宝物。
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#201 [みぉり]
いつかまた、凪に彼女が出来て笑いながら私に報告してくる日が来る



その時は、笑って喜んであげたい



好きって伝えないんだから、誰も手にすることが出来ない”幼馴染”という立場だけは守りたい

⏰:08/08/23 03:04 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#202 [みぉり]
そう決意して、あかりに告げた



あかりは”わかった”と言いつつもきっと、どこかで納得できていないと思う




だけどね、それが私なりに凪を想う形なんだ

⏰:08/08/23 03:07 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#203 [みぉり]
━━――─・・・・・
凪side




なんで屋上なんて来てしまったんだろう



昼休みはいつも、あかりと有希がご飯を食べてるってことをどうして忘れてたんだろう

⏰:08/08/23 03:11 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#204 [みぉり]
昼休みは始まってぼーっとしていた屋上に有希とあかりが入ってきた時に立ち去るべきだった




けど・・・・動けなかった




有希の言葉に、二人の涙声に、動くことが出来なかったんだ

⏰:08/08/23 03:16 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#205 [みぉり]
いつの間にか、静かに寝息を立て始めた二人を残して立ち去ればよかったのに、それすら出来なかった




いや、一目でいいから会いたかったんだ




有希に

⏰:08/08/23 03:21 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#206 [みぉり]
俺はゆっくりとハシゴを登り、泣き腫らした顔で眠る二人にシャッターを切った



幽霊部員の俺だけど、カメラは大好きで暇さえあれば持ち歩いてるんだ



本当は不謹慎なのかもしれない、俺のせいで泣かせた二人を撮るなんて

⏰:08/08/23 03:25 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#207 [みぉり]
だけど・・・どうしても俺の中に残しておきたかったんだ




撮った後、始めからずっと一緒にいてくれた恭ちゃんにカメラを託して俺はゆっくりとその場から離れた

⏰:08/08/23 03:29 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#208 [みぉり]
向かう先は保健室



写真部副部長の特権である保健室の鍵で、校医不在の保健室で少し考えるために・・・


―――――・・・・・

階段を降りて、保健室前に立ち、自分の胸ポケットを漁って思い出した

⏰:08/08/23 03:31 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#209 [みぉり]
凪「鍵・・・・恭ちゃんに没収されたんだった」



俺が恭ちゃんにも内緒で保健室を使っていたせいで、

三井さんは誰かが勝手に保健室を使っているのではないかと疑っていると


恭ちゃんに言われ、保健室を使った後の片付けをしなかった俺の不注意のせいだとわかるや否や鍵を没収されてしまったのだ

⏰:08/08/23 03:35 📱:PC 🆔:s.l8mfkw


#210 [みぉり]
凪「はぁ〜・・・」


思いため息を吐き出して、ずるりと扉の前に座り込んだ


きっと恭ちゃんのことだから、俺の後を追ってきてくれる


そう思って待っていると案の定、聞きなれた足音が近づいてきた

⏰:08/08/26 02:27 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#211 [みぉり]
顔を上げると、恭ちゃんがあまりに真剣な面持ちでいたから


つい、恭ちゃんの口真似なんかしてわざといつもの俺らしく話しかけた


恭ちゃんはふっと笑って自分の鍵で保健室を開けるのを


俺はどこかほっとした気持ちで見つめながら保健室へと入りソファに腰掛けた

⏰:08/08/26 02:31 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#212 [みぉり]
息をついて、ふとカメラを見たくなり恭ちゃんにそれを頼んで受け取った


恭ちゃんは何も言わない、いや、俺が普段から考えられないくらい静かだからだろうか



そんなことを思いながら画像の履歴をゆっくりと探る


傍らの恭ちゃんが三脚を手にしてそれを磨いているのが視界の隅に写った


俺に変な気を使うわけでなく、いつも通りであろうとしてくれてるのがなんとなくわかる

⏰:08/08/26 02:37 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#213 [みぉり]
画像を辿り、最後に行き着いたのはさっき屋上で撮った一枚



あかりと有希が寄り添って眠る姿ー・・・・



ズキンと胸が痛くなった



有希の言葉に、その決意に、その裏にある気持ちを思って・・・

⏰:08/08/26 02:41 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#214 [みぉり]
凪「・・・・・ばかだよね」

恭「は?」


突然の発言に、恭ちゃんは顔をこちらに向けながら声を上げる

俺はソファの前にあるテーブルにカメラを置いた




恭「・・・・・・誰が?」

⏰:08/08/26 02:45 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#215 [みぉり]
誰?誰に対してなんだろう今の俺の言葉


気づいたら呟いていただけ・・・・・



有希を追い詰めて、あかりを傷つけて、でも全部を隠し通そうとしてる俺?



