☆ヒカリ☆BLです
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#522 [YOU]
胸も苦しい…



『凛ちゃん!!何してんの!?』


『荷造りだよ』



雪ちゃんがおもむろにスーツケースの荷物を出しだした。



『何するんだよ!?』


必死の形相で訴えかけてくる。

⏰:08/07/30 22:42 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#523 [YOU]
『出て行くなんてダメ』


今度は雪ちゃんが怒っている。


どうして…この兄妹は…僕を縛るんだろう…



『ロクが出て行けって聞いただろ!?』




『あんなの…本心なわけないでしょ!?』

⏰:08/07/30 22:45 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#524 [YOU]
そんなに怒鳴らなくても…と言おうとしたけど、やめておいた。



『…………』



『凛ちゃん?…私達と居るの…嫌だった?』





違う…一度もそんな事考えたりした事ないよ…



『お兄ちゃんと私の事…迷惑だった?』

⏰:08/07/30 22:52 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#525 [YOU]
『違う…そんなんじゃなくて…』



これだけは雪ちゃんにも言えないよ…
下を向いて黙っていたら…雪ちゃんは立ち上がり…静かに部屋を出て行った。









―――ロクside――――

⏰:08/07/30 22:54 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#526 [YOU]
あいつ…いつからあんなに頑固になったんだ?


頭は痛いし…胃も重い…調子が悪いからって八つ当たりした俺も大人気ないが…




しかし…どうしてあんなに働きたがるんだ?

俺と一緒じゃ不満なんだろうか…


考え出したら頭痛がひどくなってきた。

⏰:08/07/30 23:27 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#527 [YOU]
『お兄ちゃん?』



ドアの向こうから雪の声がする。



『どうした?』


ドアを開けると雪が今にも泣きそうな表情で立っていた。



『凛ちゃん…しばらく徠おじさんの所に預けたら?』

⏰:08/07/30 23:29 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#528 [YOU]
家を出たいのは本当なんだな…
雪の表情で大体分かる。


『後で電話しておくよ』



それだけ伝えて背中を向けた。
内心は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


俺たちの事で…雪まで巻き込んでしまって…




しばらくして徠に連絡すると、あっさりOKだった。

⏰:08/07/30 23:32 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#529 [YOU]
凛の事は全て雪に任せて、俺は仕事に向かった。


『おはようございます』

野崎がいつものように予約表を見せてくれた。
なぜか…座っているだけなのに目が回る感覚を覚えた。



時々…頭を左右に振り、意識をはっきりさせながら話を続けた。




風邪か?今日は表に出ないといけない…

⏰:08/07/30 23:35 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#530 [YOU]
『大丈夫ですか?』




『……うん』


今日は早く店が閉まる事を願ながら、表に出た。



俺の願いが届いたのか、今日は早く帰れそうだ。


従業員に挨拶を済ませて、椅子に掛けて事務作業をしていると野崎が入ってきた。

⏰:08/07/30 23:38 📱:F905i 🆔:Vwr6XfPw


#531 [YOU]
『お疲れさまです、オーナー、ホールも全てOKです』



『お疲れ様…帰るか…』

立ち上がった瞬間に激しい目眩に襲われ、机に両手をついて踏ん張ったが、あえなく両膝をついて下に座り込んでしまった。



『オーナー!!』



『…大丈夫だ』

⏰:08/08/02 03:09 📱:F905i 🆔:brhgvl4k


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