・・万華鏡・・
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#471 [果樹]
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「好きです!俺と付き合ってください!!」

「・・・ごめんなさい」


story 5

【成功率0パーセント】

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⏰:08/09/08 19:01 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#472 [果樹]
「あ、小鶴さんだ」

仲間の一人が廊下を見ながら言うと全員が同じ方を向いたので、俺も例に習って向いた。

すると廊下では背の小さい女生徒とあれは確か・・・Ε組の大杉だ!

その大杉と背の小さい女生徒は何やら固い顔で話をしていた。

なんか大杉はすげーテンパってる感じに見える。

⏰:08/09/08 19:04 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#473 [果樹]
「いつ見ても可愛いよなー。あれって告られてんだよなー絶対!」

「まぁ小鶴さんだし」

「小鶴さん・・?」

さっきから聞こえるその小鶴さんとやらのことが分からず、俺は頭にはてなを浮かべる。

すると全員がばっと俺の方を向いて、まるで幽霊でもみたような顔をしている。

⏰:08/09/08 19:05 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#474 [果樹]
「倉、お前まさか小鶴さんを知らない・・・とか?」

「うん」

素直に頷く俺に何故かみんなは脱力。

「お前・・・。まぁ倉だしな。それでいいと思う。うん」

仲間の一人、哲が俺の肩をぽんぽんと叩くので俺は何だか除け者にされた気分だ。

⏰:08/09/10 03:27 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#475 [果樹]
「なんだよそれー!」


それからしつこく聞いたところ、哲は最初は面倒臭そうにしていたが、途中から興奮しだして、最後には吠えるように説明してくれた。

まぁ哲の話を要約するとつまりこうだ。

大杉と話していたあの小さい女生徒は、小鶴めぐみといって入学当初から美少女と騒がれて有名だったらしい。

⏰:08/09/10 03:28 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#476 [果樹]
3年から1年までの何人もの男が告白をしたが、全員玉砕。

彼女の断り文句は決まって
「ごめんなさい。」

の一言。

一見冷たそうに見える彼女だが、笑うと実は可愛いとか、誰にもこびないところが逆に好かれて、人気はさらに鰻のぼりらしい。

⏰:08/09/10 03:29 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#477 [果樹]
美少女か・・・
俺には無縁の話かな。

――――――――・・・・

「つる子ー!!」

名前を呼ばれて振り向くと、走りながらこっちに向かってくる人影がいた。

あ、ちなみにつる子は私の愛称。

「麻衣」

⏰:08/09/11 06:52 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#478 [果樹]
走ってきたのは友達の麻衣。

「まぁた告られてたでしょー」

にやにやと笑いながら麻衣は脇腹をこずく。

「覗き魔」

ぼそりと呟くと麻衣は「酷い!」と言ってよろめき三文芝居を始めた。

⏰:08/09/11 06:53 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#479 [果樹]
「覗きなんて・・・!あたしは純粋につる子が心配で」

「はいはい」

いい加減このやりとりにも飽きた私は、麻衣を適当にあしらう。

「それで?それで?なんて返事したの?」

さっきの三文芝居はもうやめたらしく、麻衣はまたにやにやと笑いながら私の顔を覗きこんできた。

⏰:08/09/11 06:53 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#480 [果樹]
「別に?いつも通りだよ。」

「また?もうちょっとは告白してくる人の身になって返事してあげたら?」

またいつものお説教か。

麻衣は私がいつも通りの“ごめんなさい”という言葉で、告白してきた相手を振ると必ずお説教をしてくる。

「わかったって。ほら行こう!授業始まっちゃう」

⏰:08/09/11 06:54 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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