☆ヒカリ☆BLです
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#441 [YOU]
『どうした、そんな怖い顔して』
ゆっくり歩きながらしばらく凛は黙っていた。
『なんだか…わかんないけど…あの人の嫌いだ』
何かを思い出したわけではないらしい…
記憶はなくても拒否するって事は、よっぽどの事をされたのかもしれないな…
:08/07/07 23:25
:F905i
:k2MQwEp2
#442 [YOU]
もしかして…あいつに何かされたのか!?
そう考えるともの凄くイライラしてきた。
車中でお互い無言だった。
多分…お互い同じ事を考えているんだろう。
マンションのエレベーターの中でも言葉を交わす事はなかった。
今日の外出は失敗したかな…
申し訳ない気分になったが、俺にとっては収穫だ。
:08/07/07 23:29
:F905i
:k2MQwEp2
#443 [YOU]
凛の過去を知っている…ただそれだけだが、凛との関係が一番気になる。
いつかまたあの男とは出会うと確信した俺は、意識を凛に戻した。
家に帰り着き、部屋で着替えを済ませてリビングへ出てみると凛はキッチンに立っていた。
『お腹空いた?今日は食べきれない位作るから、ちょっと待っててね』
:08/07/07 23:34
:F905i
:k2MQwEp2
#444 [YOU]
凛に笑顔が戻っていた。良かった…
ソファに座ってテレビを観ていた。
凛が眠ったら徠に会いに行こう。
何かを知っているはずだ。
しばらくして声が掛かってテーブルを見ると山のようなご馳走が並んでいた。
『ロク、全部食べてね』
:08/07/07 23:37
:F905i
:k2MQwEp2
#445 [YOU]
そんな可愛い顔で言うな、と言いたい所だったが一生懸命作ってくれた思いが嬉しくて…ついつい抱きしめてしまった。
『ロク!!』
『ありがとう…』
耳元で囁いただけで真っ赤になっていた。
幸せを感じた、本当に…
ワインで乾杯をして、2人だけのささやかなお祝いが始まった。
:08/07/07 23:42
:F905i
:k2MQwEp2
#446 [YOU]
食事は本当に豪勢で美味しかった。
『旨かったよ、また腕あげたな』
『本当に?良かった』
片づけを一緒にやり、ワインとグラスを持ってソファに2人座り、飲みだした。
乾杯をしてテレビを観てたわいない話をしていた。
:08/07/14 23:12
:F905i
:iZ.q6EGQ
#447 [YOU]
ただ…昨日と少し違うのは、凛との距離。
べったりとお互いに体を寄り添っていた事…。
何かの不安から逃れるように。
『ロク?』
『んー?』
俺はテレビを観ながら返事をした。
しばらくの沈黙があったがあまり気にせず酒を飲んで話し始めるのを待っていた。
:08/07/14 23:15
:F905i
:iZ.q6EGQ
#448 [YOU]
『もし…僕の記憶が戻ったとしても…そばにいてくれる?』
テレビから目線を凛に向けた。
また何を言い出すかと思えば…
『もし…今日の男の人と…僕が…付き合っていたとしても…嫌いにならないって約束…してくれる?』
お互い視線を合わせたまま、今度は凛が俺の返事を待っている。
:08/07/14 23:18
:F905i
:iZ.q6EGQ
#449 [YOU]
『もし…お前の記憶が戻って、今日の男の方が俺より愛しているなら…あいつの元に戻ればいい』
『……………』
凛の顔が次第に歪んでいく…
酷い事を言っているのはわかっている。
でも、きちんと伝えなければ…
凛には…幸せになってほしい。
『その時は…心から祝福するよ』
:08/07/15 23:38
:F905i
:QIRVOqFM
#450 [YOU]
『…ロクッ……やだ…』
一体俺は何を言っているんだ?
一番離れたくないのは俺なのに…。
『今は…今だけは、俺だけの凛で居てくれ』
ソファでお互い向き合い話していた。
両手で涙で濡れた頬を包み込んだ。
こんなに愛しくて…誰にも渡したくないのに…
:08/07/15 23:43
:F905i
:QIRVOqFM
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