先生のいうとおり…サイドストーリー…
最新 最初 🆕
#501 [あお☆まる]
 
そして、
煙草の煙を
肺に吸い込もうとした瞬間
頭を軽い衝撃が襲った



「ってぇー…」



頭上を見ると仁王立ちのマナミ

⏰:08/11/05 03:54 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#502 [あお☆まる]
 
「…うわ…」



「うわって何よ?うわって…」



煙草を地面に落とし
靴の裏で
踏んで消す

⏰:08/11/05 03:56 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#503 [あお☆まる]
 
「今日も口ウルサイ偽・風紀委員のせいで、ゆっくり煙草を吸えくて最悪。の“うわっ”だよ」



「…短い言葉なのに、中身は随分長い嫌味だこと。ってそんなに嫌なら、此処で煙草吸わなきゃいいんじゃん!」



そう。実はあの日以来
最近ずっとこんな感じで
昼休みに俺は煙草を
マナミは水やり
ってな感じでよく会う

⏰:08/11/05 05:15 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#504 [あお☆まる]
 
「うっせぇーな。俺は此処で煙草を吸いたいんだよ。お前こそ水やり放課後にやれよな」



「指示しないでよね」




でも何で此処が
イイのかは
その時の俺には
分からなかったんだ

⏰:08/11/05 05:19 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#505 [あお☆まる]
 



何故、居心地がイイのかも




この時すでに
此処の“場所”と“コイツ”は

特別だったのかもしれない

⏰:08/11/05 05:22 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#506 [あお☆まる]
 
「ふあぁぁ…」



今日もタルかったな……
まぁでもやっと放課後か



ボチボチ帰ろうと
帰り支度を済ませて
廊下を歩いていると同じクラスの女子とすれ違う

⏰:08/11/06 02:46 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#507 [あお☆まる]
 
「マナミの奴…やっぱりコウ先輩と怪しいよ…。だって、後輩が見たって」



思わず歩く足が止まる



「…有り得ない。うちらの憧れのカップルを目茶苦茶にすんなんて許せない」

⏰:08/11/06 02:50 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#508 [あお☆まる]
 




「やっぱ、一回懲らしめなきゃじゃない?」




⏰:08/11/06 02:51 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#509 [あお☆まる]
 
…女は物騒だな…



まぁ…
俺には関係ねーけど



…帰れろっ

⏰:08/11/06 02:53 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#510 [あお☆まる]
 
…………………………………
……………………



ドンッ!!



「コウ先輩はエリカさんのもんだろーがよ?!」

⏰:08/11/06 02:55 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#511 [あお☆まる]
 
「何、手ェー出してんだよ?!しかもエリカさんに可愛がってもらってたんじゃねーのかよ!」



「……」



「何とか言えよな!!」

⏰:08/11/06 02:57 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#512 [あお☆まる]
 
「…くせに」



「あぁ?何言ってんだよ。聞こえねーよ」



「あんた達だってコウ先輩の事好きだったくせに。」



「!!!」

⏰:08/11/06 02:59 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#513 [あお☆まる]
 
「なめんな!!」



その言葉を引き金に
一気に女達が
マナミに襲い掛かる



「ざけんなっ!」や「恩知らず!!」等の罵声を受けながら、マナミはひたすら女達からの暴力に対応していたが、流石に一人対四人では歯がたたない

⏰:08/11/06 03:04 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#514 [あお☆まる]
 
「…女って壮絶だなぁ」



その言葉に
場の空気が一瞬凍りつく


マナミに
暴力を振るっていた女達の目が
一心に声の主に向けられる



「…か…ずき?」

⏰:08/11/06 03:08 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#515 [あお☆まる]
 
マナミが疑問譜を浮かべながら一樹を見つめる

一樹はそのまま真っ直ぐにマナミに向かって行く



「帰るぞ」



そう言うと
女達に囲まれ
うずくまるマナミに
手を差し出す

⏰:08/11/09 03:52 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#516 [あお☆まる]
 
