先生のいうとおり…サイドストーリー…
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#300 [あお☆まる]
「…だから何?昔の事だろ。俺には今の麗子しか関係ない。もう帰ったら?」
そう言って健二を軽く足で小突くと、健二は「ひぇっ!」と情けない声を出して暗闇の中に消えて言った
私は必死に涙を堪えようとしたけど達也の腕に抱かれて頭を撫でられたら
涙は栓が外れたみたいに溢れだした
:08/09/02 07:00
:812SH
:TrR67/uk
#301 [あお☆まる]
達也……
なんで貴方は
私が言って欲しい言葉を
言って欲しいタイミングで言ってくれるの?
こんなの……ずるいよ
達也の事…
好きになってもいいの?
:08/09/02 07:03
:812SH
:TrR67/uk
#302 [あお☆まる]
◆私事ですが◆
この度【短編祭】たる、素敵な企画に参加させていただく事になりました!
【短編祭】とは…
色んな書き手様が今回のテーマ『恋愛』をお題に短編を書いていくお祭り騒ぎの掲示板です
宜しければ見に来て下さいねヽ(≧∀≦)ノ
ちなみに、どれがどの書き手さんか分からない状態で書いて行くのがルールですので…悪しからず。←人気投票の発表の後、書き手の普段の名前を発表するみたいです!
【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!【投下スレ】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3872/
<<9月7日開催予定>>
【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!【投票スレ】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3873/
【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!【総合案内所】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3870/
<<こちらで、後で書き手さんの普段の名前を発表するみたいです>>
:08/09/02 08:01
:812SH
:TrR67/uk
#303 [あお☆まる]
:08/09/02 08:05
:812SH
:TrR67/uk
#304 [あお☆まる]
達也は優しく泣く私を抱きしめると
「中に…入ろう」
とドルチェの中に優しく誘導する。私は黙って達也に従って中に入った
中に入ると、試作品だろう真新しいケーキを取り出すと紅茶と一緒に出してくれた
:08/09/03 06:16
:812SH
:54gk.pcw
#305 [あお☆まる]
「俺の新作」
と言って笑った顔は誕生日を祝ってくれた時と変わらない笑顔だった
達也はひかないの?
私は……
本当に健二が言う様に
最低の女だったのに……
:08/09/03 06:19
:812SH
:54gk.pcw
#306 [あお☆まる]
ぎゅっと差し出されたフォークを握り、震えそうな声を絞り出す様にして達也に言う
「達也…私は本気に健二が……あの男が言った通りの女だったの」
達也の顔を見る事が出来ずにただ俯きながら続ける
それをただ黙って聞く達也
:08/09/03 06:23
:812SH
:54gk.pcw
#307 [あお☆まる]
「私は…ただ愛が欲しかった。抱かれる事で寂しさが埋まると思ってたの…」
「…今は?」
思いがけない達也の言葉に顔をあげる
するとそこには真剣な顔をした達也の眼差しがあった
:08/09/03 06:26
:812SH
:54gk.pcw
#308 [あお☆まる]
「そんな事しても…意味がないと分かった」
「ならいぃーんじゃね?麗子は変われたんだろ?なら昔を気にする必死はねぇーよ。昔があるから今の麗子があんだから」
そう言うと麗子の頭をクシャクシャにする
:08/09/03 06:29
:812SH
:54gk.pcw
#309 [あお☆まる]
「まぁー俺も?モテるし…色々女を泣かせたなぁ」
「調子のんな!」
と肩を小突くと達也はニシシて笑って「早く食べて帰れ!ガーキ」と頭を叩かれた
ありがとう…達也
:08/09/03 06:33
:812SH
:54gk.pcw
#310 [あお☆まる]
「ってかお前も堂々と嘘つくもんだなぁ!彼氏なんかいないくせに(笑)」
「いっいるし!」
いないけど…
馬鹿だな…強がっちゃった
「はーいはい。だからガキって言うんだよ!こんなに毎日来てるくせに…もしや俺に惚れたか?」
と顎を達也にもたれる
達也は何やら楽しそうに笑ってる
:08/09/04 04:44
:812SH
:ffaMVbO2
#311 [あお☆まる]
「…ってかいつから彼氏になったのよ!」
照れ隠しで言った言葉
「俺が彼氏なんて贅沢だろ?」
と間近で微笑む
ヤバイ……私今
顔真っ赤だ…………
:08/09/04 04:47
:812SH
:ffaMVbO2
#312 [あお☆まる]
そんな私を見て達也は更に楽しそうに笑いながら
「トキメイた?」
って耳元で囁く様に言う
硬直する私
「あはは…!冗談だー…」
−グイ−
:08/09/04 04:50
:812SH
:ffaMVbO2
#313 [あお☆まる]
私は達也の襟元を持つと自分に引き寄せ達也の唇に自分の唇を重ねた
そして固まってる達也に微笑みながら
「…トキメイた?」
って言うとドルチェを出た
:08/09/04 04:54
:812SH
:ffaMVbO2
#314 [あお☆まる]
まったく!!!
人をガキ扱いしてからに!!