こんな俺を想っている有希?

⏰:08/08/26 02:48 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#216 [みぉり]
凪「・・・・・・・・・・さぁ」


恭「なんだよそれ(笑)」


恭ちゃんは俺の言葉に深く突っ込むわけでなく、茶化すわけでなく・・・三脚を戻すとそのままじっと俺を見つめているのがわかった


でも俺は目を合せる勇気はなくて、そのままただひたすらに床を見つめていたー・・・・・

⏰:08/08/26 02:50 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#217 [みぉり]
ぐるぐると回る色んな想いが・・・・


恭ちゃんのあかりへの想い、あかりの恋愛への恐怖、悠里の修さんへの想い



有希の俺への想い、俺の・・・・想いは?



俺の想いはどこにあるんだろう

⏰:08/08/26 04:04 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#218 [みぉり]
そんな自問自答の中、終業時間が迫ってきて恭ちゃんに声を掛けられた



だけど、もやもやしてる俺の何かが少し掴めそうな気がして中々立ち上がれない



なぜか、ふと頭を掠めたのは”公園”の記憶

⏰:08/08/26 04:09 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#219 [みぉり]
恭ちゃんにもう一度、声を掛けられたのを機に俺はカメラを肩に掛けて保健室を出た



教室ではなく、今、俺が向かいたいその場所へ



後ろから何も言わずに着いて来てくれる恭ちゃんに、


俺は心の中で”ありがとう”と呟いた

⏰:08/08/26 04:12 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#220 [みぉり]
━━――─・・・・・
有希side



あれから


あの金曜の夜から凪と話していない



いや、言葉は交わすけれど、表面的で他人行儀な挨拶程度

⏰:08/08/26 04:16 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#221 [みぉり]
今は水曜日の3時間目の休み時間、


次の時間は選択授業の”古典”の最初の授業のため、


他クラスから何人かがうちのクラスに移動してる


ソワソワして、なんとなく独特な緊張感の漂う空気ではあるけれど


今の私には、そんなのは眼中にもなかった

⏰:08/08/26 04:26 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#222 [みぉり]
今までだって何日も話さない日はあったというのに


”好き”と自覚して、余計に話さない事に敏感になってしまったみたいで


頭の中は”幼馴染”として、話しかけるその方法を探してる



「はぁ〜・・・」

⏰:08/08/26 04:27 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#223 [みぉり]
最近のすっかり習慣になってしまったため息をついて、

そのため息をついてしまったことに自己嫌悪の独り言を呟きかけた瞬間



「お前・・・相変わらずため息ついてんのな」



どこかで聞いたような台詞で、これまた聞き覚えのある声が聞こえた

⏰:08/08/26 04:39 📱:PC 🆔:o0sMbafY


#224 [みぉり]
「え?」


机につっぷしていた私は聞こえた声に顔をあげた



「!!!!!!」



顔をあげたすぐ目の前に、綺麗な男の子の顔

⏰:08/08/28 00:51 📱:PC 🆔:vTIArKc2


#225 [みぉり]
ガタンッー・・・・



あまりの近さに、大きな音をたてて立ち上がってしまった




「んな驚くなよ(笑)」

⏰:08/08/28 00:58 📱:PC 🆔:vTIArKc2


#226 [みぉり]
「もももも森くんっ?!?!?!」


「よ、選択授業同じだったんだなぁ」



驚く私をよそに、そんなことを言いながら私の前の席に森君は座った



「えぇぇぇぇぇっ?!?!これっ、1年もー・・・っ」

⏰:08/08/28 01:08 📱:PC 🆔:vTIArKc2


#227 [みぉり]
「声がでけぇっ!・・・ったく、専門とLHR以外は2年って言ったろ?」



森君は眉間にシワを寄せながら、私の口を塞いだその手をゆっくりと下ろした



「ぷはぁ・・・だって、まさか本当に一緒になるなんて思わないじゃないっ!!」

⏰:08/08/28 01:13 📱:PC 🆔:vTIArKc2


#228 [みぉり]
驚きながらも、声のボリュームを抑えて席に座った


「それは確かに俺もびっくりした」


森君はしみじみと頷きながら、その顔がいたずらっこみたいに笑っていて


私はなんだか、拍子抜けしてしまった

⏰:08/08/28 01:20 📱:PC 🆔:vTIArKc2


#229 [みぉり]
「な、この授業って何人くらいが受けてんの?」



「んー…たぶん、30人くらい?」


「へー……何組と何組から集まってんの?」



「1、2、3組だよ」



「3組までか……ちっ」

⏰:08/08/28 15:06 📱:N905i 🆔:r8e4zP7c


#230 [みぉり]
舌打ちをしながら、森くんは不機嫌そうな顔で前を向いてしまった


一瞬のことに思わず、言葉を詰まらせ、はっと気づいたときはすでに森くんの背中が見えるだけ



・・・・・また突然、舌打ちしてるし

⏰:08/08/30 18:22 📱:PC 🆔:d12gzkEM


#231 [pω・ξ]
>>1-250

⏰:08/08/30 18:24 📱:D705i 🆔:yR7sQIIM


#232 [みぉり]
>>231 pω・ξさん☆

アンカーありがとうございます(≧▽≦)