マナミはそっと一樹の手を取る



「……ぶざけんな!私達はまだコイツに用があんだよ!!」



リーダー的存在の
女が立とうとするマナミの腕を引っ張る

⏰:08/11/09 03:55 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#517 [あお☆まる]
 
「…離せ。」



「はぁ?!」



「離せってんだよ。勘違いすんなよ?これは命令だ」



一樹のドスの効いた声に
女はビビった様にマナミから勢いよく手を離す

⏰:08/11/09 03:58 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#518 [あお☆まる]
 
「…あぁ。砂だらけじゃん。きったねぇー」



一樹はしゃがみ、
立ったマナミの
スカートを軽く叩き
砂を落とす



「…よし。じゃ、帰るぞ」

⏰:08/11/09 04:02 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#519 [あお☆まる]
 
「あ…」



マナミの手をとる一樹



「…お前ら二度と、こんな胸糞ワリィー事すんなよ?」



そう言うとギロっと女達を睨む

⏰:08/11/09 04:05 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#520 [あお☆まる]
 
女達はタジろいながら口々に「もうしない」と約束した。

その様子を確認した一樹はマナミの手を引きその場を離れる





……………………………………
…………………………

⏰:08/11/09 04:07 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#521 [あお☆まる]
 
…………………………
……………



いつもの花壇に着くと
マナミから手を離し
花壇に腰を下ろす

⏰:08/11/09 04:08 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#522 [あお☆まる]
 
 /a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧  感想
  / /(*・ω・*)   
 (   ̄∪∪ ̄)   求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
感想下さい。元気出ます
(ハμωμ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です

⏰:08/11/09 05:32 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#523 [あお☆まる]
 
「…大丈夫だったのに……何で助けたのよ」



弱々しく呟く
マナミに目をやる

俯いてる為
表情が読みとれない

⏰:08/11/12 03:59 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#524 [あお☆まる]
 
目線をマナミから下に戻すと
ポケットから煙草を取り出す
煙草に火を着けると
口にくわえて吸う



「ふぅ…。」

⏰:08/11/12 04:03 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#525 [あお☆まる]
 
「別に…意味はない。ただ胸糞悪かったんだよ。」



「…自分だって似たような事言ってたくせに?」



「俺はいーの」

⏰:08/11/12 04:06 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#526 [あお☆まる]
 
「…なにそれ」



マナミは少し笑うと
一樹の隣に腰掛ける



「…彼はね、初恋の人なの」

⏰:08/11/12 04:08 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#527 [あお☆まる]
 
「……」



「であったのは中学二年の終り…彼は初めて私を女の子扱いしてくれた。彼も私の事好きだと言ってくれてた。だから…彼を追って同じ高校に入った」

⏰:08/11/12 04:12 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#528 [あお☆まる]
 
彼は頭がよくて
同じ高校に入る為に
私…必死に
一年間遊ばずに勉強した
彼はその時に
今の奥さんに出会ったの



…本当は彼が変わっていくのを感じてた
けど…見ないふりしたの

⏰:08/11/12 04:17 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#529 [あお☆まる]
 
………………………………
…………………………

「ごめん…マナミとは、もう付き合えない」



「…うん」



彼が幸せなら
諦めようって…
友達に戻ろうって努力した

⏰:08/11/12 04:21 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#530 [あお☆まる]
 
けど……
友達関係に戻って調度
一年が過ぎた時



「俺は…やっぱりマナミが必要だ。アイツとは別れる。」



そんな時…
彼女の妊娠が発覚したの

⏰:08/11/12 04:24 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#531 [あお☆まる]
 
彼は彼女と一緒に学校を辞めて結婚した…

けど私はその時には
もう彼を諦められなくなってた


関係をズルズル続けて
大親友の愛子にも
嘘ついてる…

⏰:08/11/12 04:27 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#532 [あお☆まる]
 
彼は学校を辞める日に約束してくれたの



「マナミ…この花は枯れてるけど、又花が咲いたその時にはきっと迎えに行く。それまで待ってて」



……………………………………
………………………………

⏰:08/11/12 04:31 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#533 [あお☆まる]
 