と家路を歩いていると、さっき自分がした大胆かつ恥ずかしい行動が頭にフラッシュバックする
………
私……キス……しました?
……しましたね……
しかも…自分から………
いっいくら、からかわれてムカッとしたからって何キスしてんだ!自分!!
:08/09/04 04:59
:812SH
:ffaMVbO2
#315 [あお☆まる]
せっかくモヤモヤが晴れたかと思ったのに…
またモヤモヤ……
案の定
その日は全く眠れなかった
:08/09/04 05:01
:812SH
:ffaMVbO2
#316 [我輩は匿名である]
:08/09/04 17:26
:P703imyu
:TYWDqjPM
#317 [あお☆まる]
……………………………………
>>316 【匿名 様】
お読み頂きありがとうございます(○+'∀`从)
是非是非、今後ともお願いします!
……………………………………
でわ【更新】
:08/09/05 05:58
:812SH
:wQQEWWlY
#318 [あお☆まる]
「はぁ……」
今から約10前からドルチェの前を行ったりきたり……中々、中に入れずにいた
気まずいから今日は行かないどこう…って思うけど、
昨日したキスに意識してるとバレたくない…って事は今日は平静を装って……
という気持ちが平行線のままで答えが出ない
:08/09/05 06:05
:812SH
:wQQEWWlY
#319 [あお☆まる]
立ち止まっては歩いて又立ち止まる
そんな事を2・3回ほど繰り返した時、後から見慣れた車が止まった
「なにしている?麗子」
あぁ…やっぱり親父だ…
:08/09/05 06:12
:812SH
:wQQEWWlY
#320 [あお☆まる]
「…親父こそ……」
と私が言うと親父は嬉しそうに
「新人の偵察だ!」
と言った。本当に達也がお気に入りらしい
まぁ…確かに
達也の腕は見張るものがある
事実私は達也のケーキの虜だ
:08/09/05 06:22
:812SH
:wQQEWWlY
#321 [あお☆まる]
親父はそのままドルチェの中に入って行った
私も少し迷ったが、中に入る事にして親父の後を追った
厨房の扉に手を置くと中からご機嫌な親父の声が聞こえてきた
中に入ろうと、扉のノブに添えた手に力を入れようとしたが、親父の
「なぁー、達也君。君はなぜ、パティシエになりたいのかな?」
って言葉が聞こえて、力をこめた手を緩めドアノブから手を離した
:08/09/06 04:42
:812SH
:JTxLYlWE
#322 [あお☆まる]
入るのをやめたのは
私もその質問に興味があって
答えを聞きたかったからだった
私はそっと扉の前で
耳を澄ましながら、少し開いた扉の隙間から達也を見ていた
一瞬考え込んだ様な顔をしていた達也だったが、
ふと何かを思い出した様に
その表情は見た事も無いくらいに柔らかくなった
:08/09/06 04:47
:812SH
:JTxLYlWE
#323 [あお☆まる]
その顔にドキッとしたが、その甘いトキメキは一瞬で嫉妬に変わる
「好きな女の涙を止めたいからです」
好きな女…そう聞いた時
私の頭にはすぐに
【愛子】と言う名前が浮かんだ
だってそう言った達也の顔は
あの時寝ぼけて【愛子】と言った顔と同じ顔をしている
:08/09/06 04:52
:812SH
:JTxLYlWE
#324 [あお☆まる]
黒い醜い感情がぐるぐる体中を支配していく
その感覚から逃れたくて扉をバン!!と勢いよく開ける
そこには目を丸くした秀じぃと親父と達也の姿
「好きな女の涙を止めたいって……少女漫画の台詞かっつーーの!!」
:08/09/06 05:07
:812SH
:JTxLYlWE
#325 [あお☆まる]
そう言うとおもいっきり
アハハハッ
って爆笑した
消えろ……
消えろ………
こんな醜い感情なんかいらない
どっかに吹き飛べ
そう願いながら笑った
…違うな
笑ってるフリをした
:08/09/06 05:11
:812SH
:JTxLYlWE
#326 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
ちなみに、SSSと言う板に【ベリー】という短編書きました( ´艸`)よかったら読んで下さいね
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/06 05:54
:812SH
:JTxLYlWE
#327 [あお☆まる]
……………………………………
【短編祭 延期のお知らせ】
短編祭、延期になったようです!日程は来週の日曜日になったみたいです(' - '*)
……………………………………
:08/09/06 05:56
:812SH
:JTxLYlWE
#328 [あお☆まる]
「はぁ……」
本日、
何回目になるか分からない
ため息を深く深くはくと、定食を食べる手を止めてメミちゃんが話し掛ける
「……10回目」
:08/09/07 07:26
:812SH
:NOJu/v.2
#329 [あお☆まる]
「……え?」
聞き返す私にメミちゃんは箸を私に指すしながら
「ため息!10回目だよ?そんなにしてるとねー幸せ逃げちゃうんだから」
と再び定食を食べ始める
私はサンドイッチを口に運ぶ
あぁ…本日10回目だったか…
:08/09/07 07:30
:812SH
:NOJu/v.2
#330 [あお☆まる]
テーブルに置かれた携帯が鳴る。メミちゃんの物だ
メミちゃんは携帯を開けていじり出すと微笑みながら画面を見ている
「彼氏から?」
「うん♪」
あぁー…語尾に「♪」までつけて……幸せそう
少し羨ましくて
「メミちゃんと違って、私はため息でいなくなる様な幸せなぁーいもん」
