･ﾟ*･love story ..から始まった恋:･ﾟ'★たまに⑱

翔‥あづね‥
この時、翔に言わなかったんだけど‥
二人をハッキリ覚えてたんだよ。

翔とシンちゃん。雑誌で
《十年後‥二人はどうしてる？》
って質問に
《変わらん。十年後も百年後も俺等はずっとツレや‥》
って答えてたでしょ？

それを見て‥みゅぅと

『うちらもね』

そぉ誓ったんだよ。
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それから‥
みゅぅの質問にあづは翔を指差してたんだよ。

不思議だね。

あのね、赤い糸なんて
恥ずかしいケド‥
少し信じちゃった。

だって…
この小指の先に翔がいてくれたから…

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その後…
弘和とは会うこともなく穏やかな日が戻った頃だった

『あづ…話しがあんねんけどええ？』

ちょっと改まって彼が言った。

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『なぁに？』

あづさは彼の座るソファの隣に座って、彼の顔を覗きこんだ。

『ボーナスなんやけど…全部、使うてもええか？足りひんやろぉから貯金も…。』

『それは構わないけど…そんなに何に使うの？車でも買うの？』

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彼はあづさの頬に手をあてながら…

『ウェディングドレス着せたる』

あづさは下を向き…首を振った。

『なんでや？』

頬にあてていた手で２回ポンポンとあづさの頬を叩きながら言った。

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『いーよ。だって…あづ２回目だし‥そんな式なんて‥もったいない‥』

『あづ‥前ん時、式挙げてないやん！』

『そぉだけど‥』

『あづにウェディングドレス着せたれんの世界中で俺やけなんやから‥』

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『でも‥』

『あづの親御さんにも見せてあげたいねん‥てか、俺が見たいねん。ワガママ聞いてや』

嬉しかった‥。

子供の頃から夢見たウェディングドレスを大好きな彼の隣で着れる‥。

お父さんとお母さんも喜ぶかも‥。

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『翔‥ありがとぉ‥』

『泣くなや‥。』

彼はあづさを抱き寄せてキスをした‥。

『愛してんで‥』

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休みの日に
二人で式場へ行った。

予算内でギリギリ足りるか足りないかだった。

『あづ‥写真だけでいいよぉ。』

『あかん！挙げる言うたら挙げるんや！』

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