・・悪魔なキミ・・
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#480 [みい]

それは確かにきもいね〜、って相槌を打とうとした瞬間、素早く携帯が取り上げられた。


「ちょ、返してよっ!」


あたふたと携帯を取り戻そうとする私の手を難無く押さえ込む蓮。


『柚〜?聞いてんのー?』


並じゃない大きさを誇るさえちゃんの声が携帯から漏れる。

⏰:08/07/26 15:54 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#481 [みい]

そんな携帯をつまむように持ちながら、蓮は不愉快そうに片目を閉じると、


「邪魔すんなよ」


と一言だけ言い放ち、携帯の電源ボタンを押してしまった。


「な、何てことするのよおっ!」
「こんな深夜に電話してくる奴が悪い」


親切にかけ直してくれただけじゃんか!

⏰:08/07/26 15:57 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#482 [みい]

でも、それより何より問題なのは…「こんな深夜に二人っきり」なのが、さえちゃんにばれちゃったこと!

ああ…どう言い訳しよう…;さえちゃんのことだから、きっと根掘り葉掘り聞いてくるに違いない;


あーでもない、こーでもないと言い訳を考えていると、


「柚、」


と蓮の私を呼ぶ声。

⏰:08/07/26 15:57 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#483 [みい]

…はっ!そういえばこいつ、狼なんだった!危ない私!//


そろーりとベッドから抜け出そうとした私の腕を、蓮が掴む。


「ぎょえっ!」
「…何その反応」


だってあんた、私のこと犯そうとしたじゃん!こんくらいの反応なんて当たり前でしょうが!


「よ、欲情しないって言ったのに…//」

⏰:08/07/26 17:39 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#484 [みい]

「たまにするっつったはずだけど?てゆうか…」


そこまで言うと蓮は小さく溜息をつく。


「涙目で上目遣いされて、その気が起きない男なんていねーだろ」


…知らねーよそんな男心なんて!


「あんたに理性ってもんはないわけ!?」

⏰:08/07/26 17:40 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#485 [みい]

「あるけど吹っ飛んだ」


けろっと言う蓮。
てゆうかそれ、偉そうに言うことじゃないから!


「…っこの変態!//どスケベ!」
「何とでも言え」


手をひらひらさせる蓮に、罵声を浴びせても効果ナシ…;


「つーかいい加減寝ようぜ。あのうるせえ女のせいでヤる気も失せたし」

⏰:08/07/26 17:42 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#486 [みい]

「ヤる気」とか普通に言うなっつーのー!//


「私の半径1メートル以内に入らないでよっ!?」
「この狭いベッドじゃ普通に無理」


くっ…そぉお〜!!あー言えばこー言う男め…!


私は勢いづけて蓮に背を向け、目一杯離れたところで目を閉じた。


あんなに怖かった雷も、いつのまにか鳴り止んでたしね;

⏰:08/07/26 17:44 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#487 [みい]

………………………………

チュンチュン…チチ……


ん……朝…?


雀の鳴き声に目を擦ると、朝日に透けるカーテンの色が映った。


と同時に、隣で寝ている蓮の存在に気づく。


…そうだ、結局一緒に寝たんだっけ…。

⏰:08/07/26 17:45 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#488 [みい]

…にしても。


私から突き放したものの、この、ロマンチックとはほど遠いシチュエーションは何!?


普通、漫画とかならさ、朝起きたら彼氏がぎゅってしてくれてたりするもんでしょ!?


…なのにこの男ときたら…。バッチリ私に背中向けやがって!


さっきも言った通り、突き放したのは私です!それは重々承知です!

⏰:08/07/26 17:46 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#489 [みい]

そうなんだけどね!?
…そうなんだけどさ…。


はあ、と溜息をついた瞬間、ごろんと蓮が寝返ってこちらを向く。


うわわっ…;

咄嗟の出来事に、私はついたぬき寝入りをしてしまった。


「ん……?」


蓮が呟いたのが聞こえる。どうやら目が覚めたらしい。

⏰:08/07/26 17:48 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#490 [みい]

「…柚……?」


名前を呼ばれても、寝た振りをしている私はもちろん無反応を決め込む。


「…………」


しばし無言。

また寝たのかな…と思って、目を開けようとしたとき、私のおでこにかかっている前髪に、蓮の指先が触れた。

⏰:08/07/26 17:49 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#491 [みい]

ひっ…なっ、何!?!?