と憎まれ口をたたいてしまった
:08/09/07 07:35
:812SH
:NOJu/v.2
#331 [あお☆まる]
メミちゃんはメールを送信し終わるとパコっと携帯を畳み
「ため息つくくらい、悩む相手がいるって事は、もうすでに幸せなんです!」
と言って私に軽くデコピンした
……悩むくらいなら
ため息つくくらいなら
恋なんてしない方が良かった
その時少しだけそう思っていた
:08/09/07 07:40
:812SH
:NOJu/v.2
#332 [あお☆まる]
今日も学校が終わると足はドルチェに向かう
なんだかんだ言ったってやっぱり私は達也が好きで会いたい気持ちに嘘はつけないんだな……
ギィ…
「よぉ!キザ王子」
達也は何やら洗いものをしている途中らしく、手についた水をかけられた
:08/09/09 05:11
:812SH
:c/mkZztk
#333 [あお☆まる]
「冷たっっ!」
「ざまーみろ」
私は厨房にある、もはや私専用となった椅子に腰掛ける
「達也って本当感じ悪い」
「お前もな。ってか俺は優しい男だけどな」
:08/09/09 05:15
:812SH
:c/mkZztk
#334 [あお☆まる]
「…愛子って子にだけでしょ」
−ガシャン
達也が持っていた皿を落とした
「おまっ!何で名前…」
そう言って振り返る達也の顔は見たこともないくらい真っ赤になっている
:08/09/09 05:19
:812SH
:c/mkZztk
#335 [あお☆まる]
その顔を見て、心臓が針で指されたんじゃないか?ってくらい、チクりと痛くなった
達也をそんな顔にさせる子…
私には…出来ない
「…この前寝言でいってた。彼女?」
:08/09/09 05:21
:812SH
:c/mkZztk
#336 [あお☆まる]
達也はタオルで手をふくと、椅子に座った
「…初恋の相手。俺が此処に来る前に住んでた所の子。」
「…へぇ。何で好きになったの?その子のこと」
…聞きたくないのに…何、根掘り葉掘り聞いてるんだろう………
:08/09/09 05:27
:812SH
:c/mkZztk
#337 [あお☆まる]
「……何でだろうな?
でも好きな所は言えるよ。」
「ふーん。でも恋は叶わなかったわけだ?」
「まぁ…叶わなかった訳じゃねーけどな。ガキだから離れるしかなかった」
愛子って人の話をする達也の表情は、とても柔らかくて
今でも好きなんだろうと思った
:08/09/09 05:34
:812SH
:c/mkZztk
#338 [あお☆まる]
「まぁ…迎えに行くけどな。」
その言葉が私の考えを予想から確信に変える
…やっぱりまだ、その人を……
「…愛子ちゃんが、もし忘れてたり他に好きな人出来てたら?」
咄嗟に出た意地悪な質問
:08/09/09 05:38
:812SH
:c/mkZztk
#339 [あお☆まる]
その言葉に達也はニヤリと笑いながら
「…そしたら…又俺に惚れさせるよ。」
と自身満々に答える
馬鹿だ…私
自分で聞いといて嫉妬するなんて
:08/09/09 05:41
:812SH
:c/mkZztk
#340 [あお☆まる]
聞くんじゃなかった
自分で聞いといて、深く後悔する。私…なにしてんだろう
「はぁ……」
思わず本日11回目?のため息が出る
そんな私には達也は暢気な顔をして
「恋煩い?」
なんて、楽しそうに笑ってるから手におえない
:08/09/10 06:32
:812SH
:Kbtn.1EE
#341 [あお☆まる]
その軽はずみな台詞が私を傷つけてる事を、この人は知ってるのだろうか…
大好きなはずの笑顔は、今はただ、腹立だしいだけだった
達也はそんな私には気付くはずもなく続ける
「学校のやつ?この恋の先輩が手伝ってやろーか?」
:08/09/10 06:37
:812SH
:Kbtn.1EE
#342 [あお☆まる]
その言葉でイライラは頂点にたし、私の口からは
伝えるはずのなかった言葉が出てしまっていた
「達也だよ」
:08/09/10 06:39
:812SH
:Kbtn.1EE
#343 [あお☆まる]
達也の動きが一瞬止まるが
又さっきの様に茶化し始める
「まぁ〜な。俺に惚れる気持ちも分からなくはないが…って、実際誰なんだよ?」
私は、達也の首筋を掴むと
引き寄せ、昨日の様に自分から達也にキスをした
「…あんただよ。私はあんたが−…」
:08/09/10 06:44
:812SH
:Kbtn.1EE
#344 [あお☆まる]
と言いながら、達也を見ると達也は凄く辛そうな顔をして
「…俺はお前が好きだ。けど………」
と顔を歪ませた
その続きは聞かなくても分かる。私は続きなんか聞きたくない
そのまま達也の言葉の続きを聞き終わる前にドルチェを出た
:08/09/10 06:48
:812SH
:Kbtn.1EE
#345 [あお☆まる]
外に飛び出し暫く、気持ちに身を任せて走っていたが、
流石に辛くなり、肩で息を吐きながら立ち止まる
ふと上を見上げるとキラキラと、人の気持ちも知らないで星が綺麗に輝いていた
「あぁ……何やってんだろう?」
:08/09/10 06:53
:812SH
:Kbtn.1EE
#346 [あお☆まる]
何で不器用なんだろう
自分の心を隠せない不器用さを呪った
足取りは重たく、普段よりも遅く家に着いた
一心不乱に走った為か、喉が渇いた為
家に入るなり台所のある居間へ行く
すると、
いつもこの時間にはいない
親父の姿が
居間のソファーにあった
:08/09/10 06:59
:812SH
:Kbtn.1EE
#347 [あお☆まる]
居間に入るなり、親父は珍しく私に駆け寄る
「麗子、お帰り。話があるから座りなさい」
とテーブルへ促される
親父が私に話し?
