・・悪魔なキミ・・
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#22 [みい]

マンションの階段を下りていくごとに私の心臓が鈍く痛む。


一歩一歩進む度にあいつに近づいていると思うだけで身震いがする。



最後の階段を下りて角を曲がると…


やっぱりいた。私が1番大嫌いで1番恐れている男、染谷蓮。


「よお!!」

⏰:08/05/06 14:44 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#23 [みい]

軽く手を上げて優しそうな笑みを浮かべ、彼は私に挨拶をした。


「よ、よっ!!」


ひきつりそうな笑みを顔面に貼付けて私も手を上げる。


「んじゃ、ナビ頼むぜ?」


そう言って奴は私の後ろにまわる。


私は常に背後の気配を気にしながら学校までの道を急いだ。

⏰:08/05/06 14:45 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#24 [みい]

「お前さあ」


不意に後ろから話し掛けられて、肩がびくんと跳ねてしまった。
思わず止まる足。


「…かわいくなったな」


私の頭を撫でながら前にまわって、至近距離で顔を覗き込む染谷蓮に、私は不覚にも顔を熱くした。


かっ…かわいくって……!!//


予想だにしなかったまさかの褒め言葉に、パニックを起こす思考回路。まさにショート寸前;

⏰:08/05/06 14:48 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#25 [みい]

何、こいつ…もしかして心入れ換えた?もう昔の意地悪な染谷蓮じゃないの?


必死に頭をフル稼動させる。


「おい?」
「あ、え!??」


考え込みすぎて、目の前の男をほったらかしにしてしまってた;声のするほうに顔を上げると、飛び込んでくる染谷蓮の度アップな笑顔。


「……っ!!//」

⏰:08/05/06 22:18 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#26 [みい]

思わず俯いてしまったのは、悔しいけどかっこいいと思ってしまったから。


こんな優しそうな笑顔…。やっぱり性格変わったの……?


と思ってると、


「ぷっ……あははははっ!!」


………え?


頭上で響く豪快な笑い声。

⏰:08/05/06 22:19 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#27 [みい]

驚いて顔を上げた私の目に映ったのは……


「お前やっぱり馬鹿だな♪」


意地悪そうにニヤつく…悪魔。


「簡単に騙されてやんの!!かわいいとか冗談に決まってんじゃん」
「………っ!!!//」


ああ…やっぱしこいつは何にも変わっちゃなかった…。
昔の性悪な糞野郎のまんまだ…。

⏰:08/05/06 22:20 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#28 [みい]

「何?んな顔赤くして、もしかして俺に惚れた?」


相変わらずにやにやしたまんま私に問う染谷蓮。


「なっ……!!//んなわけっ…」
「ねーよなー?俺は高嶺の花すぎるよ、お前には♪」


くっ…そぉぉおおおーー!!!!


私は奴を無視して、すたすたと歩き始めた。

⏰:08/05/06 22:21 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#29 [みい]

「おいそこの馬鹿!!もっとゆっくり行こうぜー?」


あいにく私、馬鹿じゃないんで!!急がせていただきますっ!!!!(怒)


……………………………

「あっち職員室だから。じゃ、さよなら!!」


校門に着くなり逃げるように染谷蓮を残して一目散に駆け出した。


「どーもね〜♪」

⏰:08/05/06 22:22 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#30 [みい]

どーいたしましてっ!!!!


心の中で嫌味ったらしく返事をしながら教室へと向かった。




ああ、神様…なんであいつをまたこっちへ戻って来させたの?
あいつのせいでこれからの高校生活お先真っ暗だよ…(涙)


はっ!!でも、もうあいつを学校に連れてくっていう任務は果たしたし!!もうあいつとあたしは無関係…!!

⏰:08/05/06 23:13 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


#31 [みい]

そうだよ!!もう喋ることもないさ!!馬鹿にされることもない!!


はあ〜…よかった……♪


「柚!!おはよう♪」


この子は同じクラスの室田さえ(ムロタ サエ)ちゃん♪1番仲良しなんだあ♪♪


「おはよう!!ねえ、昨日のあいのりさあ〜…」


たわいもない会話を交わしたあと、自分の席に着いた。

⏰:08/05/06 23:14 📱:SH905i 🆔:3qoe3xq2


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