宝物。
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#159 [みぉり]
振り返って再び、ドアノブに手をかけてはみたものの


最後の凪の”帰れ”の冷たい声がこだまして、ゆっくりと力なく手を離したー・・・・

⏰:08/08/18 02:36 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#160 [みぉり]
━━――─・・・・・
凪side



バタンッー・・・



扉を閉めて、それに寄りかかるようにもたれてしまった


「はぁ〜・・・冗談じゃねぇよ・・・くそっ」


呟いた俺の言葉は、店の音楽が消してくれる


俺の今の様子だって、酒に酔ってる客達は気づかない


「凪、ちょっと・・・・」

⏰:08/08/18 02:40 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#161 [みぉり]
すぐ近くから声を掛けられた方に視線を移すと、

修さんがカウンターから物凄い睨みを利かせている姿が入ってきた



「・・・・うぃっす」


力なく返事をして、カウンター横の従業員部屋に入った

⏰:08/08/18 02:43 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#162 [みぉり]
その様子をカウンターに居た常連達が心配そうに見つめる


店のオーナーである修さんは、俺を睨んだまま常連達に”すいません”と挨拶をして

俺の後を追うように部屋に入ってきた


バタンッー・・・・

⏰:08/08/18 02:50 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#163 [みぉり]
「お前、いつからそんな軽い男になったわけ?」


扉を閉めて早々、修さんが厳しい口調で問う



「・・・すいません」


「店の雰囲気に関わる事なんだ、あんな真似お前らしくない」

⏰:08/08/18 02:52 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#164 [みぉり]
「・・・・・」


「それに・・・・俺はいつからあの子の恋人になったんだ?」


「・・・すいませんっ」



俯いたまま謝るだけの俺に、修さんは続ける


「・・ったく、何なんだよ?悠里のあの態度も意味わかんねぇし」

⏰:08/08/18 02:57 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#165 [みぉり]
じろっと視線を部屋のソファに向けて、、、そこに座っている悠里を睨んだ


「ちょっとね・・・凪に仕返し?(笑)」


悠里は、扉の前に突っ立っている俺と修さんに手を合せて”ごめんね”と笑う


っていうか、この場合謝るべきは俺の方だ

⏰:08/08/18 03:06 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#166 [みぉり]
「すいません、悠里のあの態度は俺のせいっす」


謝って、顔を上げると”訳がわからねぇ”と修さんはため息をついて悠里の隣に腰を下ろした



「修ちゃん、妬いた?笑」


「誰が妬くかっ・・・っつーか、凪にキスしてんじゃねぇよっ」

⏰:08/08/18 03:10 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#167 [みぉり]
「だって、つい癖でー・・・・」


「いつまでも留学してた時の癖だすなっ、ここは日本なんだよっ」


修さんと悠里が、俺がいるのもお構いなしに痴話げんかを始めてしまった


これも全部、さっきの俺の言動が招いたことだけど・・・

⏰:08/08/18 03:13 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#168 [みぉり]
言い合いをしている二人に気づかれない様にそっと部屋を出て、店内へと戻った


「若菜くん、大丈夫?」


カウンターからさっきの様子を見ていた常連の一人に声をかけられて


俺はにっこり笑いながら”大丈夫です”と応え、カウンター内へ入った

⏰:08/08/18 03:18 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


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