先生のいうとおり…サイドストーリー…
最新 最初 全 
#1 [あお☆まる]
:08/08/05 05:11
:812SH
:gizAkrVc
#2 [あお☆まる]
:08/08/05 05:46
:812SH
:gizAkrVc
#3 [あお☆まる]
:08/08/05 05:48
:812SH
:gizAkrVc
#4 [あお☆まる]
<Font Size=-1>
「おばぁーちゃーん」
「どぅしたんだい?まりえ」
「おばぁちゃんが……マリエに買ってくれたね……タマがね…いなく…なっちゃったの………」
:08/08/05 05:51
:812SH
:gizAkrVc
#5 [あお☆まる]
「そぉーかい……
タマも歳だったからねぇ…
死に場所を探しに出たのかもしれないね…」
「タマ……一人で死んじゃうの?!なんで…マリエはタマと一緒に居たいよ!!独りぼっちは可哀相……」
「マリエ……猫はね本当はとっても優しい生き物なんだよ……だから最後は悲しませないために一人で旅に出かけるんだ」
:08/08/05 05:58
:812SH
:gizAkrVc
#6 [あお☆まる]
私の最初のペットはタマ
毛並みがとても綺麗で雑種には見えない精悍な顔立ち
大好きな大好きな
おばぁちゃんが最後にくれた贈り物だった
私はタマがいなくなって以来
猫は飼わないって決めたの
だって…タマ以上に愛しい猫はいないから
そして私がこの世で1番愛した男も猫みたいな人だった
:08/08/05 06:03
:812SH
:gizAkrVc
#7 [あお☆まる]
それは調度タマがいなくなった時と同じ季節だった
「暑いぃ……」
夏休み中の私は居間でパタパタとウチワを仰ぎ夏の暑さを紛らしていた
「マリエー買い物行って来てぇー」
:08/08/05 06:12
:812SH
:gizAkrVc
#8 [あお☆まる]
なんで暑い中…
そう思ったものの
言葉にしたら怒られるのが目に見えたので
黙って言う事を聞くことにした
ついでにアイスでも買おう…
:08/08/05 06:15
:812SH
:gizAkrVc
#9 [あお☆まる]
言い付け通り醤油と卵を買ってアイスを食べながら来た道を歩く
「それにしても暑いなぁ…」
と空を見上げながら歩いていると
案の定…つまづいた…
ドン…………ベチョ
:08/08/05 06:21
:812SH
:gizAkrVc
#10 [あお☆まる]
ベチョ……?
もしかして……
転んだ状態のままアイスを持ってたはずの左手に目をやると
そこには愛しのアイスが刺さっていた棒しか残されていなかった
「あぁー…勿体ない」そう思っていたら頭上から声がする
「冷たい……」
:08/08/05 06:25
:812SH
:gizAkrVc
#11 [あお☆まる]
「へぇ?」
恐る恐る上を見上げる</F
そこには愛しのアイスちゃんが見事にTシャツきヒットしている男の人が一人……
しまった………
:08/08/05 06:31
:812SH
:gizAkrVc
#12 [あお☆まる]
いきよいよく立ち上がり深く深く腰を曲げた
「すっすいませんでした!!」
「別に…」
顔をあげると、男の人が手についたアイスを舐めながら無表情でそう答えた
:08/08/05 06:35
:812SH
:gizAkrVc
#13 [あお☆まる]
私はしばし、その仕草に見とれてしまった
「…なに?」
「……タマ……?」
貴方はその時呆れた顔でそう言ってたけど
私には本当にタマに見えたの。
今思えば私はこの瞬間から貴方に恋してたのかもね?
:08/08/05 06:39
:812SH
:gizAkrVc
#14 [あお☆まる]
……………………………………
【訂正】
「……タマ……?」
の後に
「いや…ちげぇーけど…」
ってセリフを足して下さい。すみません!いきなり誤字脱字が多いですね(σ_σ;)
……………………………………
:08/08/05 06:42
:812SH
:gizAkrVc
#15 [悠]
あげます^^
:08/08/05 21:37
:SO903i
:JR.h0eE.
#16 [あお☆まる]
……………………………………
【悠 様】
いつもありがとうございます!
……………………………………
:08/08/06 06:53
:812SH
:We7fLiVY
#17 [あお☆まる]
「それじゃ。」
そう言って彼は去って行った
名前…聞きそびれちゃった………
ここら辺の人かな…?
でも見たことないし…何か私より年上な感じだし…もう会えないかな…
少し切なくなりつつ家に帰った
:08/08/06 06:56
:812SH
:We7fLiVY
#18 [あお☆まる]
その彼との出会い以外にとくに特別な事もなく夏休みは普通に終わってしまった……
「おはよぉ〜〜マリエ!!ってか焼けた?」
元気よく挨拶してきたのは親友の川村 彩。
幼稚園からずーと仲良しで高校一年の今でもこーして一緒にいる。
「えへへ〜。暇人でずっと窓開けて寝てたからね〜〜」
:08/08/06 07:05
:812SH
:We7fLiVY
#19 [あお☆まる]
「家で日焼けって……どんだけ可哀相なの?」
「だって彼氏いないもぉ〜〜ん。彩もでしょ!」
と言いながら彩を見ると、何やらニヤけてる…
も…もしや……
「ごぉ〜めんねぇ〜〜」
そう言って堂々と薬指に付けている真新しいリングを見せ付ける
:08/08/06 07:09
:812SH
:We7fLiVY
#20 [あお☆まる]
「いっいつからよぉ?!」
驚く私に自慢げにノロケ始める彩
そんな彩を見てたら無性に恋したくなった…
誰でもいい訳じゃないけど…
ふと、【彼】の顔が浮かんだ
:08/08/06 07:13
:812SH
:We7fLiVY
#21 [あお☆まる]
「いいなぁ…」
「ってかマリエはモテるんだから、作ろうと思えば作れるじゃん
ってかマリエのタイプ未だに分かんないんだけど」
タイプ…好きなタイプねぇ………そーだなぁ
「猫みたいな人?」
:08/08/06 07:17
:812SH
:We7fLiVY
#22 [あお☆まる]
「意味不明」と一言いって彩は自分の席についた。
そーしてる内に担任の【沢ぞお】が教室に入って来る
私の担任の先生はとっても気さくで生徒に人気がある
私も先生は好き。ライクだけどね
「おっ!皆焼けたなぁ〜そんな日焼けっ子達に新しい仲間を紹介するぞ!」
:08/08/06 07:22
:812SH
:We7fLiVY
#23 [あお☆まる]
転校生…?時期外れだなぁ…
「女子は喜べ!男子は…妬むなよ?俺に似てけっこうな美少年だ!」
そう言って扉を開く沢ぞお
そこには……
「あぁーーータマぁ!!?」
:08/08/06 07:26
:812SH
:We7fLiVY
#24 [あお☆まる]
思わず指を指して席を立ってしまった…
だって…あの【彼】がいるんだもん…
「おっ!黒田はマリエの知り合いか?」
「いや…」
彼は無表情でそう答えた
あれ?忘れるられてる?
:08/08/06 07:30
:812SH
:We7fLiVY
#25 [あお☆まる]
感想
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/06 07:41
:812SH
:We7fLiVY
#26 [あお☆まる]
少しショックだなぁ…
「じゃあ、とりあえず自己紹介してくれ美少年君」
「……黒田 雅稀です。」
名前は黒田 雅稀(くろた まさき)ね!よしよし記憶…記憶……
:08/08/07 05:04
:812SH
:DrPTCjh.
#27 [あお☆まる]
「なぁーんだそれだけかぁ?まぁーいい席は窓際の後ろから三番目な!」
あっ…私の前だ…
彼はチラッと私を見てやはら無表情で席についた
早く授業終わらないかなぁ〜話しかけたい♪
:08/08/07 05:07
:812SH
:DrPTCjh.
#28 [イ セ]
リアルタイムで
読んでますっ(^^)★
:08/08/07 05:11
:SO903i
:☆☆☆
#29 [あお☆まる]
けど…そー思ってたのは私だけじゃなかったみたいで……チャイムが鳴ると同時にクラスの女子がタマに群がった
むぅ〜……こんなんじゃ話しかけれない……
「何処から来たの?」「彼女いるの?」「何処にすんでるの?」
キャーキャーといつもの数倍高い声で止まること質問を投げかける女子
:08/08/07 05:12
:812SH
:DrPTCjh.
#30 [あお☆まる]
……………………………………
【イセしゃま】
わぁーいヽ(≧∀≦)ノ嬉しいでぇ〜〜す!!今回大分アコと達也は後にしか出て来ませんが見て下さいね♪
……………………………………
:08/08/07 05:14
:812SH
:DrPTCjh.
#31 [あお☆まる]
そんな様子をボーとただ見ていたら
急にタマが立ち上がった
ん?トイレかな?
「うぜぇ……転校生がどんだけ珍しーんだよ…」
無表情でそーいうと頭をかきながら教室を出て行ってしまった
:08/08/07 05:18
:812SH
:DrPTCjh.
#32 [あお☆まる]
一気にシーンとしてしまった教室……
あれ…もうすぐ授業なのに。…ってそーじゃなくて!今がチャンスだぁ!
と私も続けて教室を出ようとすると彩ちゃんが私を呼び止める
:08/08/07 05:21
:812SH
:DrPTCjh.
#33 [あお☆まる]
「マリエ!もしかして黒田追い掛けんの?」
「え…そーだよ?早くしないと、いなくなっちゃう!」
「止めなよぉーマリエ!さっきの聞いたでしょ?絶対性格悪いって!」
で…でも……
:08/08/07 05:24
:812SH
:DrPTCjh.
#34 [あお☆まる]
「私…仲良くなれると思うの!」
なんで?って言われても理由はないけど…
けどそんな気がしたの。貴方と再開して
そう言って私は彩ちゃんの制しを振り切りタマを追い掛けた。
:08/08/07 05:28
:812SH
:DrPTCjh.
#35 [あお☆まる]
……………………………………
【訂正】
“再開”でなく“再会”です(ノ_・。)
……………………………………
:08/08/07 05:30
:812SH
:DrPTCjh.
#36 [あお☆まる]
タマ…何処に行ったのかなぁ………もう帰っちゃったとか…?
教室を出て探し回るが彼の姿はなく
途方に暮れて廊下の窓から中庭を見下ろす
「…ーあっ!!」
:08/08/07 05:35
:812SH
:DrPTCjh.
#37 [あお☆まる]
「…ふぅ……。今日は…風が気持ちいいな…」
「たぁぁまああ!」
そう言って中庭に居たのを見つけた私は彼に抱き着く
:08/08/07 05:39
:812SH
:DrPTCjh.
#38 [あお☆まる]
そんな私を自分から引き離すと
「……だからタマじゃないから………アイスちゃん」
と少し笑った気がした
「あっ……覚えてたんだ」
嬉しい……
:08/08/07 05:42
:812SH
:DrPTCjh.
#39 [あお☆まる]
「あんな強烈なの。忘れろってのが無理だろ」
「あっ!私のアイスちゃんじゃなくて、大塚マリエって言うのぉ!」
「マリエね……なんかあんただと毬藻って感じ」
あら……けなされた?
:08/08/07 05:49
:812SH
:DrPTCjh.
#40 [あお☆まる]
……………………………………
【訂正】
「大塚マリエ」じゃなくて「加藤マリエ」でした……訂正多過ぎですね……すいません
……………………………………
:08/08/07 05:51
:812SH
:DrPTCjh.
#41 [あお☆まる]
「ねーそれ…褒め言葉?」
って悩みながら聞いてみた
「ん〜…褒め言葉…じゃね?なんか丸々して可愛いんじゃん毬藻」
可愛い…?えへへ…嬉しい
:08/08/07 05:54
:812SH
:DrPTCjh.
#42 [あお☆まる]
隣に座ってニマニマしてたら「あんた…単純だね」って笑われた
なんか馬鹿にされた?でも笑った顔みれたし…いっかぁ…
「タマは授業サボるの?」
「だから…タマじゃねーし…」
「じゃあ…クロね!」
:08/08/07 05:58
:812SH
:DrPTCjh.
#43 [あお☆まる]
そう言って笑う私を見てタマ改めクロは呆れた顔でこっちを見た
「またしても猫っぽくない?」
「だってぇークロなんか猫みたいなんだもん」
私にはクロの、
薄い茶色のフワフワした柔らかそうな髪の毛とか
少し鋭くて切れ長な綺麗な黒目がちな目とか…
容姿に加えて仕草全てが猫に見える
:08/08/07 06:03
:812SH
:DrPTCjh.
#44 [あお☆まる]
……………………………………
ちなみにクロ
……………………………………
クロこと黒田 雅稀 [jpg/33KB]
:08/08/07 06:42
:812SH
:DrPTCjh.
#45 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
…眠気が…
ストップします
見ている人いますかぁ?
いたら是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/07 06:44
:812SH
:DrPTCjh.
#46 [あお☆まる]
「私、クロと仲良くなる!」
笑顔でそう宣言する私を不思議そうに見るクロ
「相手の気持ちは無視?」
「えぇー…絶対仲良しになるよぉ!私たち!」
「…なんで又決めつける…」
「私の感ね、よく当たるの!」
:08/08/08 14:19
:812SH
:6FzBCrmU
#47 [あお☆まる]
「へぇー…そりゃすごいな」
と言って立ち上がるクロ
「クロ…サボるの?」
「ってか帰る。…じゃあなマリエ」
そう言って私の頭をクシャってしてクロは歩いて行ってしまった
:08/08/08 14:24
:812SH
:6FzBCrmU
#48 [あお☆まる]
あぁ…帰っちゃった……でも名前覚えてくれたんだ……嬉しいなぁ
私はその日、初めての胸の高鳴りに戸惑ったけど、触られた頭はなんかちょっとくすぐったかった
一人で教室に戻ると、ちょうど一限目が終わり次の授業までの5分休憩だった
:08/08/08 14:30
:812SH
:6FzBCrmU
#49 [あお☆まる]
教室に入ると彩が一目散に駆け寄ってくる
「大丈夫?」
「へぇ?なにが?」
とあっけらかんに答える私にため息混じりに話を続ける彩
「いや…ね。冷たい事言われたりしなかった?」
「しなかった!ってか仲良しになった!」
:08/08/09 03:23
:812SH
:p5xjX202
#50 [あお☆まる]
「……へぇ?」
不思議な彩
と授業始まりのチャイムが鳴る
私はその後の授業とか昼休みとか…とにかく一日中クロの事を考えていた
:08/08/09 03:25
:812SH
:p5xjX202
#51 [あお☆まる]
□放課後□
結局私…ずっとクロの事考えてたなぁ……
「マリエ帰ろう」
「あっうん 待って!」
:08/08/09 03:28
:812SH
:p5xjX202
#52 [あお☆まる]
……………………………………
【またまた訂正】
>>50 不思議な彩
じゃなくて 不思議そうな彩
でお願いします!
……………………………………
:08/08/09 03:30
:812SH
:p5xjX202
#53 [あお☆まる]
私は荷物をまとめて彩の側に駆け寄った
「ねぇー彩…」
「なぁーに?」
彩は自分の髪をいじりながらこちらを見る
「私……クロの事…黒田君の事好きになったぁ」
:08/08/09 20:54
:812SH
:p5xjX202
#54 [あお☆まる]
笑顔でそう答える私に彩はものすごくビックリしている
「……は?黒田って……黒田?!」
「うん」
コクリと頷く私の肩を持つと真剣な顔で話す彩
:08/08/09 20:58
:812SH
:p5xjX202
#55 [あお☆まる]
「マリエ…悪い事言わない!黒田はやめときなよ!マリエにはもっと…ポヤっとしてる人のが合ってるよ!!」
私に…合ってるって何……?私はクロがいい
「そるになんか黒田君って冷たい感じがする。付き合っても泣かされるよ」
冷たい…?私はクロと居ると…あんなに心が穏やかになるのに…
:08/08/09 21:02
:812SH
:p5xjX202
#56 [あお☆まる]
「彩ちゃん…心配してくれてありがとう。でも…私はクロがいい」
そう言う私に彩は「もぉ…この子は…」と少し呆れ顔で言った
ねぇー彩?私はクロと付き合って色々泣いたりもしたけど……クロを選んだ事に後悔は一度もしなかった。
今はクロは側には居ないけど…代わりに宝物が出来たの
それに私はまだ信じてるから………
:08/08/09 21:07
:812SH
:p5xjX202
#57 [あお☆まる]
クロ…今日も来ないのかな………
クロは転校初日いらい学校に中々こない
ふらりと来ていつの間にか居なくなってる。
本当猫みたい…
中々仲良くなれないなぁ…
:08/08/09 21:45
:812SH
:p5xjX202
#58 [あお☆まる]
そう思いながら中庭に目をやるとクロが気持ち良さそうに日向ぼっこしていた
私は中庭へ急いだ
途中彩に声をかけられた
「どこ行くの?」
「クロが中庭にいるの!」
:08/08/09 21:51
:812SH
:p5xjX202
#59 [あお☆まる]
そう言うと私は彩の返事を待たずに中庭まで走った
「止めても…無駄…ね」
「クロぉ!!」
:08/08/09 21:53
:812SH
:p5xjX202
#60 [あお☆まる]
私の声にクロが反応してこちらを見る
「おう。マリモいつもお前は元気だな」
クロの横に座る
久しぶりのクロの声…
「マリエだよ…」
:08/08/09 22:11
:812SH
:p5xjX202
#61 [あお☆まる]
「あぁ…そうだっけ?」
ちょっと笑った?
「クロ…今日もサボるの?」
「ん……かもな」
:08/08/09 23:03
:812SH
:p5xjX202
#62 [あお☆まる]
そう言って腰をあげるクロ
あれ…帰っちゃのかな?
私は思わずクロの制服を引っ張る
「……なに?」
:08/08/10 00:09
:812SH
:5/bc0AiE
#63 [あお☆まる]
「帰っ……ちゃうの…?」
「……まぁ。」
私は寂しくてクロの服の裾を持ったまま俯く
そんな私の頭をクロの大きな手がクシャとする
「…家……来る?」
:08/08/10 00:25
:812SH
:5/bc0AiE
#64 [あお☆まる]
「行く!!」
私は学校をサボってクロと一緒にクロの家に向かう
クロは一つのアパートに入って行く
……一人暮らし……かな?
:08/08/10 00:31
:812SH
:5/bc0AiE
#65 [あお☆まる]
「適当に座って」
そう言ってお茶を用意してくれるクロ
「クロは…一人暮らしなの?」
「あぁー…。俺両親病気で亡くしてるから」
:08/08/10 00:44
:812SH
:5/bc0AiE
#66 [あお☆まる]
そう言って無表情で私にお茶を出す
「……何……泣いてるの?」
クロの問い掛けに自分自身ビックリした
あれ…私……涙…
:08/08/10 00:48
:812SH
:5/bc0AiE
#67 [あお☆まる]
だって……
「だってクロ…泣きそうな顔するから……」
「はぁ?俺が…?
…変なやつ」
私の頬に触れるクロ
クロに触れられた所が熱くなる
:08/08/10 00:51
:812SH
:5/bc0AiE
#68 [あお☆まる]
そして…段々とクロの顔が私に近づいてくる
頬に伝う涙をクロが舐める
そんな仕草にみせられながら「やっぱり猫みたい」なんてボーと考えた
「…しょっぱい」
:08/08/10 00:54
:812SH
:5/bc0AiE
#69 [あお☆まる]
「やっぱりクロって…猫みたいだね」
顔を赤く染めながら微笑むとクロは
「そう?」
って言って私を床に押し倒す
:08/08/10 00:56
:812SH
:5/bc0AiE
#70 [あお☆まる]
「…私……猫好き…だよ?」
「へぇ…俺も毬藻は嫌いじゃない……」
クロはそう言うと私に口づけをする
クロ……綺麗……
:08/08/10 00:59
:812SH
:5/bc0AiE
#71 [あお☆まる]
………………………………………………………………………
目を覚めるとクロのベットの上
……隣には裸のまま寝ているクロ
私…クロと…しちゃったんだぁ……
:08/08/10 01:03
:812SH
:5/bc0AiE
#72 [あお☆まる]
好きって言われた訳じゃない…。
無理矢理された訳でもない。私も望んでした
私…クロが好きだよ…
クロは……?
でも怖くて聞けない
今は…こうしてるだけでもイイ……
クロに触れられるなら
:08/08/10 01:07
:812SH
:5/bc0AiE
#73 [あお☆まる]
初めて好きな人と肌を重ねた日は
幸せだったけど……切なくて少し泣けた
:08/08/10 01:10
:812SH
:5/bc0AiE
#74 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
やる気出ます♪
お願いします
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/10 01:12
:812SH
:5/bc0AiE
#75 [あお☆まる]
あれから私はクロがサボるのと一緒にサボって
クロの家に行った
時々キスしたり肌を重ねたりした
けどクロから【好き】って言葉はもらってない
「ね……クロ」
私は事が終わって裸のままクロのベットに横になりながら
服を着替えるクロに話しかけた
:08/08/10 03:55
:812SH
:5/bc0AiE
#76 [あお☆まる]
「…なに?」
私を見ずクロが答える
「…私…クロ…大好き」
そう言う私に体を向けるとクロは「そっか」と笑って頭をクシャと撫でた
:08/08/10 03:58
:812SH
:5/bc0AiE
#77 [あお☆まる]
私ね…
クロの私の頭をクシャとする仕草が好き
なんか大きいクロの手で撫でられると
なんか気持ちいいの
でも……
今は頭を撫でられるより
【好き】って言葉が欲しい
私はクロのなんなのかな…
:08/08/10 04:01
:812SH
:5/bc0AiE
#78 [あお☆まる]
「マリエ……俺今日バイトあるから」
「あ…うん。今服着るね」
クロは両親を早くに病気で亡くしてる
それ以来親戚をたらい回しされたらしい。けど高校生になったのを機に
一人暮らしを始めたんだって。
だから学校に来ない日はバイトばっかりしてる
親戚に頼りたくないって…一人で頑張ってるクロは凄いと思う
:08/08/10 04:09
:812SH
:5/bc0AiE
#79 [あお☆まる]
私はそんなクロの支えになりたい…
私じゃ…無理かな…?
「ね…クロ……」
「なに?」
「私…クロの帰り……待ってちゃダメ…?」
:08/08/10 04:11
:812SH
:5/bc0AiE
#80 [あお☆まる]
「え…?」
ビックリした表情のクロ
「暗い部屋に帰るのって寂しいでしょ?だから私…明かりつけて、クロの為に料理しながら待ってるよ」
「料理…出来んの?」
:08/08/10 04:14
:812SH
:5/bc0AiE
#81 [あお☆まる]
「でっ出来るもん!」
私が少し拗ねて言うとクロは少し笑った
「あっ!キャットフードは御免だぜ?」
私が「もぉ!」ってクロの肩を軽く叩くとクロはその手を握りしめ
家の鍵をくれた
:08/08/10 04:18
:812SH
:5/bc0AiE
#82 [あお☆まる]
「じゃあ…頼むな。」
そう言ってクロはバイトに出掛けた
わぁー!クロに初めて頼まれちゃった!嬉しいな!
人に頼られるのがこんなに嬉しいだなんて…初めてしった…
:08/08/10 04:20
:812SH
:5/bc0AiE
#83 [あお☆まる]
まずは部屋を片付けようかなぁ〜!
部屋を片付け始めると小さい古びたアルバムみたいなものが出てきた
見たい……でも人のだし…勝手に……でも……
結局好奇心には勝てずにアルバムを見てしまった
:08/08/10 18:50
:812SH
:5/bc0AiE
#84 [あお☆まる]
そこには今と違うクロの表情豊かな幼い時の写真
そしてクロの横で穏やかに微笑むどこと無くクロと似た顔の…両親…
クロは今は少しは微笑んでくれる…けど…【微笑む】程度
はち切れんばかりの笑顔とか笑い声は聞いた事ない
:08/08/10 18:58
:812SH
:5/bc0AiE
#85 [あお☆まる]
写真に写るクロはどれも白い歯を見せて笑ってる
私にもこんな顔…見せてほしいな…
やっぱり…両親を失ったショックなのかな…
あっ…いけない。ご飯作らなくちゃ!
:08/08/10 19:02
:812SH
:5/bc0AiE
#86 [あお☆まる]
………………………………
…………
カンカン…
階段を上る音
あっ…クロかな…
ガチャ
「くろぉーーお帰りぃ」
:08/08/10 19:04
:812SH
:5/bc0AiE
#87 [あお☆まる]
勢いよくクロにしがみつく
無言なクロ
心配になりクロを抱きしめたまま覗き込む
「…クロ?」
:08/08/10 19:06
:812SH
:5/bc0AiE
#88 [あお☆まる]
クロはハッと我に返った様に言葉に詰まらせた
「やっ……あの……ただ…いま」
「お帰り!!」
「…まぁ帰ったらマリエが居るってのもイイかもな…」
:08/08/10 19:09
:812SH
:5/bc0AiE
#89 [あお☆まる]
「え?」
「なんでもない。腹減ったぁー。飯、飯」
頭を撫でるとクロは居間に行って着替える
もぉ……聞こえるか聞こえないかぐらいに呟くから聞こえないじゃない……
:08/08/10 19:11
:812SH
:5/bc0AiE
#90 [あお☆まる]
「何作ったの?」
「シチュー!クロ食べれる?」
「…大好物…。」
「良かったぁ!はい。食べて♪食べて♪」
皿によそったシチューをクロに差し出す
:08/08/10 19:15
:812SH
:5/bc0AiE
#91 [あお☆まる]
スプーンですくって口に運ぶクロの姿は綺麗で見とれちゃった
「美味しい?」
「……うん。なんか…久しぶりだな……昔はお袋がよく作ってくれたっけな」
「あの優しそうなお母さんが?」
:08/08/10 19:18
:812SH
:5/bc0AiE
#92 [あお☆まる]
「?」
「あっ…ごめん。部屋片付けたらアルバムが出てきて……見ちゃった…」
「そうか…こんな所にあったんだな……」
そう微笑むクロは今にも泣きだしそうな顔をしていた
:08/08/10 19:21
:812SH
:5/bc0AiE
#93 [あお☆まる]
…やだ…
クロ……泣かないで
私は気がつくとクロを抱きしめていた
「なぁーんだよ…毬藻。そーいうのは食べてからな」
「クロ……泣かないで」
:08/08/10 19:23
:812SH
:5/bc0AiE
#94 [あお☆まる]
「はぁ?なかねーよ」
「クロの笑顔…好き。けど…いつも泣きそうな顔してる……だから…泣かないで」
「…な……なにっ…言って………」
そう言うクロから一粒の綺麗な涙が零れた
:08/08/10 19:26
:812SH
:5/bc0AiE
#95 [あお☆まる]
私は私の胸に顔を埋めて泣くクロの頭を撫で続けた
クロが一人を感じないように…私が居るって分かって欲しくて
ずっとずっと頭を撫でた
しばらくしてクロが頭を上げて「そんなに撫でられたら…ハゲル」って笑った
:08/08/10 19:30
:812SH
:5/bc0AiE
#96 [あお☆まる]
その笑顔は私が今までみた
どの笑顔よりアルバムの笑顔に近い気がした
その日私は初めてクロの家に泊まった
クロの腕枕で寝るとすぐ深い眠りにひきづり込まれた
:08/08/10 19:34
:812SH
:5/bc0AiE
#97 [あお☆まる]
だから…クロが私の寝顔を見ながら
「これ以上……俺の心に入ってくるなよ……頼むよ」
って呟いていた事に気付くはずもなく
私はノンキにクロとデートしている夢を見てた
:08/08/10 19:38
:812SH
:5/bc0AiE
#98 [あお☆まる]
…………………………………
…………………
「ん……クロ…?」
「はよ。お前今日はちゃんと学校行けよ」
「……クロは?」
「…五・六時間目は出る」
「じゃあ!放課後デートしよお?」
:08/08/10 22:58
:812SH
:5/bc0AiE
#99 [あお☆まる]
クロはちらっと私を見るとまた支度をはじめた
「…気が向いたら…な」
なんか…クロ…変……
:08/08/10 23:25
:812SH
:5/bc0AiE
#100 [あお☆まる]
クロに言われたとおり学校に行く
すると私の姿を見つけて彩が素早く駆け寄る
「マリエ!久しぶりじゃん。朝から来るの!マリエってばクロと一緒にいなくなるから……」
「放課後ねデートしようかと…」
「へぇ……なんだかんだで付き合ってんだ?」
:08/08/10 23:32
:812SH
:5/bc0AiE
#101 [あお☆まる]
……どうなのかな……
昨日は少しクロに近づけた気がするけど…
「分かんない……」
「………」
彩ちゃんは何も言わなかった
彼女じゃなくても…私はクロの側にいたい……
:08/08/10 23:38
:812SH
:5/bc0AiE
#102 [あお☆まる]
結局クロは六限目に学校に現れた
チャイムが六限目の終わりを告げる
「くろ!!一緒帰ろう?」
とクロに巻き付いていたら担任の沢ぞうに捕まった
「クロ…待っててね…?」
:08/08/11 00:36
:812SH
:wc00SRkQ
#103 [あお☆まる]
クロは何も言わなかった
「もーー!沢ぞう!なに?」
「お前…ちょっと座れ」
何か…真剣な顔…
私は近くにあった椅子に座る
「お前最近サボりすぎ」
:08/08/11 00:39
:812SH
:wc00SRkQ
#104 [あお☆まる]
「………」
私は黙って俯く
「恋愛は大いに結構。けどな…ちゃんとしなきゃいけない事をしてからだ」
「…はい」
私は先生に諭すように怒られて職員室を出た
:08/08/11 00:48
:812SH
:wc00SRkQ
#105 [あお☆まる]
……怒られちゃった……
クロ…待っててくれてるかな……?
