・・万華鏡・・
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#181 [果樹]
私が言うと先輩は物凄く慌てた感じで、動きも挙動不審になっている。

私はスゥっと息を吸い込む。


「私は・・・」


「ストップ!!」

いいかけた言葉を先輩の大きな声に遮られた。

私は一先ず黙ることにした。

⏰:08/06/05 00:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#182 [果樹]
「とりあえずここから出よか。お茶・・・入れたるさかいに」

「はい・・・」

先輩に促されるまま私たちは暗室を出て、隣の部屋で話をすることにした。


――――――――・・・・


「はい」

「ありがとうございます」

⏰:08/06/05 00:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#183 [果樹]
私の目の前に湯気のたったたお茶が出された。

私は喉の乾きを抑えるために一口、口にする。

暖かくておいしい。


「俺、返事はいらへんて言うたよね?」


私がなごんでいると先輩が真面目な顔をしながら聞いてきた。

先輩は私の方を見ずに、じっと机を見ていた。

⏰:08/06/05 00:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#184 [果樹]
「でも言いにきました」

コトッと机にお茶を置き、先輩の方に向き直る。

「あんま聞きたない・・・」

何かいじけるような感じで言う先輩がなんだか可愛く思えてしまう。



「先輩・・・私ね。たくさん考えました。でも考えても考えても答えが出なかった」

⏰:08/06/05 00:58 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#185 [果樹]
「なんであの時泣いたのかもわからなかったんです。




でもね・・・。やっと答えが出ました。





私は、あなたが・・・。」

⏰:08/06/05 01:00 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#186 [果樹]
.






「上條先輩が好きです」






.

⏰:08/06/05 01:01 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#187 [果樹]
あの時私が泣いたのは、あなたが泣きそうな顔をしていたか。

あなたが辛いと私も辛かった。

胸が苦しくて仕方がなかった。

だから涙が出たの。

先輩・・・私はね。


「あなたが好きです。上條先輩」

⏰:08/06/05 01:02 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#188 [果樹]
「ほ・・・んま?」

口を開いて間抜けな顔で私を見る上條先輩がなんだかおかしくて、私は笑いながらコクンと頷く。


「うっそんぷーとかなしやねんで?!ほんまにほんま?」

立ち上がって、先輩はみぶり手振りで何かを表現したい様だが、慌てているのか全然わからない。

⏰:08/06/05 01:07 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#189 [果樹]
「大好きですよ」

私が笑っていうと先輩はへたりと床に座り込んでしまった。


「上條先輩!?」

「あかん・・・。手ぇ震えて力入らへん・・・」

先輩の元に駆け寄ると先輩はへらっと笑っていた。

見ると先輩の手は本当に震えていた。

⏰:08/06/05 01:22 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#190 [果樹]
そんな先輩が私は何だか無償に可愛くてしかたがなくなった。


「ほんまに俺でええの?」

首を傾げて聞く先輩。

「何回言わせるんですか?私は上條先輩が―――・・・キャッ」

「わかった!もうそれ以上はええ!頭おかしなってしまう・・・」

⏰:08/06/05 01:22 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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