一体何の話しなんだ……
:08/09/10 07:02
:812SH
:Kbtn.1EE
#348 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
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†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/10 07:03
:812SH
:Kbtn.1EE
#349 [あお☆まる]
……………………………………
久々に書きました☆達也18歳
……………………………………
:08/09/10 07:44
:812SH
:Kbtn.1EE
#350 [あお☆まる]
張り忘れ(o´^`o)
若かりし頃の達也 [jpg/26KB]
:08/09/10 07:48
:812SH
:Kbtn.1EE
#351 [あお☆まる]
私は親父の対面に座る形でソファーに腰をおろす
親父が私に話しなんて…
珍しすぎて緊張する
親父は話し出すそぶりを見せないので、私は急かすように言葉を発した
「話しって?」
「…麗子。」
そう言うと、目を見て話し始める
:08/09/11 04:50
:812SH
:i5.DsM6Y
#352 [あお☆まる]
「麗子は達也君が好きか?」
主旨の全く見えない質問に思わず咳込む
「…ゴホッ。なっ!なに言ってんだよ?訳わかんない」
親父に目線を移すが、親父に茶化している雰囲気はなく、依然真剣な顔をしてこっちを見ている
「実はな…麗子と達也君を結婚させようと思っているんだ」
:08/09/11 04:54
:812SH
:i5.DsM6Y
#353 [あお☆まる]
………はぁあ?!
私と達也が結婚?!!
想像を超える親父の提案に
思考回路は既にショートしていた
そんな私にお構いなしに
親父は話を進める
「達也君は腕もある上頭も切れる。パティシエとして本当に将来が楽しみな男だ。ワシとしては、麗子と結婚して会社を継いで貰いたいと思っとる。麗子も達也君を気に入ってるみたいだし…どおだ?」
:08/09/11 05:00
:812SH
:i5.DsM6Y
#354 [あお☆まる]
どおだ?って何?
達也の気持ちはお構いなし?
達也と結婚…?
そんなの馬鹿げてる。
達也の心の中には愛子って子がキチンといるのに
けど………
「考えとく」
そう言ったのは、達也を手に入れたいと言う汚い独占欲から
:08/09/11 05:05
:812SH
:i5.DsM6Y
#355 [あお☆まる]
きっと達也は、社長である親父からこの提案をされたら、断れない
だから私が親父に「結婚はしない」と言ってあげなきゃないのに
私の口から出たのは
ただの自分の欲望……
私……だめだな
:08/09/11 05:10
:812SH
:i5.DsM6Y
#356 [あお☆まる]
どんどん醜い感情が私を支配する……
〜..・♪゜・.♪・.゜〜
部屋に響く着信音
:08/09/11 05:15
:812SH
:i5.DsM6Y
#357 [あお☆まる]
−ピッ
「−…もしもし」
「もしもし麗子ぉ?私、メミ!あのさぁー課題なんだけど…」
「メミちゃん…助けて」
気付いたら、そんな言葉を発していた。
:08/09/11 05:18
:812SH
:i5.DsM6Y
#358 [みいちゃん]
涙でてしまいましたホホ
:08/09/12 12:51
:W52SH
:AGdyH/3Q
#359 [あお☆まる]
……………………………………
【みいちゃん】
まじっすかぁΣ(0ω0;)嬉しいです!!