あっ…まだ人がいるみたい
:08/08/11 02:03
:812SH
:wc00SRkQ
#106 [あお☆まる]
教室を入ろうと扉に手をかけると
クロが座っている前に女の子が立ってるのが見えた
クロと……女の……子?
「…黒田君って加藤さんと付き合ってるの?」
そう言ってクロの首に手を回す
:08/08/11 02:10
:812SH
:wc00SRkQ
#107 [あお☆まる]
………私の事………?
クロ……やだ……
他の人に触られないで…
中に入れなくてただ立ち尽くすしか出来ない私…
クロと目が合う
クロ……
「…付き合ってない…」
:08/08/11 02:17
:812SH
:wc00SRkQ
#108 [あお☆まる]
ドクン……
クロは廊下に居る私の目を見ながら続けた
「加藤とは……マリエとは付き合ってない…」
………………クロ
胸が…苦しい……
:08/08/11 02:20
:812SH
:wc00SRkQ
#109 [あお☆まる]
「じゃあ…私彼女に立候補しちゃおうかなぁ?
ね…キス……していい?」
「……勝手にすれば…」
え……やだ……クロ……クロ……
クロは私から目を反らすと唇を近づけてきた女の子に答える
:08/08/11 02:23
:812SH
:wc00SRkQ
#110 [あお☆まる]
教室には二人が舌を絡める音が響く
やだ…やだ……
私はその場を立ち去った
クロはズルイ…近づけたと思ったら壁を作って……私はクロには迷惑なの?
:08/08/11 02:30
:812SH
:wc00SRkQ
#111 [あお☆まる]
「……帰ったか……」
「え…?どうしたのぉ?黒田くぅん。ね…もっかい…しよ?」
「……触んな……
悪いけど尻軽はタイプじゃねーから。帰る」
「へぇ……黒田…くん?」
:08/08/11 02:35
:812SH
:wc00SRkQ
#112 [あお☆まる]
女を一人教室に残すと廊下に出るクロ
「…マリエに俺は勿体ねーよ……俺は一人でイイ」
:08/08/11 02:37
:812SH
:wc00SRkQ
#113 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/11 02:46
:812SH
:wc00SRkQ
#114 [ヒカリ☆]
感想板ぢゃなくてすいません

あたしさっきから本編・続編・サイドストリーまで見てきたんですけどスッゴい感動しましたァ


メッチャいい話ですね

絵もあって、かわいい&かっこいいし最高ですッッ

これからも頑張って下さいッッO(≧▽≦)

:08/08/12 01:04
:P903i
:☆☆☆
#115 [あお☆まる]
……………………………………
【ヒカリ☆ 様】
全シリーズ見てくれてるなんて……((/ω;)ありがとうございます!!
今回は一応短編で続けて行こうかと思ってるんですが、どうぞお付き合い下さいねヾ(o゚ω゚o)ノ"また是非コメント下さぁい
……………………………………
:08/08/12 12:59
:812SH
:jBICYBHk
#116 [あお☆まる]
クロ…クロ……
走っていたら足がもつれて転んでその場に倒れた
「……痛い……」
痛いよ……クロ
:08/08/12 13:12
:812SH
:jBICYBHk
#117 [あお☆まる]
…………………………………
………………
一晩中泣き明かして朝を迎える
昨日の出来事が嘘なんじゃないかって思うけど
嘘じゃない……
私はクロに拒絶された…
:08/08/12 13:14
:812SH
:jBICYBHk
#118 [あお☆まる]
学校…行きたくないな…
けど……行かなくちゃね…沢ぞうに怒られちゃう
いつもよりも重く感じる体を起こして用意を始める
:08/08/12 13:17
:812SH
:jBICYBHk
#119 [あお☆まる]
ふと鏡を見ると
そこにはいつかのクロが私と肌を重ねた時の印しが胸についていた
その赤い印しを見ながら「消えないで」となんでも願いながら触った
:08/08/12 13:19
:812SH
:jBICYBHk
#120 [あお☆まる]
クロを忘れたら楽になるのかな…
クロとは会ってなかったって
でも私の心は真逆で
クロの温かさや
体を重ねた時の体の重み
頭をクシャってする大きな手
少し寂しく笑う顔
全部消えないでって叫んでる…いなくならないでって………
:08/08/12 13:24
:812SH
:jBICYBHk
#121 [あお☆まる]
:08/08/12 13:27
:812SH
:jBICYBHk
#122 [あお☆まる]
あの日いらい…
元々学校に来なかったクロが益々来なくなった
調度あの日から一ヶ月くらい経った日
私は彩と昼休みを過ごしていた
「ね…マリエ?ご飯……食べないの?」
「食欲…なくて」
:08/08/12 13:30
:812SH
:jBICYBHk
#123 [あお☆まる]
「そんな事いってたらダメ!!ほら、私のパン一個あげるから!食べな!」
そう言われてパンを差し出される
「…うん。ありがとう」
口にパンを運ぶと同時に吐き気に襲われる
:08/08/12 13:33
:812SH
:jBICYBHk
#124 [あお☆まる]
きもち……悪い……
「ごめん彩ちゃん。トイレ行ってくる…」
私はトイレにいそぐと着くなりトイレに吐いてしまた
……生理……
「きてない……」
:08/08/12 13:36
:812SH
:jBICYBHk
#125 [あお☆まる]
そうボーと頭が回らず洗面台に立ち尽くしていたら
後ろから追っかけて来た彩の声がする
「…マリエ…確か私と同じ日に来る予定だよね?今月……きてる?」
そうだ…私彩ちゃんと周期も予定日も一緒なはず
彩ちゃんはこの前終わったって言ってた…
私は?
思い返せば今月どころか…前の月もきてない……
:08/08/12 13:40
:812SH
:jBICYBHk
#126 [あお☆まる]
私…クロの赤ちゃんを…
?
不意にお腹に手をやる
クロの…赤ちゃんが…ここにいるかも知れない
何の感情の涙か分からない涙が溢れて頬を濡らす
:08/08/13 03:40
:812SH
:Iwy0hHK2
#127 [あお☆まる]
「…マリエ…産婦人科行こう。私も着いてくから」
涙を流しながら
彩ちゃんの言葉にただただ、頷いた
私はすぐ彩ちゃんと学校を早退して産婦人科に向かった
:08/08/13 03:44
:812SH
:Iwy0hHK2
#128 [あお☆まる]
制服だと何かと厄介だから
と言う事で服を着替える為に家に行く
部屋に着いて裸のまま
鏡の前に立つ
ここに…いるかもしれない
:08/08/13 03:46
:812SH
:Iwy0hHK2
#129 [あお☆まる]
服を着替えて待っていると彩ちゃんが迎えに来てくれた
二人で二つ駅を越えた所にある産婦人科に向かう
近くにもあるけど知り合いに見られない様に
と彩ちゃんが提案してくれた
:08/08/13 03:51
:812SH
:Iwy0hHK2
#130 [あお☆まる]
改めて
【産婦人科】
の看板を目の前にすると
緊張して足が前に進まない
そんな私の手を彩ちゃんは黙って握ってくれた
二人で手を繋いで産婦人科に入る
:08/08/13 03:55
:812SH
:Iwy0hHK2
#131 [あお☆まる]
『加藤さま。加藤 マリエさま。』
名前を呼ばれ
体がビクッとなる
「マリエ、私…ここでちゃんと待ってるから」
「…うん。ありがとう」
:08/08/13 03:58
:812SH
:Iwy0hHK2
#132 [あお☆まる]
ガチャ−
診察が終わり待合室に行くと心配そうに彩ちゃんが待っていた
:08/08/13 04:00
:812SH
:Iwy0hHK2
#133 [あお☆まる]
彩ちゃんは
私の姿を見ると
心配そうな顔のまま
私に駆け寄る
「−……で……
マリエ…どうだったの?」
「……ヶ月……」
:08/08/13 04:02
:812SH
:Iwy0hHK2
#134 [あお☆まる]
「…え?」
「妊娠……三ヶ月だって」
:08/08/13 04:04
:812SH
:Iwy0hHK2
#135 [あお☆まる]
「マリエっ…!相手は…黒田君?!」
「うん…。だってマリエ…クロとしか…したことないもん」
「……マリエ。黒田君の電話番号教えて…」
私は彩ちゃんの言葉に首を振る
:08/08/13 04:07
:812SH
:Iwy0hHK2
#136 [あお☆まる]
「マリエ?!!黒田に言うから!電話番号教えて!!!」
彩は普段出さない様な声でマリエに繰り返し続けた
けどマリエは首を縦には振らない
「お願い…クロには言わないで…」
:08/08/13 04:11
:812SH
:Iwy0hHK2
#137 [あお☆まる]
そう言って俯くマリエの手をとると
無理矢理マリエの手をマリエのお腹に当てる
「ここに!マリエと黒田の赤ちゃんがいるんだよ!?黒田にも知る権力がある!」
彩ちゃん…分かってる…
ちゃんと分かってるよ
でも……
:08/08/13 04:14
:812SH
:Iwy0hHK2
#138 [あお☆まる]
「………かったの………」
「え……?」
「嬉しかったの。
ここに…お腹にクロの赤ちゃんが居るって言われた時……
でも…きっとクロは望んでない…
下ろしてって言われるかもしれない…
でも私は
クロの赤ちゃん殺せないよ……」
:08/08/13 04:19
:812SH
:Iwy0hHK2
#139 [あお☆まる]
彩ちゃんは泣いている私を
「あんたは…本当に馬鹿なんだから!」
ってぎゅって抱きしめてくれた
彩ちゃん……ありがとう
:08/08/13 04:23
:812SH
:Iwy0hHK2
#140 [あお☆まる]
私の気持ちは
先生に
『妊娠してます』
と言われた時から決まってた
回りに反対されても
両親に怒られて呆れられても
私はこの子を…
クロの赤ちゃんを産む
私は決めたの
この子に逢うって
:08/08/13 04:30
:812SH
:Iwy0hHK2
#141 [あお☆まる]
お母さんにもお父さんにもちゃんと話さなくちゃ…
学校も…辞めなくちゃね
クロ……
ばいばい
:08/08/17 23:20
:812SH
:Oyc.xLL2
#142 [あお☆まる]
私はその日
家に帰ったら両親に話をした
父は怒り『相手を呼べ!』と怒鳴り続けた
お父さんごめんね。クロには知らせない
決めたの。
母は驚きながらも
私の意志が固い事を確認すると『マリエが決めた事なら』と同意してくれた
:08/08/17 23:24
:812SH
:Oyc.xLL2
#143 [あお☆まる]
そして妊娠が発覚して三日後私は学校を辞めた
もうクロには会えない
クロ…さよなら
ありがとう
:08/08/17 23:28
:812SH
:Oyc.xLL2
#144 [あお☆まる]
【クロ視点】
…………………………………
……………………
「えぇー…ホームルームを始める前に
ひとつ俺から皆に言うことがある。
加藤 マリエが今日で退学という事になった。
皆で卒業出来ないのは残念だがマリエの新しいスタートを応援しよう!
でわ………」
「………」
無言で担任の顔を見るクロ
:08/08/17 23:34
:812SH
:Oyc.xLL2
#145 [あお☆まる]
……あいつが……退学?
なんで……
「…おい」
授業が始まる間にマリエの友達、彩に退学の理由を聞く為に話しかける
「……なに?」
:08/08/17 23:37
:812SH
:Oyc.xLL2
#146 [あお☆まる]
「……あいつ……マリエなんで退学…?」
「…自分で本人に聞けば?あんたマリエの事遊んでただけなんでしょ?だったらもうマリエに構わないでよね」
遊び……
そう思われても仕方ないか
:08/08/17 23:39
:812SH
:Oyc.xLL2
#147 [あお☆まる]
「…そーだな。悪い。じゃ」
そう言うとクロは彩から離れ中庭へ向かう
「……なによ。なんなのよ。遊びなんじゃないの?なんであんなに泣きそうな顔してんのよ……」
あいつ…もう俺の顔見たくなくて……?
……なに俺ショックうけてんだ……
俺がそーさせたんだ。マリエを
:08/08/17 23:43
:812SH
:Oyc.xLL2
#148 [あお☆まる]
…俺が
手放したんじゃねーか…
あいつには笑っててほしい
だから俺のそばに居たらダメなんだ…俺は…
愛しかたを知らない
失うくらいなら……
もうあんな想いはしたくない
:08/08/17 23:47
:812SH
:Oyc.xLL2
#149 [あお☆まる]
けどあいつが俺の中から消えない…
「……本当に
厄介なやつだな……」
【クロ視点・終わり】
:08/08/17 23:49
:812SH
:Oyc.xLL2
#150 [あお☆まる]
「まぁりえ〜」
「あっ、彩ちゃん!」
「部屋に居るのも退屈だろうからパズルとお菓子持って来たよぉ」
そう言ってマリエに袋を見せる彩
:08/08/17 23:51
:812SH
:Oyc.xLL2
#151 [あお☆まる]
「ありがとう!
お父さん、なんだかんだで許してくれたのはイイんだけど…
許してくれた途端今度は過保護になりすぎて外にも出れなくて退屈してたんだぁ!」
「ふふ。初孫だしね。実は嬉しいのよパパ!
じゃあお母さん仕事行くわね。
彩ちゃんゆっくりしてってね」
そう言うとお茶を置き部屋を出ていく
:08/08/17 23:56
:812SH
:Oyc.xLL2
#152 [あお☆まる]
彩はマリエの母親が出て行くのを確認した後で話し始めた
「ねー…マリエ。今日朝から黒田君来てたよ」
ドキッ…
「そっそっか…珍しい……ね」
:08/08/18 03:55
:812SH
:o71z75e6
#153 [あお☆まる]
「……黒田…なんでマリエが退学したかって聞いてきたよ。理由は言わなかったけど……」
クロ……
「マリエ……あんたやっぱり黒田の事まだ…?」
「なっ何言ってるの?彩ちゃん!!クロの事はもうイイの!」
:08/08/18 03:58
:812SH
:o71z75e6
#154 [あお☆まる]
「私は黒田とちゃんと話したほうがイイと思……」
「あっ!そうだ!!借りてた本、返すね」
彩が話し終わる前にマリエは遮り部屋を出ようとドアノブに手をかける
「…クロとは話す事ないもん…」
:08/08/18 04:02
:812SH
:o71z75e6
#155 [あお☆まる]
「マリエ…」
クロ…本当は会いたい
でも会っちゃダメなんだ
会って拒否られたら
私の心が折れてしまう
「っと、とにかく!クロには会わないの!」
…あれ……?目の前が……
:08/08/18 04:05
:812SH
:o71z75e6
#156 [あお☆まる]
白……い……
「ー!!!マリエ?!……マリエ……!!??」
:08/08/18 04:07
:812SH
:o71z75e6
#157 [あお☆まる]
:08/08/18 04:08
:812SH
:o71z75e6
#158 [あお☆まる]
−クロ自宅−
「……バイトの時間か……」
ピンポーンピンポーンピンポーン
「……誰だ?」
ガチャ
怪訝そうな顔で扉を開くとそこには息を切らした彩が立っていた
:08/08/18 04:11
:812SH
:o71z75e6
#159 [あお☆まる]
「……川村?何で俺の家…」
「担任に聞いた!それよりマリエが!!」
「っ!?マリエがどーしたんだ??!おいっマリエがどーしたんだよ!」
「とにかく…来て!!」
:08/08/18 04:14
:812SH
:o71z75e6
#160 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
感想くれたら元気出ます
お願いします
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/18 04:16
:812SH
:o71z75e6
#161 [羅蘭]
早く続きがみたいですi
:08/08/18 07:20
:W43SA
:zxOBVG8.
#162 [あお☆まる]
……………………………………
【羅蘭 様】
嬉しい一言ありがとうございます!!
……………………………………
:08/08/18 13:27
:812SH
:o71z75e6
#163 [あお☆まる]
:08/08/18 13:28
:812SH
:o71z75e6
#164 [あお☆まる]
……白い……天井……
病院?
「…加藤マリエさん?起きましたか?」
優しそうなナースに声をかけられる
私…なんで……ここに?
:08/08/18 13:30
:812SH
:o71z75e6
#165 [あお☆まる]
「自宅で倒れられて此処に来たんですよ」
その言葉に一抹の不安がよぎる…
赤ちゃんは大丈夫?
「あっあの!!私の…私の赤ちゃんは無事ですか!?」
不安のせいで声が変に大きくなる
:08/08/18 13:33
:812SH
:o71z75e6
#166 [あお☆まる]
私の大きな声が病室を包むと周りに音がなくなり静かになる
その沈黙を破ったのは看護婦ではなく…クロだった
「…赤ちゃん…?」
振り向くとそこには、見ないうちに少し焼けたクロの姿と彩ちゃんの姿
:08/08/18 13:36
:812SH
:o71z75e6
#167 [あお☆まる]
「……なんで……クロが…此処に居るの…?」
「…俺は…川村に呼ばれて…」
「そう。私が呼んだの。マリエ!黒田とちゃんと話しな。私…外で待ってるから」
彩はそう言うと病室を出て行った
看護婦さんも「赤ちゃんは無事ですよ」と教えてくれた後彩ちゃんを追うように出て行った
:08/08/18 13:41
:812SH
:o71z75e6
#168 [あお☆まる]
「マリエ…赤ちゃんって…俺との赤ちゃん?」
ドクン…
「私っ産むから!クロには迷惑かけないし!あの…だから…」
だから……お願いだから…下ろせだなんて言わないで……
クロの顔が見れなくて目をおもいっきりギュッてつぶった
:08/08/18 13:54
:812SH
:o71z75e6
#169 [あお☆まる]
「マリエ」
その言葉と同時にクロに強く抱きしめられる
「……クロ?」
「…マリエ。このまま俺の気持ち…きいて?」
:08/08/18 13:56
:812SH
:o71z75e6
#170 [あお☆まる]
私はクロの気持ちを聞くのが怖くて頷く事が出来ずにいたけど
クロは静かにゆっくり話し始めた
「俺…両親を亡くしてから…思ったんだ。こんな想いするんだったら俺は一人がいいって」
クロの声はどことなく震えていた
:08/08/18 13:59
:812SH
:o71z75e6
#171 [あお☆まる]
「けど…マリエに出会ってマリエと一緒に居るのも悪くないって思う様になった。
俺はマリエと一緒に居れば居るほど怖くなったんだ……マリエを失う事が。だから手放した
それでイイって思ったんだ」
クロ……
「けど…今日川村がマリエの事言った時、心の底から後悔した。」
マリエを抱きしめるクロの腕に力が増す
:08/08/18 14:04
:812SH
:o71z75e6
#172 [あお☆まる]
マリエを少し自分から離すと、今度は顔を見ながら続けた
「俺はマリエと…赤ちゃん三人で一緒にいたい。俺の為に…産んでくれる?」
クロ…クロ…
マリエの目から涙が溢れて止まらない
:08/08/18 14:08
:812SH
:o71z75e6
#173 [あお☆まる]
その溢れる涙をクロは
いつかの日みたいに舐めてくれた
「…クロ…好き」
「うん。…俺も」
そう言ってクロは
初めて
満面の笑顔と
好きって言葉をくれた
:08/08/18 14:11
:812SH
:o71z75e6
#174 [あお☆まる]
それから少し経って
クロは私の両親に頭をさげて「娘さんを下さい」って言ってくれた
あの姿は一生忘れない
お父さんは少し拗ねてたけどお母さんは「黒田君カッコイイわね!」とか言ってクロを気に入った
その後クロは学校を辞めて就職した。
あんなに自由な野良猫だったクロが私と赤ちゃんの元に真っすぐ帰ってくる
クロって意外と親バカタイプかも!笑
:08/08/18 14:19
:812SH
:o71z75e6
#175 [あお☆まる]
「なぁー
今日検診だったんだろ?
性別……聞いた?」
「うん。男の子だって。」
「へぇ…男の子かぁ」
クロはそう言って目を細めながらお腹を撫でる
:08/08/18 14:21
:812SH
:o71z75e6
#176 [あお☆まる]
もう大分お腹が出てきた
そのお腹を撫でるのがクロの今の日課
「でも…男の子なのに何で服…ピンク買ってくんだよ」
「だってこの子は女の子の気がするの」
「でも医者は男の子って言ったんだろ?」
「でもきっと女の子だよ。私の感は当たるんだから」
:08/08/18 14:24
:812SH
:o71z75e6
#177 [あお☆まる]
そして17歳になって三ヶ月後に私は小さな女の子を産んだ
クロは「感…当たったな」って笑ってた
それから六年後…
:08/08/18 14:27
:812SH
:o71z75e6
#178 [あお☆まる]
ピンポーン
「あっ!彩おばちゃんかなぁ!私、お出迎えいくぅ」
「お願いね」
ガチャ…
「あぁ〜ありがとう。イイ子だね」
「彩おばちゃんいらっしゃい!」
:08/08/18 14:30
:812SH
:o71z75e6
#179 [あお☆まる]
「彩ちゃん!久しぶり。」
「マリエ!久しぶり!…しかし子供は少し見ないうちにすぐデッカクなるね」
「アハハ。ね!」
「黒田もすっかりマイホームパパなんでしょ?」
冷やかす様に言うと彩は出されたお茶に手を伸ばす
:08/08/18 14:33
:812SH
:o71z75e6
#180 [あお☆まる]
「うん。凄くイイお父さんしてくれてるよ!」
「…よかったね。マリエ」
「ありがとう。彩ちゃん」
きっと三人でこれからもずっと一緒にいるんだとその時はそう思ってた
:08/08/19 04:44
:812SH
:2/mH3zu6
#181 [あお☆まる]
その日は
いつも早く帰ってきるはずのクロがなかなか帰って来なかった
時計を見ると12時を越えていた。
「パパの帰りを待つの!」
と言って聞かなかった娘も睡魔に負けて寝ている
「……クロ……」
何回か電話をかけてみたが繋がらない
否応なしにも不安は積もっていく
そして不安が頂点に達した時玄関からクロが帰って来た音が聞こえて
急いで玄関に向かった
:08/08/19 04:53
:812SH
:2/mH3zu6
#182 [あお☆まる]
「クロ…」
そこには昔の様に悲しく微笑むクロの姿があった
「……ちびっこは?」
「…寝たよ。………クロお酒飲んでるの?」
:08/08/19 04:56
:812SH
:2/mH3zu6
#183 [あお☆まる]
「…あぁ。マリエ…話がある」
そう言って私と目を合わせずにそのまま居間に向かう
いつもと違うクロが私を一層不安にさせる
クロ…どうしたの…?
:08/08/19 04:59
:812SH
:2/mH3zu6
#184 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
少しの更新でしたが
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
元気出るので
お願いします!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/19 05:01
:812SH
:2/mH3zu6
#185 [あお☆まる]
席に着くが何も喋ろうとしないクロ
沈黙を破ったのは私だった
「…何かあった?」
クロの体が一瞬私の問いかけにピクリと動く
と深いため息をはくと決意した様に真剣な顔でこちらを見る
:08/08/20 04:09
:812SH
:nazi4j4I
#186 [あお☆まる]
「…一週間前に仕事場の関係で人間ドックしたって言ったよな?」
「…うん…」
「俺…引っ掛かってさ…この前再診察した結果聞きに今日病院に言ったんだ…」
頭の中を回る不安のせいで声が出ず
クロの話をただ聞くしか出来なかった
:08/08/20 04:13
:812SH
:nazi4j4I
#187 [あお☆まる]
「俺…癌だって」
その言葉に頭が真っ白になる
クロが「癌」?
「俺の両親も癌で亡くしてる
でも…まさか俺も癌になるなんてな……」
クロは今にも泣きだしそうな顔で笑った
:08/08/20 04:16
:812SH
:nazi4j4I
#188 [あお☆まる]
思わずクロを抱きしめた
「大丈夫だよ。クロは…クロは死なない。ずっと三人で居るって約束したじゃない。」
「…俺……死にたくない。
…笑うかもしれないけど。俺…ちびっこの花嫁姿見るのが夢なんだ…」
クロは死なないよ
私が死なせない
お願い…神様
クロを私たちから奪わないで
:08/08/20 04:21
:812SH
:nazi4j4I
#189 [あお☆まる]
「治療すれば大丈夫だよ
治療受けよう」
私はそう言ったけど
クロは首を縦になかなか振らなかった
「なんで…
なんでなの?クロ」
:08/08/20 04:27
:812SH
:nazi4j4I
#190 [あお☆まる]
「俺の両親も癌で亡くなった
俺の父親は頑固親父で、自信家で威厳がある親父が俺は好きだった。
けど癌になって親父はどんどん痩せていって
口から零れるのは弱気な言葉ばっかり……
俺の好きだった親父の姿はなくなってた」
クロは固く拳を握りながら話を続けた
「母親だってそうだ。
優しくて穏やかだった母が痛みや不安のせいで
それまで聞いた事のない汚い言葉を叫んだりしてた
きっと俺もそうなる…
そんな姿をお前やちびっこに見せたくない」
:08/08/20 04:34
:812SH
:nazi4j4I
#191 [あお☆まる]
「でも…治療しないと」
私がそう言うとクロは苦しそうな表情で「ちゃんと考えるから。待って」と言って私を抱き寄せた
その日私とクロは娘を間に挟み抱きしめあって寝た
三人が離れない様に
強く…強く
:08/08/20 04:43
:812SH
:nazi4j4I
#192 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/20 04:43
:812SH
:nazi4j4I
#193 [
]
こんな人達前に登場してたっけ?サイドストーリーってあったからみたのに。
:08/08/20 23:21
:D905i
:nAscRm9Q
#194 [あき]
きっともうすぐわかるよ

:08/08/20 23:33
:SH903i
:6yHl443.
#195 [あお☆まる]
……………………………………
【193 様】
騙してるつもりはないのですが、意図的に多少分かりずらくしてます…が「先生のいうとおり」の関係者です。もうちょいすれば分かるのでお待ち下さい!
