・・万華鏡・・
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#22 [もも]
次の日
猛と昼飯を食った俺は、昼寝のために桜の木のところまでやってきた。
「あ」「あ」
昨日と同じ場所にこれまた昨日と同じ少女がいた。
「昨日はドーモ」
「こちらこそ」
俺は軽く挨拶をして、また昨日と同じところに寝転んだ。
:08/05/29 13:03
:P902iS
:☆☆☆
#23 [もも]
「随分この桜が気に入ってるみたいね」
少女が桜を見上げながら言う。
「あ?あーまぁな」
少女の問掛けに俺は曖昧な返事を返す。
ちらりと少女を見るとまた本を読んでいた。
「また詩読んでんのか?」
「うん!」
満面の笑みで答える少女。
:08/05/29 13:04
:P902iS
:☆☆☆
#24 [もも]
「本当に好きなんだな。その本」
「え?」
「昨日も同じの読んでただろ?」
俺の言葉に少女はにっこりと微笑んだ。
「覚えててくれたんだ」
「べ、別に・・・」
俺は何だか顔が赤くなっている気がして寝返りをうって少女に背中を向けた。
:08/05/29 13:04
:P902iS
:☆☆☆
#25 [もも]
「そんなに好きなのか?」
俺は背中を向けたまま聞く。
「うーん・・・どうだろ?共感出来るの。だからつい読んじゃって」
「ふーん」
少女の顔は見えなかったが声は何だか寂しそうだった。
キーンコーンカーンコーン
:08/05/29 13:05
:P902iS
:☆☆☆
#26 [もも]
授業開始5分前を告げるチャイムが鳴った。
「あ、授業始まっちゃう。それじゃあさようなら」
「あ・・・」
俺が振り返った時には、少女はもう校舎に向かって歩いてしまっていた。
また名前聞けなかった。
全く・・・俺は何してんだ。
:08/05/29 13:06
:P902iS
:☆☆☆
#27 [果樹]
自分の不甲斐無さに嫌気が差しながら俺は教室へと戻った。
――――――――・・・・・
「千晃ー。どこ行ってたんだよー」
「ヤボ用」
俺はガタンと椅子を引いて座ると、机に突っ伏した。
俺は授業なんか耳にも入らず、ずっと少女のことを考えて一時間過ごした。
:08/05/29 18:10
:P902iS
:☆☆☆
#28 [果樹]
「なぁ猛」
俺は休み時間に目の前で漫画を読んでいる猛に声をかけた。
猛は「んー?」と生返事を返す。
「この間お前が言ってた美少女って・・・」
“美少女”のフレーズを出すと猛は読んでいた漫画を閉じ、身を乗り出してきた。
「お?ついに興味持ったかぁ?」
:08/05/29 18:11
:P902iS
:☆☆☆
#29 [果樹]
「あー・・・まぁな」
適当に返した答えにも関わらず猛はうんうんと頷いている。
「それでこそ男だ!あ、そういやー美少女について新情報だぞ」
「ん?」
表面上は関心の無さそうに聞くが内心では、聞きたくて仕方がなかった。
「美少女の名前は水嶋咲良チャン♪かんわいー名前だろぉ」
:08/05/29 18:11
:P902iS
:☆☆☆
#30 [果樹]
「咲良・・・ねぇ」
俺が名前を口にすると、猛はにんまりと怪しい笑みを浮かべる。
「なんだなんだぁ?恋の予感か?」
「さーあ。どうだろうな?」
恋か・・・。
そんなんじゃないだろ。
俺はこの時は、そう思っていた。
:08/05/29 18:12
:P902iS
:☆☆☆
#31 [果樹]
すいません(。_、

)
上の名前で“もも”ってなってますがこちらも果樹です!!
ほんとややこしくてすみません

:08/05/29 18:13
:P902iS
:☆☆☆
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