とっとりあえず、ハンカチどおぞぉ(;・`Å・)ノ□……………………………………
:08/09/16 01:26
:812SH
:a2RgeUt6
#360 [あお☆まる]
私が事情を話す
「どうしたら…
ね…メミちゃん…どうしたらいいんだろ?」
その問いに、メミちゃんはひと呼吸置いて、話し出す
「麗子。話しは聞くし、意見も言うと思う。けど、どうするかは麗子が決める事だよ。私が決める事じゃない」
:08/09/16 01:48
:812SH
:a2RgeUt6
#361 [あお☆まる]
その、一見冷たい様な
けど…凄く私を思ってくれてる言葉に、心が熱くなる
馬鹿だな…
こんな大切な事から逃げ出しちゃダメじゃん
メミちゃんの言うとおりだよ。
ちゃんと私が決めなきゃ…
「…メミちゃん。」
「ん?」
「ありがとう」
:08/09/16 01:55
:812SH
:a2RgeUt6
#362 [あお☆まる]
「…うん。私はさ、麗子が好きだから。
だから…さ、麗子も自分を好きになる様な麗子になって」
そしてメミちゃんは「じゃあね」と言って電話を切った
ツーツーと通話を知らせる音を聞きながら、メミちゃんの言葉を噛み締める
自分を…好きに…か
:08/09/16 02:06
:812SH
:a2RgeUt6
#363 [あお☆まる]
私……思えば
自分の事嫌いになりかけてた。
ううん…もともと嫌いだったんだ。自分の事
それが最近、好きになれた。自分に自信が持てたんだ
誰のお陰…?
そんなの…考えなくても分かる
ありがとう。メミちゃん
私…自分を嫌いになる所だった
:08/09/16 02:08
:812SH
:a2RgeUt6
#364 [あお☆まる]
私は、秀じいに連絡を取った
秀じいに、明日親父と達也をドルチェに呼んでくれる様に手配して、私は眠りについた。
その日は
久々にゆっくりと眠れた
:08/09/16 02:30
:812SH
:a2RgeUt6
#365 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
−−−−−−−−−−−−−−
私情ではございますが、仕事が忙しくて更新出来ないと思います。ので、暫くROMはしますが更新は、仕事が落ち着くまでは出来ません。今週の土日辺りに落ち着くかと思いますので、お待ち頂けたら光栄です
−−−−−−−−−−−−−−
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/16 02:49
:812SH
:a2RgeUt6
#366 [あお☆まる]
……………………………………
寝る前に絵ば、貼っておきます!よければ、見てやって下さいね(○+'∀`从)
……………………………………
達也と麗子 [jpg/23KB]
:08/09/16 03:59
:812SH
:a2RgeUt6
#367 [あお☆まる]
……………………………………
今日は更新出来そうなので、更新します
……………………………………
:08/09/17 05:54
:812SH
:IFNwQQMQ
#368 [あお☆まる]
約束した今日は休日で
開店前に話しをすると言う手順になっている
と秀じいが電話で言っていた
私は話し合いをするセッティングをしてくれた、秀じいに感謝しつつ緊張しながらドルチェに向かう
ドルチェに着くと、秀じいが迎え入れてくれた
:08/09/17 06:00
:812SH
:IFNwQQMQ
#369 [あお☆まる]
「麗子お嬢様、こちらです」
と秀じいがエスコートしてくれる。二人が待つ部屋に向かう途中に、秀じい以外のスタッフがいない事に気付く
きっと、秀じいの心遣いだろう
あぁ…私は色んな人に支えられてたんだな…
:08/09/17 06:07
:812SH
:IFNwQQMQ
#370 [あお☆まる]
私は…
私を支えてくれてる人の為にも
自分自身の為にも
自分を好きでいたい
キィ……
「おぉ!麗子、待ってたぞ」
事務所を開けると、ソファーに親父が座りながら話しかける。
:08/09/17 06:12
:812SH
:IFNwQQMQ
#371 [あお☆まる]
その、ソファーに親父と向かい合う様に達也が座っている
達也の顔は、
複雑そうな顔をしていた
きっと親父に結婚の話をされたんだと思う
親父は達也の隣を指しながら、私に座れと促す
:08/09/17 06:17
:812SH
:IFNwQQMQ
#372 [あお☆まる]
私が達也の隣に座ると、親父は待っていたかの様に話し始める
「わしは、二人が結婚することを望んでいる。麗子、どうだ?」
私の答えは賭だった
今思えば、よく親父も納得したなって思うけど…その時の私はこの答え意外思いつかなかった
:08/09/17 06:25
:812SH
:IFNwQQMQ
#373 [あお☆まる]
「親父には悪いけど…私、男に興味がないみたい」
なんで、こんな突拍子もない事言ったって?
だって親父は頑固だから、私に他に好きな人がいるって言った所で
強引に結婚話を始めるに違いない。だから嘘ついたの
:08/09/17 06:28
:812SH
:IFNwQQMQ
#374 [あお☆まる]
そう言った後の親父は、想像してたよりも冷静で
逆にこっちが驚いた
なんでも、私が嘘ついてるのを感づいてたらしい
なんだかんだ言ったって私たちは親子なんだな…
まぁ…達也は信じてたけどね
:08/09/17 06:31
:812SH
:IFNwQQMQ
#375 [あお☆まる]
……え?
私が好きな人に、ついた嘘は「レズ」って言った事でいいのかって?
違うよ
私の最大の嘘は
好きって気持ちを無い事にしたこと
:08/09/17 06:35
:812SH
:IFNwQQMQ
#376 [あお☆まる]
でも後悔はしてない
だって達也は
私に色々と大切な物をくれたから。
思いやる気持ち
愛する気持ち
それまで貰った事のないような素敵な物を貰ったから
:08/09/17 06:38
:812SH
:IFNwQQMQ
#377 [あお☆まる]
私にも達也に負けないステキな恋人も出来た
だから今日
私の嘘を貴方にバラそうかな?