……………………………………
:08/08/21 03:01
:812SH
:3yRPhEgU
#196 [あお☆まる]
……………………………………
【あき 様】
フォローありがとうございます!もしや…ネタばれしてますか?笑)あき様のいうとおり、もうすぐ分かりますヾ(o゚ω゚o)ノ"
……………………………………
:08/08/21 03:03
:812SH
:3yRPhEgU
#197 [あお☆まる]
朝起きるとクロはベットに居なかった。
ベットに娘を残してキッチンに行くと
クロが一人静かに座っていた
「クロ…」
「…俺決めたよ」
:08/08/21 03:28
:812SH
:3yRPhEgU
#198 [あお☆まる]
「俺…治療受ける」
「…良かった」
「……治療は受ける。けど…お前達とは一緒にいれない。」
「え……?」
「…マリエ離婚しよう」
:08/08/21 04:17
:812SH
:3yRPhEgU
#199 [あお☆まる]
クロの言ってる事が理解出来きなかった
なんで……離婚?
そんな私の心を察してかクロは更に話を続けた
「俺はお前達と生きたい。だから治療する。
けど……やっぱり…ちびっこやお前に
俺の情けない姿や弱ってる姿を見せたくない。
だから……離婚して欲しいんだ」
:08/08/21 04:24
:812SH
:3yRPhEgU
#200 [あお☆まる]
「……」
「俺の意志は変わらない。
離婚はする。
けど俺がもし病気を克服したら、その時はもう一度俺と結婚して欲しい。」
クロの真剣な眼差しでそう言われてクロの決意の固さを知る
きっとクロの決意は変わらない
:08/08/21 04:30
:812SH
:3yRPhEgU
#201 [あお☆まる]
私に出来る事はなんだろう
考えれば考える程
ひとつの事しか浮かばない
それまで自由に生きてきたクロ。そんなクロが高校を中退して
今まで私達の為に汗水流して働いてくれた
そんなクロの為に今私が出来る事……
:08/08/21 04:34
:812SH
:3yRPhEgU
#202 [あお☆まる]
「分かった。離婚しよう。
…けど必ず治して戻って来て」
私はクロを自由にする
それが私のクロへの愛だから
だからクロを自由にするの
「必ず…戻るよ」
そう言ってクロはきつくきつく私を抱きしめた
:08/08/21 04:37
:812SH
:3yRPhEgU
#203 [あお☆まる]
クロが家を出る日
クロは普段二人っきりで寝る事のない娘と一緒に寝た
そっと二人が寝たベットに手をあてて
時間が止まればイイのにと何度も思った
娘の顔を見たら行けなくなるから
とクロは朝早くに家を出た
:08/08/21 04:41
:812SH
:3yRPhEgU
#204 [あお☆まる]
必ず戻ると約束して
:08/08/21 04:42
:812SH
:3yRPhEgU
#205 [あお☆まる]
:08/08/21 04:43
:812SH
:3yRPhEgU
#206 [あお☆まる]
リリリ……
「はい。加藤です」
「もしもーし!彩だよ」
「あっ、彩ちゃん?久しぶりぃ!!」
:08/08/21 04:44
:812SH
:3yRPhEgU
#207 [あお☆まる]
「今日から二・三日旦那が出張で暇なんだけど…マリエ遊ばない?」
「ごめん彩ちゃん。今日は娘が婚約者連れて来るのよ!」
「あぁー!愛子ちゃん?そっかぁーもうそんな歳なんだねぇ」
:08/08/21 04:47
:812SH
:3yRPhEgU
#208 [あお☆まる]
「五年間の遠距離を経てね!親子して待たされる運命みたい(笑)」
「……待たされるって。もう何年経ったと思ってるの?いい加減、黒田のことは忘れて再婚でもしなよ!」
「彩ちゃん…私ねまだ信じてるの」
:08/08/21 04:50
:812SH
:3yRPhEgU
#209 [あお☆まる]
「まぁーた…何を根拠に…」
って呆れた口調で言う彩ちゃんに「感!」って答えたら彩ちゃんは「マリエは変わらないね」って笑ってた
ねぇークロ?
愛子…今度結婚するんだよ
:08/08/21 04:53
:812SH
:3yRPhEgU
#210 [あお☆まる]
クロは本当に猫みたいだね
クロもタマみたいに
死に際に姿を消すなんて
最後まで本当に猫みたい
おばちゃんは猫は優しいから死に際を見せないって言ったけど
私は猫は本当は人一倍寂しがりやなんだと思う
だから死ぬ姿を見せないの
と死んで忘れられるのが怖いから
:08/08/21 04:58
:812SH
:3yRPhEgU
#211 [あお☆まる]
ねぇークロ?
愛子の名前の由来覚えてる?
クロが沢山「愛を貰って、あげれる子になって欲しい」って愛子って付けたんだよね
愛子は名前通り色んな人から愛を貰って今度結婚するんだよ
クロがあんなに見たがってた愛子のウェディング姿
早く帰って来ないと見れないんだからね
:08/08/21 05:03
:812SH
:3yRPhEgU
#212 [あお☆まる]
クロ…
私は今でも信じてるよ
クロが私の元に帰ってくるの
彩ちゃんには「馬鹿ね」って言われるけど
私は帰って来る気がするの
ピンポーン
:08/08/21 05:06
:812SH
:3yRPhEgU
#213 [あお☆まる]
「あっ!愛子たち来たみたい!!ごめんね、彩ちゃん又電話するね」
そう言って電話を切ると玄関に急ぐ
ガチャ−
:08/08/21 05:08
:812SH
:3yRPhEgU
#214 [あお☆まる]
「いらっしゃ−……」
「マリエ…ただいま」
「…お帰り…なさい」
ね?彩ちゃん
私の感は当たるんだから
END
:08/08/21 05:11
:812SH
:3yRPhEgU
#215 [Hiro]
に゙ゃークロ帰ってきた〜!
初めて涙したよ!
恋愛もので!
:08/08/21 05:12
:P702i
:PO4pna1E
#216 [あお☆まる]
……………………………………
最後の最後「続き」が出て見にくくなってしまいまして、すみません((/ω;)
これで**猫**は終わりです!感のイイ片は大分前からお気づきだったと思いますが、この話は愛子の両親の話でした!
楽しんで頂けたか不安ですが宜しかったら感想など下さい。お待ちしてます
>>1 感想板です
……………………………………
:08/08/21 05:16
:812SH
:3yRPhEgU
#217 [あお☆まる]
……………………………………
【Hiro 様】
感想第一号ですね!リアルタイムで読んでいただけてたみたいで!感想嬉しすぎますヽ(≧∀≦)ノ涙なんて!勿体ないくらいの褒め言葉です!!次もどんどん書くので是非見て下さいね
……………………………………
:08/08/21 05:24
:812SH
:3yRPhEgU
#218 [あお☆まる]
:08/08/22 04:05
:812SH
:F2rZ3rtI
#219 [我輩は匿名である]
:08/08/22 04:27
:F704i
:SE7FaDxc
#220 [あお☆まる]
私はアイツに嘘をついてる
多分 私が生きてきた中で最大の嘘
私が嘘をつき通しているアイツは今日 愛しの彼女と結婚する
そんなアイツと私が出会ったのは調度13年前の事…
:08/08/22 04:44
:812SH
:F2rZ3rtI
#221 [あお☆まる]
私はただただ
つまらない毎日を消化していた
私はいわゆるお嬢様で何不自由なく暮らしていた
周りの人はお父さんが大手企業の社長と知ると先生や友達…皆私をチヤホヤする
けど周りの誰も……お父さんすら私に本当の愛を与えてはくれなかった
:08/08/22 04:52
:812SH
:F2rZ3rtI
#222 [あお☆まる]
たった一つでいい
本当の愛ってものを
与えて欲しかった
偽りだらけの愛の中
私はアイツに出会ったんだ
:08/08/22 04:55
:812SH
:F2rZ3rtI
#223 [あお☆まる]
その当日私は
偽りの愛にしがみつく事しか出来ずにいた
そこに愛はないと知っていながら
Sexと言う快感に溺れ
「好きだ」と言われれば体を重ねる
そんな安い愛で寂しさを埋めようとしていたんだ
そんな時アイツが…
達也が
親父の店ドルチェにバイトとしてやって来た
:08/08/22 05:02
:812SH
:F2rZ3rtI
#224 [あお☆まる]
……………………………………
【匿名 様】
アンカーありがとうございます!
……………………………………
:08/08/22 05:06
:812SH
:F2rZ3rtI
#225 [あお☆まる]
:08/08/22 05:19
:812SH
:F2rZ3rtI
#226 [あお☆まる]
その日は珍しく
親父がすごく機嫌が良かった
「…親父……何鼻歌とか歌ってるの?」
親父は分かったか?みたいな顔をしてこっちを見る。
普段私の顔を見て話すなんてないから
本当珍しい
:08/08/22 13:52
:812SH
:F2rZ3rtI
#227 [あお☆まる]
「いやなぁー
ほら、ドルチェあるだろ?
あそこに新人で見所のある奴が入ったって聞いてな!
偵察したら本当に将来楽しみな新人で!わしは嬉しくて」
あぁ…やっぱりこの人は仕事人間なんだ
仕事以外でこんな嬉しそうな顔した事あるのかな
そりゃー母親も逃げるね
まぁ…子供を置いてく母親も仕事だけの父親と同じレベルか……
:08/08/22 13:58
:812SH
:F2rZ3rtI
#228 [あお☆まる]
「ね…親父
明日が何の日か知ってる?」
不思議そうな顔で首を傾げる
だろうね……覚えてる訳ない
だって親父には仕事以外なんてどーでもイイ事
「…私の誕生日。」
そう言うと財布から五万円札を取り出し渡される
:08/08/22 14:11
:812SH
:F2rZ3rtI
#229 [あお☆まる]
麗子はお金持ちだから誕生日とかのお祝い凄いんじゃない?!パーティーとかしちゃったりさぁ!
って知り合いによく言われる
けど実際はパーティーとかなにもない
いつもこんなもん
近頃誕生日ケーキすら食べてない
高級ケーキ店の娘なのにね?
:08/08/22 14:24
:812SH
:F2rZ3rtI
#230 [あお☆まる]
差し出された万札を受け取り部屋を出ようとした時
親父が何処に行くんだ?って聞くから「学校」って答えた
「そっか」
って私の顔を見ずに言う
親父を背に「土曜日なんだから学校な訳ねーだろ」と思いながら部屋を出た
本当私には興味がない人
まぁ期待もしてないけどね
:08/08/22 14:28
:812SH
:F2rZ3rtI
#231 [あお☆まる]
暇だな……
何となく家を出て来たが別段用事がある訳ではなかった
ポケットから携帯を取り出すと健二に電話した
健二とは週3回くらい寝ている
コイツも私に愛はくれない
ただの体の関係を持ってる友達みたいなもん
:08/08/23 05:01
:812SH
:8Ip8T2NE
#232 [あお☆まる]
プルルル……
「…はい。もしもし…」
「あっ、健二?あのさー…」
「え?何?
『健二ー誰よぉー!早く来てしよぉ。』
…ゴメンゴメン!…間違え電話みたい!」
ブチ… ツーツー……
「ふぅん。アイツ女いたんだ」
:08/08/23 05:08
:812SH
:8Ip8T2NE
#233 [あお☆まる]
別にショックなんて受けない
だって健二とは付き合ってた訳じゃないし
ただ少し人肌が恋しくなる
無償に人に必要とされたくなる
ただ…それだけ
:08/08/23 05:11
:812SH
:8Ip8T2NE
#234 [あお☆まる]
とりあえず携帯のメモリーから健二を消去して
これからの暇つぶしを考えた
考えていたら
親父のニヤケ顔と同時に
『見応えのある新人』
と言うフレーズが頭に浮かんだ
「……見てみようかな」
:08/08/23 05:15
:812SH
:8Ip8T2NE
#235 [あお☆まる]
私はそのままドルチェに足を向けた
店に着き入るなりスタッフが私に愛想笑いで近づく
この感じが1番面倒臭い
だから普段来ないんだけどね
「お嬢様、どうされました?」
今声をかけて来たのは、ここのスタッフの中で1番心を許せる人
:08/08/24 04:50
:812SH
:3qa3D5VM
#236 [あお☆まる]
「あっ秀じぃ。噂のルーキー見に来た!」
「あぁ。厨房に居ますよ」
そう言ってさりげなく秀じぃにエスコートされて厨房に行く。
あっ、
秀じぃって呼んでるけど
実際は一回りしか離れてないからまだ29才なんだけどね
名前が秀人(ヒデト)って言うからマルコちゃんの真似で秀じぃにしたの
:08/08/24 04:58
:812SH
:3qa3D5VM
#237 [あお☆まる]
「麗子お嬢様。あの方です」
そう指された方を見ると私と同じくらいの歳の
綺麗な顔立ちの男の子がケーキにクリームを塗っていた
私はその綺麗な顔立ちと
繊細な指使いにしばし見とれてしまった
そんな私を秀じぃの声が現実に引き戻す
「……それでは私は仕事があるので……」
そう言って秀じぃは厨房から出て行った
:08/08/24 05:03
:812SH
:3qa3D5VM
#238 [あお☆まる]
「ね…あんた名前は?」
新人君に話しかけると
チラと私を横目で見ると又すぐケーキに視線を戻した
「…人の名前聞く前に自分だろ」
確かにそうか
でも人に正してもらうのは初めてだった
皆、私の言う事に反論する人は周りにいなかったから
:08/08/24 05:07
:812SH
:3qa3D5VM
#239 [あお☆まる]
「…うん。そーだね。ごめん。私、大塚 麗子」
「俺は鈴木 達也。
ってかあんたって天然?」
そう言って八重歯を出しながら笑う顔に思わず心臓が反応する
:08/08/24 05:10
:812SH
:3qa3D5VM
#240 [あお☆まる]
それが達也と私の出会いだった
私はその日を境に
ドルチェに入り浸るたる様になる
達也といると安心したから
達也は私を【お嬢様】じゃなく【一人の人間】として扱ってくれた
それが意図的じゃなく達也の性格だったから尚更居心地が良かった
:08/08/24 05:16
:812SH
:3qa3D5VM
#241 [あお☆まる]
「よぉ!達也ぁ〜」
今日も学校帰りにドルチェに通う。何か学校終わったらドルチェに行くのが最近の日課になりつつある
だから最近男と会ってラブホなんて事もなくなった
けど何でかな?
前より寂しくない
:08/08/24 05:25
:812SH
:3qa3D5VM
#242 [あお☆まる]
「まぁーた来たか…」
嫌そうな顔してこっちを見る達也
その思った事を隠そうとせず
顔に丸出しのイイ性格も中々気に入ってる
「なによ!いいでしょ〜」
そう言って私は厨房の中にある椅子に座る
店自体は6時に閉まる
だから私が学校終わって行く頃には誰もいない
:08/08/24 05:30
:812SH
:3qa3D5VM
#243 [あお☆まる]
達也は仕事熱心でいつも最後まで残って仕込みとか練習をしてる
私はそんな達也にちょっかい出しにいつも店に寄るって訳
「私の事は気にせず仕事しろぉ!達也!」
「お前なぁ……俺は一応一個でも年上なんだから敬語ってもんを使え!」
:08/08/24 05:34
:812SH
:3qa3D5VM
#244 [あお☆まる]
達也は18才
高校卒業してドルチェに来た
「でも私誕生日きたから今は18才で達也とタメだもん。」
「へぇ…。いつだったのや、誕生日。」
「え…一週間前」
:08/08/24 05:37
:812SH
:3qa3D5VM
#245 [あお☆まる]
「じゃあ、社長からデッカイプレゼントとか貰ったんだ?」
って達也が無邪気に八重歯を見せながら笑った
「……別に。五万円貰ったくらいだよ。まぁ…私が言わなかったら忘れてたっぽいしね!」
「…なんか悪ぃ…」
そう言って俯く達也がなんか嫌で、思いっきり肩を叩いて「いつもの事だから!」って笑った
:08/08/24 05:42
:812SH
:3qa3D5VM
#246 [あお☆まる]
そんな私を見て達也は何か考えごとをしている様子だった
そして意見がまとまったのか、いきなり「よし!」と言うと私の顔を見て
「お前、今日は帰れ!」
と言いながら私の肩を押して玄関に出す
:08/08/24 05:46
:812SH
:3qa3D5VM
#247 [あお☆まる]
「なっ何よ!いきなりっ」
と達也の方を睨むが達也は「さようなら。又明日来い。」と言うと店の扉を閉めた
何なのよ!!!
感じ悪い奴
……寂しいじゃんか
:08/08/24 05:49
:812SH
:3qa3D5VM
#248 [あお☆まる]
私は無意識のうちに何度か寝た男に電話していた
その日はその男とラブホに泊まった
前は当たり前にしてた事だったけど
その日は何だか
罪悪感と虚しさに襲われて中々寝れなかった
男に抱かれるしか
寂しさを紛らわす方法がない自分が凄くチッポケに思えた
:08/08/24 05:56
:812SH
:3qa3D5VM
#249 [あお☆まる]
あぁー……
何やってんだろ……私
:08/08/24 05:58
:812SH
:3qa3D5VM
#250 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/24 05:59
:812SH
:3qa3D5VM
#251 [あお☆まる]
朝起きると
男がまだグーグーと寝ていたので起こさずに
下着と服を着て男を置いてラブホを出た
朝早いせいか肌寒い
まだ開店前のアクセサリーショップのショーウインドーを見ると首にキスマークがべったりついていた
「最低ぇー……」
そう呟くと首筋を触る
:08/08/25 02:29
:812SH
:vthkxKGA
#252 [あお☆まる]
……最低なのは私か……
私はその日は女友達と遊びたおした
達也が言った「明日又来い」って事忘れた訳じゃないけど
首筋に付いてるキスマークがドルチェに行く足を重くさせた
「……10時か……」
散々友達と遊んだ後ドルチェの前を通った
流石に看板の電気も消えている
:08/08/25 02:35
:812SH
:vthkxKGA
#253 [あお☆まる]
「いるわけないか」
そう思い来た道を戻ろうとした時腕を掴まれる
一瞬体がビクッとなったがその大きな手が誰の物かすぐ分かった
ゆっくり後ろを向くと
少し不機嫌そうに腕を掴んだままの達也がいた
「おせぇーよ。麗子てめぇー俺を待たせるなんてイイ度胸してんな?」
:08/08/25 02:40
:812SH
:vthkxKGA
#254 [あお☆まる]
そう言って顔を近づける達也
私の心臓がビックリするぐらい反応する
「うっうっさい!私は約束した覚えないし!」
「おっ!俺を待たせて男と会ってたな?マセガキ」
と言って麗子の首筋を指で突く
:08/08/25 02:44
:812SH
:vthkxKGA
#255 [あお☆まる]
そうやって
からかって笑う達也を見て
今度は胸が苦しくなった
こんなの初めてで
この感情がなんなのか分からなかった
「男がいるんなら余計なお世話だったかな…」
と言って頭をかく達也
私はハテナマークを頭に浮かべたまま達也を見る
「まぁ!せっかくだしな。こっち来い」
:08/08/25 02:48
:812SH
:vthkxKGA
#256 [あお☆まる]
そのまま達也の後ろを着いて厨房に入ると
そこには
【HAPPY BIRTHDAY 麗子】
と書かれた
おっきな おっきなバースデーケーキが置かれていた
:08/08/25 02:53
:812SH
:vthkxKGA
#257 [あお☆まる]
「…こ…れ…」
私がケーキの前で立ち尽くしていると
達也はケーキに刺さっているローソクに火をつけて
バースデーソングを歌い出した
「誕生日おめでとう!!麗子お嬢様?」
そういって達也は意地悪な顔して笑った
:08/08/25 02:56
:812SH
:vthkxKGA
#258 [あお☆まる]
そんな達也の笑顔にドキマギしながらローソクの火を消した
「俺様の力作だ!食え」
達也は綺麗にケーキをお皿に移すと無邪気に笑いながらケーキとフォークを差し出す
一口だいにケーキを切り、口に運ぶと優しい味が口全体に広がる
:08/08/25 03:01
:812SH
:vthkxKGA
#259 [あお☆まる]
「美味しい…
達也やるじゃん!!」
思わず笑顔になる
達也のケーキは優しくて食べると私の心を暖かくした
親父がニヤつく理由が分かった気がした
「でも…こんなデカイの二人で食べれないよぉー」
:08/08/25 03:06
:812SH
:vthkxKGA
#260 [あお☆まる]
「だな!ちょっとデカクしすぎたかー」
そう言って達也が笑う
「デカ……すぎ」
自然と私の目から涙がポロポロと落ちてくる
:08/08/25 03:09
:812SH
:vthkxKGA
#261 [あお☆まる]
「お前は、笑ったり泣いたり忙しい奴だな」
達也はそう意地悪な笑顔で言うと麗子の涙を自分の服の裾で荒っぽく拭く
だって…こんな
でっかいバースデーケーキも
こんな
心のこもったプレゼントも
初めて貰った
:08/08/25 03:14
:812SH
:vthkxKGA
#262 [あお☆まる]
一週間遅れの
18回目の誕生日は
生きてきた中で
1番……
心が満たされた誕生日だった
その次の日はケーキの食べ過ぎで胃もたれ全快だったけど
それも又イイ思い出
私はその日を境にアナタのケーキのファンになったの
:08/08/25 03:20
:812SH
:vthkxKGA
#263 [
みー
]
お初です☆☆☆
毎日楽しみに読ませてもらってます(#^.^#)
更新待ってます☆
主さんガンバ☆☆☆
:08/08/29 07:52
:SH906i
:LfnO8XZo
#264 [あお☆まる]
……………………………………
【みー 様】
お初です(`・∀・)ノ
応援ありがとうごさいまぁす!!嬉しすぎてテンション下げるのに苦労しますた(笑)よろしければ又感想など下さいね!お待ちしてますヽ(≧∀≦)ノ
……………………………………
:08/08/30 03:52
:812SH
:vledli/Y
#265 [あお☆まる]
最近はあんまり行く気がしなかった学校も
終わったらドルチェに行こう
そう思うと楽しく過ごせた
達也から優しさを貰った分、それまで人にあげれなかった優しさを人にあげる事ができた
そのことで、【社長の娘】じゃなく大塚 麗子の中身で友達になってくれる人が
ポツリ、ポツリだが出来始めてきた
私の回りは……ううん、
私自身達也に会ってどんどん変わっていく
:08/08/30 04:01
:812SH
:vledli/Y
#266 [あお☆まる]
私はそんな風に変わっていく自分を気に入っていた
そんなある日最近仲良くしている仲間の一人と話していた時
色んな話から恋バナへと変わっていった
「麗子ぉ!初恋はいつ?」
その質問に私は答れずにいた
:08/08/30 04:05
:812SH
:vledli/Y
#267 [あお☆まる]
………初………恋?
私には答えれるはずがない質問
だって【恋】をしたことがない
私はどうどうと人に言えるような付き合いもしてこなかった
「ねぇ…メミちゃん」
:08/08/30 04:33
:812SH
:vledli/Y
#268 [あお☆まる]
「ん?なに、麗子ぉ」
「ヒクかもしんないけど…私恋したことない」
そう素直に言う私を笑う事なくメミちゃんは続けた
「そっかぁ。いつか素敵な恋…出来ればイイね」
そう笑ってくれたメミちゃんのお陰で少し救われた
:08/08/30 04:36
:812SH
:vledli/Y
#269 [あお☆まる]
「ね!メミちゃん!恋って、好きになるってどんな感じ?」
そう聞くとメミちゃんは暫く考えた後に少し意地悪な顔で
「キスの味がスペシャル」
って笑った
:08/08/30 04:38
:812SH
:vledli/Y
#270 [あお☆まる]
「メミちゃん…えろぉ〜〜」
「アハハ。まじ!まじ!
後はねー……まぁ人それぞれだろうけど、その人がいれば何しても楽しいとか…一緒に居たいって自然に思ってたりとか…?」
「今彼氏の顔浮かんだでしょ?」
ってからかったら「分かった?」って言うから二人で笑った
:08/08/30 04:42
:812SH
:vledli/Y
#271 [あお☆まる]
ふと教室の時計を見ると時計の針が18時を指していた
あ……ドルチェ閉店だ。
そそくさと荷物をまとめる
「メミちゃん、私…そろそろ…」
:08/08/30 04:48
:812SH
:vledli/Y
#272 [あお☆まる]
そう言う私を見てメミちゃんは
ニヤーと笑い
「素敵な恋、始まってるんじゃないのぉ?」
と、からかう様に言うと
私の胸をつっついた
「なっ!////
そっそっそんなんじゃあ?!」
不意なメミちゃんの一言に赤くなりながら必死に手を振り否定する
:08/08/30 04:52
:812SH
:vledli/Y
#273 [あお☆まる]
「まぁー恋じゃないにしろ
麗子が変わったのはきっと、その人の影響だね」
って言うと先に教室から出て行った
私が達也に……恋??
:08/08/30 04:54
:812SH
:vledli/Y
#274 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
とりあえず更新
ストップです
【私に読者様からの愛の手を】
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
皆様の感想が
私の書く上での
原動力です!!お願いします
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/08/30 05:03
:812SH
:vledli/Y
#275 [あお☆まる]
思わず顔が熱くなるのを感じた
メミちゃんが変な事を言うから厨房に入るのに緊張してしまう
「達也!お疲れーー」
緊張のせいか
変に声がデカクなる
:08/08/31 02:21
:812SH
:Isnjelw6
#276 [あお☆まる]
バン
と勢いよく扉を開けると
達也は椅子に座り
粉だらけのテーブルに顔をつけ
粉だらけにして寝ていた
「……寝てるのかよ」
緊張して損した!
しかし……粉まみれにして寝て…ガキかよ……ワラ
綺麗なサラサラの髪に触る
あぁー髪にも粉(笑)
:08/08/31 02:29
:812SH
:Isnjelw6
#277 [あお☆まる]
【キスの味がスペシャル】
神様の悪戯か
ふと、メミちゃんの言葉が頭に浮かぶ
………
ギシ…
:08/08/31 02:38
:812SH
:Isnjelw6
#278 [あお☆まる]
気付いたら
達也の綺麗な唇に吸い込まれる様に自分の唇を重ねていた
そっと唇を離すと一気に自分のした事の恥ずかしさに
顔が有り得ない速度で赤くなる
私……何を………
:08/08/31 02:47
:812SH
:Isnjelw6
#279 [あお☆まる]
「……んん」
達也が寝返りをうつ
その時に微かだが
私には確かに聞こえた
達也の口から零れた【愛子】と言う名を
:08/08/31 03:00
:812SH
:Isnjelw6
#280 [あお☆まる]
「……うーー……ん
…あ?麗子?」
達也は子供みたいに目を擦りながら体を起こす
私は何故か達也の頭を
ペシッ
と叩くと
「寝坊助っ!!」
と捨て台詞を吐くと走ってドルチェを出た
:08/08/31 03:55
:812SH
:Isnjelw6
#281 [あお☆まる]
なっ何なの?
『愛子』
って寝言に加え
言ってる時の達也の笑顔に
心が黒く染まる感覚に襲われる
そんな初めての感覚が何かも分かるはずもなく
私はその日一日
その感覚を持て余して過ごした
:08/08/31 04:00
:812SH
:Isnjelw6
#282 [あお☆まる]
達也はその子が特別?
その子が愛しい?
夢に…でるほど
:08/08/31 04:07
:812SH
:Isnjelw6
#283 [あお☆まる]
私は?
達也にとって特別?
私も達也の夢に出てくる?
私の名前も…あの笑顔で呼んでくれる?
