・・万華鏡・・
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#232 [果樹]
充分ボーリングを遊んだ私たちは、ボーリング場を出ながら話す。

私が総の強さを話すと総はにやりと笑って顔を覗きこんできた。

「お世辞なら結構です」

「いやいやマジで♪」

プンっと顔を背けると総は白い歯を見せて笑った。

総のこの顔を見ると、なんだか本当に思えてくるから不思議だ。

⏰:08/06/08 15:11 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#233 [果樹]
「次はアレにするか」

「ビリヤード・・・ですか?」

「ああ」

総が指差す方向にはビリヤードの文字と台が並べてあった。

「私ビリヤードも初めてですよ?」

ここにあるものはきっと私にとって全部はじめてのものばかりだろう。

そう言うと総はにっと笑ってピースのサインを送ってきた。

⏰:08/06/08 16:58 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#234 [果樹]
「大丈夫だって♪俺が教えてやるから」

「はい!」

そういった総に私も笑って返事をして、ビリヤードの方に向かった。


――――――――・・・・


「くはーっ!遊んだなぁ」

「そうですね」

ビルを出てバイクに向かう途中、ニカッと笑う総に、私はクスクス笑う。

⏰:08/06/08 17:00 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#235 [果樹]
「楽しかったか?」

「はい!こんなに楽しかったの初めてです!」

「そうかそうか♪」

覗き込んできた総に、満面の笑みで言うと総も満面の笑みで笑った。

「じゃあ帰るか」

「え・・・?」

帰るってどこに・・?と心の中で総に問いかけると総は、ポンポンと私の頭を撫でた。

「心配すんな!とりあえず俺の家でも行くか」

⏰:08/06/08 17:00 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#236 [果樹]
「総の家?」

「ああ。ほら乗れよ」

バイクに跨ると総にまたカポッとヘルメットを被せられた。

そして総もバイクに跨りヘルメットを被ると、私たちはそうの家に向かって走り出した。


――――――――・・・・


「到着」

⏰:08/06/08 17:01 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#237 [果樹]
バイクが止まり、総がヘルメットを取り、バイクから降りる。

「ここが総の家?」

私もヘルメットをとってバイクから降りる。

周りはもう暗くてわからなかったが、大きなマンションの前にいることはわかる。

「ああ。ほら行くぞ」

「あっはい!」

⏰:08/06/08 17:02 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#238 [果樹]
総はバイクの鍵をクルクルと指で回しながらマンションに向かって歩いていく。

私もその後を追ってマンションに入った。


エレベータを降りて、角のドアの前まできたところで総の足が止まる。

総はジーパンのポケットから鍵を取り出して、そのドアの鍵穴に鍵を差し込む。

⏰:08/06/08 17:03 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#239 [果樹]
ガチャガチャ・・・キィ


「入らないの?」

ドアを開けて中に入った総がドアの前で立ち尽くす私に、にやっと笑う。

「お・・・おじゃまします・・・」

私は、軽くお辞儀をして、部屋に入る。

「その辺適当に座っとけ」

そういってリビングを差してから、総はキッチンに引っ込んだ。

⏰:08/06/08 17:03 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#240 [果樹]
「はい・・・」

私は総に言われた通りリビングに向かった。

総の部屋の中はとてもすっきりしていた。

一人暮らしにしてはずいぶんと広い部屋だ。

黒を基調に無駄なものは一切なく、家具も少くなかった。

生活に困らないのかしら?
それに、少し寂しい感じがする・・・。

⏰:08/06/08 18:41 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#241 [果樹]
テーブルの前に座り、部屋の中を見回しているとコトッと目も前にマグカップが置かれた。

「ほい、どうぞ?」

見上げると総が笑ってマグカップを口に運んでいた。

「ありがとうございます・・・」

私もそれに口つけて、一口飲む。

「総は一人暮らしなんですか?」

⏰:08/06/08 18:42 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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