⏰:08/08/30 23:35 📱:PC 🆔:d12gzkEM


#233 [みぉり]
>>230から



森くんの背中を軽く、睨みながらもチャイムと共に入ってきた先生によって



古典の授業へと時間は進んでいった



……とはいえ、初めの授業なので軽い挨拶と説明だけですぐに終わるだろうけど

⏰:08/09/01 17:20 📱:N905i 🆔:YPBJJQDs


#234 [みぉり]
案の定、古典のおじいちゃん先生は簡単な挨拶から始めて話したけどすぐに自由時間となった



他クラスは授業中なので室内でという条件付きだけど



私はといえば、ぼーっと窓の外を見つめてため息をつくことの繰り返し

⏰:08/09/08 16:50 📱:N905i 🆔:RvcaAA9E


#235 [みぉり]
本当……どうしたらいいんだろ……って、どうやって凪に話し掛けたらいいかを考えるべき?……でも、ちゃんと普通にできるのか私……



そんなことを考えながら、何度目かのため息をついた直後、



「……っだーっ!!!!!」



びくっ

⏰:08/09/08 16:56 📱:N905i 🆔:RvcaAA9E


#236 [みぉり]
突然、聞こえた声に驚いて前を向くと森くんが思いっきり眉間にしわをよせて私の方を向いて座っていた



「どどどーしたの??」



驚きの余りどもりながらも尋ねる


何よいったい!!めっちゃびっくりしたわっ!!

⏰:08/09/08 16:59 📱:N905i 🆔:RvcaAA9E


#237 [みぉり]
「どうしたのじゃねぇよ……背後で18回もため息つかれたら、イライラもするだろーが」



眉間のしわをより一層、深くして言う



「えっ!?そんなにため息ついてた!?」



自分でもそんなに多いとは思わず尋ね返してしまった

⏰:08/09/08 18:32 📱:N905i 🆔:RvcaAA9E


#238 [みぉり]
そんな私を森くんは呆れたような眼差しで見つめてくる


そんな目で見ないでよ〜・・・


「だって・・・そんなにため息ついてるつもりなんてなかったんだもん」


少しシュンとして、呟く私に森くんは眉間のしわを緩ませて、ふっと笑った

⏰:08/09/12 03:27 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#239 [みぉり]
「まぁ・・・ため息が出てるってことは・・・・あの幼馴染の事・・・まだ解決してねぇってことだろ?」


ドキッとした


そうだ、森くんに話したんだった・・・凪のこと


途中からは私が自分で勝手に話を進めてしまったのだけれど・・・



「・・・覚えててくれたんだね」

⏰:08/09/12 03:34 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#240 [みぉり]
「そりゃぁな、簡単に忘れたりする程まだぼけてないんでな(笑)」


森くんが茶化して言う言葉に自然と笑顔になった


なんか肩の力がふっと抜けた感じ・・・・だったけど


「・・・・で?」



急に真剣な眼差しで私に問う森くんに、悩みの種を打ち明けたくなった

⏰:08/09/12 03:42 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#241 [みぉり]
・・・・とは言え、どこから話していいのやら


よくよく考えてみれば、あの日は凪にきちんとバイトの事を聞けた訳ではないし


はっきりしたのは・・・・私の凪への想いだけ




「・・・・森くんの言った通りでした」


「?俺の?・・・・あぁ」

⏰:08/09/12 04:50 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#242 [みぉり]
一瞬、悩んだようなその顔はニヤリと笑って私の言葉の意を理解したことを示していた


「・・・・・自覚したんだ?」


勝ち誇ったようなその顔に少なからず、悔しさを覚えた


「う・・・したよ、しましたわよ」

⏰:08/09/12 04:53 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#243 [みぉり]
「ってことは・・・・ため息の理由も変わったんだな?」


