・・悪魔なキミ・・
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#321 [みい]

まだ不思議そうな顔をしたままのお母さんと家に入った。


「ふぁあ〜……」


部屋に入るなりベッドにダイブして、先程のことを思い出す。



『なんでわかんねえんだよ!!』

『俺が好きなのは、お前だ』


「〜〜〜っ!//」

⏰:08/07/10 22:09 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#322 [みい]

本当だったんだ…。あの染谷蓮が、本当に私のことっ……//


私は枕をぎゅっと抱いた。


でもっ…私は会田君と付き合ってるんだもん!染谷蓮に告白されたところで…別に関係ないっ…!

それにあんな、誰とでもキスしちゃうような奴なんかっ…!


考えれば考えるほど、なぜか胸の奥が苦しく、ぎりぎりと締め付けられるような痛みが走る。

⏰:08/07/10 22:09 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#323 [みい]

「関係ないもんっ…!」


言い聞かせるように呟いた。


………………………………

「早瀬先輩、なんか元気ないっすね」


会田君がお箸を持つ手を止めて、心配そうに私の顔を覗き込む。


「えっ?そ、んなことないよ?」


図星だった。あれこれ考え過ぎて、食欲があまり湧いてないのだ。

⏰:08/07/10 22:10 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#324 [みい]

「ならいいんすけど……」


うーん、と会田君は唸って、何か考えているようだ。


「あ、本当に大丈夫だか…」
「先輩、明日土曜日だし、デートしませんか?」


私の言葉を遮るように会田君が口を開く。


「ああ、うん、デートね、デート…って、ぇええっ〜!?!?」

⏰:08/07/10 22:11 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#325 [みい]

「…駄目すか?」


必要以上にオーバーリアクションしてしまった私を見て、会田君はシュンとうなだれる。


「あ、いやいや!そういう意味じゃなくて!!ちょっとびっくりしちゃっただけ!」


私は焦って否定した。


「じゃあ、オッケーですか?」


……付き合ってるんだもん!!オッケーしないわけないよ、ね…。

⏰:08/07/10 22:12 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#326 [みい]

「うんっ!明日だよね!!楽しみだなあっ!!」


うわっ、今の大声、わざとらしかったかもっ…!!;

人はごまかすときほど声が大きくなるって聞いたことがある。なら、私は今……。


私のもやもやした心とは裏腹に、会田君は微笑みながら、


「決まりですね。またメールしますから」

⏰:08/07/10 22:14 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#327 [みい]

と言ってくれた。

会田君につられて、私も笑う。


そうだよ、私は会田君の彼女なんだ。それが一番幸せだ。


染谷蓮なんて…関係ない…。


………………………………

明日、デートかあ…。思えばちゃんとしたデートなんて、初めてだよなあ。


晩御飯を食べながら、明日のことに思いを馳せる。

⏰:08/07/10 22:16 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#328 [みい]

なんか…ちょっと楽しみかも。


はっ!!「ちょっと」じゃない!「すっごく」楽しみっ!!!!


「そうそう、柚?…ってあんた、何やってるの?」


一人で首をぶんぶん振っていた私に、お母さんが呆れ顔で話し掛けてきた。


「あ、いや、何でも…。どうしたの?」

⏰:08/07/10 22:16 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#329 [みい]

あははと軽く苦笑いして、お母さんに聞き返すと、予想もしなかった言葉が返ってきた。


「染谷さんのとこ、また大阪に戻るんですって」




え……?



オオサカニ、モドル…?



⏰:08/07/10 22:17 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


#330 [みい]

誰が?なんで?いつ?



聞きたいことがたくさんあるのに、…いや、ありすぎるからか、言葉が喉から出てこない。


「それで、出発が明日の夕方だって言うからびっくりしちゃったわよー!本当急よね〜。帰ってきたばっかりだったのに…って柚?」


お母さんの話は続いていたみたいだけど、私は席を立って、部屋に戻った。

⏰:08/07/10 22:18 📱:SH905i 🆔:0De4jBQ2


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