・・悪魔なキミ・・
最新 最初 全 
#435 [みい]
「なによっ!いいじゃん別に!怖かったんだもんっ…!」
「別に悪いなんて言ってねえだろ、俺はただ、」
「言いたそうだった!」
「だからそうじゃなくて。俺は、」
「もういいよ!めんどくさいなら帰ればいいじゃん!蓮じゃない他の人に来てもらうから!」
最後の私の言葉に、それまで冷静だった蓮の表情が一変した。
「それ、まじで言ってんの?」
蓮が醸し出す黒い雰囲気にたじろぎながらも、負けまいと反論する。
:08/07/22 01:23
:SH905i
:rH5bUJqA
#436 [みい]
「そうだけど!?別に蓮じゃなくてもいいもん!てゆうかさえちゃんが出なかったから仕方なく蓮に電話しただけだし!」
言い切った瞬間、ものすごい力で手首を掴まれる。
「ちょっ…痛い…!」
「…なにそれ。くそ腹立つ」
なにそれってこっちの台詞だっつーの!腹立ててるのは私のほうだもん、謝ってなんかやるもんか!
:08/07/22 01:25
:SH905i
:rH5bUJqA
#437 [みい]
キッと蓮を睨みつけると、
「その顔。最悪に不細工だから止めろ」
となじってくる。
「ちげえんだって。俺は、お前の身に何かあったんじゃねえかってすっげえ焦ってたから、雷って聞いて拍子抜けしただけ」
「…拍子抜けしたんでしょ、帰っていいよ」
はあ…、どこまでもかわいくないな、私って。
:08/07/22 01:26
:SH905i
:rH5bUJqA
#438 [みい]
「こんな状態のお前残して帰れるほど、俺も冷血じゃない。手の震え、止まんねえし」
蓮が下に目を遣ったから、私も目線を落とす。
そこには蓮の左手に強く掴まれながらも、今だ震え続けている私の右手があった。
「あ……」
「…一旦着替えに帰ってすぐ来るから。待ってろ」
:08/07/22 01:29
:SH905i
:rH5bUJqA
#439 [みい]
ポン、と一回私の頭を軽く叩くと、蓮は玄関のドアノブに手をかける。
「ま、待って!」
私は思わず蓮を引き止めてしまった。蓮は私の方に振り返る。
「…行かないで。ひ、一人に、しないで…」
だって…なにせ怖いんだもん…。
:08/07/22 01:30
:SH905i
:rH5bUJqA
#440 [我輩は匿名である]
<<200-300
<<301-400
<<401-500
:08/07/22 01:30
:D905i
:PjkXNtps
#441 [みい]
「…すぐ戻ってくっから。な?」
それでも首をぶんぶんと横に振る私。蓮にとっての"すぐ"と、私にとっての"すぐ"は、かなり差がある…気がしたから。
少しの間のあと、「柚、」と呼ばれて顔を上げた。
「バスタオルと、親父さんの服。貸して」
蓮はそう言いながら、靴を脱ぎ始める。
:08/07/22 01:31
:SH905i
:rH5bUJqA
#442 [みい]
私は急いでバスタオルを取りにお風呂場へ向かった。
………………………………
「入んぞ」
うちのお父さんのTシャツと短パンに着替え、髪を乾かした蓮が部屋に入ってくる。
や、やばい…。この空間に二人きりって、なんか思ってたより遥かに緊張する…。
:08/07/22 01:32
:SH905i
:rH5bUJqA
#443 [みい]
がしかし、そんな私を尻目に蓮は、
「じゃ、おやすみ」
と言って私のベッドに寝転がる。
「ええっ!?ってちょっと!乙女のベッドにずかずかと上がらないでよ!」
あ、ありえない…!無神経にもほどがある!
てゆうか私の緊張って一体…;
:08/07/22 01:34
:SH905i
:rH5bUJqA
#444 [みい]
「駅から走ってきて疲れてんだよ。お前のせいだろうが」
蓮は目を閉じたまま答える。
「だっ、だからってねえっ…!」
反論しかけたら、蓮は起き上がり、ずいっと私に顔を近付けた。そして私の顎を掴む。
「まあ…その疲れをお前が癒してくれるっつーなら、話は別だけど?」
:08/07/22 01:38
:SH905i
:rH5bUJqA
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194