夢の中の私の影
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#219 [紫陽花]
訂正
>>218×優越感が私を満たす
○優越感が私を満たした
:08/06/06 20:00
:F905i
:bKrJX796
#220 [紫陽花]
――――……
――……
手を洗いトイレを後にする。トイレはその建物の内側の姿を現す、とよく言われるが、ここは非の打ち所がないほど綺麗なトイレだった。
この清潔さは職員トイレだからかもしれないが、少なからずここを利用する客人には好印象だろう。
:08/06/08 14:07
:F905i
:MW..VydM
#221 [紫陽花]
そんな清潔感あふれるトイレを後にして応接室へと向かう。
園内はやはり静まりかえっていて私の足音すら静寂を破る雑音にしか聞こえない。私は自ずと足音をできるだけ出さないようにして静寂を守っていた。
少し歩けばすぐに応接室へと帰り着いた。中に入ろうとドアに手をかける。開けようとしてドアノブを少し回すと優人さんの声が漏れてきた。
:08/06/08 14:09
:F905i
:MW..VydM
#222 [紫陽花]
「今日はもう一つ聞きたいことがあるんです……あの、柚紀ちゃんの事なんですが……」
私のこと?
ドアノブを回す手を止める。
盗み聞きしちゃ悪いと思いつつも声のトーンを低くした優人さんの声に耳を傾けてしまう。
:08/06/08 14:10
:F905i
:MW..VydM
#223 [紫陽花]
「殺害された二人とはまた別に柚紀ちゃんの幼稚園時代も知りたいんです……」
「………」
優人さんの声は小さいながらも聞き取れる範囲内だ。だが一緒にいるはずの久子先生の声がしないということは口を開いていないのだろうか?
:08/06/08 14:11
:F905i
:MW..VydM
#224 [紫陽花]
「………分かりました。お話しましょう」
久子先生の声が聞こえた。先生の声は優人さんよりもか細く、扉の隙間に耳を押し当てないとよく聞こえない。
しかし、こんな風に言うのも変なのだが先生の声は小さいけれど聞き取りやすく耳障りの良い、柔らかい声だった。
:08/06/08 14:12
:F905i
:MW..VydM
#225 [紫陽花]
「秋野柚紀ちゃん……あの子は……怖い子でした。この写真を見てください」
「……………かわいい笑顔で普通の女の子みたいですけど」
私には写真は見えないが今二人は私の写真を見ているのだろう。優人さんが私の写真の感想を言うまで少しだけ間が空いていた。
:08/06/08 14:13
:F905i
:MW..VydM
#226 [紫陽花]
それにしても、私が怖い?話が全然見えない。私が悩んでいる間にも久子先生は話を進めた。
「この写真砂場で写ってるでしょ?この時、柚紀ちゃんなにをしていたと思いますか?」
「えっと………普通に砂遊びじゃないんですか?こんなに笑顔ですし」
:08/06/08 14:15
:F905i
:MW..VydM
#227 [紫陽花]
「他の子供達はトンネルを作ったり、泥団子作ったりしていました。でも柚紀ちゃんは違ったんです……柚紀ちゃんはとっても楽しそうに蟻を潰していたんです……」
は?私が蟻を?
自慢じゃないが私は虫が大の苦手だ。それはもう虫を目にするだけで鳥肌がゾクゾクと立ってその場から逃げ出したくなるほどなのだ。
:08/06/10 16:29
:F905i
:U7phR9sk
#228 [紫陽花]
「確か柚紀ちゃんはすごく虫が嫌いなはずじゃ……」
優人さんもそのことを疑問に思ったらしく久子先生に確認した。
以前私は優人さんの前で虫と遭遇し大声を上げたことがあったから、私が極度の虫嫌いだとは強烈に優人さんの記憶に残っているのだろう。
:08/06/10 16:30
:F905i
:U7phR9sk
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