貴方がどんな顔で驚くか…楽しみだね?
END
:08/09/17 06:41
:812SH
:IFNwQQMQ
#378 [あお☆まる]
……………………………………
◆麗子編◆終わりです
何か最後微妙な感じになってしまったかな?と少し後悔……(ノ_・。)こんなんですが、よかったら感想下さい。
ちなみに、この前参加させて頂きました◆【特別企画】1日限りの恋愛短編祭り!◆で、私が書かせて頂いたのは【雨のち…】でした(●´∀`)ノ
見てない人も見た人も、ステキな作品ばかりですので良かったら見て下さい↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8929/
……………………………………
:08/09/17 06:47
:812SH
:IFNwQQMQ
#379 [あお☆まる]
……………………………………
【雨のち…】ですが…一年位前に書いた自身のイラストが、話の元です。なので一応イラスト貼っておきます(`・ェ・)ノ
……………………………………
雨のち… イメージイラスト [jpg/21KB]
:08/09/17 06:51
:812SH
:IFNwQQMQ
#380 [あお☆まる]
:08/09/18 06:33
:812SH
:kju80ndA
#381 [あお☆まる]
NO,3
**甘美**
:08/09/18 06:39
:812SH
:kju80ndA
#382 [あお☆まる]
男も女も
一緒になれば
することなんか決まってる
愛とか恋とか
綺麗ごと並べて付き合うけど
結局は、“セックス”って甘い蜜を味わいたいからだろ?
:08/09/18 06:42
:812SH
:kju80ndA
#383 [あお☆まる]
俺は【愛】とかを信じない
なんで?
答えはこうだ
そんなもん、
この世に存在しないから
:08/09/18 06:44
:812SH
:kju80ndA
#384 [あお☆まる]
「愛」とか「恋」とか
本当に阿保らしい
だから、先生なんかとイチャこいて頬を赤らめてる愛子とか言う奴に
少し現実を教えてやっただけ
たかがキスぐれぇーで…
あぁ……マジで阿保らしい
:08/09/18 06:48
:812SH
:kju80ndA
#385 [あお☆まる]
「あんた!本当にちゃんと聞いてるの?!!」
「あぁ…。悪かったってんだろ?もう関わらないよ」
女ってのは本当にキャンキャンよく吠える
でもこの、愛子の友達のマナミって女は特に、な
:08/09/18 06:51
:812SH
:kju80ndA
#386 [あお☆まる]
「人の恋路を邪魔すると、馬に蹴られるんだから!」
馬に蹴られるか…
ふ…
「なっ何笑ってるのよ…」
グイ…
:08/09/18 15:32
:812SH
:kju80ndA
#387 [あお☆まる]
一樹はマナミの腕を掴んで、わざと耳元に唇をつけて喋る
「…邪魔されてダメになる恋なんて…恋じゃねーんじゃね?」
マナミの体はビクッとなり、顔は次第に赤くなる
:08/09/18 15:36
:812SH
:kju80ndA
#388 [あお☆まる]
…ほらな?
女も男も愛が必要なんじゃなくて、愛の先にある快楽が目的なんだよ
こんなに吠えてる
こいつだって…
ちょっと
からかったダケで“これ”だ…
結局こんなもんなんだよ
:08/09/20 06:03
:812SH
:Bz37uH9M
#389 [あお☆まる]
「顔赤いぜ?」
そう言うと、マナミは体をバッと勢いよく一樹から離す
マナミは一樹の唇が触れた耳を隠す様に手を添える
そんなマナミを見て一樹はフッと笑う
「ごめんね?こんなんで、感じると思わなかったから…」
:08/09/20 06:07
:812SH
:Bz37uH9M
#390 [あお☆まる]
馬鹿にした様に言うと一樹はその場を去った
後ろから又、
キャンキャンと
ウルサく騒いでいたが
気にせずそのまま教室まで歩いていたが
やはり帰る事にした
マナミとは同じクラスな訳だし、また吠えられたりしたら面倒だ
:08/09/20 06:12
:812SH
:Bz37uH9M
#391 [あお☆まる]
……………………………………
…………………
…………
ガチャ…
お袋の靴と…男の靴か…
しまったな
帰ってくるんじゃなかった
:08/09/20 06:15
:812SH
:Bz37uH9M
#392 [あお☆まる]
…とりあえず
服着替えて外に出るか
靴を脱ぎ、
自分の部屋のある
二階に行こうと
一階にあるお袋の部屋を横切る
と何やら物音が…
あぁ…まじ最悪だな…
:08/09/20 06:18
:812SH
:Bz37uH9M
#393 [あお☆まる]
聞きたくなくても
その物音は次第に大きくなり
俺の鼓膜まで届き頭でウルサく響き渡る
「あっ…あっんっ……もっと……あっ…イィ…」
その雑音は、お袋の女になってる声と平行して聞こえるギシギシとベットの軋む音
:08/09/20 06:22
:812SH
:Bz37uH9M
#394 [あお☆まる]
…毎日毎日飽きないな…
そう心の中で
お袋をせせら笑うと、自分の部屋に入った
制服を脱ぎ捨て、
Tシャツと緩めの穴の開いたGパンをはき、フと、鏡に目をやる