:08/08/31 04:09
:812SH
:Isnjelw6
#284 [あお☆まる]
その日見た夢は
小さくなった私が
達也の周りをクルクル回って
いっぱい質問している夢だった
質問の内容は夢から覚めたと同時に忘れたけど
:08/08/31 04:11
:812SH
:Isnjelw6
#285 [あお☆まる]
何か……
寝てる達也の寝込み襲ってキスするなんて……
「…私は変態か…」
「え?麗子変態なの?」
いきなり横から顔を出して来たメミちゃんに思わずビクッとなる
:08/09/01 01:44
:812SH
:bB9PvoMs
#286 [あお☆まる]
「メミちゃーーん!急にビックリするじゃーん」
そんな私にメミちゃんは構う事なく話を続ける
「ご飯!食べに行こうよーもうお昼だよ?」
:08/09/01 01:54
:812SH
:bB9PvoMs
#287 [あお☆まる]
「あれ…?気付かなかった」
「もー。早く行くよ」
そのままメミちゃんと二人で食堂に向かう
メミちゃんが買ってくてくれると言ってくれたので、私は席をとっていた
:08/09/01 03:15
:812SH
:bB9PvoMs
#288 [あお☆まる]
ふと自分の唇に手を当てて昨日の達也とのキスを思い出す
【キスの味がスペシャル】
……うん
「確かに…スペシャルかも」
:08/09/02 06:18
:812SH
:TrR67/uk
#289 [あお☆まる]
「何がスペシャルー?はい、麗子のパン」
とメミちゃんが背後から定食とパンを持ちながら問い掛ける
「〜〜なっでもない!」
と少し乱暴にパンを受け取る私にハテナマークを浮かべるメミちゃん
:08/09/02 06:21
:812SH
:TrR67/uk
#290 [あお☆まる]
「何?教えてよー?」
とその後何度もメミちゃんに言われたが私は黙秘を決め込んだ
言えるはずない……
ってか上手く伝えられない…
【好き】って言葉に表したらチープだし
私が達也に対する気持ちは、きっと【好き】だけじゃ表せれない
:08/09/02 06:25
:812SH
:TrR67/uk
#291 [あお☆まる]
私に色々とくれた人
好きって恋愛感情じゃ表せれないくらい
達也は私にとって
【特別】なんだ……
そう再確認すると
チクリと胸が痛んだ
:08/09/02 06:28
:812SH
:TrR67/uk
#292 [あお☆まる]
今日も放課後メミちゃんや友達と集まり少し話をしてドルチェに向かう
人間って現金だなぁ…
好きって認識した途端会いたくなるなんてね
ドルチェまで着き中に入ろうとした私の腕を誰かが荒々しく引き止めた
:08/09/02 06:32
:812SH
:TrR67/uk
#293 [あお☆まる]
「?!誰よ!!」
と振り向くとそこには健二が立っていた
健二とは電話をきってメモリーから消していらい連絡をとっていなかった
「よぉ。麗子ぉ」
ニヤニヤと麗子の腕を掴みながら話し掛ける
:08/09/02 06:37
:812SH
:TrR67/uk
#294 [あお☆まる]
「麗子ぉ〜俺何回も電話したんだぜぇ?シカトかよぉ〜〜。」
確かに何度か登録してない電話から着信があった
やっぱり健二だったのか…
そんな事を悠長に考えてると健二に腕を引っ張られ抱きしめられる
「麗子ぉ。寂しかったぁ」
:08/09/02 06:40
:812SH
:TrR67/uk
#295 [あお☆まる]
嫌悪感が一気に体中を巡る
気持ち…悪い…
「はっ離して!!」
「なんで?恥ずかしいの?馬鹿だなぁー今更!何回も愛し合った中だろ?」
:08/09/02 06:44
:812SH
:TrR67/uk
#296 [あお☆まる]
『愛し合った』?
あんたは体だけで私に一度も『愛』はくれなかった
「……彼氏…出来たの」
そう言うと健二の顔が一変する
:08/09/02 06:46
:812SH
:TrR67/uk
#297 [あお☆まる]
「はぁ?!嘘つくなよなぁ!お前みたいなヤリマン本気で付き合う奴なんかいねぇーよ!」
…最低の男…
でも私は…
そんな最低の男に抱かれる事でしか寂しさを埋めれない最低の女だったんだ……
けど…今は違う……
:08/09/02 06:50
:812SH
:TrR67/uk
#298 [あお☆まる]
「ふざけー……」
そう言って一発ひっぱたいてやろうとした時
私が叩くより先に健二は地面に倒れ込む
「……俺が彼氏だけど……文句あんの?」
達也……
:08/09/02 06:53
:812SH
:TrR67/uk
#299 [あお☆まる]
そこにはブザマに倒れ込む健二の姿と
私を庇う様に立つ達也の姿
「って……お前!その女はなぁ!好きって言えばすぐ股開くよーな女だぜ??」
やだ……
やめて……
達也に……軽蔑されたくない
:08/09/02 06:56
:812SH
:TrR67/uk
#300 [あお☆まる]
「…だから何?昔の事だろ。俺には今の麗子しか関係ない。もう帰ったら?」
そう言って健二を軽く足で小突くと、健二は「ひぇっ!」と情けない声を出して暗闇の中に消えて言った
私は必死に涙を堪えようとしたけど達也の腕に抱かれて頭を撫でられたら
涙は栓が外れたみたいに溢れだした
:08/09/02 07:00
:812SH
:TrR67/uk
#301 [あお☆まる]
達也……
なんで貴方は
私が言って欲しい言葉を
言って欲しいタイミングで言ってくれるの?
こんなの……ずるいよ
達也の事…
好きになってもいいの?
:08/09/02 07:03
:812SH
:TrR67/uk
#302 [あお☆まる]
◆私事ですが◆
この度【短編祭】たる、素敵な企画に参加させていただく事になりました!
【短編祭】とは…
色んな書き手様が今回のテーマ『恋愛』をお題に短編を書いていくお祭り騒ぎの掲示板です
宜しければ見に来て下さいねヽ(≧∀≦)ノ
ちなみに、どれがどの書き手さんか分からない状態で書いて行くのがルールですので…悪しからず。←人気投票の発表の後、書き手の普段の名前を発表するみたいです!
【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!【投下スレ】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3872/
<<9月7日開催予定>>
【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!【投票スレ】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3873/
【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!【総合案内所】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3870/
<<こちらで、後で書き手さんの普段の名前を発表するみたいです>>
:08/09/02 08:01
:812SH
:TrR67/uk
#303 [あお☆まる]
:08/09/02 08:05
:812SH
:TrR67/uk
#304 [あお☆まる]
達也は優しく泣く私を抱きしめると
「中に…入ろう」
とドルチェの中に優しく誘導する。私は黙って達也に従って中に入った
中に入ると、試作品だろう真新しいケーキを取り出すと紅茶と一緒に出してくれた
:08/09/03 06:16
:812SH
:54gk.pcw
#305 [あお☆まる]
「俺の新作」
と言って笑った顔は誕生日を祝ってくれた時と変わらない笑顔だった
達也はひかないの?
私は……
本当に健二が言う様に
最低の女だったのに……
:08/09/03 06:19
:812SH
:54gk.pcw
#306 [あお☆まる]
ぎゅっと差し出されたフォークを握り、震えそうな声を絞り出す様にして達也に言う
「達也…私は本気に健二が……あの男が言った通りの女だったの」
達也の顔を見る事が出来ずにただ俯きながら続ける
それをただ黙って聞く達也
:08/09/03 06:23
:812SH
:54gk.pcw
#307 [あお☆まる]
「私は…ただ愛が欲しかった。抱かれる事で寂しさが埋まると思ってたの…」
「…今は?」
思いがけない達也の言葉に顔をあげる
するとそこには真剣な顔をした達也の眼差しがあった
:08/09/03 06:26
:812SH
:54gk.pcw
#308 [あお☆まる]
「そんな事しても…意味がないと分かった」
「ならいぃーんじゃね?麗子は変われたんだろ?なら昔を気にする必死はねぇーよ。昔があるから今の麗子があんだから」
そう言うと麗子の頭をクシャクシャにする
:08/09/03 06:29
:812SH
:54gk.pcw
#309 [あお☆まる]
「まぁー俺も?モテるし…色々女を泣かせたなぁ」
「調子のんな!」
と肩を小突くと達也はニシシて笑って「早く食べて帰れ!ガーキ」と頭を叩かれた
ありがとう…達也
:08/09/03 06:33
:812SH
:54gk.pcw
#310 [あお☆まる]
「ってかお前も堂々と嘘つくもんだなぁ!彼氏なんかいないくせに(笑)」
「いっいるし!」
いないけど…
馬鹿だな…強がっちゃった
「はーいはい。だからガキって言うんだよ!こんなに毎日来てるくせに…もしや俺に惚れたか?」
と顎を達也にもたれる
達也は何やら楽しそうに笑ってる
:08/09/04 04:44
:812SH
:ffaMVbO2
#311 [あお☆まる]
「…ってかいつから彼氏になったのよ!」
照れ隠しで言った言葉
「俺が彼氏なんて贅沢だろ?」
と間近で微笑む
ヤバイ……私今
顔真っ赤だ…………
:08/09/04 04:47
:812SH
:ffaMVbO2
#312 [あお☆まる]
そんな私を見て達也は更に楽しそうに笑いながら
「トキメイた?」
って耳元で囁く様に言う
硬直する私
「あはは…!冗談だー…」
−グイ−
:08/09/04 04:50
:812SH
:ffaMVbO2
#313 [あお☆まる]
私は達也の襟元を持つと自分に引き寄せ達也の唇に自分の唇を重ねた
そして固まってる達也に微笑みながら
「…トキメイた?」
って言うとドルチェを出た
:08/09/04 04:54
:812SH
:ffaMVbO2
#314 [あお☆まる]
まったく!!!
人をガキ扱いしてからに!!
と家路を歩いていると、さっき自分がした大胆かつ恥ずかしい行動が頭にフラッシュバックする
………
私……キス……しました?
……しましたね……
しかも…自分から………
いっいくら、からかわれてムカッとしたからって何キスしてんだ!自分!!
:08/09/04 04:59
:812SH
:ffaMVbO2
#315 [あお☆まる]
せっかくモヤモヤが晴れたかと思ったのに…
またモヤモヤ……
案の定
その日は全く眠れなかった
:08/09/04 05:01
:812SH
:ffaMVbO2
#316 [我輩は匿名である]
:08/09/04 17:26
:P703imyu
:TYWDqjPM
#317 [あお☆まる]
……………………………………
>>316 【匿名 様】
お読み頂きありがとうございます(○+'∀`从)
是非是非、今後ともお願いします!
……………………………………
でわ【更新】
:08/09/05 05:58
:812SH
:wQQEWWlY
#318 [あお☆まる]
「はぁ……」
今から約10前からドルチェの前を行ったりきたり……中々、中に入れずにいた
気まずいから今日は行かないどこう…って思うけど、
昨日したキスに意識してるとバレたくない…って事は今日は平静を装って……
という気持ちが平行線のままで答えが出ない
:08/09/05 06:05
:812SH
:wQQEWWlY
#319 [あお☆まる]
立ち止まっては歩いて又立ち止まる
そんな事を2・3回ほど繰り返した時、後から見慣れた車が止まった
「なにしている?麗子」
あぁ…やっぱり親父だ…
:08/09/05 06:12
:812SH
:wQQEWWlY
#320 [あお☆まる]
「…親父こそ……」
と私が言うと親父は嬉しそうに
「新人の偵察だ!」
と言った。本当に達也がお気に入りらしい
まぁ…確かに
達也の腕は見張るものがある
事実私は達也のケーキの虜だ
:08/09/05 06:22
:812SH
:wQQEWWlY
#321 [あお☆まる]
親父はそのままドルチェの中に入って行った
私も少し迷ったが、中に入る事にして親父の後を追った
厨房の扉に手を置くと中からご機嫌な親父の声が聞こえてきた
中に入ろうと、扉のノブに添えた手に力を入れようとしたが、親父の
「なぁー、達也君。君はなぜ、パティシエになりたいのかな?」
って言葉が聞こえて、力をこめた手を緩めドアノブから手を離した
:08/09/06 04:42
:812SH
:JTxLYlWE
#322 [あお☆まる]
入るのをやめたのは
私もその質問に興味があって
答えを聞きたかったからだった
私はそっと扉の前で
耳を澄ましながら、少し開いた扉の隙間から達也を見ていた
一瞬考え込んだ様な顔をしていた達也だったが、
ふと何かを思い出した様に
その表情は見た事も無いくらいに柔らかくなった
:08/09/06 04:47
:812SH
:JTxLYlWE
#323 [あお☆まる]
その顔にドキッとしたが、その甘いトキメキは一瞬で嫉妬に変わる
「好きな女の涙を止めたいからです」
好きな女…そう聞いた時
私の頭にはすぐに
【愛子】と言う名前が浮かんだ
だってそう言った達也の顔は
あの時寝ぼけて【愛子】と言った顔と同じ顔をしている
:08/09/06 04:52
:812SH
:JTxLYlWE
#324 [あお☆まる]
黒い醜い感情がぐるぐる体中を支配していく
その感覚から逃れたくて扉をバン!!と勢いよく開ける
そこには目を丸くした秀じぃと親父と達也の姿
「好きな女の涙を止めたいって……少女漫画の台詞かっつーーの!!」
:08/09/06 05:07
:812SH
:JTxLYlWE
#325 [あお☆まる]
そう言うとおもいっきり
アハハハッ
って爆笑した
消えろ……
消えろ………
こんな醜い感情なんかいらない
どっかに吹き飛べ
そう願いながら笑った
…違うな
笑ってるフリをした
:08/09/06 05:11
:812SH
:JTxLYlWE
#326 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
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ちなみに、SSSと言う板に【ベリー】という短編書きました( ´艸`)よかったら読んで下さいね
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/06 05:54
:812SH
:JTxLYlWE
#327 [あお☆まる]
……………………………………
【短編祭 延期のお知らせ】
短編祭、延期になったようです!日程は来週の日曜日になったみたいです(' - '*)
……………………………………
:08/09/06 05:56
:812SH
:JTxLYlWE
#328 [あお☆まる]
「はぁ……」
本日、
何回目になるか分からない
ため息を深く深くはくと、定食を食べる手を止めてメミちゃんが話し掛ける
「……10回目」
:08/09/07 07:26
:812SH
:NOJu/v.2
#329 [あお☆まる]
「……え?」
聞き返す私にメミちゃんは箸を私に指すしながら
「ため息!10回目だよ?そんなにしてるとねー幸せ逃げちゃうんだから」
と再び定食を食べ始める
私はサンドイッチを口に運ぶ
あぁ…本日10回目だったか…
:08/09/07 07:30
:812SH
:NOJu/v.2
#330 [あお☆まる]
テーブルに置かれた携帯が鳴る。メミちゃんの物だ
メミちゃんは携帯を開けていじり出すと微笑みながら画面を見ている
「彼氏から?」
「うん♪」
あぁー…語尾に「♪」までつけて……幸せそう
少し羨ましくて
「メミちゃんと違って、私はため息でいなくなる様な幸せなぁーいもん」
と憎まれ口をたたいてしまった
:08/09/07 07:35
:812SH
:NOJu/v.2
#331 [あお☆まる]
メミちゃんはメールを送信し終わるとパコっと携帯を畳み
「ため息つくくらい、悩む相手がいるって事は、もうすでに幸せなんです!」
と言って私に軽くデコピンした
……悩むくらいなら
ため息つくくらいなら
恋なんてしない方が良かった
その時少しだけそう思っていた
:08/09/07 07:40
:812SH
:NOJu/v.2
#332 [あお☆まる]
今日も学校が終わると足はドルチェに向かう
なんだかんだ言ったってやっぱり私は達也が好きで会いたい気持ちに嘘はつけないんだな……
ギィ…
「よぉ!キザ王子」
達也は何やら洗いものをしている途中らしく、手についた水をかけられた
:08/09/09 05:11
:812SH
:c/mkZztk
#333 [あお☆まる]
「冷たっっ!」
「ざまーみろ」
私は厨房にある、もはや私専用となった椅子に腰掛ける
「達也って本当感じ悪い」
「お前もな。ってか俺は優しい男だけどな」
:08/09/09 05:15
:812SH
:c/mkZztk
#334 [あお☆まる]
「…愛子って子にだけでしょ」
−ガシャン
達也が持っていた皿を落とした
「おまっ!何で名前…」
そう言って振り返る達也の顔は見たこともないくらい真っ赤になっている
:08/09/09 05:19
:812SH
:c/mkZztk
#335 [あお☆まる]
その顔を見て、心臓が針で指されたんじゃないか?ってくらい、チクりと痛くなった
達也をそんな顔にさせる子…
私には…出来ない
「…この前寝言でいってた。彼女?」
:08/09/09 05:21
:812SH
:c/mkZztk
#336 [あお☆まる]
達也はタオルで手をふくと、椅子に座った
「…初恋の相手。俺が此処に来る前に住んでた所の子。」
「…へぇ。何で好きになったの?その子のこと」
…聞きたくないのに…何、根掘り葉掘り聞いてるんだろう………
:08/09/09 05:27
:812SH
:c/mkZztk
#337 [あお☆まる]
「……何でだろうな?
でも好きな所は言えるよ。」
「ふーん。でも恋は叶わなかったわけだ?」
「まぁ…叶わなかった訳じゃねーけどな。ガキだから離れるしかなかった」
愛子って人の話をする達也の表情は、とても柔らかくて
今でも好きなんだろうと思った
:08/09/09 05:34
:812SH
:c/mkZztk
#338 [あお☆まる]
「まぁ…迎えに行くけどな。」
その言葉が私の考えを予想から確信に変える
…やっぱりまだ、その人を……
「…愛子ちゃんが、もし忘れてたり他に好きな人出来てたら?」
咄嗟に出た意地悪な質問
:08/09/09 05:38
:812SH
:c/mkZztk
#339 [あお☆まる]
その言葉に達也はニヤリと笑いながら
「…そしたら…又俺に惚れさせるよ。」
と自身満々に答える
馬鹿だ…私
自分で聞いといて嫉妬するなんて
:08/09/09 05:41
:812SH
:c/mkZztk
#340 [あお☆まる]
聞くんじゃなかった
自分で聞いといて、深く後悔する。私…なにしてんだろう
「はぁ……」
思わず本日11回目?のため息が出る
そんな私には達也は暢気な顔をして
「恋煩い?」
なんて、楽しそうに笑ってるから手におえない
:08/09/10 06:32
:812SH
:Kbtn.1EE
#341 [あお☆まる]
その軽はずみな台詞が私を傷つけてる事を、この人は知ってるのだろうか…
大好きなはずの笑顔は、今はただ、腹立だしいだけだった
達也はそんな私には気付くはずもなく続ける
「学校のやつ?この恋の先輩が手伝ってやろーか?」
:08/09/10 06:37
:812SH
:Kbtn.1EE
#342 [あお☆まる]
その言葉でイライラは頂点にたし、私の口からは
伝えるはずのなかった言葉が出てしまっていた
「達也だよ」
:08/09/10 06:39
:812SH
:Kbtn.1EE
#343 [あお☆まる]
達也の動きが一瞬止まるが
又さっきの様に茶化し始める
「まぁ〜な。俺に惚れる気持ちも分からなくはないが…って、実際誰なんだよ?」
私は、達也の首筋を掴むと
引き寄せ、昨日の様に自分から達也にキスをした
「…あんただよ。私はあんたが−…」
:08/09/10 06:44
:812SH
:Kbtn.1EE
#344 [あお☆まる]
と言いながら、達也を見ると達也は凄く辛そうな顔をして
「…俺はお前が好きだ。けど………」
と顔を歪ませた
その続きは聞かなくても分かる。私は続きなんか聞きたくない
そのまま達也の言葉の続きを聞き終わる前にドルチェを出た
:08/09/10 06:48
:812SH
:Kbtn.1EE
#345 [あお☆まる]
外に飛び出し暫く、気持ちに身を任せて走っていたが、
流石に辛くなり、肩で息を吐きながら立ち止まる
ふと上を見上げるとキラキラと、人の気持ちも知らないで星が綺麗に輝いていた
「あぁ……何やってんだろう?」
:08/09/10 06:53
:812SH
:Kbtn.1EE
#346 [あお☆まる]
何で不器用なんだろう
自分の心を隠せない不器用さを呪った
足取りは重たく、普段よりも遅く家に着いた
一心不乱に走った為か、喉が渇いた為
家に入るなり台所のある居間へ行く
すると、
いつもこの時間にはいない
親父の姿が
居間のソファーにあった
:08/09/10 06:59
:812SH
:Kbtn.1EE
#347 [あお☆まる]
居間に入るなり、親父は珍しく私に駆け寄る
「麗子、お帰り。話があるから座りなさい」
とテーブルへ促される
親父が私に話し?
一体何の話しなんだ……
:08/09/10 07:02
:812SH
:Kbtn.1EE
#348 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
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:08/09/10 07:03
:812SH
:Kbtn.1EE
#349 [あお☆まる]
……………………………………
久々に書きました☆達也18歳
……………………………………
:08/09/10 07:44
:812SH
:Kbtn.1EE
#350 [あお☆まる]
張り忘れ(o´^`o)
若かりし頃の達也 [jpg/26KB]
:08/09/10 07:48
:812SH
:Kbtn.1EE
#351 [あお☆まる]
私は親父の対面に座る形でソファーに腰をおろす
親父が私に話しなんて…
珍しすぎて緊張する
親父は話し出すそぶりを見せないので、私は急かすように言葉を発した
「話しって?」
「…麗子。」
そう言うと、目を見て話し始める
:08/09/11 04:50
:812SH
:i5.DsM6Y
#352 [あお☆まる]
「麗子は達也君が好きか?」
主旨の全く見えない質問に思わず咳込む
「…ゴホッ。なっ!なに言ってんだよ?訳わかんない」
親父に目線を移すが、親父に茶化している雰囲気はなく、依然真剣な顔をしてこっちを見ている
「実はな…麗子と達也君を結婚させようと思っているんだ」
:08/09/11 04:54
:812SH
:i5.DsM6Y
#353 [あお☆まる]
………はぁあ?!
私と達也が結婚?!!
想像を超える親父の提案に
思考回路は既にショートしていた
そんな私にお構いなしに
親父は話を進める
「達也君は腕もある上頭も切れる。パティシエとして本当に将来が楽しみな男だ。ワシとしては、麗子と結婚して会社を継いで貰いたいと思っとる。麗子も達也君を気に入ってるみたいだし…どおだ?」
:08/09/11 05:00
:812SH
:i5.DsM6Y
#354 [あお☆まる]
どおだ?って何?
達也の気持ちはお構いなし?
達也と結婚…?
そんなの馬鹿げてる。
達也の心の中には愛子って子がキチンといるのに
けど………
「考えとく」
そう言ったのは、達也を手に入れたいと言う汚い独占欲から
:08/09/11 05:05
:812SH
:i5.DsM6Y
#355 [あお☆まる]
きっと達也は、社長である親父からこの提案をされたら、断れない
だから私が親父に「結婚はしない」と言ってあげなきゃないのに
私の口から出たのは
ただの自分の欲望……
私……だめだな
:08/09/11 05:10
:812SH
:i5.DsM6Y
#356 [あお☆まる]
どんどん醜い感情が私を支配する……
〜..・♪゜・.♪・.゜〜
部屋に響く着信音
:08/09/11 05:15
:812SH
:i5.DsM6Y
#357 [あお☆まる]
−ピッ
「−…もしもし」
「もしもし麗子ぉ?私、メミ!あのさぁー課題なんだけど…」
「メミちゃん…助けて」
気付いたら、そんな言葉を発していた。
:08/09/11 05:18
:812SH
:i5.DsM6Y
#358 [みいちゃん]
涙でてしまいましたホホ
:08/09/12 12:51
:W52SH
:AGdyH/3Q
#359 [あお☆まる]
……………………………………
【みいちゃん】
まじっすかぁΣ(0ω0;)嬉しいです!!
とっとりあえず、ハンカチどおぞぉ(;・`Å・)ノ□……………………………………
:08/09/16 01:26
:812SH
:a2RgeUt6
#360 [あお☆まる]
私が事情を話す
「どうしたら…
ね…メミちゃん…どうしたらいいんだろ?」
その問いに、メミちゃんはひと呼吸置いて、話し出す
「麗子。話しは聞くし、意見も言うと思う。けど、どうするかは麗子が決める事だよ。私が決める事じゃない」
:08/09/16 01:48
:812SH
:a2RgeUt6
#361 [あお☆まる]
その、一見冷たい様な
けど…凄く私を思ってくれてる言葉に、心が熱くなる
馬鹿だな…
こんな大切な事から逃げ出しちゃダメじゃん
メミちゃんの言うとおりだよ。
ちゃんと私が決めなきゃ…
「…メミちゃん。」
「ん?」
「ありがとう」
:08/09/16 01:55
:812SH
:a2RgeUt6
#362 [あお☆まる]
「…うん。私はさ、麗子が好きだから。
だから…さ、麗子も自分を好きになる様な麗子になって」
そしてメミちゃんは「じゃあね」と言って電話を切った
ツーツーと通話を知らせる音を聞きながら、メミちゃんの言葉を噛み締める
自分を…好きに…か
:08/09/16 02:06
:812SH
:a2RgeUt6
#363 [あお☆まる]
私……思えば
自分の事嫌いになりかけてた。
ううん…もともと嫌いだったんだ。自分の事
それが最近、好きになれた。自分に自信が持てたんだ
誰のお陰…?
そんなの…考えなくても分かる
ありがとう。メミちゃん
私…自分を嫌いになる所だった
:08/09/16 02:08
:812SH
:a2RgeUt6
#364 [あお☆まる]
私は、秀じいに連絡を取った
秀じいに、明日親父と達也をドルチェに呼んでくれる様に手配して、私は眠りについた。
その日は
久々にゆっくりと眠れた
:08/09/16 02:30
:812SH
:a2RgeUt6
#365 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
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−−−−−−−−−−−−−−
私情ではございますが、仕事が忙しくて更新出来ないと思います。ので、暫くROMはしますが更新は、仕事が落ち着くまでは出来ません。今週の土日辺りに落ち着くかと思いますので、お待ち頂けたら光栄です
−−−−−−−−−−−−−−
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/16 02:49
:812SH
:a2RgeUt6
#366 [あお☆まる]
……………………………………
寝る前に絵ば、貼っておきます!よければ、見てやって下さいね(○+'∀`从)
……………………………………
達也と麗子 [jpg/23KB]
:08/09/16 03:59
:812SH
:a2RgeUt6
#367 [あお☆まる]
……………………………………
今日は更新出来そうなので、更新します
……………………………………
:08/09/17 05:54
:812SH
:IFNwQQMQ
#368 [あお☆まる]
約束した今日は休日で
開店前に話しをすると言う手順になっている
と秀じいが電話で言っていた
私は話し合いをするセッティングをしてくれた、秀じいに感謝しつつ緊張しながらドルチェに向かう
ドルチェに着くと、秀じいが迎え入れてくれた
:08/09/17 06:00
:812SH
:IFNwQQMQ
#369 [あお☆まる]
「麗子お嬢様、こちらです」
と秀じいがエスコートしてくれる。二人が待つ部屋に向かう途中に、秀じい以外のスタッフがいない事に気付く
きっと、秀じいの心遣いだろう
あぁ…私は色んな人に支えられてたんだな…
:08/09/17 06:07
:812SH
:IFNwQQMQ
#370 [あお☆まる]
私は…
私を支えてくれてる人の為にも
自分自身の為にも
自分を好きでいたい
キィ……
「おぉ!麗子、待ってたぞ」
事務所を開けると、ソファーに親父が座りながら話しかける。
:08/09/17 06:12
:812SH
:IFNwQQMQ
#371 [あお☆まる]
その、ソファーに親父と向かい合う様に達也が座っている
達也の顔は、
複雑そうな顔をしていた
きっと親父に結婚の話をされたんだと思う
親父は達也の隣を指しながら、私に座れと促す
:08/09/17 06:17
:812SH
:IFNwQQMQ
#372 [あお☆まる]
私が達也の隣に座ると、親父は待っていたかの様に話し始める
「わしは、二人が結婚することを望んでいる。麗子、どうだ?」
私の答えは賭だった
今思えば、よく親父も納得したなって思うけど…その時の私はこの答え意外思いつかなかった
:08/09/17 06:25
:812SH
:IFNwQQMQ
#373 [あお☆まる]
「親父には悪いけど…私、男に興味がないみたい」
なんで、こんな突拍子もない事言ったって?
だって親父は頑固だから、私に他に好きな人がいるって言った所で
強引に結婚話を始めるに違いない。だから嘘ついたの
:08/09/17 06:28
:812SH
:IFNwQQMQ
#374 [あお☆まる]
そう言った後の親父は、想像してたよりも冷静で
逆にこっちが驚いた
なんでも、私が嘘ついてるのを感づいてたらしい
なんだかんだ言ったって私たちは親子なんだな…
まぁ…達也は信じてたけどね
:08/09/17 06:31
:812SH
:IFNwQQMQ
#375 [あお☆まる]
……え?
