・・悪魔なキミ・・
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#598 [みい]
「ふえっ…蓮…?ほんとに蓮…?」「俺以外に誰だっつんだよ」
意地悪な笑顔も、憎まれ口も、ほんのちょっとだけ優しい目も…蓮だ。蓮が、ここにいる。
「…っ、蓮〜っ!」
私は全力で蓮のベッドまで駆け寄ると、思い切り蓮に抱き着いた。
「大声出すな、傷口に響く」
キツイ文句とは裏腹に、蓮は私の頭を優しく撫でてくれる。
:08/08/10 01:04
:SH905i
:stLV/.GY
#599 [みい]
蓮が、生きてる。生きて、こうして私を抱き留めてくれている。
それを実感するだけで次から次へと涙は溢れ、私の頬を濡らした。
「ところで、そいつ誰?」
蓮にそう聞かれるまで、失礼なことに私はすっかり銀次さんの存在を忘れていた。
銀次さんの前で蓮に抱き着いたことがとても恥ずかしく感じられ、私は咄嗟に蓮から離れる。
:08/08/10 01:04
:SH905i
:stLV/.GY
#600 [みい]
「銀次さん。私をここまで連れてきてくれて、ずっと一緒にいてくれたの」
銀次さんには感謝の一言に尽きる。彼がいなかったら、きっと私は取り乱して、収拾がつかない状態になっていただろう。
私に紹介されぺこりと頭を下げた銀次さんを、蓮は興味なさそうにふーん、と見遣り、
「こいつが世話になったな。…悪いけど出てけ」
:08/08/10 01:06
:SH905i
:stLV/.GY
#601 [みい]
と感謝の言葉と同時にまさかの邪魔物扱い。
「蓮!なんてこと…」
「いやいやいいんすよ、柚さん」
蓮への非難の言葉を、苦笑した銀次さんが遮る。
じゃ、お大事にと笑顔で再び頭を下げ、銀次さんは病室を後にした。
「なんでそんなひどいこと言うの!?」
:08/08/10 01:07
:SH905i
:stLV/.GY
#602 [みい]
銀次さんがいなくなった病室で、私は蓮に抗議する。
「すごくお世話になったのに…!失礼じゃない!」
が、当の本人は知らん顔して髪の毛を邪魔くさそうにかきあげるだけ。
これにはいくら病人といえど、さすがに私の堪忍袋の緒も切れる。
「蓮っ!聞いてるの!?」
:08/08/10 01:08
:SH905i
:stLV/.GY
#603 [みい]
私が椅子から身を乗り出した瞬間だった。
ぐ、と腕を強く捕まれる。
「…邪魔なんだよ」
「……へ?」
何が?何の話よ?
頭の上に?のマークを浮かべる私を見て、蓮は長いため息を一つついた。
「あいつがいたらキス出来ねえだろ」
:08/08/10 01:09
:SH905i
:stLV/.GY
#604 [みい]
……きす、ですか?
ああ!キスね!なるほどなるほど、それは確かに…って、
「ぇえ!?なっ!きっ、キス!?//」
「だから…傷口に響く…」
顔を歪める蓮を見て、私は咄嗟に口を覆った。
「…それとも何?あいつに見せ付けたほうが燃えた?」
意地悪く笑う蓮に、茹でだこみたいに顔が赤くなる。
:08/08/10 01:11
:SH905i
:stLV/.GY
#605 [みい]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新
Stop
します
感
想等もらえるととても嬉
しいので、感想板のほう
へ是非お願いします

>>1みい感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:08/08/10 01:14
:SH905i
:stLV/.GY
#606 [みい]
「そっ、そんなわけっ…!」
「ねえだろ?だから出てってもらった、それだけ」
っしょ、とゆっくり上半身を起こす蓮。パジャマの胸元から、胸からお腹にかけて包帯が巻かれているのが見えた。
「蓮…怪我、だいじょ…わっ!?」
いきなり、掴まれていた腕がぐっ、と引き寄せられ、私達の顔の距離は30センチくらい。
:08/08/12 22:42
:SH905i
:F8dJwfHI
#607 [みい]
「大丈夫じゃねえ。お前のせいで」
真正面で無表情のままそう言われ、私は俯くしかない。
――『お前のせいで』
蓮の一言が心に重くのしかかる。
ね、銀次さん。やっぱり私のせいなんだよ…。蓮だって、私を責めてる。
「ごめっ、なさい…」
:08/08/12 22:44
:SH905i
:F8dJwfHI
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