・・・・この人って、どうしてこんなに頭の回転が速いのかしら


ほんの二言、三言の会話だけで、私の今の思いやため息の持つその意味までも感じ取っているのだから



「森くんって・・・・・・エスパー?」


「は?」

⏰:08/09/12 04:56 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#244 [みぉり]
「だって、大して話をした訳でもないのに・・・・全部、わかってるみたいだから」


思ったままをそう呟くと、森君はふっと悲しげに笑った



「エスパー・・・・みたいなもんかな。”幼馴染”への想いに関しては」


「え?それってー・・・・」
「ストップ、俺の話はまた今度な」

⏰:08/09/12 05:13 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#245 [みぉり]
どういうこと?と聞きたかったけど、森君がそれ以上の追求を止めたから


私もぐっと堪えることにした


「えぇー?・・・・今度はなしてよ?」


機会があれば絶対に聞きだすことを密かに決意をして呟いた


「ん、まぁ・・・・とりあえずはお前の話が片付いたらな」

⏰:08/09/12 05:17 📱:PC 🆔:Q84UxIjY


#246 [みぉり]
そう言った姿があまりに寂しげだった事が少しだけ気になったけど

そのまま金曜日の出来事と今の状況を話した


森君は終始無言で、視線はどこか遠くを捉えていた

⏰:08/09/16 20:46 📱:N905i 🆔:S1UCDP3g


#247 [みぉり]
「ー・・・ってなってて、今はろくに話もしてない、話たいけど・・・なんて言ったらいいのかもわかんなくて」



しどろもどろになりつつも、今の気持ちを素直に話す


「それに・・・・」


何よりも、凪にまたあの目で見られるのが怖い


”お前に関係ない”って突き放されるのが怖い

⏰:08/09/17 23:36 📱:PC 🆔:qo1DkXwU


#248 [みぉり]
金曜の夜の凪が、頭の中をよぎって思わず下を向いてしまった。


「お前さ・・・・幼馴染でいいのか?」


「え?」



その言葉に顔を上げると、森君が真剣な目で私を見つめていた

⏰:08/09/17 23:47 📱:PC 🆔:qo1DkXwU


#249 [みぉり]
「好きなんだろ?彼氏彼女になりたいって思わねぇの?」


「そんなこと・・・・」



凪の彼女になる?


私が?



「考えたことない」

⏰:08/09/17 23:50 📱:PC 🆔:qo1DkXwU


#250 [みぉり]
「・・・なんで?」


森君は眉間にシワを寄せながら、静かに問う



「だって・・・・凪は私を幼馴染としか思ってないから」



こんな想いは凪を困らせてしまうだけだもの


だから伝えない、伝えられない

⏰:08/09/17 23:58 📱:PC 🆔:qo1DkXwU


#251 [みぉり]
「・・・んなこと、やってみなきゃわかんねぇだろっ」


森君が少しだけ声を荒げる


「えっ・・・えぇ?・・?」


そのあまりに急すぎる変化に目を丸くしてしまった


私のその反応に、森君ははっとしたように目を逸らす



「わりぃ・・・ちょっと・・・・」

⏰:08/09/18 00:01 📱:PC 🆔:erqu0muw


#252 [みぉり]
「う、うん」


森君がまた遠くを見てる、何を考えてるんだろう


何か、彼にも思うことがあるんだろうか


”やってみなきゃわからない”


確かにそうかもしれない・・・・だけど、16年間ずっと一緒にいたんだよ

凪の私への気持ちなんて、幼馴染以外の何者でもないって一番知ってる

⏰:08/09/18 00:05 📱:PC 🆔:erqu0muw


#253 [みぉり]
だから―……



私は大きく息を吸い込んだ



「幼馴染がいいの」



森君が、視線をゆっくりと私に戻す

⏰:08/09/18 15:48 📱:N905i 🆔:hxWD1SbE


#254 [みぉり]
「幼馴染でいい……じゃなくて、幼馴染がいい…ってか」



森君が呟やいたその言葉にしっかり頷く



「一緒にいたい、ただそれだけだよ。」



はっきり言葉にして、胸の中がスッと軽くなった

⏰:08/09/18 15:56 📱:N905i 🆔:hxWD1SbE


#255 [みぉり]
そんな私とは裏腹に、森君は再び眉間にシワを寄せて目つきが鋭くなっていく


その目に思わず、息を呑んだが背筋はピンとして、視線を逸らすことが出来ない




………なんか……怒ってる?

⏰:08/09/18 16:01 📱:N905i 🆔:hxWD1SbE


#256 [みぉり]
「本当に…心の底からそう思ってんの?」



ぴりぴりとしたオーラを出しながら、静かに告げるその声に緊張せずにいられなかった




「そ……ぅ…だよ」




少したじろぎながらも呟くと森くんはふぅとため息を漏らした

⏰:08/09/30 13:01 📱:N905i 🆔:hPq8kYFE


#257 [みぉり]
「………今はそれでいいのかもな」



「え?」



゛今は゛ってどういう意味?