私が好きな人に、ついた嘘は「レズ」って言った事でいいのかって?
違うよ
私の最大の嘘は
好きって気持ちを無い事にしたこと
:08/09/17 06:35
:812SH
:IFNwQQMQ
#376 [あお☆まる]
でも後悔はしてない
だって達也は
私に色々と大切な物をくれたから。
思いやる気持ち
愛する気持ち
それまで貰った事のないような素敵な物を貰ったから
:08/09/17 06:38
:812SH
:IFNwQQMQ
#377 [あお☆まる]
私にも達也に負けないステキな恋人も出来た
だから今日
私の嘘を貴方にバラそうかな?
貴方がどんな顔で驚くか…楽しみだね?
END
:08/09/17 06:41
:812SH
:IFNwQQMQ
#378 [あお☆まる]
……………………………………
◆麗子編◆終わりです
何か最後微妙な感じになってしまったかな?と少し後悔……(ノ_・。)こんなんですが、よかったら感想下さい。
ちなみに、この前参加させて頂きました◆【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!◆で、私が書かせて頂いたのは【雨のち…】でした(●´∀`)ノ
見てない人も見た人も、ステキな作品ばかりですので良かったら見て下さい↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8929/
……………………………………
:08/09/17 06:47
:812SH
:IFNwQQMQ
#379 [あお☆まる]
……………………………………
【雨のち…】ですが…一年位前に書いた自身のイラストが、話の元です。なので一応イラスト貼っておきます(`・ェ・)ノ
……………………………………
雨のち… イメージイラスト [jpg/21KB]
:08/09/17 06:51
:812SH
:IFNwQQMQ
#380 [あお☆まる]
:08/09/18 06:33
:812SH
:kju80ndA
#381 [あお☆まる]
NO,3
**甘美**
:08/09/18 06:39
:812SH
:kju80ndA
#382 [あお☆まる]
男も女も
一緒になれば
することなんか決まってる
愛とか恋とか
綺麗ごと並べて付き合うけど
結局は、“セックス”って甘い蜜を味わいたいからだろ?
:08/09/18 06:42
:812SH
:kju80ndA
#383 [あお☆まる]
俺は【愛】とかを信じない
なんで?
答えはこうだ
そんなもん、
この世に存在しないから
:08/09/18 06:44
:812SH
:kju80ndA
#384 [あお☆まる]
「愛」とか「恋」とか
本当に阿保らしい
だから、先生なんかとイチャこいて頬を赤らめてる愛子とか言う奴に
少し現実を教えてやっただけ
たかがキスぐれぇーで…
あぁ……マジで阿保らしい
:08/09/18 06:48
:812SH
:kju80ndA
#385 [あお☆まる]
「あんた!本当にちゃんと聞いてるの?!!」
「あぁ…。悪かったってんだろ?もう関わらないよ」
女ってのは本当にキャンキャンよく吠える
でもこの、愛子の友達のマナミって女は特に、な
:08/09/18 06:51
:812SH
:kju80ndA
#386 [あお☆まる]
「人の恋路を邪魔すると、馬に蹴られるんだから!」
馬に蹴られるか…
ふ…
「なっ何笑ってるのよ…」
グイ…
:08/09/18 15:32
:812SH
:kju80ndA
#387 [あお☆まる]
一樹はマナミの腕を掴んで、わざと耳元に唇をつけて喋る
「…邪魔されてダメになる恋なんて…恋じゃねーんじゃね?」
マナミの体はビクッとなり、顔は次第に赤くなる
:08/09/18 15:36
:812SH
:kju80ndA
#388 [あお☆まる]
…ほらな?
女も男も愛が必要なんじゃなくて、愛の先にある快楽が目的なんだよ
こんなに吠えてる
こいつだって…
ちょっと
からかったダケで“これ”だ…
結局こんなもんなんだよ
:08/09/20 06:03
:812SH
:Bz37uH9M
#389 [あお☆まる]
「顔赤いぜ?」
そう言うと、マナミは体をバッと勢いよく一樹から離す
マナミは一樹の唇が触れた耳を隠す様に手を添える
そんなマナミを見て一樹はフッと笑う
「ごめんね?こんなんで、感じると思わなかったから…」
:08/09/20 06:07
:812SH
:Bz37uH9M
#390 [あお☆まる]
馬鹿にした様に言うと一樹はその場を去った
後ろから又、
キャンキャンと
ウルサく騒いでいたが
気にせずそのまま教室まで歩いていたが
やはり帰る事にした
マナミとは同じクラスな訳だし、また吠えられたりしたら面倒だ
:08/09/20 06:12
:812SH
:Bz37uH9M
#391 [あお☆まる]
……………………………………
…………………
…………
ガチャ…
お袋の靴と…男の靴か…
しまったな
帰ってくるんじゃなかった
:08/09/20 06:15
:812SH
:Bz37uH9M
#392 [あお☆まる]
…とりあえず
服着替えて外に出るか
靴を脱ぎ、
自分の部屋のある
二階に行こうと
一階にあるお袋の部屋を横切る
と何やら物音が…
あぁ…まじ最悪だな…
:08/09/20 06:18
:812SH
:Bz37uH9M
#393 [あお☆まる]
聞きたくなくても
その物音は次第に大きくなり
俺の鼓膜まで届き頭でウルサく響き渡る
「あっ…あっんっ……もっと……あっ…イィ…」
その雑音は、お袋の女になってる声と平行して聞こえるギシギシとベットの軋む音
:08/09/20 06:22
:812SH
:Bz37uH9M
#394 [あお☆まる]
…毎日毎日飽きないな…
そう心の中で
お袋をせせら笑うと、自分の部屋に入った
制服を脱ぎ捨て、
Tシャツと緩めの穴の開いたGパンをはき、フと、鏡に目をやる
そこには愛人の子供…
そう俺の姿が映っていた
:08/09/20 06:27
:812SH
:Bz37uH9M
#395 [あお☆まる]
俺は愛人の子供だ
まあ…よくある話しだ
お袋が若いとき、年上の妻子ある人との間に子供を授かった
それが俺
汚らわしい結晶
結局俺を産んだお袋は、その男にボロ雑巾の様に捨てられた
そして今の
男をコロコロ変えてる淫乱女の出来上がりって訳
:08/09/20 06:33
:812SH
:Bz37uH9M
#396 [あお☆まる]
結局、お袋が愛した男はお袋を愛してはなかったんだ
ただの性欲処理
それが身篭ったんだ
俺でも捨てるよ
で結局お袋も快楽に溺れた一人
今となっては男をコロコロ変えて
捨てられて、又男作って金を貢ぎ
無くなったら捨てられて
その繰り返し
:08/09/20 06:39
:812SH
:Bz37uH9M
#397 [あお☆まる]
そこに
純粋な愛なんか存在しない
いや…
この世にもともと純粋な愛なんて存在しねぇーんだ
:08/09/20 06:41
:812SH
:Bz37uH9M
#398 [あお☆まる]
だから俺は
愛なんて
馬鹿らしい行為はしない
そう思ってたんだ
お前に恋するまでは……
:08/09/20 06:43
:812SH
:Bz37uH9M
#399 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
やる気出ます
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/20 06:45
:812SH
:Bz37uH9M
#400 [あお☆まる]
…ガチャ
お袋の喘ぎ声と、ベットの軋む音を背に家を出る
外に出ると、もう沈みかかった夕日が一樹を照らす
とくに用事がある訳ではない
ただ、“あの場所”から離れたかった
街をただプラプラと歩く
:08/09/21 05:14
:812SH
:.IgLZ8bM
#401 [あお☆まる]
ネオン街の路地横にあるガードレールにもたれながらタバコを吸う
タバコを始めたのは
いつの頃だったっけ?
そんな事を思いながら
タバコを吹かしていると、
誰かが近づいて来た陰が足元に映る
:08/09/21 05:21
:812SH
:.IgLZ8bM
#402 [あお☆まる]
顔を上げると、
露出した恰好のいかにも
盛りのついたギャルなネェーちゃんが立っている
「…なに?」
と少し微笑んでやった
別にコイツを気に入った訳じゃない微笑んでやると話しが早いから
心を許して
あっちから誘ってくる
余計な手間が省けていい
:08/09/21 05:28
:812SH
:.IgLZ8bM
#403 [あお☆まる]
「私、今日なんか帰りたくなくてぇ…一緒にイイ所に泊まらない?」
そう言って女は一樹の首に手を回す
女がつけている甘ったるい香水がカンに障る
:08/09/21 05:31
:812SH
:.IgLZ8bM
#404 [あお☆まる]
「いいよ。行こうか」
女の腰に手を回すと
その場を後にして
ネオン街に入りラブホを探す
「ねぇー…どこにする?」
何処でもいいだろ
ただヤルだけなんだから
:08/09/21 05:36
:812SH
:.IgLZ8bM
#405 [あお☆まる]
ふと前を歩くカップルに目をやる。
女の方……なんか見た気がする
と見ていると、フイに女が彼氏らしき男の方を見る
……あぁ……
あのキャンキャンうるさいマナミって女か……
:08/09/21 05:40
:812SH
:.IgLZ8bM
#406 [あお☆まる]
へぇ……
いっちょ前に
彼氏がいるのか…
その時、
タバコを初めて
吸った日の事を思い出した
確かアレは、
まだ俺が小学生の頃だ。
お袋が当日
付き合ってた男を家に連れ込んだ時
男が忘れてったタバコに
そっと火をつけた
:08/09/21 05:44
:812SH
:.IgLZ8bM
#407 [あお☆まる]
吸ったのがバレたら
面倒臭いって事よりも
吸いたいって好奇心のが勝った
今、調度そんな気分だ
アイツの男の顔を見てみたい
初めてタバコを吸ったあの時と
同じ好奇心が俺を支配していた
:08/09/21 05:48
:812SH
:.IgLZ8bM
#408 [あお☆まる]
「マナミ」
親しげにそう呼ぶと、マナミの肩に手を置いた
誰?と怪訝そうにこちらを向くと、その顔は更に険しさを増す
【最悪】正にそう顔に書いた顔をしている
けど、そんなマナミの表情に、俺は全く興味もなければ、意味もない
俺の興味の対象は、隣の男だ
:08/09/22 05:48
:812SH
:alPK1aH2
#409 [あお☆まる]
隣の男をマジマジと見る
へぇ……
なかなかの爽やか少年じゃん
「マナミ、誰?」
隣の男が少し低いトーンでマナミに問いただす
:08/09/22 05:52
:812SH
:alPK1aH2
#410 [あお☆まる]
「ただのクラスメートだよ。」
まぁ…間違っちゃいないな
けど、コイツ
いやに大人しくねーか?
彼氏の前だから?
ふっ……健気だね……
けど……そいつも同じくらい想ってくれてんのか?怪しいな……
:08/09/22 05:57
:812SH
:alPK1aH2
#411 [あお☆まる]
俺がお前らの、ちっぽけな愛を試してみるか…
「…マナミとは、とっても仲良くさせてもらってますよ」
そう言って隣の男に満面の笑顔を浮かべた
隣の男はピクリと眉を動かす
俺はそんな二人を置いて隣のギャルとラブホに姿を消す
:08/09/22 06:02
:812SH
:alPK1aH2
#412 [あお☆まる]
……………………………………
>>411
【訂正】
×
俺がお前らの、ちっぽけな愛を試してみるか…
○
俺がお前らの、ちっぽけな愛ってやつを試してやるか…
×
満面の笑顔を浮かべた
○
満面の笑顔を向けてやった
……………………………………
:08/09/22 06:06
:812SH
:alPK1aH2
#413 [あお☆まる]
もし、お前らの中に
本当の愛ってもんがあるんなら
こんなの、なんともないだろ?
本当の愛があるんならな
「ね…名前は?」
:08/09/22 06:10
:812SH
:alPK1aH2
#414 [あお☆まる]
淫乱女が裸になって、俺に跨がりながら聞いてくる
「…好きな名前で呼んで」
「じゃあ…レイ。」
:08/09/22 06:13
:812SH
:alPK1aH2
#415 [あお☆まる]
何で?って聞いたら
「だって…なんか冷めてるんだもの。だからレイ」
ふーん…なるほどな
確かに。少し笑えた
「あっ……レイ。…好きよ…」
:08/09/22 06:15
:812SH
:alPK1aH2
#416 [あお☆まる]
そう言って、
女は俺の上で淫れる
好き?
よく言うぜ…
今日初めて会った男に跨がって
何が好き、だよ
本当、この女の香水鼻につくな
あぁ…そうか
この香水はお袋が付けてる、あの香水か
:08/09/22 06:21
:812SH
:alPK1aH2
#417 [あお☆まる]
あぁ…本当気分悪い
カンに障る香水の匂いに包まれながら
ふと、マナミ達のことを思い浮かべる
俺は見たぜ?
あの男の左薬指に光る結婚指輪
不倫か……
フ…楽しみが出来たな
:08/09/22 06:26
:812SH
:alPK1aH2
#418 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚ /、∧∧
/ / (・ω・)
(  ̄∪∪ ̄)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
一樹の絵もアップしてますので、良かったら見て下さい
:08/09/22 06:28
:812SH
:alPK1aH2
#419 [あお☆まる]
一応こっちにも貼り(*`・ェ・)ノ
高橋 一樹 [jpg/19KB]
:08/09/23 05:03
:812SH
:☆☆☆
#420 [あお☆まる]
朝の日を浴びて起きる
周りを見渡すと
此処が
自分の部屋じゃないのに気付く
横には名前も知らない女
対してタイプでもなかったし
もう会うこともない
だから名前も聞かなかった
「ん……」
:08/09/25 03:57
:812SH
:☆☆☆
#421 [あお☆まる]
女が寝がえりを打ちながら、目を開ける
「…おはよぉ」
女は少しアニカミながら
何も纏ってない体を布団で隠す
あんなに昨日淫らになっといて
何を今更……
:08/09/25 04:01
:812SH
:☆☆☆
#422 [あお☆まる]
「…はよ。俺もう着替えたら出るから。お前はゆっくりしてたら?」
そう言って立ち上がる
一樹の腕を女が掴む
その女を一樹は怪訝そうな顔で見つめ、一言零す
「……なに?」
:08/09/25 04:04
:812SH
:☆☆☆
#423 [あお☆まる]
「もうちょっと…一緒にいよ?」
女は甘えた声を出し
甘えた顔で一樹を見つめる
どんなに可愛いげに言っても
単にヤりたいだけだろ?
生憎、お前は
一回抱けばイイ女なんだよ
:08/09/25 04:08
:812SH
:☆☆☆
#424 [あお☆まる]
まぁ…お前に限らず
俺は行きずりの女とは
一回しか関係を持たない
セフレは別としてな
だから、お前も一回で【用無し】なんだよ
「…悪いけど気分じゃない」
そう言って
女の手をすり抜け
一人、服を着替える
:08/09/25 04:12
:812SH
:☆☆☆
#425 [あお☆まる]
「じゃあ、
名前とケー番教えて?」
「…意味なくない?だって、もう会うこともないし」
一言そう言うと
後は振り向きもせずに
テーブルにホテル代を置き
一人で部屋を出た
:08/09/25 04:16
:812SH
:☆☆☆
#426 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
更新ストップです
亀更新で申し訳ないです
こんな私ですが
見ている人がいたら
感想下さい。元気出ます
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/09/25 04:18
:812SH
:☆☆☆
#427 [あお☆まる]
ラブホを出て
ようやく眠りにつきはじめた
有楽町を横切る
すると目の前に見慣れたカップル
思わず口角が上がる
アイツらもお泊りした訳か…
:08/09/27 20:45
:812SH
:☆☆☆
#428 [あお☆まる]
スーツを着た男は
女のおでこにキスを落とすと
駅のホームに消えて行った
一人残された女は
その姿を、まるで少女漫画の主人公の様な目をして見つめている
ベタ惚れって感じか?
…うっとうしいな
:08/09/27 20:52
:812SH
:☆☆☆
#429 [あお☆まる]
アイツのその男を見る目が
俺の幼少の記憶を呼び覚ます
お前もお袋と同じ
だから嫌いなんだ
:08/09/28 05:34
:812SH
:☆☆☆
#430 [あお☆まる]
一樹はマナミの背後に立つ
「高校生のくせに不倫ね…」
その言葉にマナミは反応して、一樹のほうを向く
「なっなんで……アンタが此処に…!」
そういって、一樹を睨む
:08/09/28 05:38
:812SH
:☆☆☆
#431 [あお☆まる]
「お前らと一緒でラブホでヤッてたから。」
その一樹の言葉に、マナミの顔には皺が浮かぶ
「…アンタ達と一緒にしないで。あの女だって彼女でもないんでしょ?」
その目だ…
その目がお袋に
どこと無く似てる
…不愉快だ
:08/09/28 05:55
:812SH
:☆☆☆
#432 [あお☆まる]
「…じゃあ何か?不倫のお前達の関係と俺と昨日の女の関係は違うって?」
一樹は冷たくそう言い放つとマナミを無表情で見据える
マナミは一樹の凄みに少し戸惑ったが、負けじと言い返す
「私達には愛がある」
:08/09/28 05:59
:812SH
:☆☆☆
#433 [あお☆まる]
その言葉を聞くと、一樹は声を出して笑った
「あはは……。愛…だって?ふざけんな!!」
一樹の怒鳴り声にマナミの体はビクッと反応する
「不倫は不倫だろ?!美化してんじゃねーよ!!」
:08/09/28 06:03
:812SH
:☆☆☆
#434 [あお☆まる]
なんだ…?
なんで俺はこんな奴に
熱くなってんだ……?
こいつがどうアレ俺には関係ないはずなのに…
だが、胸の中にあるモヤモヤが冷静さを失わせ
言い止まるタイミングを与えない
「…不倫なんて……周りの事を考えてない、幼稚な奴がすることだ!」
:08/09/30 14:50
:812SH
:☆☆☆
#435 [あお☆まる]
その言葉にマナミは顔を伏せ
小刻みに体を震わせる
「考えてるわよ…」
その一言には、
いつもの勢いはなく
弱々しく放った言葉は、行き交う人達の雑踏に消える
「相手の奥さんの事も?相手の子供の事も?本当に考えてたら、そんな事出来ねーだろ」
:08/09/30 14:58
:812SH
:☆☆☆
#436 [あお☆まる]
別にコイツを
咎めたい訳じゃない
俺がいいたいのは
きっと…コイツじゃない
けど…コイツの顔や
言葉がお袋を思い出させ
俺の心のモヤモヤを増やすんだ
思い出したくない
記憶と共に…………
:08/09/30 15:02
:812SH
:☆☆☆
#437 [我輩は匿名である]
:08/10/01 02:31
:SH703i
:Fso0AwLM
#438 [我輩は匿名である]
:08/10/01 02:31
:SH703i
:Fso0AwLM
#439 [あお☆まる]
……………………………………
【我輩さま】
アンカーありがとうございます
……………………………………
:08/10/02 05:23
:812SH
:☆☆☆
#440 [あお☆まる]
「もう…私に関わらないで」
マナミはそう言い一樹を一回も見る事なく
その場を去った
一樹はその場で立っていた
あの時の様に
:08/10/02 05:27
:812SH
:☆☆☆
#441 [あお☆まる]
……ドクン
ドクン
…僕を見て
置いてかないで
お母さん
…………………………………………………………………
:08/10/02 05:29
:812SH
:☆☆☆
#442 [あお☆まる]
「おまえ、
あいじんの子供らしいな」
そう言って一樹を見下ろすのは、同じクラスのがき大将
大将は子分を引き連れて、一樹の机を囲む様にして話す。その話しに子分が乗っかる
「あいじんの子!おまえのお母さんってアバズレだって、うちのお母さんが言ってたぞ」
俺は黙ってそいつらを睨む
:08/10/02 05:36
:812SH
:☆☆☆
#443 [あお☆まる]
「やぁ〜い、あいじんの子、あいじんの子」
「アバズレ、アバズレ」
止む事のない下品なコールに
冷静さを保てる程
俺は大人じゃなかった
俺はそいつらを
ボコバコにしてやった
愛人の子と言われた事より
母の事を言われたのが
その時の俺の理性を奪った
:08/10/02 05:42
:812SH
:☆☆☆
#444 [あお☆まる]
とは言っても
相手は一応その小学校の
がき大将
人数も相手方のが多かったため
俺も傷をおった
教室で暴れたせいで
先生に見つかり親を呼び出される
:08/10/02 05:44
:812SH
:☆☆☆
#445 [あお☆まる]
相手の親がすぐに来て
俺は色々と罵声を浴びた
けど、俺の脳には届かなかった
結局、俺の母親は職員室に現れる事はなかった
俺は一人家の帰路を歩く
:08/10/02 05:48
:812SH
:☆☆☆
#446 [あお☆まる]
もうすぐ家だ
もしかしたら学校に来れなかったのは理由があるのかもしれない。
そんな浅はかな想いは
すぐ粉々に打ち砕かれる
「やぁ〜だぁ。タカったらぁ」
その甲高い声が
母のものだと、
顔を見る前に分かった
:08/10/02 05:52
:812SH
:☆☆☆
#447 [あお☆まる]
目の前には
すっかり【メス】になった母親と
タカと呼ばれる若い男が
まるで糸が絡み合う様に、ぴったりとくっついて歩いていた
「…母さん」
俺から発っせられた
小さな呟きにも似た言葉に
母は反応して後ろを振り返る
:08/10/03 04:27
:812SH
:☆☆☆
#448 [あお☆まる]
母は一樹の存在を確認すると
凄く驚いた表情を見せる
その顔を見た隣の男は
不機嫌そうに、声のトーンを下げて母に問う
「…おめぇーガキいんのかよ?このガキ、おめぇーのか?」
その問いに
母親は男に取り繕う様に
更に高い声で甘える
:08/10/03 04:32
:812SH
:☆☆☆
#449 [あお☆まる]
「やっやだぁー!タカったらぁ。私に子供はいないよぉ〜〜」
そう言うと
冷たく無機質な表情で
一樹を見ると
驚く程冷たい声で
「私に関わらないで。どっか行きなよ!!」
と言い放ち
その場を去って行った
:08/10/03 04:35
:812SH
:☆☆☆
#450 [あお☆まる]
一樹はただ立っていた
母親と男が家に入って行くのを
ただ立って見ていた
僕を見て……
お母さん
僕を…僕を見てよ
:08/10/03 04:40
:812SH
:☆☆☆
#451 [あお☆まる]
「ーーーーー!!」
一樹は勢いよく体を起こすと、部屋を見渡す
一樹の隣には裸の女
女は所謂、一樹のセフレだ
女を確認して、夢から覚めた事を確認すると
肩揺らしながら息を深く吐く
:08/10/05 05:01
:812SH
:☆☆☆
#452 [あお☆まる]
「…俺も所詮、
アイツ等と一緒だな」
一樹はベットの上で
体育座りをした状態のまま、自分の腕で顔を隠す
“私達には愛がある”
ふと、マナミの言葉が一樹の頭に浮かび、響く
:08/10/05 05:06
:812SH
:☆☆☆
#453 [あお☆まる]
その言葉は消える事なく
耳鳴りの様に頭全体に、駆け巡る
【愛】?
なんだよソレ
無いんだよ。そんなもん
必死に自分自身に言うが
耳鳴りの様な言魂は
消える事なく一樹の頭を支配する
:08/10/05 05:10
:812SH
:☆☆☆
#454 [あお☆まる]
【愛】なん無い
無い!!
無い!!
無い!!
無い!!!
「ーくそっ!!ウルサイんだよっ」
:08/10/05 05:13
:812SH
:☆☆☆
#455 [あお☆まる]
一樹はそう大声を上げると
ベットのマット部分を
苛立ちに任せに叩く
そな音に
隣で寝ていた女が目を覚ます
「…一樹?どぉうしたの?」
:08/10/05 05:17
:812SH
:☆☆☆
#456 [あお☆まる]
その声で我に変える
俺はなんで、アイツの言葉に
こんなに反応してんだ?
アイツの事なんか放っておけばイイだろ?
馬鹿みたいに熱くなる必要ない
:08/10/05 05:21
:812SH
:☆☆☆
#457 [あお☆まる]
…
……………………………………
【訂正】
>>454
愛なん無い→×
愛なんて無い→○
……………………………………
:08/10/05 05:23
:812SH
:☆☆☆
#458 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
更新ストップです
見ている人がいたら是非
感想・意見等下さい。
元気出るし癒されます!
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/10/05 05:25
:812SH
:☆☆☆
#459 [あお☆まる◆EOLHvvAOaU]
「あっ!一樹ぃ!もうすぐ、出てく時間だよ」
そう言われて
時計に目をやると
9時半。
確か、ここのラブホのチェックアウトは10時
…学校は遅刻か
まぁ…イイけどな
:08/10/06 05:08
:812SH
:☆☆☆
#460 [あお☆まる]
軽くシャワーを浴びて
出る用意を済ませる
「おい。出来たか?」
女に問い掛けると
忙しそうに顔にを作っている
「……急げよ。」
そう言うと
Gパンのポケットから
潰れたタバコを出し
火をつける
:08/10/06 05:13
:812SH
:☆☆☆
#461 [あお☆まる]
本当女は
面倒くせぇー生き物だよな
ただ外に出るのにも
顔を作らなきゃねーんだもんな
アイツも…
お袋も化粧時間長かったっけ
……………………………………
………………………
:08/10/06 05:20
:812SH
:☆☆☆
#462 [あお☆まる]
「ね…お母さん。出掛けないの?早く…」
その日は何故かお袋が俺を
デパートに連れてってあげる
と、言い出し
初めて二人で
出掛け様としていた
初めての事で
ソワソワして急かす俺を尻目に
お袋は淡々と焦る様子もなく化粧を続ける
:08/10/06 05:25
:812SH
:☆☆☆
#463 [あお☆まる]
俺は待ちくたびれて
そのまま寝てしまった
「…き。……一樹」
その声で目を覚まし
瞼を開けると
バッチリメイクのお袋
「一樹、さぁー行くよ」
:08/10/06 05:29
:812SH
:☆☆☆
#464 [あお☆まる]
そう言って
一樹に手を差し出す
俺はその差し出された手が嬉しくて、しがみつく様にお袋の手を取る
俺とお袋とで出掛けた
最初で最後の記憶
……………………………………
…………………
:08/10/06 05:32
:812SH
:☆☆☆
#465 [あお☆まる]
「一樹、ごめん!行こう」
一樹は吸っていた煙草を灰皿で消すと、女と部屋を後にする
隣を歩く女が申し訳なさそうに、一樹の顔を伺う
その視線に一樹が気付き女を見る
:08/10/06 05:35
:812SH
:☆☆☆
#466 [あお☆まる]
「…なに?」
「やっ…あの……怒ってる?化粧に時間かかっちゃったの…」
「……あー。俺、化粧で待たされるの嫌いじゃねーよ」
:08/10/06 05:37
:812SH
:☆☆☆
#467 [あお☆まる]
女と別れて家に一旦帰る
特別する事もないので
学校に行くことにした
学校に着くと
調度お昼休みだった
購買でパンを買う
…今日は天気がイイから中庭に行くか……
:08/10/07 04:12
:812SH
:☆☆☆
#468 [あお☆まる]
中庭のベンチに座り
パンをほうばると、聞いた事のある声が聞こえる
「…見間違えだって!」
「えぇーー嘘だぁ!私ちゃんと見たよ?マナミこの前男と歩いてたでしょ?彼氏?」
「………」
:08/10/07 04:15
:812SH
:☆☆☆
#469 [あお☆まる]
…この前男と歩いてた時の事か…
「…でもさ、隣の男の人って…コウ先輩じゃなかった?」
数人のグループの一人がそう呟くと、周りが一気に静まる
「…え?コウ先輩って…。絵里香さんと結婚してるよね?」
「……マナミ…どーゆう事?不倫してんの?あんた……絵里香さんに可愛がられてたくせに…」
:08/10/07 04:20
:812SH
:☆☆☆
#470 [あお☆まる]
周りの空気が凍りつく
……自業自得だな……
「……最低ぇ…。」
「ってか不倫とか、マジキモいし……」
次々に浴びせられる
容赦ない言葉を俯きながら
黙って聞くマナミ
「アバズレ」
:08/10/07 04:24
:812SH
:☆☆☆
#471 [あお☆まる]
一人の女がそう呟いた
…ドクン…
“愛人の子”
“お前のかーちゃんアバズレ”
…るさい……
「信じらんないよ」
「有り得ない」
「汚い」
るさい!ウルサイ!ウルサイ!