そこには愛人の子供…
そう俺の姿が映っていた
:08/09/20 06:27
:812SH
:Bz37uH9M
#395 [あお☆まる]
俺は愛人の子供だ
まあ…よくある話しだ
お袋が若いとき、年上の妻子ある人との間に子供を授かった
それが俺
汚らわしい結晶
結局俺を産んだお袋は、その男にボロ雑巾の様に捨てられた
そして今の
男をコロコロ変えてる淫乱女の出来上がりって訳
:08/09/20 06:33
:812SH
:Bz37uH9M
#396 [あお☆まる]
結局、お袋が愛した男はお袋を愛してはなかったんだ
ただの性欲処理
それが身篭ったんだ
俺でも捨てるよ
で結局お袋も快楽に溺れた一人
今となっては男をコロコロ変えて
捨てられて、又男作って金を貢ぎ
無くなったら捨てられて
その繰り返し
:08/09/20 06:39
:812SH
:Bz37uH9M
#397 [あお☆まる]
そこに
純粋な愛なんか存在しない
いや…
この世にもともと純粋な愛なんて存在しねぇーんだ
:08/09/20 06:41
:812SH
:Bz37uH9M
#398 [あお☆まる]
だから俺は
愛なんて
馬鹿らしい行為はしない
そう思ってたんだ
お前に恋するまでは……
:08/09/20 06:43
:812SH
:Bz37uH9M
#399 [あお☆まる]
†‡††‡†‡†‡†‡†‡†
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
やる気出ます
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
†‡†‡†‡†‡†‡†‡†‡
:08/09/20 06:45
:812SH
:Bz37uH9M
#400 [あお☆まる]
…ガチャ
お袋の喘ぎ声と、ベットの軋む音を背に家を出る
外に出ると、もう沈みかかった夕日が一樹を照らす
とくに用事がある訳ではない
ただ、“あの場所”から離れたかった
街をただプラプラと歩く
:08/09/21 05:14
:812SH
:.IgLZ8bM
#401 [あお☆まる]
ネオン街の路地横にあるガードレールにもたれながらタバコを吸う
タバコを始めたのは
いつの頃だったっけ?
そんな事を思いながら
タバコを吹かしていると、
誰かが近づいて来た陰が足元に映る
:08/09/21 05:21
:812SH
:.IgLZ8bM
#402 [あお☆まる]
顔を上げると、
露出した恰好のいかにも
盛りのついたギャルなネェーちゃんが立っている
「…なに?」
と少し微笑んでやった
別にコイツを気に入った訳じゃない微笑んでやると話しが早いから
心を許して
あっちから誘ってくる
余計な手間が省けていい
:08/09/21 05:28
:812SH
:.IgLZ8bM
#403 [あお☆まる]
「私、今日なんか帰りたくなくてぇ…一緒にイイ所に泊まらない?」
そう言って女は一樹の首に手を回す
女がつけている甘ったるい香水がカンに障る
:08/09/21 05:31
:812SH
:.IgLZ8bM
#404 [あお☆まる]
「いいよ。行こうか」
女の腰に手を回すと
その場を後にして
ネオン街に入りラブホを探す
「ねぇー…どこにする?」
何処でもいいだろ
ただヤルだけなんだから
:08/09/21 05:36
:812SH
:.IgLZ8bM
#405 [あお☆まる]
ふと前を歩くカップルに目をやる。
女の方……なんか見た気がする
と見ていると、フイに女が彼氏らしき男の方を見る
……あぁ……
あのキャンキャンうるさいマナミって女か……
:08/09/21 05:40
:812SH
:.IgLZ8bM
#406 [あお☆まる]
へぇ……
いっちょ前に
彼氏がいるのか…
その時、
タバコを初めて
吸った日の事を思い出した
確かアレは、
まだ俺が小学生の頃だ。
お袋が当日
付き合ってた男を家に連れ込んだ時
男が忘れてったタバコに
そっと火をつけた
:08/09/21 05:44
:812SH
:.IgLZ8bM
#407 [あお☆まる]
吸ったのがバレたら
面倒臭いって事よりも
吸いたいって好奇心のが勝った
今、調度そんな気分だ
アイツの男の顔を見てみたい
初めてタバコを吸ったあの時と
同じ好奇心が俺を支配していた
:08/09/21 05:48
:812SH
:.IgLZ8bM
#408 [あお☆まる]
「マナミ」
親しげにそう呼ぶと、マナミの肩に手を置いた
誰?と怪訝そうにこちらを向くと、その顔は更に険しさを増す
【最悪】正にそう顔に書いた顔をしている
けど、そんなマナミの表情に、俺は全く興味もなければ、意味もない
俺の興味の対象は、隣の男だ
:08/09/22 05:48
:812SH
:alPK1aH2
#409 [あお☆まる]
隣の男をマジマジと見る
へぇ……
なかなかの爽やか少年じゃん
「マナミ、誰?」
隣の男が少し低いトーンでマナミに問いただす
:08/09/22 05:52
:812SH
:alPK1aH2
#410 [あお☆まる]
「ただのクラスメートだよ。」
まぁ…間違っちゃいないな
けど、コイツ
いやに大人しくねーか?
