宝物。
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#398 [みぉり]
ガタンッー・・・・
「ーーっ・・・びびったぁ・・・・お前、いきなりー・・・・ッ」
突然の音に、森くんが慌てて視線を下ろしている間に私は彼の前まで歩く
「?」
私よりもずっと高い身長で、今の私の行動に首を傾げる森くんを見上げた
:08/11/13 01:00
:PC
:C/s/P5Ak
#399 [みぉり]
少し背伸びをして、右手で森くんの頭に手をあてる
「?何??」
「・・・・ッだっ大丈夫だよ・・・・森くんは、間違ってないッ」
視線を合わせて、そう言いながら初めて出会ったときに森くんがしてくれたようにその頭をぽんぽんっと撫でた
「・・・・・−っ////」
:08/11/13 01:04
:PC
:C/s/P5Ak
#400 [みぉり]
瞬間、森くんの顔がみるみる内に真っ赤に染まっていく
それはもういわゆるユデダコの状態だ
「えっ?!ごごごごごめんっ」
予想だにしていなかったその反応に、反射的に手を下ろすも逆に私もオロオロして、自分のしたことが恥ずかしくなっていった
・・・・だだだって!!森くんがこんなに真っ赤になるなんて想わなかったからっ・・・・あーっ!!!なんで頭撫でちゃったりしたんだろ〜・・・////
:08/11/13 01:44
:PC
:C/s/P5Ak
#401 [みぉり]
そんなことを思ってみても、後の祭りでなんとも言えない空気が流れてしまった
互いに、沈黙
…………うぅ……私ってバカ?
いや、だってさ?なんか、こー…森くんが淋しそうだったし、励ましたかったから……いやいや、でも撫でるのは子ども扱いみたいだったかな……うー……
真っ赤な顔を見合わせたままだったのを破ったのは森くんだった
:08/11/13 04:22
:N905i
:S4B9qLtA
#402 [みぉり]
「…………バカ、じゃねぇの///」
「はっ!?バカってッ……いや、バカかもだけど……だって…………うーん、なんか………うん、撫でてしまいました………。」
バカ呼ばわりされて言い返したかったけど、
相変わらず真っ赤な顔で
必死に紡いでくれた言葉を
無碍には出来なくて、
ぺこりと下げた頭をあげると、
少し薄くなった赤い顔で、笑う姿に私もつられた
:08/11/13 04:27
:N905i
:S4B9qLtA
#403 [みぉり]
「…………帰るか」
「うん」
一息ついて、静かに教室を後にする
廊下はもちろん真っ暗で
どちらともなく言い出した
しりとりをしながら玄関へと歩いた
「……マンゴー」
「胡麻」
「また”マ”!?……もーないよぅ」
「まだまだあるだろ……どんだけレパートリー少ないんだよ」
:08/11/13 04:34
:N905i
:S4B9qLtA
#404 [みぉり]
呆れる森くんに軽くパンチをいれて
また笑って、靴を履く
「…………無理すんな」
「え」
先に靴を履き終えた森くんが、一歩前に出て言う
:08/11/13 04:37
:N905i
:S4B9qLtA
#405 [みぉり]
「俺がさっき話したことを変に考えんな」
「………う…無理だよ」
素直にうん、と言える程簡単なことではなくて
どうしたって考えてしまう
私も、もしかしたら……と思ってしまう自分がいるのを
森くんだって気付いているからこそ、話しているんだ
:08/11/13 04:41
:N905i
:S4B9qLtA
#406 [みぉり]
「………さっき、後悔してるかって聞いたよな?」
「うん………してないとも言いきれないって」
「………一つだけ、」
「ん?一つだけ?」
玄関を出て、ゆっくりと並んで歩く
「………伝えればよかった、と思う自分がいる」
:08/11/13 04:45
:N905i
:S4B9qLtA
#407 [みぉり]
思わず歩みが止まりそうになった
「混乱、させちまったから……素直に伝えて振られる方がよかったんじゃないか、と思う時がある」
「……………なんで、伝えなかったの?」
「”伝えなかった”んじゃなくて、”伝えられなかった”んだ」
”?”が頭を駆け回る私を横目に、森くんはクスリと笑って空を仰ぐ
:08/11/13 04:50
:N905i
:S4B9qLtA
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