婚を急かしたら、追い詰めることになるんじゃないかと‥
あづさがまた自分の前から消えてしまうんじゃないかと思っていた事を話してくれた‥
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:08/04/03 07:07
:F904i
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#220 [an]
『‥ヒック…ごめん…ヒック‥ごめんね‥』
彼は‥泣きじゃくり、うまく話せないあづさの話しを抱き寄せたまま‥頭を撫でながら聞いてくれていた‥。
大阪での生活に不安がある事‥バツイチで翔の両親に受け入れてもらえるのか‥
なにより翔が受け入れてくれるのか‥
彼の負担になったら‥彼に嫌われたら‥と思って言葉に出来なかった想いを伝えた‥
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:08/04/03 07:09
:F904i
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#221 [an]
彼は両手で顔を覆ったあづさの頬に何度も優しくキスをして
『俺があづにベタ惚れやて知ってるやろ?』
うなずくあづさに‥
『守ったる‥毎日笑わせたるで‥』
『恥ずいで‥よぉ言われへんねんけど‥‥愛してるで‥』
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:08/04/03 07:11
:F904i
:NUWiAU2g
#222 [an]
あづさは彼の腕の中で声を出して泣いた‥。
出逢ってから初めて聴いた“愛してる”だった‥
あづさは彼がいつだって愛してくれている事‥本当はわかっていた。
だから言葉なんていらないと思ってた‥。
だけど‥やっぱり言って欲しかったんだ‥。
これで前に進める‥。
二人はお互いの素直な気持ちを話した‥。
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:08/04/03 07:13
:F904i
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#223 [an]
『ねぇ、翔?』
『ん?』
『掃除機‥あっちの部屋だよ‥』
『‥‥‥』
二人でドアの前のガラスの破片と砂を片付けた‥
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:08/04/03 07:14
:F904i
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#224 [an]
:08/04/03 07:22
:F904i
:NUWiAU2g
#225 [an]
彼とシンちゃんは
ちっちゃい頃から仲良しで、今も同じ会社の同じ部署にいるらしい。
毎日、シンちゃんの車で通勤していると聞いた事がある。
シンちゃんは‥
出勤前に当たり前のように彼とあづさを乗せて新大阪に向かってくれていた。
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:08/04/03 22:25
:F904i
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#226 [an]
『あづちゃん!どぉやった?顔みした瞬間に襲われたやろ?(笑)』
シンちゃんは後部座席のあづさを見た。
『ううん…平気だったよ!それよりぃ~、びっくりしてベッドに正座してた(笑)』
『あづ!イランこと言わんでえぇねん!シン!前見て運転せぇ!』
新大阪に着いた‥。
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:08/04/03 22:39
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