⏰:08/10/07 14:27 📱:N905i 🆔:CHBu1GSo


#258 [みぉり]
聞き返した私の声が聞こえなかったのか、森君はそのまま前を向いてしまった




…………何よ。変な奴



なんとも消化しきらない気持ちで、もやもやしたままだったが、わざわざ森君に声をかけてまた話す気にもなれなくて窓の外に目を向けた

⏰:08/10/07 14:42 📱:N905i 🆔:CHBu1GSo


#259 [みぉり]
――――・・・・・・
放課後




部活に所属していない私は、時間を持て余していた


いつもだったら、あかりと学校に残って話したり、ぷらぷらと街に出てみたりと過ごすのだけれど



そのあかりも、今泉恭平の頼みとやらでしばらくは放課後を一緒に過ごせないらしい




「さて、どうしよっかなぁ〜」

⏰:08/10/08 01:02 📱:PC 🆔:k2yzzeC6


#260 [みぉり]
呟いて大きく伸びて、そのまま屋上のコンクリートに倒れこむ




なんとなく、ここに足を運んでいた




入学式の後、凪に『良い所に連れていってやる』って言われて来たのが最初

⏰:08/10/09 19:32 📱:N905i 🆔:ic.cSgqE


#261 [みぉり]
ゆっくりと瞼を閉じて、その日の記憶を手繰る



━━━━――――……

約一年前、入学式後のこと



「有希ッ早くしろよ」


「ちょっ…ちょっと凪ッ?この先は屋上だよ??立入禁止ってさっき担任が……」


辺りを心配気に見回す私を尻目に凪は楽しそうに階段を上っていく

⏰:08/10/09 19:37 📱:N905i 🆔:ic.cSgqE


#262 [みぉり]
「平気平気♪」



………それが不安なんだって



私はため息をつきながら、黙って凪についていくことにした


昔からそう。止めたって聞きやしない

凪はみんなが止めること、禁止されてることをするのが大好きの困った癖がある


彼曰く、『だめと言われる程体がうずく』らしい

⏰:08/10/09 19:43 📱:N905i 🆔:ic.cSgqE


#263 [みぉり]
そして小さい頃からそんな凪にいっつも付き合ってきた


まったく・・・・なんでこうもヤンチャなままかなぁ



ブツブツ呟きながらも階段を上っていくと、扉の前で凪が立ち止まった


不思議に思って扉を見るとどうやら鍵が掛かっているみたい



「なんだ・・・・鍵閉まってるんじゃ入れないね」

⏰:08/10/10 02:50 📱:PC 🆔:oj1hJBTU


#264 [みぉり]
折角、来たのに入れないとは・・・・半分ほっとしたような残念なような・・・・


複雑に思いつつ凪に目を移すと、子供の頃からずっと変わらないいたずらっこのような顔でにやっと笑う姿があった



「なっ・・・・何よ、その笑顔」



不信を抱かずにはいられずに、思わず言うと凪は得意げに胸ポケットをゴソゴソと探り出した



「??何??」

⏰:08/10/10 02:53 📱:PC 🆔:oj1hJBTU


#265 [みぉり]
頭の中に『?』が飛び交う私に、凪はポケットから何かを取り出し目の前にずいっとそれを出す



「じゃーん♪」


「何これ・・・・鍵??」



凪が手にしていたのは、小さくて刃先のシンプルな鍵



・・・・ん?鍵??って・・・・え?!



