ギンリョウソウ
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#971 [○○&◆.x/9qDRof2]
――ご主人様と出会ったのは去年の冬。


凄く寒くて、まだ小さかった私は草むらで凍えていた。



そんな所を、ご主人様が見つけてくれた。
…助けてくれたんだ。

⏰:22/10/04 04:12 📱:Android 🆔:☆☆☆


#972 [○○&◆.x/9qDRof2]
何も言わずに私の上に積もった雪を払い、コートに包んで温めてくれた。


優しく微笑みながら、
頭を撫でてくれた。



あの日、ご主人様は私を助けてくれた。

⏰:22/10/04 04:13 📱:Android 🆔:☆☆☆


#973 [○○&◆.x/9qDRof2]
ご主人様は野良猫の私を拾ってくれたんだ。



優しくて、かっこよくて、面白いご主人様。


私はすぐにご主人様が大好きになった。

⏰:22/10/04 04:13 📱:Android 🆔:☆☆☆


#974 [○○&◆.x/9qDRof2]
大好きなご主人様には、いつも笑顔でいて欲しい

ずっと笑ってて欲しい。


ご主人様は
私に幸せをくれた。

だからご主人様も幸せでいてほしい。



猫ながらも、ご主人様の幸せを願っていたんだ。

⏰:22/10/04 04:13 📱:Android 🆔:☆☆☆


#975 [○○&◆.x/9qDRof2]
でも…でも……


私は見てしまったんだ。

⏰:22/10/04 04:14 📱:Android 🆔:☆☆☆


#976 [○○&◆.x/9qDRof2]
ご主人様が、
ベッドに座りながら俯いているのを。


そのご主人様の手には、綺麗な女の人の写真があるのを。




そしてその写真に、水滴がぽたりぽたりと落ちているのを。

⏰:22/10/04 04:14 📱:Android 🆔:☆☆☆


#977 [○○&◆.x/9qDRof2]
それがご主人様の“涙”だってことに気づくのに時間はかからなかった。



ご主人様が泣いている。

いつも笑顔でいてほしい、大好きなご主人様が泣いている。


なんで?なんで?
……………なんで…。

⏰:22/10/04 04:15 📱:Android 🆔:☆☆☆


#978 [○○&◆.x/9qDRof2]
私はただご主人様の膝に乗り、涙を舐め取ることしか出来なかった。


そんなことしか出来ない自分がふがいなくて、やるせない。



でもご主人様は私の頭を撫でて、「くすぐったいよ」と笑ったんだ。

⏰:22/10/04 04:15 📱:Android 🆔:☆☆☆


#979 [○○&◆.x/9qDRof2]
その笑顔はとても無理してるように見えた。
だって…ご主人様の頬には、今でも涙が伝っている。


無理して笑ってくれるのは、私を心配させないため?

⏰:22/10/04 04:15 📱:Android 🆔:☆☆☆


#980 [○○&◆.x/9qDRof2]
ご主人様…、ご主人様はどうしてそんなに優しいんですか?
 
もうご主人様を
泣かせたくない……。




――――私がご主人様を支えたい。

⏰:22/10/04 04:16 📱:Android 🆔:☆☆☆


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