・・万華鏡・・
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#660 [果樹]
ユイカの事となるとすぐ食い付いてくる。
まさに犬。忠犬ハチだ。
「ほらあそこー。柴くんと話してるよ」
私が指差して教えるときょんは窓から身を乗り出してそこを見る。
きょんは楽しそうに話している柴くんとユイカを見てやきもちを妬いているのか、頬を膨らませて不機嫌を露にしている。
:08/11/15 02:32
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:☆☆☆
#661 [果樹]
きょんて自分がユイカを好きな自覚ないのかな?
いつになったらこの二人は、お互いが好きあっていることに気が付くのか・・・。
と心配になってしまう圭なのであった。
――――・・・
「はー疲れた」
:08/11/15 02:35
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#662 [果樹]
教室に戻った私は溜め息をついて席に座る。
「トイレにしては随分と長かったのね」
圭ちゃんは相変わらず楽しそうに聞いてくる。
「それがさー。トイレから出てきたところで柴くんに会っちゃってー・・・」
:08/11/15 02:36
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:☆☆☆
#663 [果樹]
ユイカ回想―――
「はぁースッキリした!全く、圭ちゃんが変なこと言うから焦っちゃったじゃん。大体、京太が私のことどう思ってるのかもわからないし、告るにしたって心の準備つーもんが・・・云々」
と怪しくぶつぶつと呟いていたせいで目の前に迫っていたモノに私は全然気付かなかった。
:08/11/15 02:37
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:☆☆☆
#664 [果樹]
「ぶふっ!」
「うおっ!」
バサーッ!!
二つの声と何かが大量に落ちる音が同時に聞こえた。
「あいたた・・・」
尻餅をついてその場に倒れてしまった私は、何が起こったのかさっぱり把握出来ない。
:08/11/15 02:38
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#665 [果樹]
「悪いなー前見えなかった・・・ってなんだ緒方か」
「あ、柴くん。てか、なんだって何よー!」
目の前には同じように尻餅をついている柴くんがいた。
柴くんは私のクラスの担任で年が若くカッコイイので女子からの人気が高い。
:08/11/15 02:38
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#666 [果樹]
「悪い悪い。ほら立てるか?」
笑いながら手を差しのべてくれたので、その手を借りることにした。
「ありがと」
立ってみて初めて、自分が何にぶつかったのかわかった。
足元には廊下を占領するかのように散乱した大量のノート。
:08/11/15 02:39
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#667 [果樹]
これか・・・・。
「はー見事にぶちまけたな」
「よっこらせ」
と親父くさい掛け声でしゃがみ、柴くんが床に散らばったノートを拾い始めたので私も手伝う。
:08/11/15 22:43
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#668 [果樹]
「はい。これで全部かな」
最後の一冊を柴くんに渡す。
「悪いねー緒方。助かったよ」
「あたしも悪かったし」
と言って、改めて柴くんを見ると柴くんの手には高く積み上げられたノート。
まるで漫画だ・・・。
:08/11/15 22:44
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#669 [果樹]
「ねぇ柴くん。ノートに埋もれて顔見えてないよ・・・?」
「だなー」
だなーって・・・。
なんて脳天気な人なんだろう。
「貸して。半分持つ」
「ありがとな。でも大丈夫だぞ」
:08/11/15 22:45
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