「ちょっ・・・凪それっー・・・・」

⏰:08/10/10 05:08 📱:PC 🆔:oj1hJBTU


#266 [みぉり]
ガチャリッー・・・・



『屋上の鍵なの?』と聞く途中、その答えが開錠された扉の音で明らかになった


ぽかんとする私に、凪は得意満面な顔で笑ってドアノブを回して外に出ていく


「あっ待ってよぅ」


はっと我に返り、慌てて凪を追って屋上に出るとそこは真っ青な空がぐーっと広がっていてその眩しさに一瞬、目を伏せた

⏰:08/10/10 05:13 📱:PC 🆔:oj1hJBTU


#267 [みぉり]
「うぉーい、何してん?」


立ち止まった私に、陽気な凪の声が聞こえる


その声に再び目を開くと、数歩先で凪が手招きをしてる姿が見えた



「こっち。」



呼ばれるがままに歩みを進めると


凪は大きく伸びをして、フェンスに寄りかかってしゃがみこんだ

⏰:08/10/10 05:20 📱:PC 🆔:oj1hJBTU


#268 [みぉり]
「ん〜・・・気持ちいいなぁ・・・・さすが、やまとさんお勧めスポットなだけあるわ」



大きな一人言で、目を閉じる凪


その隣にちょこんと腰を下ろして座ると、すーっと気持ちの良い風が吹き抜けて、私も思わず目を閉じた



「「気持ちいい風ー・・・・」」



同時に呟いた言葉に思わず顔を見合わせて、次の瞬間、お互いに噴出した



「ちょっと〜真似しないでくれますぅ?笑」

「有希が真似したんだろ〜笑」

⏰:08/10/10 05:26 📱:PC 🆔:oj1hJBTU


#269 [みぉり]
他愛もない会話だけど、凪とのこのやりとりだって小さい頃からの癖みたいなもの



二人でひとしきり笑った後、どちらともなく無言になった


沈黙とはまた違う


会話がなくても、なんてことない


ぼーっとして過ごしているだけの、実はすごく好きな時間

⏰:08/10/15 02:11 📱:PC 🆔:EIAQpJII


#270 [みぉり]
「凪さぁ、よくこんな所知ってたねぇ、ってかよく鍵見付けたね(笑)」




「んー、見つけたっていうか……卒業生からもらったんだよ。代々引き継がれてんだって。」


目を閉じたまま話す私に、多分凪も目を閉じたまま応えてる




「引き継がれてるって……じゃぁ持ってる人って限られてるの?」

⏰:08/10/16 13:23 📱:N905i 🆔:vR.5kib2


#271 [みぉり]
「一応そうらしい。一度渡されると3年間使うから引き継がれんのも3年に一度だから、鍵を知ってる人間は少ないわけよ」



「はぁ〜そんな隠れた伝統があるんだぁ」

⏰:08/10/16 15:33 📱:N905i 🆔:vR.5kib2


#272 [みぉり]
潮見高校は、建物自体は10年ほど建て替えたものなので割と新しく、校内も綺麗だが、創立そのものはゆうに50数年を数えるらしい


・・・・・あんまり詳しく知らないけど


でも建て替えて10年くらいなのに『鍵』の伝統があるってことを考えると・・・・・鍵を引き継ぐのって凪が3代目か4代目ってことよね?