:08/10/07 04:27
:812SH
:☆☆☆
#472 [あお☆まる]
「一緒にいるのも「黙れ」
気付いたらそう言っていた
マナミを詰っていた女達が全員
驚きの表情で一樹を見る
その中で1番
マナミが驚いていた
「…一樹君は関係ないでしょ?」
と一人の女が冷静を装いながら言ってくる
:08/10/07 04:33
:812SH
:☆☆☆
#473 [あお☆まる]
一樹はマナミの腕を引っ張り
立たせると
自分に引き寄せ肩を抱く
「関係あんだよ。あの日一緒に居たの俺だから。あんたら勘違いして、人の女、虐めないでくれる?」
そう言うと
マナミの腕を引っ張り
マヌケズラした女共の前を去る
:08/10/07 04:37
:812SH
:☆☆☆
#474 [あお☆まる]
「…ちょっ……ねってばっ!」
その声で立ち止まる
「何?」
そう言って
マナミを無表情で見る。
するとマナミは顔を赤くして
あくまで強きに言う
「手…。手離してよ」
:08/10/09 08:00
:812SH
:☆☆☆
#475 [あお☆まる]
「あぁ…」
握っていた手を離すと
マナミは顔真っ赤にしてまくし立てる
「さっきの!あれ何よ!」
:08/10/09 08:02
:812SH
:☆☆☆
#476 [あお☆まる]
……やばいな
又キャンキャンと騒ぐのか
「耳障りだったから言ったんだよ。あんたの為じゃない。…あんた友達選んだら?」
「……」
…台風の前の静けさか?
:08/10/09 08:04
:812SH
:☆☆☆
#477 [あお☆まる]
「…たに……わかって……よ」
「…は?」
聞こえなくて
思わず聞き返す
「あんたに言われなくても分かってるわよ!!ってか私にも本当の友達だっている!!愛子よ!だから、あんた愛子にもうチョッカイ出さないでよ?!」
:08/10/09 08:08
:812SH
:☆☆☆
#478 [あお☆まる]
…しまった…
聞き返さなきゃ良かった
本当…キャンキャン
よく吠えるな…
「ちょっと!聞いてんの?!」
あぁーもう…
ウルサイ………
一樹はマナミの口を
自身の手で
押さえる様に塞ぐ
:08/10/09 08:11
:812SH
:☆☆☆
#479 [あお☆まる]
「ふぐっ!!」
口を塞いでも、なお止まる気配のないマナミに
一樹は渋々といった表情を浮かべ、マナミの口から手を離すと
自分の顔の両側に手を上げる
「…分かったよ。何もしないって誓うから、黙れ」
:08/10/09 08:14
:812SH
:☆☆☆
#480 [あお☆まる]
マナミはその言葉を聞くと安心したと言う顔をして、満足げに頷く
一樹はその顔を呆れた様に見ると、その場を立ち去ろうとマナミに背中を向ける
「…あっ」
:08/10/09 08:17
:812SH
:☆☆☆
#481 [あお☆まる]
「…ーーふぅ。
……まだ何か?」
一樹はマナミの
思い出したかの様な声に立ち止まり、嫌そうな顔して振り向く
マナミは下を向き
俯いたまま立っている
:08/10/09 08:19
:812SH
:☆☆☆
#482 [あお☆まる]
「…がと…」
「…は?」
「ーっ。だぁーかぁーら!ありがとうっつてんの!!」
顔を真っ赤にして言うマナミ
「……全然感謝の意を感じれないんだけど…」
:08/10/16 04:37
:812SH
:☆☆☆
#483 [あお☆まる]
その言葉にマナミは、ぐっと自分を抑える
そして今度は真剣に落ち着いた声色で話す
「…感謝…。感謝…してるわよ。今回の事も。愛子に彼氏の事言わないでくれてるのも。」
「…別に。ただまた、キャンキャン吠えられたくないだけだよ」
:08/10/16 04:43
:812SH
:☆☆☆
#484 [あお☆まる]
そう言って一樹は
ベンチに置いていた
ゴミをゴミ箱に捨てる
そして「じゃ」と言うと
校舎に向かって歩いて行く
マナミはそのまま立った状態で
一樹の背中を見ていた
「…分かってんのよ。親友の愛子にも言えない最低な事してるって……。でも…どうしたらイイのよ」
:08/10/16 04:48
:812SH
:☆☆☆
#485 [あお☆まる]
何となく、そのまま教室に行く気になれなかった一樹は
中庭を抜けて、木が生い茂る校舎裏へと向かった
ここには人も余り寄り付かない
適度な日差し…
一人でボーとするには
適当な場所だった
:08/10/19 04:26
:812SH
:☆☆☆
#486 [あお☆まる]
もう花が枯れてしまった
古びた花壇の煉瓦に座り
制服の内ポケットから
煙草とライターを出すと
一本取り出し火をつける
煙草を吸い込み
ふーと息を吐き、吐き出た白い靄をボーと何をする訳でもなく目で追う
:08/10/19 04:32
:812SH
:☆☆☆
#487 [あお☆まる]
ふと頭にさきほどの
赤くなりながら、
ふて腐れた様に謝るマナミの姿がよぎる
…ふ
思わず笑ってしまった。
なんというか…
小さな悪さをした子供が
悪びれもなく、しょうがなく謝る様と
マナミが上手く重なってしまったからだ
:08/10/19 04:38
:812SH
:☆☆☆
#488 [あお☆まる]
「……何笑ってんの?」
その声の主に目をやると
上呂(ジョウロ)を持ったマナミが驚いた顔をして立っていた
「…いや…。」
:08/11/03 04:02
:812SH
:☆☆☆
#489 [あお☆まる]
「あんたも笑うんだね」
「…笑うだろ。笑った方が女をお持ち帰りしやすいし」
その言葉を聞くとマナミは呆れた顔をしながら、花壇に水をやる
「…お前こそ何してんの?」
:08/11/03 04:05
:812SH
:☆☆☆
#490 [あお☆まる]
「花壇に水やり」
「…見りゃー分かるよ。」
煙草を吸い込み
吐き出す
:08/11/03 04:07
:812SH
:☆☆☆
#491 [あお☆まる]
「水をやってんのは分かっケドよ。その花壇の花、枯れてんじゃん」
「ここの花壇は特別なの。それに…花は枯れたケド、花の種があるの。きっと又咲くわ。」
そう言って、
上呂を花壇の横に置くと
マナミは切ない、愛しい目で
花壇を見つめる
:08/11/03 04:13
:812SH
:☆☆☆
#492 [あお☆まる]
「あの男との思い出?」
何故かその時
口が勝手に動いて
言わなくてイイ事を
口にしてしまった
…言わなきゃイイのに
何言ってんだか
マナミはその言葉に
体をピクリと反応させると
こちらを振り向く
:08/11/03 04:16
:812SH
:☆☆☆
#493 [あお☆まる]
しまった…
こりゃ、又くるな
「あんたに関係ないでしょ?!ってか煙草、先生にチクるよ?」
ほら来た…
一樹はハーと息を深く吐くと
煙草を足元に捨てて足で火を消す
:08/11/03 04:21
:812SH
:☆☆☆
#494 [あお☆まる]
「ほら、消した。これでいーんだろ?じゃあな」
そう言うと
一樹は教室とは逆方面に
歩き出す
「ちょっと!」
:08/11/04 02:47
:812SH
:☆☆☆
#495 [あお☆まる]
「…なぁんだよ」
呆れ顔で振り返る一樹に
マナミは「まだ帰る時間になってないけど?」とサラっと言ってのけた
「……ぶっ。あはははは」
マナミは初めて声を出して笑う一樹を呆気に取られながら見ている
:08/11/04 02:52
:812SH
:☆☆☆
#496 [あお☆まる]
「なっ何よ?!///」
「…あはは…お前は風紀委員かよ!」
直も腹を抱え込んで
笑い続ける一樹
「なっ何よ!だって…」
:08/11/04 02:57
:812SH
:☆☆☆
#497 [あお☆まる]
「…くくっ、はいはい。風紀委員の言うとおりですね。ちゃんと教室帰るよ…くくっ。」
小馬鹿にした言い方で
そう言いながら
マナミの頭に手をポンと置くと
一樹は方向を変えて
教室の方向に歩いて行く
:08/11/04 03:00
:812SH
:☆☆☆
#498 [あお☆まる]
「…なんなのよアイツ…///………まぁ笑った顔は悪くないじゃん…」
:08/11/04 03:02
:812SH
:☆☆☆
#499 [あお☆まる]
………………………………………………………………
*数日後*
:08/11/05 03:49
:812SH
:☆☆☆
#500 [あお☆まる]
「ふぅ…」
澄み切った空に
煙草の煙りが
白く靄を浮かべ
消えていく
その様子を
ぼんやり見つめながら
又、煙草をくわえる
:08/11/05 03:52
:812SH
:☆☆☆
#501 [あお☆まる]
そして、
煙草の煙を
肺に吸い込もうとした瞬間
頭を軽い衝撃が襲った
「ってぇー…」
頭上を見ると仁王立ちのマナミ
:08/11/05 03:54
:812SH
:☆☆☆
#502 [あお☆まる]
「…うわ…」
「うわって何よ?うわって…」
煙草を地面に落とし
靴の裏で
踏んで消す
:08/11/05 03:56
:812SH
:☆☆☆
#503 [あお☆まる]
「今日も口ウルサイ偽・風紀委員のせいで、ゆっくり煙草を吸えくて最悪。の“うわっ”だよ」
「…短い言葉なのに、中身は随分長い嫌味だこと。ってそんなに嫌なら、此処で煙草吸わなきゃいいんじゃん!」
そう。実はあの日以来
最近ずっとこんな感じで
昼休みに俺は煙草を
マナミは水やり
ってな感じでよく会う
:08/11/05 05:15
:812SH
:☆☆☆
#504 [あお☆まる]
「うっせぇーな。俺は此処で煙草を吸いたいんだよ。お前こそ水やり放課後にやれよな」
「指示しないでよね」
でも何で此処が
イイのかは
その時の俺には
分からなかったんだ
:08/11/05 05:19
:812SH
:☆☆☆
#505 [あお☆まる]
何故、居心地がイイのかも
この時すでに
此処の“場所”と“コイツ”は
特別だったのかもしれない
:08/11/05 05:22
:812SH
:☆☆☆
#506 [あお☆まる]
「ふあぁぁ…」
今日もタルかったな……
まぁでもやっと放課後か
ボチボチ帰ろうと
帰り支度を済ませて
廊下を歩いていると同じクラスの女子とすれ違う
:08/11/06 02:46
:812SH
:☆☆☆
#507 [あお☆まる]
「マナミの奴…やっぱりコウ先輩と怪しいよ…。だって、後輩が見たって」
思わず歩く足が止まる
「…有り得ない。うちらの憧れのカップルを目茶苦茶にすんなんて許せない」
:08/11/06 02:50
:812SH
:☆☆☆
#508 [あお☆まる]
「やっぱ、一回懲らしめなきゃじゃない?」
:08/11/06 02:51
:812SH
:☆☆☆
#509 [あお☆まる]
…女は物騒だな…
まぁ…
俺には関係ねーけど
…帰れろっ
:08/11/06 02:53
:812SH
:☆☆☆
#510 [あお☆まる]
…………………………………
……………………
ドンッ!!
「コウ先輩はエリカさんのもんだろーがよ?!」
:08/11/06 02:55
:812SH
:☆☆☆
#511 [あお☆まる]
「何、手ェー出してんだよ?!しかもエリカさんに可愛がってもらってたんじゃねーのかよ!」
「……」
「何とか言えよな!!」
:08/11/06 02:57
:812SH
:☆☆☆
#512 [あお☆まる]
「…くせに」
「あぁ?何言ってんだよ。聞こえねーよ」
「あんた達だってコウ先輩の事好きだったくせに。」
「!!!」
:08/11/06 02:59
:812SH
:☆☆☆
#513 [あお☆まる]
「なめんな!!」
その言葉を引き金に
一気に女達が
マナミに襲い掛かる
「ざけんなっ!」や「恩知らず!!」等の罵声を受けながら、マナミはひたすら女達からの暴力に対応していたが、流石に一人対四人では歯がたたない
:08/11/06 03:04
:812SH
:☆☆☆
#514 [あお☆まる]
「…女って壮絶だなぁ」
その言葉に
場の空気が一瞬凍りつく
マナミに
暴力を振るっていた女達の目が
一心に声の主に向けられる
「…か…ずき?」
:08/11/06 03:08
:812SH
:☆☆☆
#515 [あお☆まる]
マナミが疑問譜を浮かべながら一樹を見つめる
一樹はそのまま真っ直ぐにマナミに向かって行く
「帰るぞ」
そう言うと
女達に囲まれ
うずくまるマナミに
手を差し出す
:08/11/09 03:52
:812SH
:☆☆☆
#516 [あお☆まる]
マナミはそっと一樹の手を取る
「……ぶざけんな!私達はまだコイツに用があんだよ!!」
リーダー的存在の
女が立とうとするマナミの腕を引っ張る
:08/11/09 03:55
:812SH
:☆☆☆
#517 [あお☆まる]
「…離せ。」
「はぁ?!」
「離せってんだよ。勘違いすんなよ?これは命令だ」
一樹のドスの効いた声に
女はビビった様にマナミから勢いよく手を離す
:08/11/09 03:58
:812SH
:☆☆☆
#518 [あお☆まる]
「…あぁ。砂だらけじゃん。きったねぇー」
一樹はしゃがみ、
立ったマナミの
スカートを軽く叩き
砂を落とす
「…よし。じゃ、帰るぞ」
:08/11/09 04:02
:812SH
:☆☆☆
#519 [あお☆まる]
「あ…」
マナミの手をとる一樹
「…お前ら二度と、こんな胸糞ワリィー事すんなよ?」
そう言うとギロっと女達を睨む
:08/11/09 04:05
:812SH
:☆☆☆
#520 [あお☆まる]
女達はタジろいながら口々に「もうしない」と約束した。
その様子を確認した一樹はマナミの手を引きその場を離れる
……………………………………
…………………………
:08/11/09 04:07
:812SH
:☆☆☆
#521 [あお☆まる]
…………………………
……………
いつもの花壇に着くと
マナミから手を離し
花壇に腰を下ろす
:08/11/09 04:08
:812SH
:☆☆☆
#522 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
感想下さい。元気出ます
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/11/09 05:32
:812SH
:☆☆☆
#523 [あお☆まる]
「…大丈夫だったのに……何で助けたのよ」
弱々しく呟く
マナミに目をやる
俯いてる為
表情が読みとれない
:08/11/12 03:59
:812SH
:☆☆☆
#524 [あお☆まる]
目線をマナミから下に戻すと
ポケットから煙草を取り出す
煙草に火を着けると
口にくわえて吸う
「ふぅ…。」
:08/11/12 04:03
:812SH
:☆☆☆
#525 [あお☆まる]
「別に…意味はない。ただ胸糞悪かったんだよ。」
「…自分だって似たような事言ってたくせに?」
「俺はいーの」
:08/11/12 04:06
:812SH
:☆☆☆
#526 [あお☆まる]
「…なにそれ」
マナミは少し笑うと
一樹の隣に腰掛ける
「…彼はね、初恋の人なの」
:08/11/12 04:08
:812SH
:☆☆☆
#527 [あお☆まる]
「……」
「であったのは中学二年の終り…彼は初めて私を女の子扱いしてくれた。彼も私の事好きだと言ってくれてた。だから…彼を追って同じ高校に入った」
:08/11/12 04:12
:812SH
:☆☆☆
#528 [あお☆まる]
彼は頭がよくて
同じ高校に入る為に
私…必死に
一年間遊ばずに勉強した
彼はその時に
今の奥さんに出会ったの
…本当は彼が変わっていくのを感じてた
けど…見ないふりしたの
:08/11/12 04:17
:812SH
:☆☆☆
#529 [あお☆まる]
………………………………
…………………………
「ごめん…マナミとは、もう付き合えない」
「…うん」
彼が幸せなら
諦めようって…
友達に戻ろうって努力した
:08/11/12 04:21
:812SH
:☆☆☆
#530 [あお☆まる]
けど……
友達関係に戻って調度
一年が過ぎた時
「俺は…やっぱりマナミが必要だ。アイツとは別れる。」
そんな時…
彼女の妊娠が発覚したの
:08/11/12 04:24
:812SH
:☆☆☆
#531 [あお☆まる]
彼は彼女と一緒に学校を辞めて結婚した…
けど私はその時には
もう彼を諦められなくなってた
関係をズルズル続けて
大親友の愛子にも
嘘ついてる…
:08/11/12 04:27
:812SH
:☆☆☆
#532 [あお☆まる]
彼は学校を辞める日に約束してくれたの
「マナミ…この花は枯れてるけど、又花が咲いたその時にはきっと迎えに行く。それまで待ってて」
……………………………………
………………………………
:08/11/12 04:31
:812SH
:☆☆☆
#533 [あお☆まる]
そう話し終わると
愛おしむ様に
花壇を見つめるマナミ
「……」
「何も言わないんだ?馬鹿じゃねーとか…」
:08/11/13 01:32
:812SH
:☆☆☆
#534 [あお☆まる]
「言って欲しいの?」
「いや…。ただあんたなら嫌味の一つは言うかなって…」
「…どんなんだよ」
:08/11/13 01:34
:812SH
:☆☆☆
#535 [あお☆まる]
「ま…俺帰るわ。じゃお大事に…。」
一樹はマナミと
目を合わす事なく
その場を後にする
:08/11/13 01:36
:812SH
:☆☆☆
#536 [あお☆まる]
…………………………………
一樹自宅
ガチャ…
:08/11/13 01:38
:812SH
:☆☆☆
#537 [あお☆まる]
お袋は…帰ってねーか…
どこかホッとしながら
服を脱ぎ捨て
バスルームにむかう
:08/11/13 01:40
:812SH
:☆☆☆
#538 [あお☆まる]
少し熱めの
シャワーを浴びながら
先程の出来事を思い出す
“この花は又咲く”
“約束してくれたの”
“初恋なの…”
「…………」
:08/11/13 01:42
:812SH
:☆☆☆
#539 [あお☆まる]
マナミの愛おしそうな瞳と
言葉がグルグル頭を駆け巡る
その言葉を
表情を
思い出す度
心の奥から、
得体のしれない
感情が沸き出すのを感じていた
:08/11/13 01:45
:812SH
:☆☆☆
#540 [あお☆まる]
ガンッ
一樹の拳が
壁を叩く音が
バスルームに小玉する
「…何だ……。すげぇーむかつく……」
:08/11/13 01:47
:812SH
:☆☆☆
#541 [あお☆まる]
心の奥から
止む事なくモヤモヤした
得体の知れぬ感情が
溢れ出て消える事なく
心に詰まっていく
心の中いっぱいに詰まった
その感情に
押し潰されそうになる
逃げたくて
吐き出したくて
物にぶつけて声を出すけど
そのモヤモヤは消えるばかりか濃さを増す
:08/11/13 06:09
:812SH
:☆☆☆
#542 [あお☆まる]
その時の俺は
初めて芽生えた
その感情が
“嫉妬”だと言う事に
気付かずにいた
いや……
気付かない振りをしていた
:08/11/13 06:13
:812SH
:☆☆☆
#543 [あお☆まる]
ガチャ…
風呂から出て
ジャージに着替える
首にタオルをかけて
脱衣所から出ると
ガシャン!!!
:08/11/15 01:24
:812SH
:☆☆☆
#544 [あお☆まる]
床に物が落ちる音が聞こえる
そのまま音がする台所へ行くと
ガシャン!!!
そこには食器やら
棚の物やらが散らばっていた
:08/11/15 04:26
:812SH
:☆☆☆
#545 [あお☆まる]
「…又か…」
テーブルに目をやると
酒の瓶を抱きしめながら
泣きじゃくるお袋の姿
面倒だな…
そう思って見ていたら
お袋と目が合う
:08/11/15 04:29
:812SH
:☆☆☆
#546 [あお☆まる]
「…のせいよ…。アンタのせいで俊郎さんは…。」
“俊郎”は俺の親父
会社や、男と何かある度
酒に溺れて
昔を思い出し、この名を呼ぶ
「……」
:08/11/15 04:32
:812SH
:☆☆☆
#547 [あお☆まる]
この場に長居したところで
何の特にもならない。
その場を後にしようと
母親に背を向ける
「…あんたなんか…あんたなんか産まなきゃ良かった」
一樹は振り返る事もせず
その場を去る
:08/11/15 04:35
:812SH
:☆☆☆
#548 [あお☆まる]
……お袋
聞き飽きたよ
その言葉
俺はもうそんな言葉に
ショックを受けるほど
あんたに期待しちゃいねーよ
:08/11/15 04:38
:812SH
:☆☆☆
#549 [あお☆まる]
:08/11/15 05:20
:812SH
:☆☆☆
#550 [我輩は匿名である]
本編から全て読みました

すごい泣きました


感動しまくりです


愛子ままの話が一番泣けました...が先生のSさも大好きです

頑張って下さい

:08/11/16 01:30
:SH906i
:an2aM7XE
#551 [あお☆まる]
……………………………………
【匿名 様】
嬉しいコメントありがとうございます!感動して泣いて下さったなんて(つ∧`。)作者にとって、これほど嬉しい事はありません(●`・ω・)ノ
これからも、頑張るのでどうぞ、お付き合い下さいね!また感想下さいね(Pqε`*)
……………………………………
:08/11/16 03:23
:812SH
:☆☆☆
#552 [あお☆まる]
…………………………………
……………………………
「ね…お母さん…」
:08/11/16 03:26
:812SH
:☆☆☆
#553 [あお☆まる]
「お母さんってば…。こんな所で寝たら風邪引くよ?ねってば…」
「っさいね!!誰のせいで酒飲んでるってんだよ!!!全部アンタのせいだろ!」
:08/11/16 03:28
:812SH
:☆☆☆
#554 [あお☆まる]
「アンタなんか…産まなきゃ良かったんだよ」
初めてそう言われた時は
本当にショックで
死にたくなった
:08/11/16 03:30
:812SH
:☆☆☆
#555 [あお☆まる]
何度も言われるうち
傷もつかないくらい
痂が厚くなって
何を言われても
何をされても
痛くもなんともなかった
:08/11/16 03:32
:812SH
:☆☆☆
#556 [あお☆まる]
…………………………………………………………………
「ふぅ……」
頭痛い…
昨日はあまり眠れなかった
寝不足の頭痛かな…
苛々する…
:08/11/16 03:35
:812SH
:☆☆☆
#557 [あお☆まる]
学校には来たものの
授業を受ける気にはならなかった為、花壇の所でタバコを吸っている
じっとマナミが
世話をしている花壇を見る
:08/11/16 03:37
:812SH
:☆☆☆
#558 [あお☆まる]
“初恋だったの”
イラ……
“花が咲いたら…”
…花なんかさかねぇーよ…
:08/11/17 03:40
:812SH
:☆☆☆
#559 [あお☆まる]
一樹は花壇に
下ろした腰をあげると
花壇に入り
花壇の土を足で蹴り上げる
花は咲かない
咲かないんだよ…
:08/11/17 03:45
:812SH
:☆☆☆
#560 [あお☆まる]
ーガシャン
大きな音を立てて物が落ちる
後ろを振り向くと
水が入った上呂を落とし
ア然とした顔で
立ちすくむマナミ
:08/11/17 03:47
:812SH
:☆☆☆
#561 [あお☆まる]
「…なっ何…してん…の?」
ゆっくりと
マナミの方を向く一樹
「別に…。誰かさんの未練を断ち切ってやったんだよ。感謝しろ」
:08/11/19 01:46
:812SH
:☆☆☆
#562 [あお☆まる]
ーパン
渇いた空気に
肌がぶつかる音が響く
「最低……。アンタにそんなのしてもらわなくて結構よ!!二度と…関わらないで」
:08/11/19 02:09
:812SH
:☆☆☆
#563 [あお☆まる]
マナミそう言うと
その場を走り去って行った
「…関わらないでか…せいせいするよ」
:08/11/19 02:11
:812SH
:☆☆☆
#564 [あお☆まる]
マナミが居なくなったのを確認した後
花壇に腰を下ろす
ズボンから煙草を取り出すと
火を着けて一気に
肺に煙りを送りこむ
:08/11/19 02:20
:812SH
:☆☆☆
#565 [あお☆まる]
“まぁーた煙草吸ってる!”
…これから、
あいつにキャンキャン言われず煙草吸えるな
それに…愛がどーのってくだらない話も聞かなくて済む
スッキリするよ
……なのに何でだ……
:08/11/19 02:22
:812SH
:☆☆☆
#566 [あお☆まる]
「…煙草、まずっ…」
:08/11/19 02:24
:812SH
:☆☆☆
#567 [あお☆まる]
:08/11/19 02:41
:812SH
:☆☆☆
#568 [あお☆まる]
雨が降り出しそうな
空模様だったので
そのまま帰る事にした
家に着くと同時に
土砂降りの雨が降り出す
…ぎりぎりだったな…
:08/11/21 05:08
:812SH
:☆☆☆
#569 [あお☆まる]
ふと玄関に入ると
違和感を覚えた
その違和感は部屋に入ると
より一層強くなる
その違和感を打ち消す様に
お袋の部屋に入る一樹だったが
消すどころか確信に変わる
:08/11/21 05:10
:812SH
:☆☆☆
#570 [あお☆まる]
違和感…
家の中にあるはずの
お袋の物が
いっさい失くなっていた
玄関…居間…
そしてお袋の部屋から
綺麗さっぱりと、
お袋の荷物が消えていた
:08/11/21 05:14
:812SH
:☆☆☆
#571 [あお☆まる]
失くなった荷物の意味は
強盗に入られた訳でも
差し押さえになった訳でもない
考えなくても分かる
俺は……
:08/11/21 05:15
:812SH
:☆☆☆
#572 [あお☆まる]
俺は……
あいつに捨てられたんだ
:08/11/21 05:17
:812SH
:☆☆☆
#573 [あお☆まる]
これからどうしようか…
学校の授業料とか
家賃とか…
コツコツ、バイトして
貯めた金が少しある
…って
この状況で考える事
可愛くねーな…
:08/11/24 02:06
:812SH
:☆☆☆
#574 [あお☆まる]
…………………………………………………………………
:08/11/24 02:08
:812SH
:☆☆☆
#575 [あお☆まる]
ザー…
「ねぇ…濡れてるよ?」
女が傘を差し出す
あれ…俺……?
