・・万華鏡・・
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#632 [果樹]
「わかった。ありがとうっ」
バタバタバタ・・・
小鶴が出ていった方を見ながら
小鶴さんてあんなにハキハキしたタイプだったっけ?
とちょっと不思議に思う哲なのであった。
:08/11/13 15:02
:P902iS
:☆☆☆
#633 [果樹]
――――・・・
情けねぇなぁ俺。
屋上から校庭を眺めながら俺は自分に落胆する。
振られると思わなかったわけではない。
覚悟はしていた。
しかしいざ断られるとやっぱりダメージは大きかった。
:08/11/13 16:29
:P902iS
:☆☆☆
#634 [果樹]
「はぁ・・・男のくせにだらしねぇ」
ガチャッ
物思いに耽っていると屋上のドアが開く音がした。
「倉橋くんっ!!」
大きな声で呼ばれて肩がビクッと弾む。
「小鶴さん・・・」
:08/11/13 16:30
:P902iS
:☆☆☆
#635 [果樹]
振り向くとそこには小鶴さんが息を切らして立っていた。
「どうしたの?小鶴さんもサボりに来たの?」
俺は精一杯の笑顔を作る。
――――・・・
倉橋くんが無理に笑顔を作っているのがわかる。
:08/11/13 16:31
:P902iS
:☆☆☆
#636 [果樹]
そうさせているのはあたしだ。
「日差しは眩しいけど風は気持いいよね。昼寝に持ってこいだ。あ、そういえば小鶴さん次の授業何?俺は数学でさー教室で寝るくらいならここで寝ようと思って――・・・」
倉橋くんはあたしが喋る暇も作らせないくらい一人で喋っている。
:08/11/13 16:32
:P902iS
:☆☆☆
#637 [果樹]
「倉橋くんっ!」
痺を切らした私は大きな声で倉橋くんの名前を呼ぶ。
「あのねっ・・・聞いてほしい話があるの」
私がそう言うと倉橋くんはにぱっと笑って。
「大丈夫だよ。これからも友達だから」
:08/11/13 16:33
:P902iS
:☆☆☆
#638 [果樹]
と空元気としか受け取れない笑顔を見せる。
「父さんの写真見たいならまた昼休みに会えばいいし」
「・・・がう」
「なんにも心配いらないよ」
その最後の言葉に私の中の何かがぷちんと音を立てて切れた。
:08/11/13 16:34
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:☆☆☆
#639 [果樹]
「ちがうってばーー!!」
大声を出したせいかはぁはぁと息が荒くなる。
倉橋くんは私の大声に驚いたのか目を見開いている。
「私・・・勘違いしてたの。私は・・っ私も・・・」
喋っている最中なんだか目頭が熱くなって鼻の奥がつんとした。
:08/11/13 16:35
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:☆☆☆
#640 [果樹]
.
「私は倉橋くんが好きなの・・・ひっ・・・うー」
いつの間にか私は泣いていた。
堪えきれない涙が頬を伝って地面に染みをつくる。
「ご・・・ごめんっ」
「何・・で倉橋くんが謝るの?」
:08/11/13 16:35
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:☆☆☆
#641 [果樹]
私は泣いているままの顔で倉橋くんを見る。
倉橋くんはどうしたらいいかわからずオロオロしている。
その姿に私は思わず笑みが溢れる。
「ふふ・・クスクスクス」
「えっ?あの・・・」
「ごめんなさい。告白の返事もらってもいいですか?」
:08/11/13 16:37
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