その前はどんな人が持ってたんだろ・・・・いや、むしろ凪は一体誰にもらったの


私の知る範囲だと、凪の友達や知り合いに潮見卒業っていない気がするし・・・・・

⏰:08/10/17 04:31 📱:PC 🆔:o47aduR6


#273 [みぉり]
ふとそんな疑問が頭をよぎり、凪に問いかけようと目を開いた



「ねぇ、凪の前に鍵持ってた人ってー・・・っわぁぁぁっ////」



言いながら目を開けた私の視界に飛び込んできたのは凪のドアップ


「ちょっ!動くな!!前髪に毛虫ついてんだって!!」


驚いて反射的に身体を動かしかけた私を慌てて凪が制する


「けっ?!?!〜〜〜っやだやだやだ〜〜〜〜っ!!!!早くとって〜〜〜〜〜!!!!」



「っだー!!わぁってるよ!!だから動くな〜〜〜!!」

⏰:08/10/17 05:11 📱:PC 🆔:o47aduR6


#274 [みぉり]
ぎゃーぎゃーと喚きながらも凪に毛虫を取ってもらい、二人ではぁーっとため息をついた



「・・・・っつうか、有希ぃ・・・・お前、毛虫一匹でどんだけびびってんの(笑)」


「ちょっと!私だって女の子なんだから!!毛虫は怖いのよ!」


「・・・・・へぇ。女の子ね・・・へぇ・・・・。」


凪が明らかな作り笑いをしながら、立ち上がって扉に向かって歩き出す


「おっ置いてかないでよぉ〜」


慌てて凪を追って、屋上を後にした。

⏰:08/10/17 05:16 📱:PC 🆔:o47aduR6


#275 [みぉり]
バタン・・・・ガチャ・・・・



扉の鍵を閉めている凪を待って、施錠を確認して歩き出す



「おい」

「ん?」


「手」

「手?」


急に呼び止められたかと思えば、凪は私に手を出すように指示してくる

⏰:08/10/17 22:45 📱:PC 🆔:o47aduR6


#276 [みぉり]
凪は拳を握った右手をずぃっと前に出しながら、繰り返し言う


「手、出して」

「?」


首を傾げながらも、言われるまま右手を差し出す。
すると凪が手のひらに何かを乗せた。
それが何かを確認したかったけれど、見る間もなくそれを握らされてしまった

⏰:08/10/18 09:46 📱:N905i 🆔:XJT02ytg


#277 [みぉり]
私にそれを握らせると凪は満足そうに階段を降りていく


「え、ちょっ…ちょっと!!凪、これなに?」


なんだか拳を開きにくくて、右手を変に握りこんだまま後を追って階段を下ると、凪はくるりとこちらを向いた

その顔はいつもの、あのいたずらっこ顔



瞬間、いやな予感

⏰:08/10/18 09:52 📱:N905i 🆔:XJT02ytg


#278 [みぉり]
思わず顔がひきつった私に、凪はにやりと笑った



「毛虫」



やっぱり、予感的中



「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」


凪の言葉を聞いてすぐに手を開いて思いっきり振り払う



カシャーン………

⏰:08/10/18 09:56 📱:N905i 🆔:XJT02ytg


#279 [みぉり]
…………毛虫が『カシャーン』?

音に違和感を覚えて、思いっきり毛虫を叩きつけたであろう床に視線を落とす


そこにあったのは、毛虫ではなくて………さっきまで凪が使っていた『鍵』



「???」



訳が分からず、鍵を見ていると凪が笑いながらそれを拾い上げた

⏰:08/10/18 11:45 📱:N905i 🆔:XJT02ytg


#280 [みぉり]
その動きにつられるように顔を上げると、凪は鍵を再び私に握らせくるりと背を向けて歩き出す


「え・・・鍵っ・・・どーすんのこれっ」


突如渡された鍵に戸惑って声をかけるが凪は振り向いてくれない



私にどうしろっていうのよぅ・・・・。



渡された鍵に視線を落として、どうしようかと動けないでいると凪の声が聞こえた

⏰:08/10/18 17:15 📱:PC 🆔:Mz7ATmGU


#281 [みぉり]
「入学祝い」

「・・・・え?」


思わず見上げると、照れ臭そうにこっちを向いた凪が続ける



「だーかーらーっ!俺からの入学祝いっ・・・・それ、やるよ」

⏰:08/10/18 17:24 📱:PC 🆔:Mz7ATmGU


#282 [みぉり]
「……へ?」


「…………やまとさんが……って、鍵の前の持ち主だけど………一人だけなら合鍵作っていいって言ってくれて…誰にやろーって考えて……頭に浮かんだの………有希だったからさ」