あぁ…コンビニ行こうとしてたんだっけ…
ダセ…意外と堪えてる
:08/11/24 02:13
:812SH
:☆☆☆
#576 [あお☆まる]
「ね…良かったら一緒に休まない?」
香水が化粧の臭いと混ざって
異様な臭いになっていた
「…くせ。ほっとけ」
:08/11/24 02:15
:812SH
:☆☆☆
#577 [あお☆まる]
「!!!」
女はヒールをカツカツと鳴らしながら消えて行った
あぁ…なんか
買物も…女も…
全部が面倒くせぇ…
一樹は
ガードレールに腰を下ろす
:08/11/24 02:21
:812SH
:☆☆☆
#578 [あお☆まる]
暫くそのまま
雨に打たれて居ると
雨が急に止む
上を見上げると
傘を持ったマナミが立っていた
:08/11/24 02:30
:812SH
:☆☆☆
#579 [あお☆まる]
:08/11/24 02:44
:812SH
:☆☆☆
#580 [あお☆まる]
「…」
マナミは無言で傘を
一樹に傾ける
二人の間に
雨の音だけが流れる
:08/11/25 07:43
:812SH
:☆☆☆
#581 [あお☆まる]
一樹は
マナミに向けていた目を
そのまま無言で下に戻す
「…関わりたくねぇーんじゃなかったっけ?」
なんでお前は…タイミングよく現れるんだ…
:08/11/25 07:45
:812SH
:☆☆☆
#582 [あお☆まる]
「…借りがあるから。その借りを返すだけよ」
そう言うと
マナミは一樹に立つ様促すと
「家近くだから」
と一樹を連れて行く
少し歩くと
結構おっきい家が
目の前に現れた
:08/11/25 07:49
:812SH
:☆☆☆
#583 [あお☆まる]
「入って」
と家の扉を開けると
中から小さい子供が出て来て
マナミに飛び付く
「マァーちゃん!お帰りぃ!」
:08/11/25 07:52
:812SH
:☆☆☆
#584 [あお☆まる]
「亜美、ただいま!」
マナミは笑顔で
女の子の頭を撫でる
と…中から今度は
小さい男の子が出て来る
「あっ!亜美!ずるいぞ!自分ばっかり」
:08/11/25 07:55
:812SH
:☆☆☆
#585 [あお☆まる]
二人でマナミの足に
しがみついている
すると…
「亜美、学、いい加減マナミ離してやれよ?」
と今度は中学生くらいの
男の子が出て来る
…おいおい…
一体何人居るんだ…?
:08/11/25 07:58
:812SH
:☆☆☆
#586 [あお☆まる]
そんな事を思っていると
最後に出て来た
男の子と目が合う
男の子は何やら驚いた顔で固まったかと思うと
「お母さーーん!!マナ姉が!!マナ姉がぁーーおと、男連れて来たァ!!」
と叫ぶと奥へ引っ込んで行った
:08/11/25 08:01
:812SH
:☆☆☆
#587 [あお☆まる]
「「お兄ちゃんって、マァーちゃんの彼氏なの?」」
とマナミにしがみつきながら
小さい亜美と学は
驚いた顔で一樹を見る
「…お前の家って…」
:08/11/25 08:05
:812SH
:☆☆☆
#588 [あお☆まる]
と言いかけて
マナミを見ると
片手で顔を隠しながら
深いため息をついていた
すると中から
先程いなくなった男の子と
両親らしき男の人と女の人が
目を輝かせながら
奥から出て来る
:08/11/25 08:07
:812SH
:☆☆☆
#589 [あお☆まる]
:08/11/25 08:08
:812SH
:☆☆☆
#590 [あお☆まる]
「あらあら、やぁだ!男前じゃない!ねぇーあなたぁ!」
と言いながら
片手で口を隠しながら
残りの片手でお父さんの肩を
バシバシ叩く
「彼氏じゃないし!!って…皆集まって来なくてイイから!!!」
:08/11/26 01:38
:812SH
:☆☆☆
#591 [あお☆まる]
その声をきっかけに
渋々皆は居間に戻る
その様子を確認するマナミ
「ったく。ちょっと待っててタオル持って来る」
マナミは一樹を
マナミの部屋に通すと
タオルを取りに下に行く
:08/11/26 01:47
:812SH
:☆☆☆
#592 [あお☆まる]
部屋を見渡す
回りにはヌイグルミやら
愛子と写っている
写真や家族の写真などが
可愛らしく飾られている
意外と小綺麗な部屋だな…
:08/11/28 03:24
:812SH
:☆☆☆
#593 [あお☆まる]
マナミがタオルを片手に
部屋に入ると
タオルを一樹に渡す
「お母さんが、飯食ってけって。下に行くよ」
「…いや。帰るよ」
:08/11/28 03:27
:812SH
:☆☆☆
#594 [あお☆まる]
タオルで濡れた部分を
軽くふくと
タオルをマナミに渡す
「…ありがとな」
扉に手をかけた
一樹をマナミが止める
:08/11/28 03:28
:812SH
:☆☆☆
#595 [あお☆まる]
「なぁーによ!いつもは関わって欲しくない事ガツガツ関わってくるくせに!何急にしおらしくなってんのよ!」
一樹は急なマナミの言葉に驚いた表情を向ける
「大体困るのよ!うちの家族、完全にあんたの事彼氏だと思ってるし…誤解ときがてら、ご飯食べてきなさいよね。」
:08/11/28 03:32
:812SH
:☆☆☆
#596 [あお☆まる]
正直驚いた
マナミは俺が
嫌いだと思ってたし
まぁ…実際嫌いなんだろう
けど…
そんな嫌いなはずの俺を
引き止めるなんて
なんだ…
心の中が暖かくなる
俺……嬉しいのか…?
:08/11/28 03:35
:812SH
:☆☆☆
#597 [あお☆まる]
「じゃあ…ご馳走になるよ」
多分この時の俺は
生きてきて1番
素直に笑えたと思う
マナミは不意うちの
一樹の笑顔に
顔を赤くして、
胸の鼓動に戸惑っていた
:08/11/28 03:39
:812SH
:☆☆☆
#598 [あお☆まる]
「…こほん。いっ行くよ」
「あぁ…」
………………………………………………………………
:08/11/28 03:41
:812SH
:☆☆☆
#599 [あお☆まる]
「ささっ!一樹君、たんとお食べ!!」
マナミのお母さんに促され
料理に箸をつける
「どぉうかしらぁ?」
マナミの母は
手を顔の前で組合わせ
感想を聞いてくる
:08/11/28 03:45
:812SH
:☆☆☆
#600 [あお☆まる]
「ってかお母さん、作りすぎ!いつもこんなにナイじゃーん」
「うるさいわね!あんたは黙ってなさい」
「…すげぇ…美味い」
:08/11/28 03:47
:812SH
:☆☆☆
#601 [あお☆まる]
軽く言い争いをしていた
マナミとマナミ母は
一樹の思わず零れた一言に
思わず動きが止まる
「でしょー!もっと食べなさい!」
とマナミのお母さんは
一樹の皿にドンドン
食べ物をよそう
:08/11/28 03:50
:812SH
:☆☆☆
#602 [あお☆まる]
「お母さんったら、そんなに盛っても食べれないでしょ?」
とマナミが呆れ顔で言うと
「マナミはこのぐらい食べるじゃないか」
と鋭いお父さんの援護射撃
:08/11/28 03:52
:812SH
:☆☆☆
#603 [あお☆まる]
「「マァーちゃん、いつもこんくらいぃ!」」
と可愛い敵も手伝う
マナミは顔を一気に赤くする
「あっあんたたちねぇー」
:08/11/28 03:54
:812SH
:☆☆☆
#604 [あお☆まる]
「あはははは!」
マナミの叫びを抑えて
一樹の笑い声が
マナミの家に小玉する
マナミは初めてみる
一樹の満面の笑顔に
さっきの一樹の笑顔を見た時の様な胸の鼓動に襲われていた
:08/11/28 03:58
:812SH
:☆☆☆
#605 [あお☆まる]
:08/11/28 04:09
:812SH
:☆☆☆
#606 [あお☆まる]
……………………………………………………………
「じゃあ、ご馳走様でした!とっても美味しかったです」
頭を深々と下げる一樹
「いいのよ!又食べに来てねぇ!おばちゃんも色男見たいしぃ♪♪」
:08/12/06 19:02
:812SH
:☆☆☆
#607 [あお☆まる]
「調子いいこと言って…」
呆れるマナミに
お母さんは「あんた、駅まで送って来なさい」
との一言
「なっ!なんで私が!」
:08/12/06 19:35
:812SH
:☆☆☆
#608 [あお☆まる]
「ついでに、お父さんのビール買って来なさいね。はい、いってらっしゃい」
と無理矢理お金を渡され
玄関の外に出される
「くくっ…」
その様子を見て笑う一樹
:08/12/06 21:01
:812SH
:☆☆☆
#609 [あお☆まる]
「…あんた今日笑いすぎ…」
と言って歩き出す
一樹はマナミの横に並んで歩く
少し歩くと立ち止まる一樹
「…なぁ。ちょっと、ココ寄っていいか?」
そう言って指差したのは
古びた公園だった
:08/12/06 21:06
:812SH
:☆☆☆
#610 [あお☆まる]
「はい。」
ベンチに座っているマナミに
一樹がホットコーヒーを
差し出しながら
マナミの隣に腰かける
「…どーも…」
:08/12/06 22:15
:812SH
:☆☆☆
#611 [あお☆まる]
「ありがとうな。今日」
缶コーヒーを握り
遠くを見ている一樹
マナミは貰ったコーヒーを
一口飲みながら話しを聞く
「なんか…あんた変。」
:08/12/06 22:17
:812SH
:☆☆☆
#612 [あお☆まる]
一樹は苦笑いを浮かべると
下を向く
「……だせぇよな…。俺さ…今日母親に捨てられたんだよ。…いつかは捨てるんだろーって思ってた。なのに実際…さ…現実になると意外とくるもんだな……」
「…捨て…られた?」
:08/12/06 22:21
:812SH
:☆☆☆
#613 [あお☆まる]
「俺…、愛人の子供なんだよ。それでいつも虐められてた。お前のお母さんはアバズレだってね」
「……」
「それでも、馬鹿な子供の俺はあいつを…母親を愛してた…。けど…産まなきゃ良かったって言われる度、分からなくなった。でも…きっと、心の底ではあんな母親にでも愛して欲しかったんだな……だせ…」
:08/12/06 22:26
:812SH
:☆☆☆
#614 [あお☆まる]
ふっと一樹の周りが暗くなる
と、一樹の頭が
優しい香りと温もりに包まれる
「見ないでやるから……泣いてもいいよ」
マナミは一樹の頭を
抱え込む様に抱きしめ
優しく呟く
:08/12/06 22:30
:812SH
:☆☆☆
#615 [あお☆まる]
「…ふ。女の前で…泣けるかよ。でも…もう少しこのままで居て。」
と一樹はマナミを抱きしめる
「…ちぇっ。泣き顔見てからかおーと思ったのにな」
「…くくっ。こぇー奴」
:08/12/06 22:34
:812SH
:☆☆☆
#616 [あお☆まる]
<Fon/ Size=-1>
それから
どのくらいの時間が経ったのか
ずっとお互いに
抱きしめ合っていた
「…送ってく」
「へ?」
</Font>
:08/12/06 22:38
:812SH
:☆☆☆
#617 [あお☆まる]
「かなり遅くなっちまったし」
そう言うとマナミから離れ
立ち上がり、マナミの手をとる
黙って手を繋いだまま
来た道を帰る
「…ね。」
:08/12/06 22:43
:812SH
:☆☆☆
#618 [あお☆まる]
マナミの家の近くまで来た頃に
マナミが口を開く
「ん?」
「…花壇の花……最初はムカついたけど…実は、どこかホッとしたの。私…知らない間に、先輩との思い出から抜け出すタイミングを見失ってた。」
:08/12/06 22:46
:812SH
:☆☆☆
#619 [あお☆まる]
「…そっか」
「うん。このままじゃ駄目だって分かってて前に進めなかった…だから、ありがとう!」
そう言うと一樹に
満面の笑みを向けるマナミ
:08/12/06 22:49
:812SH
:☆☆☆
#620 [あお☆まる]
「じゃあ、またね」
と一樹に背を向けて
家に入ろうとしたマナミ
が、一樹に引き寄せられる
その瞬間、マナミのおでこに
柔らかい感触が…
何故なら
一樹がマナミのおでこに
キスしたからだ
:08/12/06 22:53
:812SH
:☆☆☆
#621 [あお☆まる]
「なっなっなんでっ!!何キスしてんのよ!」
キスされたおでこを
片手で隠しながら
真っ赤な顔で
口ごもるマナミ
「…さぁ…知らねー…。」
:08/12/06 22:56
:812SH
:☆☆☆
#622 [あお☆まる]
「しっ知らないって!」
「ってか、焦りすぎ」
と、
マナミの頬に片手をおく一樹
更に顔を赤く染めるマナミ
「ふふ。じゃあーな。又明日」
:08/12/06 22:59
:812SH
:☆☆☆
#623 [あお☆まる]
:08/12/06 23:57
:812SH
:☆☆☆
#624 [あお☆まる]
最近私変なんだ
:08/12/09 00:27
:812SH
:☆☆☆
#625 [あお☆まる]
今までの私の頭の中は
80%以上がコウを占めてた
考えない日がなかった
会いたいなって
けど会えない
会えた時は嬉しいけど
離れた時に
罪悪感と孤独感に襲われた
:08/12/09 00:30
:812SH
:☆☆☆
#626 [あお☆まる]
エリカさんに…
奥さんに悪いって思いながら
会いたい気持ちを抑えれなくて
もう辞める…
そう思ってもメールが来れば
体は勝手に動いてた
:08/12/09 00:33
:812SH
:☆☆☆
#627 [あお☆まる]
そんな自分が嫌で嫌で
でも…
抜け出すなんて出来なくて
抜け出したくなくて
けど…最近は違う
:08/12/09 00:35
:812SH
:☆☆☆
#628 [あお☆まる]
あいつと関わる事で
きっと私の中で
何かが少しずつだけど
変わり始めたんだ…
:08/12/09 00:39
:812SH
:☆☆☆
#629 [あお☆まる]
先輩と私の思い出が荒らされた
その時は流石に腹が立った
けど……あの日…
一樹を見た時
どうしても
ほって置く事が出来なかった
:08/12/09 03:03
:812SH
:☆☆☆
#630 [あお☆まる]
今だって…
約束もしてないのに
お昼休み
当然の様に一樹と過ごす
最近の私の頭の割合が
コウじゃなくて
一樹が占めてるなんて……
…やっぱり私変なんだ…
:08/12/09 03:08
:812SH
:☆☆☆
#631 [あお☆まる]
…………………………………
「…何黙り込んでんだ?」
「……別に」
:08/12/09 03:09
:812SH
:☆☆☆
#632 [あお☆まる]
そう言って遠くを見るマナミ
目線の先を追うと
その先には花壇
「…あいつの事考えてんの?」
「……へ?」
:08/12/09 03:12
:812SH
:☆☆☆
#633 [あお☆まる]
「あっ…ごめん。聞こえなかった。何?」
「…いい。なんでもない」
最近俺は変だ……
:08/12/09 03:13
:812SH
:☆☆☆
#634 [あお☆まる]
マナミがコウとかって奴の事
考えてるんじゃないかと思うと
苛々してどうしようもない
最初は軽く聞けたはずの
男の事も聞けなくなった
:08/12/09 03:17
:812SH
:☆☆☆
#635 [あお☆まる]
あいつとまだ続いてるのか?
あいつと会ってるのか?
あいつが…好きか?
本当は聞きたくてしかたない
けど、気付いてしまった
:08/12/09 03:20
:812SH
:☆☆☆
#636 [あお☆まる]
俺はきっと…
マナミが好きなんだ
だから聞きたくても
聞けない
答えが怖いんだ
:08/12/09 03:21
:812SH
:☆☆☆
#637 [あお☆まる]
きっと答えを聞いてしまったら
感情に任せて
きっとマナミを泣かせる
女の泣き顔を
面倒臭いから……
とか以外で
見たくないなんて初めてだ
あぁ……
かっこわりぃ……
:08/12/09 03:24
:812SH
:☆☆☆
#638 [あお☆まる]
:08/12/09 03:26
:812SH
:☆☆☆
#639 [あお☆まる]
あぁ……面倒臭い……
何がって?
もう迫って来た文化祭
文化祭ってだけで面倒なのに
係りとか決めるんだと
適当にサボレるのがいいな
:08/12/11 21:56
:812SH
:☆☆☆
#640 [あお☆まる]
…話し合いはつまんなくて…
眠気が……
俺はそこで眠りについた
んでどうだ?
起きてみると俺は
1番面倒臭い実行委員って名の雑用係になってるじゃねーか……
:08/12/11 21:59
:812SH
:☆☆☆
#641 [あお☆まる]
事の始まりは40分前に遡る
「はい。それではくじ引きにより実行委員一人は、小松マナミさんに決定です!」
:08/12/11 22:03
:812SH
:☆☆☆
#642 [あお☆まる]
「………よりによって…」
先に赤い印の付いた割り箸を掴みながら、絶望するマナミ
「私はパンフレット作る係りだってぇー」
「いいなぁー…愛子。パンフ作ったら後何もないじゃん。」
:08/12/12 03:45
:812SH
:☆☆☆
#643 [あお☆まる]
あいつは何になったのかな…
と一樹を見ると
気持ち良さそうに
机に俯せになって寝ていた
……あっ!そぉーだぁ…
「あっ!ねぇ!男子の実行委員決まってないなら、ここで寝てサボってる一樹君がいーんじゃないですか?」
:08/12/12 03:48
:812SH
:☆☆☆
#644 [あお☆まる]
マナミの提案にほぼ男子全員が
「おぉ!!それ、名案!!!」
と歓喜の声。
そのくらい皆やりたくない仕事なのだ
「でしょ?もう名前書いちゃえ!書いちゃえ!」
:08/12/12 03:52
:812SH
:☆☆☆
#645 [あお☆まる]
ざまーみろぉ…一樹のやつめ!
気持ち良く一人で寝てるからだよーだ!
道連れ道連れ……ククッ
「あれ?マナミ一樹君と仲良かったっけ?」
「えっ?!なっ仲良くなんかないよ!!あ…あれだよ、監視!変な事しないか監視!!」
:08/12/12 03:57
:812SH
:☆☆☆
#646 [あお☆まる]
「?そうなの?……あっ一樹君……」
「へぇ?」
「……実行委員になりました一樹です。この役職に就けたのも、マナミさんの素晴らしい推薦のお陰だとか……」ニコッ
「……えっ?あっ…そっそぉーだったかなぁ〜?」
:08/12/12 04:01
:812SH
:☆☆☆
#647 [あお☆まる]
「…覚えてろよ?お礼は後でたっぷりしてやるよ。なんせ同じ実行委員な訳だし?」ニヤ…
「けっ結構!!ささっ行こう愛子!」
(……何か、マナミと一樹君仲良しさん?お似合いだと思うなぁ…)
とほのぼのと思う愛子だった
:08/12/12 04:05
:812SH
:☆☆☆
#648 [あお☆まる]
「って事で、マナミと一樹は買い出しサボらず放課後行ってこいよ?」
と担任の沢ぞうに言われて
放課後は一樹と買い物って事になった
いやね?私が一樹を道連れにしたんだけど…
今更ながら
気まずい組み合わせだな…
:08/12/14 03:42
:812SH
:☆☆☆
#649 [あお☆まる]
■訂正■
痛恨のミスです…
担任は沢ぞうじゃないです(つ∧`。)達也っした!
:08/12/14 03:44
:812SH
:☆☆☆
#650 [あお☆まる]
「先生、あの…」
隣にいた愛子が
達也先生の所に走って行く
ふふ…愛子赤い顔しちゃって
今の所、順調みたいね!
と二人の光景をほほえましく見ているマナミ
:08/12/14 03:50
:812SH
:☆☆☆
#651 [あお☆まる]
「…ね、小松さん」
ふいに名前を呼ばれて
振り向くとそこには
同じクラスの田中 れなの姿
長い髪が印象的な
私とは真逆の女の子だ
「…なに?」
:08/12/14 03:54
:812SH
:☆☆☆
#652 [あお☆まる]
「あのね、お願いがあるの」
「?うん。」
「れなね、一樹君の事気になっててぇ…。だかられなと、実行委員変わって欲しいの。」
頭が真っ白になった
:08/12/14 03:57
:812SH
:☆☆☆
#653 [あお☆まる]
モテるってのは
薄々知ってはいたけど…
その時なんだか
胸がチクチクして…
上手く言えないけど
とにかく凄く…
一樹とれなが近づくのが嫌だと思った
「ごめん。もう決まった事だし…私も実行委員したいから」
:08/12/14 04:02
:812SH
:☆☆☆
#654 [あお☆まる]
そう告げると
さっきまでの態度から一変…
送られる視線が冷たいものになった
「……それってー…あっ!かっ…一樹くんっ」
へ?一樹??
:08/12/14 04:05
:812SH
:☆☆☆
#655 [あお☆まる]
振り向くと
すぐ後ろに一樹の姿
“私も実行委員したいから”
……って今の聞かれてた?!
「何の話ししてんの?もうHR終わったよな?」
:08/12/14 04:08
:812SH
:☆☆☆
#656 [あお☆まる]
セーーーフ!!!
あぁ…良かったぁ…
「えっと…あの……何でもないの!じゃっじゃあさようなら、小松さん、一樹君!」
いきなりの
御本人登場に焦った、れなは
急いで教室を後にした
:08/12/14 04:11
:812SH
:☆☆☆
#657 [あお☆まる]
その姿を見送っていると
背後に回った一樹が
耳元で囁く
「…マナミ、俺と実行委員そんなにやりたいんだ?」
勢いよく
後ろを振り向くと
うっすらと笑顔の一樹
「あっあっあんたっ!聞いてたの?!!」
:08/12/14 04:15
:812SH
:☆☆☆
#658 [あお☆まる]
「…さぁね。」
「あっ悪趣味!!」
顔から湯気が出るほど
真っ赤な顔になるマナミ
そんなマナミを
一樹は笑いながら見ている
「ほら、買い出し行くぞ。実行委員!」
:08/12/14 04:18
:812SH
:☆☆☆
#659 [あお☆まる]
一樹はマナミの頭を
ポンと軽く叩くと
自分とマナミの鞄を取り
マナミの鞄を差し出す
「…ありがとう…」
…なんか一樹のやつめ
機嫌良くない?
変なやつ……
:08/12/14 04:21
:812SH
:☆☆☆
#660 [あお☆まる]
私達はそのまま
街に出て
いショッピングモールに行った
「あーー!!このペンダントかぁぁーわいい!」
「…おい。すでに目的を見失ってないか?」
:08/12/16 01:45
:812SH
:☆☆☆
#661 [あお☆まる]
「だって…もう疲れたし」
「あのなぁ……、そーゆうことは荷物を持ってから言えよな!」
「…ちっ力持ちって素敵☆」
「…黙れ」
:08/12/16 01:47
:812SH
:☆☆☆
#662 [あお☆まる]
「分かったよー。仕方ないからこの紙袋持ったげる。」
と一樹の持ってる紙袋に手を伸ばす
が、その手を阻まれ小さい袋を差し出される
「こっち持て。」
:08/12/16 01:50
:812SH
:☆☆☆
#663 [あお☆まる]
その袋は、
一樹が持ってる袋の中でも
1番小さくて軽い物だった
「えっ…でも…」
「僕、力持ちだから〜」
「ぶっ!なにそれっ」
:08/12/16 01:53
:812SH
:☆☆☆
#664 [あお☆まる]
最近一樹と喋ってると落ち着く
なんだろう…
凄く…楽しいんだ
「あっ、ね!買い物もう終わりでしょ?」
「あぁー。終わり」
:08/12/16 01:55
:812SH
:☆☆☆
#665 [あお☆まる]
「じゃあ、残ったお金でアイス食べちゃおっ!」
「…お前も悪い奴だな」
「えぇー?実行委員の特別特典だよぉ!ほら、行くよぉー」
:08/12/16 01:58
:812SH
:☆☆☆
#666 [あお☆まる]
ぐいぐいと、
一樹の腕を引っ張って
アイス屋さん行こうとすると
逆に一樹に腕を引っ張られる
……トン
一樹の腕の中に収まる
:08/12/16 02:01
:812SH
:☆☆☆
#667 [あお☆まる]
えっ……
なっなんなの??
「かっ…一樹…?」
一樹から離れようともがくけど
一樹の力が強くて逃れられない
少しある腕の隙間から
何となくアイス屋さんの方を見ると…………
:08/12/16 02:04
:812SH
:☆☆☆
#668 [あお☆まる]
……………………………………………………………………
マナミがなにやら
悪い顔をして、「アイスを食べよう」だって
まったく…
アクセサリーだったりアイスだったり
女は大好きだよな…
:08/12/16 02:07
:812SH
:☆☆☆
#669 [あお☆まる]
そんなデートみたいな時間を楽しんでる自分がいた
無邪気に俺の腕を引きながら
笑ってる姿を可愛い
なんて思うって…俺も大分やられてんな……
アイス屋を見ると
見た事ある男の姿が…
:08/12/16 02:10
:812SH
:☆☆☆
#670 [あお☆まる]
あいつは確か
コウとかって奴じゃ…
隣に居るのは……
知らない内に体が動いていた
マナミが泣くんじゃないかと思って…
見るなマナミ
:08/12/16 02:12
:812SH
:☆☆☆
#671 [あお☆まる]
暫く俺の腕で
もがいていたマナミが
急に大人しくなった
「…優しいね。一樹」
「………」
:08/12/16 02:14
:812SH
:☆☆☆
#672 [あお☆まる]
「折角、目隠ししてくれたのに…見えちゃったよ…。コウと…奥さん……」
俺は答える代わりに
マナミを抱きしめる腕に力を込めた
「奥さん、二人目妊娠してたんだね…。ラブラブじゃん…わた…し馬鹿みたいだね」
:08/12/16 02:17
:812SH
:☆☆☆
#673 [あお☆まる]
「馬鹿じゃない。…マナミは…馬鹿じゃないよ」
俺はそう答えるのが精一杯で
腕の中で泣くマナミに
何もしてやれなかった…
:08/12/16 02:20
:812SH
:☆☆☆
#674 [あお☆まる]
:08/12/16 02:21
:812SH
:☆☆☆
#675 [あお☆まる]
■今回のワンシーン■
一樹 [jpg/20KB]
:08/12/16 03:18
:812SH
:☆☆☆
#676 [あお☆まる]
俺はそのまま
マナミの手を取って
人込みから外れたベンチに
マナミを座らせる
顔を伏せたままのマナミ
「……飲み物買ってくる」
:08/12/29 04:16
:812SH
:☆☆☆
#677 [あお☆まる]
席を立って
飲み物を買いに行こうとする俺を止めたのは
マナミの手だった
マナミは俯いたまま
俺の制服の裾を持っている
「側にいて…」
:08/12/29 04:19
:812SH
:☆☆☆
#678 [あお☆まる]
消えてしまいそうな
絞り出されたその一言は
俺を引き留めるのに
十分の理由だった
黙って隣に座り
マナミの肩を抱く
ゆっくりとマナミの頭が
一樹の肩に乗っかる
:08/12/29 04:23
:812SH
:☆☆☆
#679 [あお☆まる]
「…コウ…幸せそうだったね」
「……」
「なんで…私じゃないんだろう。隣に居るのは…なん…でっ」
ギュッ
肩を抱く
手に力が入る
:08/12/29 04:25
:812SH
:☆☆☆
#680 [あお☆まる]
「…今、お前の隣に居るのは俺だ。俺の事だけ考えてろ」
「…かず…き?」
伏せた顔を上げ
不思議そうに
一樹を見つめるマナミ
:08/12/29 04:28
:812SH
:☆☆☆
#681 [あお☆まる]
一樹は
そんなマナミの顔を
両手で包みこみ
額に
瞼に
頬に
優しくキスを落とす
:08/12/29 04:30
:812SH
:☆☆☆
#682 [あお☆まる]
マナミは顔を赤く染める
そんなマナミを一樹は
真剣に見つめる
「…お前の隣に居るのは……俺だ。」
二人の唇が重なる
:08/12/29 04:33
:812SH
:☆☆☆
#683 [あお☆まる]
:08/12/29 04:34
:812SH
:☆☆☆
#684 [あお☆まる]
……
…………
……………おかしい
だっだっておかしいよね?!
わっ私はコウが好きで
一樹は愛子を襲った男で
言わば私の敵な訳で……
:09/01/06 21:59
:812SH
:☆☆☆
#685 [あお☆まる]
なっなっなのに……
何で今
私は一樹の隣で
一樹の腕枕で寝てるの…?
やましい事は
してません…はい。
:09/01/06 22:01
:812SH
:☆☆☆
#686 [あお☆まる]
本当に!
…キスはしたけど…
けど、それは
一樹からしてきた訳で!
