愛の在り処
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#144 [果樹]
そう言いながら私が押さえていた玄関の扉を一ノ瀬慶が何気無く押さえてくれた。

こうゆうので女子は惚れるのか・・・とどこか他人事の私はそのまま一ノ瀬慶を部屋まで案内する。

「はい。どうぞ」

「お邪魔します・・・」

⏰:08/11/11 06:07 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#145 [果樹]
玄関の扉を開けて一ノ瀬慶を家の中に招き入れる。

「あっモアー!!」

靴を脱いでリビングまで招き入れると一ノ瀬は直ぐ様モアに飛び付く。

ビクッとしたモアは逃げようとしたが結局一ノ瀬慶の腕の中に収められグリグリされている。

⏰:08/11/11 06:08 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#146 [果樹]
「相変わらず可愛いなぁ。ちょっと大きくなったか?」

いやいやそんなに変わらないよお兄さんと心の中でツッコミをいれる。

「そんなにグリグリしたらモアがはげちゃいます」

「あっごめん!」

⏰:08/11/13 15:11 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#147 [果樹]
冗談で行ったつもりだったが本気にしたらしい一ノ瀬慶はパッとモアから手を離す。

「冗談ですよ。先生コーヒーと紅茶どちらにしますか?」

私はキッチンに入ってキッチンから一ノ瀬慶に問掛ける。

「コーヒーで。後その先生っていうのやめよ?」

⏰:08/11/13 15:12 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#148 [果樹]
私の方を向きながら一ノ瀬慶が苦笑いで言う。

「じゃあなんて呼べば?」

「慶でいいよ」

「わかった」

そう返事をすると慶は笑ってまたモアと遊び始めた。

「はい」

⏰:08/11/13 15:14 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#149 [果樹]
コトリとテーブルの上にコーヒーが入ったマグカップを置く。

「ありがとう」

慶は私が座っているソファの隣に座る。

「そういえば俺普通に家に上がっちゃったけど親御さん大丈夫?」

いつのまにか丁寧口調じゃなくなった慶は、心配そうに聞いてきた。

⏰:08/11/16 16:51 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#150 [果樹]
「大丈夫だよ。あたし一人暮らしだから」

「そっか・・」

詳しいことを聞かれると思ったがそうではなかったので少し驚く。

「その話し方の方がいい」

「え?」

私の言葉に慶は首を傾げる。

⏰:08/11/16 16:52 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#151 [果樹]
「学校で使ってる丁寧口調だとこっちが疲れる」

「あれじゃなきゃいろいろ面倒くさいんだよ」

私の言葉に慶は困った顔で答える。
そのまま私が何も言わないと慶はふぅと軽く息をはく。

「わかった。武藤さんの前では丁寧口調はやめるよ」

⏰:08/11/16 16:52 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#152 [果樹]
「武藤さんじゃなくて愛実でいい」

「はい」

私の言葉に慶はまるで参りましたとでもいうように膝に手を置いて頭を下げる。

「ふふっ」

私はそんな姿に笑いが溢れ慶もつられて笑いだす。

⏰:08/11/16 16:54 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#153 [果樹]
――――・・・

「今日はありがとう」

正面玄関まで送って行くと慶に笑顔でお礼を言われた。

「約束だったから」

「え?」

「また会わせるって約束だったから」

⏰:08/11/16 16:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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