宝物。
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#252 [みぉり]
「う、うん」
森君がまた遠くを見てる、何を考えてるんだろう
何か、彼にも思うことがあるんだろうか
”やってみなきゃわからない”
確かにそうかもしれない・・・・だけど、16年間ずっと一緒にいたんだよ
凪の私への気持ちなんて、幼馴染以外の何者でもないって一番知ってる
:08/09/18 00:05
:PC
:erqu0muw
#253 [みぉり]
だから―……
私は大きく息を吸い込んだ
「幼馴染がいいの」
森君が、視線をゆっくりと私に戻す
:08/09/18 15:48
:N905i
:hxWD1SbE
#254 [みぉり]
「幼馴染でいい……じゃなくて、幼馴染がいい…ってか」
森君が呟やいたその言葉にしっかり頷く
「一緒にいたい、ただそれだけだよ。」
はっきり言葉にして、胸の中がスッと軽くなった
:08/09/18 15:56
:N905i
:hxWD1SbE
#255 [みぉり]
そんな私とは裏腹に、森君は再び眉間にシワを寄せて目つきが鋭くなっていく
その目に思わず、息を呑んだが背筋はピンとして、視線を逸らすことが出来ない
………なんか……怒ってる?
:08/09/18 16:01
:N905i
:hxWD1SbE
#256 [みぉり]
「本当に…心の底からそう思ってんの?」
ぴりぴりとしたオーラを出しながら、静かに告げるその声に緊張せずにいられなかった
「そ……ぅ…だよ」
少したじろぎながらも呟くと森くんはふぅとため息を漏らした
:08/09/30 13:01
:N905i
:hPq8kYFE
#257 [みぉり]
「………今はそれでいいのかもな」
「え?」
゛今は゛ってどういう意味?
:08/10/07 14:27
:N905i
:CHBu1GSo
#258 [みぉり]
聞き返した私の声が聞こえなかったのか、森君はそのまま前を向いてしまった
…………何よ。変な奴
なんとも消化しきらない気持ちで、もやもやしたままだったが、わざわざ森君に声をかけてまた話す気にもなれなくて窓の外に目を向けた
:08/10/07 14:42
:N905i
:CHBu1GSo
#259 [みぉり]
――――・・・・・・
放課後
部活に所属していない私は、時間を持て余していた
いつもだったら、あかりと学校に残って話したり、ぷらぷらと街に出てみたりと過ごすのだけれど
そのあかりも、今泉恭平の頼みとやらでしばらくは放課後を一緒に過ごせないらしい
「さて、どうしよっかなぁ〜」
:08/10/08 01:02
:PC
:k2yzzeC6
#260 [みぉり]
呟いて大きく伸びて、そのまま屋上のコンクリートに倒れこむ
なんとなく、ここに足を運んでいた
入学式の後、凪に『良い所に連れていってやる』って言われて来たのが最初
:08/10/09 19:32
:N905i
:ic.cSgqE
#261 [みぉり]
ゆっくりと瞼を閉じて、その日の記憶を手繰る
━━━━――――……
約一年前、入学式後のこと
「有希ッ早くしろよ」
「ちょっ…ちょっと凪ッ?この先は屋上だよ??立入禁止ってさっき担任が……」
辺りを心配気に見回す私を尻目に凪は楽しそうに階段を上っていく
:08/10/09 19:37
:N905i
:ic.cSgqE
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