いや…うん
嬉しかったし受け入れたけど
:09/01/06 22:03
:812SH
:☆☆☆
#687 [あお☆まる]
……ダメだ
頭が混乱してる
私は…一樹が好き…?
一樹は…私を………
:09/01/06 22:05
:812SH
:☆☆☆
#688 [秋那]
更新されてる


:09/01/07 01:28
:SH902i
:aEurTbHE
#689 [あお☆まる]
……………………………………
【秋那 様】
更新しちゃいましたぁ( ´艸`)ェヘ☆
良かったら最後までお付き合い下さいまし!
……………………………………
:09/01/10 00:08
:812SH
:☆☆☆
#690 [あお☆まる]
「…頭冷やそう…」
ベットから下りようと
ベットの端っこに座る…と
後ろから抱きしめられる
「……///」
「どこ行くの…?」
:09/01/10 00:10
:812SH
:☆☆☆
#691 [あお☆まる]
「…やっあの、水飲みに?」
「…ダメ。ここに居て」
なっ…ななっ!!
なぁんだ?!この甘い感じ?!
いつもと違う
一樹の雰囲気に
心臓が反応する…
:09/01/10 00:13
:812SH
:☆☆☆
#692 [あお☆まる]
「かっ…一樹…きゃっ!」
後ろから
抱きしめられてたはずが
いつの間にか
一樹がマナミの上に
覆いかぶさる
「…ど、どうしたの?なっなんか変だよ?」
:09/01/10 00:16
:812SH
:☆☆☆
#693 [あお☆まる]
「…変じゃねーよ。至って正気。…ね、キスマーク付けていい?」
「なっなっな!?///」
「…はは。何でって?俺のって印つけたいから」
:09/01/10 00:19
:812SH
:☆☆☆
#694 [あお☆まる]
「……///」
「…Yesって受け取るからな。」
その言葉を合図に
一樹はマナミの首筋に
キスを落とし、
軽く吸い付く
一樹の気持ちがわからない
私が好きなの?
:09/01/10 00:22
:812SH
:☆☆☆
#695 [あお☆まる]
一樹の気持ちが見えない
もしかしたら
からかわれてるだけかも…
けど…
そんな一樹に
身を任せてるのは
きっと…嬉しかったから
私…一樹が好きなのかな
:09/01/10 00:25
:812SH
:☆☆☆
#696 [あお☆まる]
キスマークを
付けると終わると
満足気に
またマナミを抱き寄せる
「…いいかマナミ。
おまえは俺のだ…」
耳元で響くその声は
とても真剣で
思わず本気なのかな?
って感じてしまった
:09/01/10 00:28
:812SH
:☆☆☆
#697 [あお☆まる]
けど
一樹から
好きだとか
愛してるとか
そんな言葉を聞くことはなく
そんな一樹の態度は
私を不安にさせた
:09/01/10 00:30
:812SH
:☆☆☆
#698 [あお☆まる]
↑上の続きは余白なので
無視して下さい
>>1 -*感想板*-
>>380 -*アンカー類*-
良かったら感想下さい。
感想あるととても
嬉しいです
:09/01/10 00:33
:812SH
:☆☆☆
#699 [あお☆まる]
最近は一樹と
放課後に実行委員の
仕事をして
終わったら
一緒に帰ってる
今日だって…
「…よし。帰るか」
:09/01/12 04:20
:812SH
:☆☆☆
#700 [あお☆まる]
こんな感じで
一緒に帰るのが当たり前
って雰囲気だ
「…うん。」
それに…
「手は?」
:09/01/12 04:22
:812SH
:☆☆☆
#701 [あお☆まる]
「……///」
手を差し出すと
満足気に握る一樹
こんな感じで
手を繋いで帰るのが
お約束になってる
でも付き合ってなんて
言われないし
付き合ってもない
:09/01/12 04:25
:812SH
:☆☆☆
#702 [あお☆まる]
「今日俺の家に来てなんか作って。腹減った」
「…また?」
時々、家に呼ばれて
ご飯も要求されたりする
「…有る物で適当に作るよ?」
:09/01/12 04:28
:812SH
:☆☆☆
#703 [あお☆まる]
「おう!」
それに最近
特に一樹が変わったのは
素直ってか…
笑う様になったって事
うん。これは悪くない
そう思うあたり
…私も大分変わった?
:09/01/12 04:31
:812SH
:☆☆☆
#704 [あお☆まる]
……………………………………………………………
「じゃあ、送ってくれてありがとう。」
「あぁ。飯ありがとな」
家に入ろうとすると
腕を引っ張られる
「…忘れてた」
:09/01/12 04:34
:812SH
:☆☆☆
#705 [あお☆まる]
チュッ
「!!////」
「じゃあな。」
キスもこうして
突然される
嫌じゃない……
:09/01/12 04:37
:812SH
:☆☆☆
#706 [あお☆まる]
けど……けどね
温もりや
笑顔に触れる度に
不安が襲う
言葉なんかちっぽけな物で
気持ちの全てを
表せないって知ってる
けど…言葉に
形にしてくれなきゃ
その少しも伝わらないよ
:09/01/12 04:41
:812SH
:☆☆☆
#707 [あお☆まる]
…文化祭当日…
「マナミ!」
「アコ!どうしたの?」
「文化祭一緒に回ろう?」
「…あ、ごめん。ほとんど仕事で回ってる暇ないんだ…」
:09/01/12 04:46
:812SH
:☆☆☆
#708 [あお☆まる]
アコはそっかぁーじゃあ他の子あたるね。っと笑顔で去ってた
はぁ…文化祭ってのに
当日まで、
やれ道具を持ってこい、だの
買い出し行けだの…
「あ、実行委員!」
:09/01/12 04:49
:812SH
:☆☆☆
#709 [あお☆まる]
「…はぁーい。なんざましょ?」
「買い出しお願い☆」
「……………」
だいたいもう一人の
実行委員、一樹は何してんの?
「一樹くぅ〜〜ん」
:09/01/12 04:52
:812SH
:☆☆☆
#710 [あお☆まる]
……この声は田中れな!?
「ここね、はずれちゃったんだけどぉ、れなには高くてぇ。お願ぁい♪」
………イラ
何がはずれちゃってぇ〜、だ!
むしろ、自分ではずしたんじゃないの?!
:09/01/12 04:56
:812SH
:☆☆☆
#711 [あお☆まる]
「…実行委員さん?」
「…あぁ。買い出しでしょ?!行きますよ!行けばいぃーんでしょ!!」
ったく一樹のやつめ!
鼻伸ばしてんじゃないわよ!
あんなブリブリ女なんかに!!
:09/01/12 04:59
:812SH
:☆☆☆
#712 [あお☆まる]
……………………………………………………………
「…ってか荷物多すぎぃ…」
「…マナ…ミ?」
え…この声は……
「……コウ」
:09/01/12 05:01
:812SH
:☆☆☆
#713 [あお☆まる]
………………………………………………………
「…なぁ。マナミは?」
「しらなぁ〜い。それより一樹君!私と一緒に回ろう?」
「…無理、ってかうっとーしいから離れて。……あっなぁ、もう一人の実行委員しらね?」
「!!もう知らないっ」
:09/01/12 19:05
:812SH
:☆☆☆
#714 [あお☆まる]
田中れなはそう言うと
顔を赤くして
どこかに去っていく
「あ、実行委員なら俺買い出し頼んだ!」
「…へぇ。」
:09/01/12 19:09
:812SH
:☆☆☆
#715 [あお☆まる]
……………………………………………………………
「…コウなんで」
「それはこっちの台詞だよ!最近連絡しても返事ねぇーし…」
「きゃっ…」
強引に
腕を引っ張られ
懐かしい
腕の中に収まる
コウ…?どうしたの…?
:09/01/12 19:12
:812SH
:☆☆☆
#716 [あお☆まる]
「…コウ。私もう終りにしたい。コウは…奥さんと幸せになって…?」
自然に心から言える
きっと昔だったら
言えなかった…
こんなに
素直に言えるのは
心の中に…一樹がいるから
:09/01/12 19:16
:812SH
:☆☆☆
#717 [あお☆まる]
コウの腕から
離れようとした時
コウに更に強く抱きしめられる
「コウ…?離して…」
「無理…。俺お前と離れるなんて無理。気付いたんだよお前の大切さ…奥さんとは別れる……だから離れないで…」
:09/01/12 19:21
:812SH
:☆☆☆
#718 [あお☆まる]
「…コウ」
「俺…今日話すから。バレンタインの日までに決めて?当日あの…花壇で待ってる」
そう言い残すと
コウは走り去って行った
:09/01/12 19:29
:812SH
:☆☆☆
#719 [あお☆まる]
マナミは
走り去るコウの姿を
消えるまで見ていた…
そのマナミの姿を
一樹は声もかけずに
ずっと見ていた…
:09/01/12 19:33
:812SH
:☆☆☆
#720 [あお☆まる]
>>1 -*感想板*-
>>380 -*アンカー類*-
一旦切ります(Pqε`*)
夜にまた、更新するかも
なので見てる人いたら見て下さいね。
ワンシーン [jpg/21KB]
:09/01/12 19:38
:812SH
:☆☆☆
#721 [あお☆まる]
…………………………………
「はい。頼まれたの!」
「おっ、サンキュー。」
「あれ?一樹は?」
周りを見ると
れなの隣には一樹じゃない
男の人が居て
一樹の姿が見当たらない
:09/01/13 01:44
:812SH
:☆☆☆
#722 [あお☆まる]
「さぁ?サボってるんじゃね」
なぁーに?!
私仕事させてサボりだぁ?!
…多分あそこだな…
私は花壇に足を向けた
:09/01/13 01:45
:812SH
:☆☆☆
#723 [あお☆まる]
そこにはタバコをふかして
花壇を見つめる一樹
「おぉい!何してんのよ!」
一樹はちらっと
こちらを見ると、
すぐに視線を元に戻す
「別に…」
:09/01/13 01:48
:812SH
:☆☆☆
#724 [あお☆まる]
昔の様な
そっけない態度に
心がざわつく…
「…良かったな」
「え…?」
合わない目線
:09/01/13 01:50
:812SH
:☆☆☆
#725 [あお☆まる]
「コウ…だっけ?」
その名前に
嫌な予感が的中する
見られてた…
「私は別に「幸せになれよ」
:09/01/13 01:52
:812SH
:☆☆☆
#726 [あお☆まる]
聞きたくなかった
一樹からそんな言葉
いいの?
私…コウのになっちゃうよ?
「ほら、見ろよ。花…咲いてる。すげぇーな宣言してたとおりになってんじゃん」
なんで?
なんで…悲しい顔するのよ
:09/01/13 01:54
:812SH
:☆☆☆
#727 [あお☆まる]
「か…一樹、私は…」
「勘違いすんなよ?俺は別にお前なんか好きじゃねー。ただからかってただけ。」
そう言って向けられた目は
昔のように冷たい目だった
「じゃ、お幸せに」
:09/01/13 01:57
:812SH
:☆☆☆
#728 [あお☆まる]
あれから数カ月後
あれ以来マナミとは
話をしてない
時々見かけるマナミは
何処か遠くを見て
ぼーとしてる
きっとアイツの事考えてんだ
:09/01/14 03:30
:812SH
:☆☆☆
#729 [あお☆まる]
あの時……
コウに抱きしめられた
マナミを見た時
心臓が止まるんじゃないか
って思った
すぐに走り出して
マナミを
俺の腕の中に納めたかった
:09/01/14 03:35
:812SH
:☆☆☆
#730 [あお☆まる]
けど…
コウの事を想って微笑む
いつかのマナミの顔が
それを邪魔する
マナミが俺じゃなく…
コウを望んでたら?
…いや、そうじゃないな
マナミは俺じゃなく
コウを望んでる
:09/01/14 03:39
:812SH
:☆☆☆
#731 [あお☆まる]
マナミはコウの去る姿を追う
俺はそんなマナミを
見たくなくて
そのまま学校に戻った。
辿り着いたのは花壇
結局ここは
俺にとっても
特別な場所になってたんだな
:09/01/14 03:44
:812SH
:☆☆☆
#732 [あお☆まる]
マナミとの事を
思い出しながら、
タバコに火をつける
足音がする
マナミだ
:09/01/14 03:46
:812SH
:☆☆☆
#733 [あお☆まる]
「おぉい!何してんの?」
いつもの調子で話しかけてくる
さっきコウの
腕の中にいたくせに
:09/01/14 03:48
:812SH
:☆☆☆
#734 [あお☆まる]
「良かったじゃん」
思ってもない言葉
「…え?」
戸惑うマナミの顔
:09/01/14 03:49
:812SH
:☆☆☆
#735 [あお☆まる]
「コウ…だっけ?」
そう言うと
全部分かった様だった
花壇を見れば
いつかマナミが言ってた
花が咲いてる
:09/01/14 03:51
:812SH
:☆☆☆
#736 [あお☆まる]
参ったな
こんなタイミングで
何で咲いてるんだ
あぁ…そっか
神様も言ってるんだな
邪魔なのは俺だって
:09/01/14 03:53
:812SH
:☆☆☆
#737 [あお☆まる]
「一樹私は…」
何かを言いかけてるのに
俺はわざと「幸せにな」
そう被せた
「勘違いするなよ。お前の事からかってただけだ」
:09/01/14 03:56
:812SH
:☆☆☆
#738 [あお☆まる]
嘘ばっかだな俺
本気で愛してたくせに
「じゃ、お幸せに」
…幸せに。これは本当
けど俺と幸せに
こっちのが本当は願ってた
:09/01/14 03:59
:812SH
:☆☆☆
#739 [あお☆まる]
けど仕方ないよな。
マナミの幸せは
俺は持ってないんだから
マナミの幸せはコウが持ってる
俺じゃない
:09/01/14 04:01
:812SH
:☆☆☆
#740 [あお☆まる]
母さんの幸せすら
持ってない俺が
マナミの幸せなんか
持ち合わせてる訳ないんだ
俺は親にすら愛されなかった
なのに…
なのに俺は
夢を見すぎたんだ
:09/01/14 04:04
:812SH
:☆☆☆
#741 [あお☆まる]
愛を知らない俺が
アイツを…
マナミを愛したい
マナミに愛されたいだなんて
叶うわけねぇ……
:09/01/14 04:06
:812SH
:☆☆☆
#742 [あお☆まる]
俺に愛を教えてくれた
愛しいマナミ
どうか…
幸せになって
:09/01/14 04:07
:812SH
:☆☆☆
#743 [あお☆まる]
:09/01/15 04:58
:812SH
:☆☆☆
#744 [あお☆まる]
私は…どうすればいい?
ずっとそんな
問い掛けをして過ごす
気付けば
コウが言ってた二月
:09/01/15 05:00
:812SH
:☆☆☆
#745 [あお☆まる]
「マナミ?どうかした?」
愛子が話しかけてくる
「…なんでも。愛子こそ大丈夫なの?達ぴょんの事」
愛子は悲しげに微笑む
:09/01/15 05:05
:812SH
:☆☆☆
#746 [あお☆まる]
愛子の彼氏(先生)は
急に学校を辞めた
話しをきけば
夢の為に学校を辞めて
留学しに海外に行くらしい
愛子ったら私にも
一言も相談しないで
一人で解決したみたい
:09/01/15 05:08
:812SH
:☆☆☆
#747 [あお☆まる]
私も私で
コウや一樹の事で
愛子の変化に
気付いてあげれなかった
「大丈夫だよ。私達也の事応援してるんだ。」
そう笑う愛子は
昔より少し
大人っぽくなった気がする
:09/01/15 05:11
:812SH
:☆☆☆
#748 [あお☆まる]
「マナミは?何か悩んでるん事あるんじゃない?そろそろ私の事頼ってほしいな」
私こそ愛子に相談せず
ずっと一人で解決してた
愛子は…気付いてたの…?
「……ごめん。私ずっと愛子に言えなかった事があるの」
:09/01/15 05:14
:812SH
:☆☆☆
#749 [あお☆まる]
愛子は何も言わず
私が喋るのをただただ
優しい顔で待ってくれていた
「私…ね、不倫してたの。」
声が震える
だって、軽蔑されるかも
愛子を失いたくない
そんな恐怖心で軽く震える
:09/01/15 05:17
:812SH
:☆☆☆
#750 [あお☆まる]
手にふと、温もりを感じる
見ると私の手に重ねられる様に
愛子の手があった
「それを…一樹に知られてね、怒られたの。お前は周りの人の事考えてるのか?って」
:09/01/15 05:22
:812SH
:☆☆☆
#751 [あお☆まる]
「言われた直後はね、頭に血が上って言い返したけど
はっとしたの。自分だけ辛いって思ってたけど周りの人のが辛いんだって。でもやめれなかった」
「うん」
中庭に居る私達の間に
緩い風がふく
:09/01/15 05:25
:812SH
:☆☆☆
#752 [あお☆まる]
「最初は一樹なんて大嫌いだった。愛子を襲った張本人だし、人の言って欲しくないことを容赦なく言うし。
けど…気付けば
私の隣に居た。何かあれば憎まれ口叩きながらでも助けてくれて」
「そうだったんだ」
「だんだん私の中で存在が大きくなってた…。一樹もそうだと思ってたの、その…キスとかされて浮かれてたのよ私。」
:09/01/15 05:31
:812SH
:☆☆☆
#753 [あお☆まる]
「コウの事も一樹のお陰でふっ切れたの。けど…コウが奥さんと別れるって」
「…うん。それでマナミはどうしたいの?」
「…ヨリ戻す気はない。けど、一樹は私の事からかってただけだって言ってて…幸せにって。私一樹の気持ちが分からなくて……辛いの」
:09/01/15 05:36
:812SH
:☆☆☆
#754 [あお☆まる]
涙ぐむ私の手を
両手で包み込む愛子
「ね、マナミ。その不安な気持ちって一樹も一緒なんじゃないかな?」
一樹も…不安?
「私ね、先生と付き合ってわかったのは、いくら思いが通じててもそれを言葉にして相手に伝えなきゃ伝わらないって事。」
:09/01/15 05:39
:812SH
:☆☆☆
#755 [あお☆まる]
「…一樹私の事好きだと思う?」
「少なくとも私には、一樹君のマナミを見る目には愛が有る様に見えたけどな。
それに…好きって気持ち伝えなきゃ折角生まれた気持ちがかわいそうだよ?」
「……うん。そうだね、確かにかわいそうかも。」
:09/01/15 05:46
:812SH
:☆☆☆
#756 [あお☆まる]
愛子のお陰ですっきりした
もう迷わないよ
「フラれたら、慰めてね?」
「カラオケ付き合うよ」
二人で顔を見合わせて笑った
:09/01/15 05:48
:812SH
:☆☆☆
#757 [あお☆まる]
そんな私達の目の前に
数人のギャル男と
怪しく笑う田中れな
「マナミちゃ〜ん!顔貸してくれなぁい?」
:09/01/15 05:56
:812SH
:☆☆☆
#758 [あお☆まる]
……………………………………………………………
…数10分前…
屋上でタバコをふかす一樹
:09/01/15 05:58
:812SH
:☆☆☆
#759 [あお☆まる]
一人で吸うタバコがマズイ
もう少しでマナミは
コウの元に……
ギィ……
屋上の扉が開く
:09/01/15 06:01
:812SH
:☆☆☆
#760 [あお☆まる]
「あぁ!煙草吸ってる〜」
あぁ…俺って馬鹿だな
一瞬マナミかと
期待してしまった
声の主はマナミではなく
田中れなだった
「此処に居たんだね!」
:09/01/15 06:03
:812SH
:☆☆☆
#761 [あお☆まる]
そう言うと、一樹のすぐ隣に
くっつく様に座る
……なんかウザイな
くっつけられた体を少し離す
すると腕に手を絡ませてくる
「ね、一樹君。れなね、一樹君の彼女になりたいな」
:09/01/15 06:06
:812SH
:☆☆☆
#762 [あお☆まる]
「ふーん…。」
興味がないから聞き流す
すると、急に視界が反転する
気付けば田中れなに
押し倒されていた
上には笑顔の、れな
:09/01/15 06:09
:812SH
:☆☆☆
#763 [あお☆まる]
「一回でイイの…しよ?」
馬鹿じゃね?こいつ
「…無理。お前じゃ、たたねぇーし。退けろ」
「///!!なっなによ!……まさか小松さんの事…」
「だったら何なの?ウザイ」
:09/01/15 06:12
:812SH
:☆☆☆
#764 [あお☆まる]
ギロっと睨むと
「覚えてなさいよ!」
って素敵な捨て台詞を残して
走り去って行った
何が「たたない」だよな。
昔はどんな女とも寝てた癖に
でも今は無理
マナミじゃなきゃ無理だ
:09/01/15 06:16
:812SH
:☆☆☆
#765 [あお☆まる]
少し眠ろう瞼を閉じると
勢いよく、屋上の扉が開く
なんだ?って見ると
そこには息をきらした愛子
愛子は俺を見るなり
駆け寄る
「一樹君…!マナミが!!!マナミが、れなと男の人に連れてかれちゃったの!」
:09/01/15 06:19
:812SH
:☆☆☆
#766 [あお☆まる]
はぁ?!
「おい、どこに連れてかれたんだよ?!」
思わず両肩を掴む
「多分、体育倉庫…って一樹君??」
:09/01/15 06:21
:812SH
:☆☆☆
#767 [あお☆まる]
そこまで聞くと
俺の足は自然と走り出していた
“覚えててなよ”
さっきの、
れなの言葉がこだまする
くっそ!!アイツ!!!
手出すなら俺に出せよ!!!
マナミ…無事でいろっ
:09/01/15 06:24
:812SH
:☆☆☆
#768 [あお☆まる]
だっせぇ……
こんなに必死に走ってるなんて
こんなに必死に走ってるのも
心配で胸が張り裂けそうなのも
マナミだからだ
:09/01/16 03:18
:812SH
:☆☆☆
#769 [あお☆まる]
体育倉庫につき
扉をおもいっきり開ける
ガンッ!!
その音に
中に居た全員が一樹を見る
そこに居たのは
仁王立ちで立つ田中れなと
男どもに馬乗りに乗られて
手足を封じられたマナミ
:09/01/16 03:24
:812SH
:☆☆☆
#770 [あお☆まる]
「…どーゆう事?これ」
冷静でも
怒りが満ちた声に
れなは少し震えながら反論する
「…見てのとおりよ。貴方が私をしいたげるからよ」
:09/01/16 03:27
:812SH
:☆☆☆
#771 [あお☆まる]
マナミは涙を流していて
見ると着衣は乱れ
抵抗したのか
顔に殴られた痕がある
「おいお前、マナミを離せよ」
「はぁ?今、お楽しみ中なんだよ。お前がどっか行「…けて…一樹…」
弱々しいけど
確かに聞こえた
マナミの声をきっかけに
男を殴りつける
:09/01/16 03:32
:812SH
:☆☆☆
#772 [あお☆まる]
ガシャーン
「きゃあぁ!」
男がれなの方に倒れ込む
「なっなんだよ!やってらんねー!!行くぞっ」
男達はぞろぞろと
その場から走り去って行く
残ったのは田中れな一人
:09/01/16 03:35
:812SH
:☆☆☆
#773 [あお☆まる]
「おい。れな」
一人肩を震わせて立っている
田中れなの顔をつかみ
強引に上を向かせる
「!いったっ!」
「次マナミに手出したら容赦しねぇ。女でも手加減しねぇーから…分かったのかよ?!!」
:09/01/16 03:40
:812SH
:☆☆☆
#774 [あお☆まる]
「……はい」
目に涙をためる、れな
ガンッ!!
れなの後ろの壁を蹴る
「早く消えろ」
:09/01/16 03:43
:812SH
:☆☆☆
#775 [あお☆まる]
居なくなるのを確認すると
マナミの元に向かう
マナミは座ってボーとしていて
放心状態の様だ
「マナミ……」
:09/01/16 03:46
:812SH
:☆☆☆
#776 [あお☆まる]
マナミの真っ正面で
腰を屈める
「平気か…?」
「あっ…うん!平気!一樹が助けてくれたから」
強がるマナミを
優しく抱きしめる
:09/01/16 03:48
:812SH
:☆☆☆
#777 [あお☆まる]
「怖かったな。悪い…俺のせいで。」
抱きしめながら
頭を撫でるとマナミの肩が
震え出す
「…ばかっ…。訳分かんない!突き放したり優しくしたり…キスしたり!あんたには何でもないのかも知れないけど……私はっ…キスされる度心臓壊れ…そうでっ」
:09/01/16 03:52
:812SH
:☆☆☆
#778 [あお☆まる]
あぁ…本当だせぇの。俺
諦める?
無理に決まってる
だってこんなにも
こいつが愛しい……
:09/01/16 03:55
:812SH
:☆☆☆
#779 [あお☆まる]
そんな事に
今更気付くなんて
本当…だっせぇ
:09/01/16 03:56
:812SH
:☆☆☆
#780 [あお☆まる]
「…馬鹿だな。お前」
「?!なっ!」
「折角俺がお前が幸せになるならって身を引こうとしてたのに…。もう、ぜってぇー離してやらね。」
「…え?」
:09/01/16 03:58
:812SH
:☆☆☆
#781 [あお☆まる]
「マナミは俺のだ。だからコウにもやらねぇー。俺の側にいて」
「……嫌だって言ったら?」
「さっき言ったろ?嫌でも離してやんねーよ」
もう絶対。
手放したりしない
:09/01/16 04:03
:812SH
:☆☆☆
#782 [あお☆まる]
「なぁ、キスしていい?」
「!!なっ何今更…今まで急にしてたくせに」
「お前が心臓壊れるとか言うからだろ?」
マナミの顔に片手を添える
:09/01/16 04:05
:812SH
:☆☆☆
#783 [あお☆まる]
「……やべ。緊張する」
「…ぷっ。なにそれぇー!中学生かっての!一樹らしくないしー!アハハ」
一樹はふて腐れながら
顔を背ける
「仕方ないだろ。こんな風に人を好きになった事ねぇーんだから」
:09/01/16 04:09
:812SH
:☆☆☆
#784 [あお☆まる]
「……え?///」
「…くそっ。なんかなー。もういいや、ほら立てよ。帰るぞ」
手を差し延べる一樹
マナミはそんな一樹に抱きつく
:09/01/16 04:12
:812SH
:☆☆☆
#785 [あお☆まる]
「…マナミ?」
「…私も。一樹が好き」
「……やっぱキスするか」
「…ばか…」
:09/01/16 04:15
:812SH
:☆☆☆
#786 [あお☆まる]
彼女になったマナミとの
初めてのキスは
今までとは違い
甘く甘く
溶けるようなキスだった
:09/01/16 04:18
:812SH
:☆☆☆
#787 [あお☆まる]
恋なんて、愛なんて
快感だけの物だと思ってた
けど今なら分かる
そんなものなんて、
所詮ちっぽけなもんだ
:09/01/16 04:21
:812SH
:☆☆☆
#788 [あお☆まる]
愛を知らなかった俺だけど
これからは
お前と作ってくよ
甘くて美しい
愛ってやつを…
:09/01/16 04:23
:812SH
:☆☆☆
#789 [あお☆まる]
:09/01/16 04:25
:812SH
:☆☆☆
#790 [あお☆まる]
……………………………………
今まで愛読して下さいました皆様へ
これにて、先生の言うとおりサイドストーリーは完結になります。沢山の応援と感想ありがとうございました(○+'∀`ハ)-♪゜.+
先生の言うとおりB(最終章)も引き続き読んでくれれば光栄です。
よければ感想下さいね。
……………………………………
:09/01/16 04:29
:812SH
:☆☆☆
#791 [あお☆まる]
:09/01/16 04:29
:812SH
:☆☆☆
#792 [あお☆まる]
:09/01/16 04:36
:812SH
:☆☆☆
#793 [我輩は匿名である]
:09/07/27 22:42
:706P
:pu5F1eIA
#794 [我輩は匿名である]
:09/07/28 10:27
:S001
:UCrSHGR.
#795 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/10/27 23:41
:Android
:DE5DdzBs
#796 [ん◇◇]
:22/10/27 23:41
:Android
:DE5DdzBs
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