宝物。
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#132 [みぉり]
「見た感じだとー・・・20歳?」
”もっと若いっての!!”そう言いたかったけど、言えるはずもなく
私はひきつった笑顔で”はぁ”と答えるだけ
「何々?もしかして緊張してる??・・・・可愛いなぁ」
かわっ?!?!
お世辞とわかっているのに”可愛い”という言葉にかぁっと顔が赤くなってしまった
:08/08/17 21:02
:PC
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#133 [みぉり]
「ははっ・・・純粋なんだねぇ」
私のその反応に気を良くしたのか、男性は距離を詰めてふいに私の頬に手を添えて
ぐいっと見つめ合うような姿勢にされた
え?え?
訳のわからないまま、あたふたする私に男性はさっきとは少し違う表情を浮かべてにっこりと笑う
「ねぇ・・・良かったらさー・・・」
:08/08/17 21:06
:PC
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#134 [みぉり]
なにこの人ーっ・・・・こわいっ
顔を固定されてしまったため、体勢を逸らすことができない
話しながら、でも確実に近づいてくる男性に背筋がゾクっとした瞬間
上から右腕をぐいっと引っ張られて、ガタンという椅子が倒れる音と共に体が起き上がった
:08/08/17 21:12
:PC
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#135 [みぉり]
「お客様、こちらの方はオーナーの恋人ですのでそれ以上はご遠慮下さい」
不意に聞こえてきた聞き覚えのある声ー・・・・
あまりのことに固まってしまって動けなくなってしまい、
私は、さっきまで私に言い寄ってきた男性をじっと見つめた
「え?あ、、、そ、そうなのか?」
その男性は隣にいるであろう人物に目を向けてやや焦った様子で話す
:08/08/17 21:18
:PC
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#136 [みぉり]
「知らなくて・・・すまなかった」
男性は慌てながら私にぺこりと頭を下げるといそいそとその場を立ち去っていった
今のやりとりに周りの客が注目し、ざわざわとする店内
「お騒がせいたしまして、申し訳ございません」
私を引っ張り立たせた人物は、周りのお客さんに向かって深々と頭を下げた
:08/08/17 21:23
:PC
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#137 [みぉり]
その様子に、周りの客もはっとした様子で数秒後には先刻と変わらぬ雰囲気へと戻った
私はほんの数分のやりとりの間に、、、何も言えず、、、視線を帰ることもできずに
今はもう、男性が立ち去って誰もいない椅子をじっと見つめていた
:08/08/17 21:25
:PC
:61JlzwEo
#138 [みぉり]
「・・・・・何してんの」
右隣から聞き慣れた声が聞こえる。
でもそのトーンはいつもは聞くことのない位低くて、、、、怒っていることが伝わってきて余計に視線を変えられない
「・・・・おい、聞いてんのか?有希」
名前を呼ばれたとの同時に、掴まれた右腕がぐっとやや強く握られて
私はゆっくりと身体をその相手に向ける
:08/08/17 21:29
:PC
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#139 [みぉり]
「・・・・・・・凪」
視線を移した先にいたのは、いつもの笑顔ではなく
眉間にシワを寄せて、じっと私を見つめる凪の姿だったー・・・・
:08/08/17 21:33
:PC
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#140 [みぉり]
凪のその鋭い視線に思わず目を逸らしそうになる。
でも、なんとかこの状況を上手く説明しなきゃ、、、、後をつけたことがばれない様に言い訳しなくちゃ
そう思って口を開く
「あのっ・・・これは・・・」
けど、口を開いてはみたものの、上手い言葉が見つけられない
:08/08/17 21:52
:PC
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#141 [みぉり]
「ーーっ」
何も言えなくて、凪の目が怖くて、、、、俯いてしまった
「・・・・はぁ、お前さ」
凪がため息をついてから何かを言いかけた瞬間、
「なっちゃぁぁぁん」
鼻につくくらい、媚びてる甘ったるい声が聞こえて、凪の声を掻き消した
:08/08/17 23:42
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