宝物。
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#939 [みぉり]
ザ……ザザ…


波が打ち寄せる
この海に、じゃない、

俺の中で、なにかが、ざわめきだす

⏰:10/08/25 16:45 📱:N05B 🆔:2AOYkg2s


#940 [みぉり]
言葉を返さない俺を見ることなく


楓は、淡々と続ける




「ま、凪が決めることだけどね」

⏰:10/08/25 16:58 📱:N05B 🆔:2AOYkg2s


#941 [みぉり]
「……いつまで、見ないふりするの?」



ドクンッ……ドクンッ…



「凪、このままだったら私と同じになっちゃう、………手遅れになっちゃうんだよ」



「………手遅れ?」

⏰:10/08/25 23:03 📱:N05B 🆔:2AOYkg2s


#942 [みぉり]
「そ、・・・・気づいた時には、手の届かない所にいっちゃうの」



月明かりに照らされた、楓の瞳から静かに涙が流れた



「楓ッ・・・お前・・・」


「黙ってッ・・・ごめんね?・・・泣くつもりなかったのに・・ッ・・・ちょっと・・・・ッだめ・・・みたいッ」

⏰:10/08/27 00:23 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#943 [みぉり]
驚いて声をかけた俺を、制止して、でもこちらは向かないで


まっすぐ前を見たまま、楓は泣いていた


喚くわけでなく、嗚咽するわけでなく



ただただ、ひっそりと涙がとめどなく流れていたー・・・・

⏰:10/08/27 00:52 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#944 [みぉり]
・・・・・・



どれくらいの時間が経ったのか、気づけば随分と離れていたはずの


波打ち際が、すぐそこまで迫ってきて


足先がぬれてしまいそうで、思い切って声をかけた



「・・・・楓、立てるか?」

⏰:10/08/27 01:02 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#945 [みぉり]
じっと、海を見つめたままだった楓が俺の言葉に応えるように、


ゆっくり腰をあげた。



「ありがと、凪」


「いや・・・大丈夫か?」



ありきたりな言葉しか出てこなくて、こんな自分に少しの嫌悪感

⏰:10/08/27 01:04 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#946 [みぉり]
そんな俺に楓は、にこりと笑ってバイクを止めた堤防のほうへと足を向けた。



ザク・・・ザク・・・

来たときと同じように、砂に足跡が刻まれる


その後について歩きながら、俺の心に生まれた波紋を抑えられず


「・・・・手遅れって・・・何なんだ・・・?」


口火を切った。

⏰:10/08/27 01:07 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#947 [えり]
すごいすきです!
がんばってください!

⏰:10/09/09 00:11 📱:SH905i 🆔:qh33Ga9A


#948 [みぉり]
>>えりさん☆
コメントありがとうございます!
ゆっくりですが、見守っていただけたらうれしいです。

みぉり

⏰:10/09/12 04:31 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


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