宝物。
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#30 [みぉり]
教室に戻る途中、あかりは男の子に呼び止められて私はすぐにその場を離れることにした。
だって…あの雰囲気はどうみても愛の告白って感じだったし
…………まぁ、あの子もきっとふられちゃうんだろうけど
:08/06/23 02:42
:N905i
:YwIlQwNg
#31 [みぉり]
あかりに『恋愛ができない』と教えてもらったのは高1の夏休み直前だった。
恋愛が出来ないというその理由も…
悲しくて、腹立たしくて、悔しかった
:08/06/25 01:56
:N905i
:Mx9gc.Wg
#32 [みぉり]
人の気持ちを賭事に使うなんて許せないって思ったけど……
その話をしてる時のあかりは驚くほど冷静で
…………いや、努めて冷静であろうと、その事についてあかりなりに整理をつけたのだと感じたのを覚えてる。
:08/06/25 01:59
:N905i
:Mx9gc.Wg
#33 [みぉり]
当時、あかりとまだ知り合ってもいなかった私にはどうすることも出来なかった過去だとわかりはするものの
人を好きになる、好きと言われることを信じられない今のあかりを見てやりきれない想いも私の中にあるのも事実
ふぅっと重く息をついて、教室に戻り午後の授業へと時間は流れていった
:08/06/25 02:02
:N905i
:Mx9gc.Wg
#34 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・・
時間は気づけば放課後で、結局一日中、ぼぅっと過ごすだけだった。
清掃場所に当たっている音楽室へと向かうために、10組の前を歩いていると
その教室の中の会話が耳に飛び込んできた。
:08/06/26 03:16
:PC
:IjwlEUHc
#35 [みぉり]
「凪ぃ〜、これからみんなで遊びにいこぉってなってるけど行くでしょ??」
「ん〜・・・・今日は駄目だぁごめんな」
「あー?なんでだよぉ」
「凪いたほうが楽しいのにぃ」
思わず足を止めて、こっそり教室を覗くと
凪とその周りに女の子と男の子が数人で話をしているのが見える。
:08/06/26 03:19
:PC
:IjwlEUHc
#36 [みぉり]
「ちょっとな・・・・」
凪がほんの少し濁していうと、周りの子達は少し不満そうにしつつも了解したようで鞄を持ってこちら側へまばらに歩いてくる
私は慌てて扉の真横で目立たないように、出て行く彼らの他愛ない会話が耳を掠めながら遠のいていくのを待った。
・・・・はぁ、なんでコソコソしてんだか
:08/06/26 03:22
:PC
:IjwlEUHc
#37 [みぉり]
自分にまたため息をついて、音楽室へ向かおうとした瞬間
「楓はいかねぇの?」
教室に一人残されたと思っていた凪の声が聞こえた。
楓?
たぶん・・・さっきいた女の子達のうちの一人だろう
:08/06/26 03:24
:PC
:IjwlEUHc
#38 [みぉり]
歩き出そうとした足が再び止まる
別に凪が、女の子と話すのは珍しいことじゃない
今までもたくさんこういう光景を見てきた
いつもと同じだけ・・・・それだけなのに・・・・
なんでかその場から立ち去れなかった
:08/06/26 03:25
:PC
:IjwlEUHc
#39 [みぉり]
・・・・立ち聞きじゃん、私
なにやってんのよ・・・・はぁ・・・
そんな風に思っているのに、どうにも気になってしまって仕方ない
立ち止まってしまった自分に自己嫌悪している私の耳に『楓』さんの声が聞こえる
:08/06/26 03:28
:PC
:IjwlEUHc
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