・・万華鏡・・
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#387 [果樹]
「百合ぃー」

「うわ!何?どうした?」

半泣き状態で百合に泣き付くと百合がビックリしたようなでも心配そうな顔で聞いてきた。

私はとりあえず百合に昨日あったことの一部始終を話し啓祐のことも話した。

「あたしこのまま待ってるべきかなぁ?」

⏰:08/07/29 19:53 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#388 [果樹]
「うーん・・真理奈はさ啓祐くんとヨリ戻したいの?」

そう聞かれて一瞬戸惑ってしまった。

前の私だったら即「うん」と答えていたのに今はそうではない。

「ううん・・・もういい」

私は首を横に振って否定を表す。

⏰:08/07/29 19:54 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#389 [果樹]
あんなに好きだった人だけれど今は違う。

何故かはわからないけどあたしの心が好きじゃないっていっている。

「じゃあ啓祐くんにきっぱりと言ったら?このまま逃げてたって同じ学校にいるんだからいつかは捕まるでしょ?だったら今日きっぱりと別れるって言った方がいいよ」

「・・・・・うん。そうだね。そうする」

⏰:08/07/29 19:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#390 [果樹]
「大丈夫!強い見方を呼んであげるから!何かあったら電話して」

そう言って百合は手を振って教室を出ていった。

強い見方・・・?

百合が最後に言っていた言葉が気になったが分からなかったのでとりあえず考えるのを止めた。

⏰:08/07/29 19:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#391 [果樹]
教室に一人になってから10分。

もう帰ろうかなと思っていた時に教室のドアがガラッと開いて制服を身に纏った男子生徒が入ってきた。

入ってきたのは啓祐。

体が一瞬ビクッと震える。

「ちゃんと待ってたんだ。えらいじゃん。ギャハハ」

不愉快になるほどの笑いを浮かべて啓祐は私に近付いてくる。

⏰:08/07/29 19:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#392 [果樹]
あたしはぎこちなく立ち上がり啓祐と向かい合わせになる。

「あ、あたし啓祐とはもう終わってるから・・・ヨリ戻す気もないし」

「は?ヨリ戻す気は俺にもねぇけど。ただやらせろって言ってんの」

・・・・・・え?

何言ってるの?

⏰:08/07/29 19:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#393 [果樹]
「い・・・いや」

私は勇気を振り絞って啓祐に自分の意思を伝えた。

震えて今にも崩れそうな足を床につけて踏ん張る。

啓祐は自分の嫌なことがあるとすぐ物に当たったり私を殴ってくる人だった。

だから怖い。
啓祐の逆鱗に触れたら私は間違いなく殴られるだろう。

⏰:08/07/29 19:58 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#394 [果樹]
ぎゅっと目を瞑って啓祐の言葉を待つ。


・・・・・・・・・。

長い沈黙の後、それを打ち破るように啓祐が口を開く。

「お前誰に向かってそんな口きいてんだよ!!」

ガンッという音と共に啓祐の側にあった机が大きな音を立てて倒れた。

⏰:08/07/29 19:59 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#395 [果樹]
ビクッと体が跳ねる。

「ヤらせろよ」

「い・・や・・・・・キャッ!」

二度目の否定をしたところでいきなり腕を掴まれて啓祐に引っ張られた。

「口ごたえしてんじゃねぇよ」

パシンッと乾いた音と頬に走った痛みが啓祐に叩かれたことを私に認識させた。

⏰:08/08/02 17:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#396 [果樹]
「真ー理奈♪まだ俺のこと好きなんだろ?」

ぎゅっと啓祐に抱き締められたが私は頬を押さえたまま呆然と立ち尽くすことしかできなかった。

恐怖で頭が混乱して今から何をされるかわかっているのに抵抗できなかった。

私はぎゅっと固く目を瞑って今ある恐怖をやりすごすことだけに専念した。

「気持ちよくしてやるからな?」

⏰:08/08/02 17:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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