狼男にご注意を
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#89 [マイマイ]
  

不意にあの狼が頭をよぎった。

真っ黒な瞳に吸い込まれそうになる…

私を支える筋肉質な腕に壊されそうになる…

狼の毛並みのような灰色の髪が顔をかすめる…

胸が高鳴る…

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⏰:08/03/30 16:55 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#90 [マイマイ]
  

ードクンッドクンッ

"逃げられない…"

「いやっ!!!
離してっ!!あなたなんか知らないっ!!」

私は牙塚恭弥の胸を強く押した。

「何故逃げる???」

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⏰:08/03/30 17:02 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#91 [マイマイ]
  

「授業遅れるからっ!!」

とっさに出た言い訳だったんだ…

「遅れなかったら良いのか??」

牙塚恭弥は私を見つめながら首を傾げた。

「もぉ遅いよ…」

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⏰:08/03/30 18:25 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#92 [マイマイ]
  

私は牙塚恭弥の胸元に手を添えながら言った。

「遅れたくないか??」

無理に決まってる。
ここから移動教室まで五分弱はかかる。
時間は後二分…

「遅れたくわ無いけど…」

.

⏰:08/03/30 18:28 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#93 [マイマイ]
  

「夜深が望なら…」

牙塚恭弥は私の目の横にキスを落として私を軽々と持ち上げた。

「きゃっ!??///
なっ何するのっ!?//」

私は反射的にいきなり持ち上がった体に驚き牙塚恭弥の首に腕を回す。

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⏰:08/03/30 18:33 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#94 [マイマイ]
  

「走るぞ…
捕まっとけよ。」

牙塚恭弥は私をお姫様だっこして言った。

「そんなっ…」

とは言いながらも私は体が宙を浮いている恐怖に体を硬直させて牙塚恭弥にしがみつく。

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⏰:08/03/30 18:44 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#95 [マイマイ]
  




ストップします
感想頂けると
嬉しいです

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3389/




.

⏰:08/03/30 18:54 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#96 [マイマイ]
  

「道案内よろしく。」

牙塚恭弥はにっこり笑った後走り出した。

「…っ!」

速い…
怖い怖い怖いっ!!!
私は涙目になりながら必死に肩にしがみつく。

「次どっち??」

.

⏰:08/03/30 21:51 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#97 [マイマイ]
  

「かい…だん…お…下りて…っ…!!!」

余りの怖さに声が震える。

「了解。」

牙塚恭弥は走った状態で余裕の表情で言った。

「しんどくないの…キャッ!」

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⏰:08/03/30 22:01 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#98 [沙倭]
沙倭(サワ)です♪
頑張って下さいd(@^∇゚)/

⏰:08/03/30 22:58 📱:auSH34 🆔:8P0Rx.8c


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