・・万華鏡・・
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#722 [果樹]
ようやく手を離された私は京太の側に駆け寄る。
「気分直ったの?」
「ん・・・」
私の問いかけに京太が無表情で答えるから不思議になる。
でもまだ気持ち悪いのかなと思って私はそれ以上追求はしなかった。
「じゃあ観覧車乗りに行こっか」
:08/11/26 04:49
:P902iS
:☆☆☆
#723 [果樹]
――――・・・
観覧車に乗り込んだ私はさっきから観覧車の窓にかじりついて見える景色に圧倒されていた。
「うわーあ見てみて!夕日がすっごいきれーい!」
頂上までいくと夕日がビルの隙間に落ちていくのが見えた。
:08/11/26 04:50
:P902iS
:☆☆☆
#724 [果樹]
「んー」
そんな私に京太は正面を向いたまま腕組み+足組みの格好で生返事を返す。
「人もアリんこみたい」
「んー」
また生返事・・・。
私は景色から視線を京太に移す。
:08/11/26 04:51
:P902iS
:☆☆☆
#725 [果樹]
「さっきから何怒ってるの?」
少し眉根を下げて言うと京太は視線を横にずらした。
「別に怒ってねぇ」
いやいやいや・・・。
「明らか怒ってるじゃん!」
強めに言う私に京太は少しイラッとした顔をした。
:08/11/26 04:52
:P902iS
:☆☆☆
#726 [果樹]
「うるせぇ・・」
ぼそっと言った京太の声は観覧車の中では響いて私の耳に届く。
「ムッカァー」
京太の態度も頭にはきていたが最後のぼそっと言った言葉で私の中の何かがプチンと切れた。
「わかった。もういい!」
:08/11/26 04:53
:P902iS
:☆☆☆
#727 [果樹]
それだけ言い残して
「お疲れ様でしたー」
といって係員がドアを開けた瞬間私は荷物を持って外に飛び出した。
「え・・ユイカ!?」
私を呼ぶ京太の声が聞こえたがそれを無視して私は遊園地の出口に走った。
:08/11/26 04:53
:P902iS
:☆☆☆
#728 [果樹]
――――・・・
遊園地から一人で家に帰ってきた私はただいまも言わずに階段を上がり自分の部屋に直行する。
「ムカつくー!!!」
バタンとドアを開け、勢いよくベッドにダイブして手足をジタバタと動かしながら叫ぶ。
それでも怒りが治まらない私は、むくっと起き上がり怒りにまかせて枕をベッドに叩き付ける。
:08/11/26 04:54
:P902iS
:☆☆☆
#729 [果樹]
「京太なんかこのっ・・このっ・・」
ボフボフと鳴る枕から綿が出そうなほど叩き付けると今度は枕を殴りにかかる。
「なんでアイツは昔っからああなのよ!こっちの気もしらないで。あたしがどんだけ考えたと思ってんのよ!こんちくしょう!」
枕を叩きに叩いた私は殴るのを止めて最後に枕に叩き付けた手を見つめる。
:08/11/26 04:56
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:☆☆☆
#730 [果樹]
「・・・・遊園地デートの・・はずだったのに・・・」
気分がすっかり落ち込んでしまった私は、その夜なんだか寝つけなくて、うんうん唸っているうちにいつのまにか朝を迎えてしまった。
――――・・・
学校行きたくない・・・。
私は何度目かになる溜め息をついて重たい足を引きずるように学校へと続く道を歩く。
:08/11/26 04:58
:P902iS
:☆☆☆
#731 [果樹]
雀がさえずり太陽がサンサンと降り注ぐ朝に、こんな落ち込んだ気持ちで登校するのも如何なものかと思うが、昨日のことを思い出せば私の気分はより一層落ち込む。
はぁ・・とまた溜め息が漏れる
「ユーイカ!おっはよ」
「おはよー・・」
:08/11/26 18:00
:P902iS
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