ビビりながらも、今更目を開けることが出来ない私は、蓮にされるがままだ。


蓮の指が、私の前髪をそっと丁寧に掻き分けていき、

おでこにスースーとした感覚が生まれる。


と同時に…

⏰:08/07/26 17:51 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#492 [みい]

ちゅ…


……えっ!?//


小さく音をたて、微かに私のおでこに触れたのは…多分、いや99.9%、蓮の唇。


放心状態の私をさらに抱き寄せるように、蓮は腕を私の後頭部に回した。


しばらくすると、すー、すーと規則正しく聞こえてくる蓮の寝息。

⏰:08/07/26 17:54 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#493 [みい]

…引き寄せられた蓮の胸の中で私が思ったこと。




1.人生って案外ドラマチックな 展開もありえる


2.悪魔ってたまに、たまあーに! 優しかったりする



蓮の体温を感じて、恥ずかしさに赤面しながらも、さえちゃんへの言い訳を必死で考える私であった…。

⏰:08/07/26 17:55 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#494 [みい]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新Stopします

恐れ多くも、感想板に蓮
のイメージ画をUpさせ
て頂きました目に毒
かもしれませんが、勇気
のある方だけどうぞ
小説と合わせて感想等頂
けると嬉しいです

>>1みい感想板

⏰:08/07/26 18:10 📱:SH905i 🆔:0ZFDBPTw


#495 [絢香]
あげとく

⏰:08/08/01 00:51 📱:W61SH 🆔:g.F2k8zU


#496 [みい]








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Story9〜第2の悪魔、降臨
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/08/02 00:29 📱:SH905i 🆔:T7ettLIc


#497 [みい]

「お嬢ちゃん、誰待ってんの?」


学校が終わってから映画でも見に行こうか、ってことになって蓮と二人で歩いていて、蓮が飲み物を買いに行った時、私はものすごい巨体の男に声を掛けられた。


赤シャツにグレーのスーツを羽織り、金のネックレスをじゃらじゃらさせているあたりを見ると、どう考えてもシャバの人ではないと思う。


「え、あの…」

⏰:08/08/02 00:30 📱:SH905i 🆔:T7ettLIc


#498 [みい]

その人のあまりのデカさ…まあはっきし言っちゃうと、デブさ、に圧倒され口ごもっていると、


「もしや彼氏とか?」


と聞いてきたので、私はうんうん、と強く2回頷いた。


するとその人はちっと舌打ちをしてから私に笑みを向ける。


「ねえねえ〜そんなのより俺と遊んだほうが楽しいって♪ね?」

⏰:08/08/02 00:31 📱:SH905i 🆔:T7ettLIc


#499 [みい]

うわあ…ナンパって奴だ…!初めてされるよ私!


「いや、あの…」
「彼女1人にしとく男なんかやめてさ、俺にしなよ〜」


テレビや漫画でよく聞くようなお決まりの文句を並べながら、デブは私の腕を掴んだ。


「ひいっ!!!ちょっ、やめてっ…!」「ちょーっとだけだからさ、ね、お願い!」


やめんかこのくそデブー!

⏰:08/08/02 00:32 📱:SH905i 🆔:T7ettLIc


#500 [みい]

ぐいぐいと力任せに腕を引っ張られる。


ナンパってこんなもんなのか!?
かっこいいお兄さんがもっと甘ーい言葉並べて、肩とか抱いて優しくリードするもんなんじゃないの!?


想像とは掛け離れたナンパというものに、私は戸惑いを隠せない。


「ほんとに無理だってばあー!」


そう私が叫んだ瞬間だった。

⏰:08/08/02 00:32 📱:SH905i 🆔:T7ettLIc


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