☆ヒカリ☆BLです
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#422 [YOU]
顔を近付けて耳元で囁いてきた。


『ここ、高いよ…』



何を小声で話してくるかと思ったら、そんな事で…
おかしくてつい笑ってしまった。



『何が!!また…そうやって笑う!』



『俺が選ぶよ、ちょっと待ってろ』

⏰:08/07/02 22:34 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#423 [YOU]
口を膨らませながら店のソファに座った。
その横に荷物を置いて、店内を物色しだした。



ショーケースを見ていると、凛には全てゴツいアクセサリーばかりだった。

店の全体を見渡し、諦めかけた矢先に一番奥の小さなガラスケースに、ピンクゴールドで華奢なリングが目に入った。



凛の白い肌につけたら絶対に似合うだろうな…
そんな妄想をしながらもある疑問が浮上した。

⏰:08/07/02 22:39 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#424 [YOU]
指のサイズ…何号だ?



振り返り凛を見ていると、疲れたのだろう、ソファにもたれて、意識が遠のいてる様子だった。




サイズが合えばこれにしよう。


店員に指のサイズを計りに行ってもらった。
本人は何をされているか全くわからず唖然と俺を見るばかりだった。


吹き出しそうだった俺は、口に手を当て見守っていた。

⏰:08/07/02 22:43 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#425 [YOU]
リングと指のサイズはピッタリだった。
すぐにラッピングしてもらい店を出た。



『あのネックレス買ったの?』


『違う…ほら、大切にしろよ』



手の平に小さな箱を渡すと眉間に皺を寄せて箱を振り出した。



『買わなくて良かったのに、どうして買うんだよー』

⏰:08/07/02 22:48 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#426 [YOU]
言ってる事とは裏腹に、歩きながらもラッピングを開けていく。


小さなボックスを開けた瞬間ピタッと立ち止まり動かなくなった。




『………これっ…』



『お気に召しませんか?』


下を向いたまま何も言わない。
もしかしたら、本当に気に入ってなかったのかも?と心配になった俺は覗き込んでみた。

⏰:08/07/02 22:53 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#427 [YOU]
顔を見てみると、瞳には涙が溜まっていた。



やばい…と思った俺は路地裏に連れ込んだ。


『どうした、何で泣くんだよ…笑ってくれ凛』




『だ…って……嬉しくて…』


胸に握りしめていたボックスを取り、リングを手に取って左手の薬指にはめた。

⏰:08/07/02 22:56 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#428 [YOU]
『よく似合ってるよ…』


額にキスを一つ落とした。
こんな路地裏で渡すなんて酷い男と言われるかもしれない…



一秒でも早く、俺の証をつけて欲しかった。



『ロク…キス……していい?』


突然の申し出に驚いたが、嬉しい。

⏰:08/07/02 23:07 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#429 [YOU]
『いい加減…さん付けやめろよ』



『ロク…ありがとう』


俺の両腕をしっかり持って背伸びをしてきた。



凛からのキスは…俺の心を一気に温かくしてくれた。

でも…こんな触れるだけのキスじゃ足りない。
腰を抱き寄せ、顎を上に向かせ…




深くて…熱いキスをした

⏰:08/07/02 23:17 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#430 [YOU]
『んン…ァ…ロク』



お互いに目が合って笑う。もう一度唇に軽くキスをした…


『食事どうする?』



『帰って作るよ、だって今日は記念日だよ!』


左手をゆっくり挙げて指輪を見せてくる。


その凛の幸せそうな表情…俺は一生忘れない。

⏰:08/07/02 23:21 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#431 [YOU]
『こんな路地裏で結婚式か?』


申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
もっと、雰囲気のある場所で指輪を渡したかった。



『ロクとなら…ドブの中でもいいよ』


俺の胸は締め付けられた。愛しくて…愛しくて…切ない。




荷物を持って路地裏から表通りに出て歩き始めた。

⏰:08/07/02 23:36 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


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