⏰:08/10/18 22:07 📱:N905i 🆔:XJT02ytg


#283 [みぉり]
そう言って、またスタスタと歩きだした凪をぽかんと、見つめた



鍵………私にって……思ってくれたんだ




驚きだったのが、じわじわと嬉しさに変わって自然と顔が綻ぶ

⏰:08/10/19 23:05 📱:N905i 🆔:0NQJO8EU


#284 [みぉり]
引き継がれてきた鍵を私も持てること

凪が鍵を渡したい相手に選んでくれたこと


どちらもすごく嬉しくて、鍵をぎゅっと握り締めた



「凪っ!!ありがとうっ!!」



━━━━ーーーーー…………


ゆっくりと目を開ける
目の前には大きな空

⏰:08/10/20 04:45 📱:N905i 🆔:4Ptja8.o


#285 [みぉり]
思い出した一年前の記憶から現在に頭を戻す


「………嬉しかったなぁ」


呟いた私の顔はきっと笑ってると思う

思い出し笑いなんて気持ち悪いかもしれないけど、、

思い出すだけで笑顔になれる、

それくらい、あの時嬉しかったんだ

⏰:08/10/20 04:52 📱:N905i 🆔:4Ptja8.o


#286 [みぉり]
「……ぃよっと」


上体を起こして、携帯を取り出す
金曜から一切、凪に連絡してない
凪からも連絡はない



「………」



顔を合わせば普通に話はしてる

⏰:08/10/20 05:09 📱:N905i 🆔:4Ptja8.o


#287 [みぉり]
でも、それだけ


無意味に携帯の電話帳をくるくると回しながら、ある名前で指を止めた


「………椎名…楓」


そこにあったのは聞き覚えのある『楓』の字

また記憶を手繰る

⏰:08/10/20 05:17 📱:N905i 🆔:4Ptja8.o


#288 [みぉり]
『…ーーっで、中学の仲良しだった楓ちゃん』

『初めまして、椎名楓ですー……』



「…………っ思い出した!!」


『楓ちゃん』
あかりと凪の中学の友達だっ!!
入学してすぐ、機会があってちょっとだけ話をしてその時に携帯を交換したんだ

⏰:08/10/20 05:21 📱:N905i 🆔:4Ptja8.o


#289 [みぉり]
「すっかり忘れてた・・・・・」



1学年12クラスのこの高校で、5クラス以上離れていたらまず互いの名前を知ることなんてない



楓ちゃんもその一例、
入学して1週間経たないうちに見学してたバスケ部で偶然会っただけだ


・・・・・確か、あの時も髪を高く結ってたっけ


一目しか見てないけど、小動物みたいな可愛らしかった印象だけは残ってる

⏰:08/10/21 22:13 📱:PC 🆔:0zM106IM


#290 [みぉり]
「・・・・・隣のクラス・・・なのかな」


先週の始業式日の放課後、あかりからクラスに知り合いは凪だけだったって聞いた


だから、、、多分、楓ちゃんは同じクラスではない



・・・・・・だけど、私よりずっと近い距離に居られるんだ



『羨ましい』という気持ちより、よくわからないけど・・・・漠然と不安が押し寄せる

 

⏰:08/10/21 22:19 📱:PC 🆔:0zM106IM


#291 [みぉり]
・・・・・凪のバイト先を知っていた、ただそれだけしかないのに



高1の間、凪やあかりからその名前を聞いた事があったわけでもないのに



『私が知らない凪を知っていた』



それがひっかかって、大きななんとも言えない不安になってるんだ

⏰:08/10/21 22:21 📱:PC 🆔:0zM106IM


#292 [みぉり]
不安を振り払いたくて頭を強く振った




やだやだ、こんなの




凪は私のものじゃないんだから


楓ちゃんと凪の事を私がとやかく考えるのは変だよ、うん

⏰:08/10/22 23:00 📱:N905i 🆔:wkITut.o


#293 [みぉり]
そう思うようにして携帯をしまう


キーンコーン……



「あ、もうこんな時間かぁ…」




聞こえてきた鐘の音は、かなりの時間、屋上にいた事を教えてくれた

⏰:08/10/24 00:38 📱:N905i 🆔:KHOvW2gg


#294 [みぉり]
「・・・よっと」


立ち上がり、なんとなくフェンスに寄りかかって下を見下ろす


放課後のこんな時間に人影なんて見当たらない


そう思いながらぐるっと校門側を見渡して、視線が止まった




・・・・・・凪

⏰:08/10/25 22:02 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#295 [みぉり]
多分、今、学校を出たんだろう



校門に向かって歩いている後ろ姿は間違いなく凪



私が見間違うはずがない



こんな時間まで・・・・何してたんだろう



・・・・・・・今日はバイトおやすみなのかな

⏰:08/10/25 22:10 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#296 [みぉり]
フェンスに手をかけて、じっと凪を見つめる


・・・・・いつもなら・・・・すぐ電話して・・・・一緒にかえろって、待っててって・・・・言えるのに



今は・・・・それが怖いよ


凪・・・・怒ってる?


あの日、ちゃんと話もしないで・・・・・後を付けた私を軽蔑してる?



ねぇ・・・・凪・・・・

⏰:08/10/25 22:13 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#297 [みぉり]
ぎゅっ・・・・



フェンスにかけていた指に自然と力が入ってしまう



何もなかったみたいに・・・・・話をして・・・・



でもそれは当たり障りのないもので・・・・きっと凪だって気づいてる



『何か変だ』って思ってる

⏰:08/10/25 22:16 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#298 [みぉり]
「・・・・・どうしたらいいの」



呟いた瞬間、凪が足を止めたのが見えた



そのあまりのタイミングの良さにドキッとしてしまう



まさか屋上で呟いた私の声が校門付近にいる凪に聞こえるわけがない

⏰:08/10/25 22:33 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#299 [みぉり]
それでもドキドキと私の心臓は波を打って、凪から目を離せずにいた



・・・・・でも、次の瞬間に凪を見つめていたことを後悔した



凪に駆け寄って行く女の子の後姿を見つけてしまったから



高く結われた髪をなびかせるその後姿が誰かに気づいてしまったから

⏰:08/10/25 22:37 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#300 [みぉり]
フェンスに掛けていた指の力が抜けて、するりと落ちた


・・・・楓・・ちゃん



凪が笑って、走ってる楓ちゃんに声を掛けてる




・・・・・・・ーーーっ嫌だっ



自然と心でそう願っている自分にはっとして
思わず、口元に手をあてた

⏰:08/10/25 22:49 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


#301 [みぉり]
瞬間、凪がこちらを見上げて視線が合ってしまった



思わず後ろ向きにフェンスに寄りかかる



・・・・・気づかれた・・・・よね



屋上に出入り出来る生徒なんて・・・・限られてる



凪が私に気づくのだって自然なこと

⏰:08/10/25 23:47 📱:PC 🆔:OsnuXMHg


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