・・万華鏡・・
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#370 [果樹]
「うるさい・・・」
ふっと笑う柴浦。
私は泣き顔を見られたのが恥ずかしくて柴浦から顔を背けた。
「そんなに歯ぁくいしばらなくても泣けばいいよ。思いきり泣けばいい」
そう言って柴浦は私の頭をぽんぽんと優しく叩いた。
それに応じるように私の涙は積を切ったように流れ出す。
:08/07/26 05:21
:P902iS
:☆☆☆
#371 [果樹]
「うっ・・ひっく・・」
止まらない涙をまるで見ないようにでもするかのように、柴浦は私の頭を抱えるようにして抱き締めた。
「いっぱい泣け」
柴浦の優しい言葉に余計に涙がでそうになって私はそれを誤魔化すように悪態をつく。
「なに・・・それ。偉そうに」
:08/07/26 05:22
:P902iS
:☆☆☆
#372 [唄]
:08/07/26 09:24
:D905i
:4hzSTtkc
#373 [果樹]
:08/07/26 15:34
:P902iS
:☆☆☆
#374 [果樹]
でも柴浦は何も言わずに優しく私が泣き止むまで頭を撫でてくれた。
―――――――――――
「あ゙ぁぁーーー」
私は野太い雄叫びを出してベッドに突っ伏した。
あの後、次第に冷静になった私は柴浦に抱き締められている状況が恥ずかしくなり柴浦を突き飛ばして逃げた。
:08/07/26 15:39
:P902iS
:☆☆☆
#375 [果樹]
しかも廊下で柴浦に会うたびに心臓がどくんと音を立てるのでその気まずさから、私は学校を早退して帰ってきてしまった。
そして今は部屋でベッドに突っ伏している。
「あ゙ぁぁぁーーーー」
さっきよりも長い雄叫びが出る。
それもこれも柴浦のせいだ。
:08/07/26 15:40
:P902iS
:☆☆☆
#376 [果樹]
♪〜・・♪〜・・
ごろごろとベッドで転がっていたら突然携帯が鳴り、それは着信を知らせていた。
サブ画面を見ると知らない番号・・・。
出ようか出ないか迷っている私を急かすかのように着信音が部屋に響く。
うるさい・・。
:08/07/26 15:41
:P902iS
:☆☆☆
#377 [果樹]
ピッとボタンを押し携帯を耳に当てる。
「はい」
『俺だ俺ー』
イタ電・・・?
「俺と言う人物に心当たりはありませんけど」
『ハハッ相変わらず冷たいなぁ。担任の声も忘れちまったか?』
は・・・?
:08/07/26 15:42
:P902iS
:☆☆☆
#378 [果樹]
「担任って・・・まさか柴浦?!」
『柴浦先生ですかだろ?まったく・・・』
電話の向こうで柴浦が軽く溜め息をついたのが聞こえた。
「てゆーか何で柴浦があたしの番号知ってるの?」
教えてないし教える気もなかったのに。
『石川に聞いた』
:08/07/26 15:42
:P902iS
:☆☆☆
#379 [果樹]
石川とは百合のことだ。
百合め・・・。
今度会ったらたたじゃおかねぇと心に近い今は取り合えず柴浦とうるさいぐらい鳴っているこの心臓をどうにかしなければということに頭が回る。
「何の用ですか?」
口調をいつも通りに私は平静を装う。
『お前勝手に早退してんなよなー』
:08/07/26 15:43
:P902iS
:☆☆☆
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