灰色の空の七色の星を掴めそうな丘から・・★*・・
最新 最初 全
#1 [YUKARI]
今日も丘に登る。
色とりどりの星が輝く。
寝そべってゴロリ・・
うつぶせになって草の匂いを嗅ぐ。
ゆっくり体を動かして手を伸ばす。
この星をたくさん捕まえたら言います。
あなたに好きだって―――
:08/05/21 22:14 :F902iS :☆☆☆
#2 [YUKARI]
初めましてぇ
!
小説書きます__
へたっぴだけど一生懸命書きます!
切ない気持ちとかを
色鮮やかに感じてくださると嬉しいです
・・*
:08/05/21 22:16 :F902iS :☆☆☆
#3 [YUKARI]
「今日もやっちゃったよ・・
星(セイ)ちゃん・・」
涙と溜め息がこぼれる。
君の名前は何ですか?
:08/05/21 22:19 :F902iS :☆☆☆
#4 [YUKARI]
「いつか必ず箱いっぱいのお星さまを届けます。
だからどうかお願い―」
この先はきっと言ってはいけない。
なぜだかわからないけど誰かを傷つけてしまう気がするの・・
:08/05/21 22:22 :F902iS :☆☆☆
#5 [YUKARI]
はぁあ・・
と溜め息をついて横向の体勢になった。
まず彼のことを知らなくちゃ。
今のあたしにはあの人の優しくて大きな手と、仄かに覚えてるくしゃってしたあの笑顔。
:08/05/21 23:50 :F902iS :☆☆☆
#6 [YUKARI]
そんなこんなでボケーッとしていたら結構時間がたっていたことを、携帯電話のメールの着信音で気がついた。
やばい、そろそろ戻らなきゃ・・
丘を来る途中で見つけて持ってきたダンボールで颯爽と降りながら、携帯電話に目をやる。
:08/05/21 23:54 :F902iS :☆☆☆
#7 [YUKARI]
カチカチッ
送信者:香要(カナメ)
―あー・・・・・
普段なら読みたくないメール。
だけど後は歩いて帰るだけの暇な道のりのせいもあって、見てしまった。
後悔するかも知れないのに・・
:08/05/21 23:58 :F902iS :☆☆☆
#8 [YUKARI]
―
――
いつ連絡くれるの?―
この人にはわかっているんだ。
いつかまたあたしが連絡をしてしまうこと。
本当は読んだのに、読まなかったふりをしてまぶたごと携帯電話を閉じた。
:08/05/23 10:09 :F902iS :☆☆☆
#9 [YUKARI]
(とりあえず帰らなきゃ・・
心配させたら悪いし・・)
なんだか急にむしゃくしゃして家までの道をひたすらに走った。
途中息をしてないんじゃないか、本当は息なんてしてないんじゃないか、なんてがむしゃらに走っている最中にぼんやりと頭に浮かんだ。
:08/05/23 10:13 :F902iS :☆☆☆
#10 [YUKARI]
ひっそりと静まった玄関に扉を開けるなんだか不可解な音がした。
ソォ・・・
「ただいまぁ・・〜」
なんて一応言ってみたりして。
すると微かな音に反応したのかクゥンという声が聞こえた。
:08/05/23 10:16 :F902iS :☆☆☆
#11 [YUKARI]
「ラッキー!」
小声だけどラッキーは反応してくれたらしく、犬なりの忍び足で玄関まで迎えに来てくれた。
クゥーン・・
キラキラと目を輝かせておかえりと言ってくれているのがわかる。
:08/05/23 10:19 :F902iS :☆☆☆
#12 [YUKARI]
(あー
もうっ!
お前かわいいっ///)
あまりのラッキーの可愛さに思わず抱きつく。
ラッキーはしっぽを振って大喜びだ。
:08/05/27 10:16 :F902iS :☆☆☆
#13 [YUKARI]
バッっとラッキーを離す。
不安げな瞳が何かを見据えている・・
「ごめんね。ラッキー」
抱きついた後か細い声でそう言うとラッキーはリビングのほうへ戻って行った。
:08/05/27 10:19 :F902iS :☆☆☆
#14 [YUKARI]
ふぅ・・っ
「あたしも寝ようかな」
頭を支えながら部屋に行く。
誰もが寝静まった家の中、当然ながら足音だけが響いている。
トントントン・・
:08/05/27 10:22 :F902iS :☆☆☆
#15 [YUKARI]
トントン
コンコン
トン・・トン
コンコン・・
部屋に近づくにつれてコツコツと音がしているのに気づく。
ガチャ・・
:08/05/27 10:24 :F902iS :☆☆☆
#16 [YUKARI]
部屋は真っ暗で外が薄暗くなっている。
窓の外にはボヤァっと黒い影が見える。
コンコン・・
コンコン・・
キィィ―――
:08/06/06 15:51 :F902iS :☆☆☆
#17 [YUKARI]
コンコンという音に導かれて窓のほうへ近付いて行く。
ベタッ!!!
影は窓に手を貼り付けてきた。
:08/06/06 15:54 :F902iS :☆☆☆
#18 [YUKARI]
(ふぅ・・)
カシャン・・
カラカラカラ・・
その黒い人影はわけない顔で部屋に入ってきた。
「あのさぁ・・」
・・・・
・・・・・・
:09/01/24 17:43 :F902iS :☆☆☆
#19 [YUKARI]
「もうちょっと普通に来れないの?」
人の話をあまり聞かないコイツは鼻歌を歌っている。
「・・普通人んちの壁登って来ないと思うんだけど。
しかも窓から侵入」
:09/01/27 12:38 :F902iS :☆☆☆
#20 [YUKARI]
「侵入なんて人聞きわりぃんじゃねえの」
あ。
聞いてたんだ。
ちょっと感心してたりする。
「せっかく会いにきたのに」
:09/01/27 12:41 :F902iS :☆☆☆
#21 [YUKARI]
「そうだね。
ありがと」
クゥ・・
ガチャ
「おいで、ラッキー」
さすがラッキー。
鼻が利く。
:09/01/27 12:43 :F902iS :☆☆☆
#22 [YUKARI]
ラッキーは嬉しそうにタクタクと歩いてきた。
「おー、ラッキー。
カムヒァ?」
そう言われるとコイツに近寄りラッキーは乗り上げた。
この2人は仲がいい。
いつもこうやってじゃれあう。
:09/01/27 12:47 :F902iS :☆☆☆
#23 [YUKARI]
コイツもコイツでラッキーをわしゃわしゃと撫でラッキーは尻尾を振って応えている、
恋人同士かっ。
「ラッキーおいで」
「なんだよやきもちか?」
「違うもん!!
なんで透司(トウシ)にやきもち妬かなきゃいけないのよ!」
:09/01/27 12:54 :F902iS :☆☆☆
#24 [わをん◇◇]
𝗛𝗮𝗽𝗽𝘆 𝗡𝗲𝘄 𝗬𝗲𝗮𝗿•*¨*•.¸¸♬(´∀`∩)↑age↑
:23/01/01 20:39 :Android :2rUS2lJ.
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194