そう話し終わると
愛おしむ様に
花壇を見つめるマナミ



「……」



「何も言わないんだ?馬鹿じゃねーとか…」

⏰:08/11/13 01:32 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#534 [あお☆まる]
 
「言って欲しいの?」



「いや…。ただあんたなら嫌味の一つは言うかなって…」



「…どんなんだよ」

⏰:08/11/13 01:34 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#535 [あお☆まる]
 
「ま…俺帰るわ。じゃお大事に…。」



一樹はマナミと
目を合わす事なく
その場を後にする

⏰:08/11/13 01:36 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#536 [あお☆まる]
 
…………………………………



     一樹自宅


ガチャ…

⏰:08/11/13 01:38 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#537 [あお☆まる]
 
お袋は…帰ってねーか…



どこかホッとしながら
服を脱ぎ捨て
バスルームにむかう

⏰:08/11/13 01:40 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#538 [あお☆まる]
 
少し熱めの
シャワーを浴びながら
先程の出来事を思い出す



“この花は又咲く”

“約束してくれたの”

“初恋なの…”



「…………」

⏰:08/11/13 01:42 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#539 [あお☆まる]
 
マナミの愛おしそうな瞳と
言葉がグルグル頭を駆け巡る



その言葉を
表情を
思い出す度

心の奥から、
得体のしれない
感情が沸き出すのを感じていた

⏰:08/11/13 01:45 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#540 [あお☆まる]
 
ガンッ



一樹の拳が
壁を叩く音が
バスルームに小玉する





「…何だ……。すげぇーむかつく……」

⏰:08/11/13 01:47 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#541 [あお☆まる]
 
心の奥から
止む事なくモヤモヤした
得体の知れぬ感情が
溢れ出て消える事なく
心に詰まっていく



心の中いっぱいに詰まった
その感情に
押し潰されそうになる



逃げたくて
吐き出したくて
物にぶつけて声を出すけど
そのモヤモヤは消えるばかりか濃さを増す

⏰:08/11/13 06:09 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#542 [あお☆まる]
 



その時の俺は
初めて芽生えた
その感情が
“嫉妬”だと言う事に
気付かずにいた




いや……
気付かない振りをしていた

⏰:08/11/13 06:13 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#543 [あお☆まる]
 
ガチャ…



風呂から出て
ジャージに着替える
首にタオルをかけて
脱衣所から出ると



ガシャン!!!

⏰:08/11/15 01:24 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#544 [あお☆まる]
 
床に物が落ちる音が聞こえる

そのまま音がする台所へ行くと



ガシャン!!!



そこには食器やら
棚の物やらが散らばっていた

⏰:08/11/15 04:26 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#545 [あお☆まる]
 
「…又か…」



テーブルに目をやると
酒の瓶を抱きしめながら
泣きじゃくるお袋の姿


面倒だな…
そう思って見ていたら
お袋と目が合う

⏰:08/11/15 04:29 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#546 [あお☆まる]
 
「…のせいよ…。アンタのせいで俊郎さんは…。」



“俊郎”は俺の親父
会社や、男と何かある度
酒に溺れて
昔を思い出し、この名を呼ぶ




「……」

⏰:08/11/15 04:32 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#547 [あお☆まる]
 
この場に長居したところで
何の特にもならない。
その場を後にしようと
母親に背を向ける



「…あんたなんか…あんたなんか産まなきゃ良かった」



一樹は振り返る事もせず
その場を去る

⏰:08/11/15 04:35 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#548 [あお☆まる]
 
……お袋



聞き飽きたよ
その言葉



俺はもうそんな言葉に
ショックを受けるほど
あんたに期待しちゃいねーよ

⏰:08/11/15 04:38 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#549 [あお☆まる]
 
>>2  -*感想板*-

>>380 -*アンカ-類*-

⏰:08/11/15 05:20 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#550 [我輩は匿名である]
本編から全て読みました
すごい泣きました感動しまくりです愛子ままの話が一番泣けました...が先生のSさも大好きです頑張って下さい

⏰:08/11/16 01:30 📱:SH906i 🆔:an2aM7XE


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194