他人の情事(18禁)
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#971 [○○&◆.x/9qDRof2]
「あぁ、七川さん?なんか前にもこっちに住んでたことあるらしいよ」

思ってもみない名前以外の情報ゲット!七川さんかぁ.......名字もなんか可愛い。

「こっちに住んでたっていつ頃?」
「さぁ?あたしのクラスの子はみんな知らないって言ってたし、小さい頃じゃない?」

⏰:22/10/19 06:33 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#972 [○○&◆.x/9qDRof2]
それだけ言うとナントカさんは行ってしまった。まだもうちょっと聞きたいことはあったけど、我慢我慢。次のターゲットを絞っていると、七川さんの周りに人だかりができているのが目にとまった。少しうつむいて顔を赤くしてる七川さん。そんな表情もたまらなく可愛い。

⏰:22/10/19 06:33 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#973 [○○&◆.x/9qDRof2]
「あぁあ〜お前いいの?あれ」

またも、俺の背後からちょうど耳元めがけて囁いてくる圭太郎。

「気持ち悪いなぁ、何がだよ?」
「あれだよあれ」

そう言って圭太郎が指さした方へ視線をたどれば、学年一、いや、校内一のモテ男、石橋一樹が視界に入った。何でも石橋に触れられたら、誰でもかれでもイチコロらしいのだ。その石橋が向かう先には.......なんと愛しの七川さんが!

⏰:22/10/19 06:34 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#974 [○○&◆.x/9qDRof2]
「あっどうしよ!圭太郎!どうしたらいい?」

焦った俺は、やり場のない感情を圭太郎に訴えかける。

「知〜らね!自分で何とかすればぁ?」

そう言うと圭太郎は意地悪そうに歯を見せてヒヒヒと笑ってみせた。.......ぐ、ちぐじょー!どうすりゃいいんだこんな時!?俺はここでただただ指加えて見てる事しかできないのか?

⏰:22/10/19 06:34 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#975 [○○&◆.x/9qDRof2]
それでも動こうとしないこの足.......ヘタレにもほどがある。そうこうしているうちに何とも華麗な手さばきで、石橋が七川さんの白魚のような手にそっと自分の手を重ねた。

⏰:22/10/19 06:34 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#976 [○○&◆.x/9qDRof2]
終わった。
 さようなら俺の愛しい人。せめて一言だけでも会話したかった。だけど次の瞬間奇跡が起こった。石橋の手を物凄い勢いで払いのけた七川さんが、俺めがけて走って来たんだ。半泣きで頬を紅潮させた七川さん。スローモーションで再生されてるような感覚。ゆっくり、ゆっくりと俺の方へ翔けてくる。

⏰:22/10/19 06:34 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#977 [○○&◆.x/9qDRof2]
そのたび揺れる栗色の巻き毛。俺の方へ伸ばされる腕は折れそうなほどか細くて、思わず一歩前に出ると同時に飛び込んできた七川さんを、からだごと抱きとめた。


「カケルちゃんっ!」

⏰:22/10/19 06:35 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#978 [○○&◆.x/9qDRof2]
 わずかに聞こえた七川さんの声も「ヒュ〜♪」という圭太郎の口笛のせいで掻き消された。.......え?いま、何つった?カケルちゃん?疑問符を飛ばしながらも俺の心臓は限界を優に越えていた。

⏰:22/10/19 06:35 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#979 [○○&◆.x/9qDRof2]
絶対、七川さんに聞こえてるよなコレ。だけどわずかに動くたび鼻をかすめる七川さんの甘い香りが、俺の正気を奮い立たせる。

「あっあの、七川さん?」

俺の胸元に埋もれる七川さんに、恐る恐る話しかける。すると俺にしがみついた七川さんの手に、さらに力が入るのがわかった。

「大丈夫だよ、もう恐くない」

⏰:22/10/19 06:35 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#980 [○○&◆.x/9qDRof2]
よしよし、と栗色の髪を撫でてやる。そんなに全身で頼られちゃうと、いくらヘタレな俺でもカッコイイセリフの一つくらい言えてしまった。もちろん耳まで真っ赤だろうけど。はっと我に返ったのか、急に俺から離れた七川さんは俺よりさらに顔を赤くして戸惑いを隠せないようだった。

⏰:22/10/19 06:35 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


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