彼氏の前だから?
ふっ……健気だね……
けど……そいつも同じくらい想ってくれてんのか?怪しいな……
:08/09/22 05:57
:812SH
:alPK1aH2
#411 [あお☆まる]
俺がお前らの、ちっぽけな愛を試してみるか…
「…マナミとは、とっても仲良くさせてもらってますよ」
そう言って隣の男に満面の笑顔を浮かべた
隣の男はピクリと眉を動かす
俺はそんな二人を置いて隣のギャルとラブホに姿を消す
:08/09/22 06:02
:812SH
:alPK1aH2
#412 [あお☆まる]
……………………………………
>>411
【訂正】
×
俺がお前らの、ちっぽけな愛を試してみるか…
○
俺がお前らの、ちっぽけな愛ってやつを試してやるか…
×
満面の笑顔を浮かべた
○
満面の笑顔を向けてやった
……………………………………
:08/09/22 06:06
:812SH
:alPK1aH2
#413 [あお☆まる]
もし、お前らの中に
本当の愛ってもんがあるんなら
こんなの、なんともないだろ?
本当の愛があるんならな
「ね…名前は?」
:08/09/22 06:10
:812SH
:alPK1aH2
#414 [あお☆まる]
淫乱女が裸になって、俺に跨がりながら聞いてくる
「…好きな名前で呼んで」
「じゃあ…レイ。」
:08/09/22 06:13
:812SH
:alPK1aH2
#415 [あお☆まる]
何で?って聞いたら
「だって…なんか冷めてるんだもの。だからレイ」
ふーん…なるほどな
確かに。少し笑えた
「あっ……レイ。…好きよ…」
:08/09/22 06:15
:812SH
:alPK1aH2
#416 [あお☆まる]
そう言って、
女は俺の上で淫れる
好き?
よく言うぜ…
今日初めて会った男に跨がって
何が好き、だよ
本当、この女の香水鼻につくな
あぁ…そうか
この香水はお袋が付けてる、あの香水か
:08/09/22 06:21
:812SH
:alPK1aH2
#417 [あお☆まる]
あぁ…本当気分悪い
カンに障る香水の匂いに包まれながら
ふと、マナミ達のことを思い浮かべる
俺は見たぜ?
あの男の左薬指に光る結婚指輪
不倫か……
フ…楽しみが出来たな
:08/09/22 06:26
:812SH
:alPK1aH2
#418 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚ /、∧∧
/ / (・ω・)
(  ̄∪∪ ̄)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
一樹の絵もアップしてますので、良かったら見て下さい
:08/09/22 06:28
:812SH
:alPK1aH2
#419 [あお☆まる]
一応こっちにも貼り(*`・ェ・)ノ
高橋 一樹 [jpg/19KB]
:08/09/23 05:03
:812SH
:☆☆☆
#420 [あお☆まる]
朝の日を浴びて起きる
周りを見渡すと
此処が
自分の部屋じゃないのに気付く
横には名前も知らない女
対してタイプでもなかったし
もう会うこともない
だから名前も聞かなかった
「ん……」
:08/09/25 03:57
:812SH
:☆☆☆
#421 [あお☆まる]
女が寝がえりを打ちながら、目を開ける
「…おはよぉ」
女は少しアニカミながら
何も纏ってない体を布団で隠す
あんなに昨日淫らになっといて
何を今更……
:08/09/25 04:01
:812SH
:☆☆☆
#422 [あお☆まる]
「…はよ。俺もう着替えたら出るから。お前はゆっくりしてたら?」
そう言って立ち上がる
一樹の腕を女が掴む
その女を一樹は怪訝そうな顔で見つめ、一言零す
「……なに?」
:08/09/25 04:04
:812SH
:☆☆☆
#423 [あお☆まる]
「もうちょっと…一緒にいよ?」
女は甘えた声を出し
甘えた顔で一樹を見つめる
どんなに可愛いげに言っても
単にヤりたいだけだろ?
生憎、お前は
一回抱けばイイ女なんだよ
:08/09/25 04:08
:812SH
:☆☆☆
#424 [あお☆まる]
まぁ…お前に限らず
俺は行きずりの女とは
一回しか関係を持たない
セフレは別としてな
だから、お前も一回で【用無し】なんだよ
「…悪いけど気分じゃない」
そう言って
女の手をすり抜け
一人、服を着替える
:08/09/25 04:12
:812SH
:☆☆☆
#425 [あお☆まる]
「じゃあ、
名前とケー番教えて?」
「…意味なくない?だって、もう会うこともないし」
一言そう言うと
後は振り向きもせずに
テーブルにホテル代を置き
一人で部屋を出た
:08/09/25 04:16
:812SH
:☆☆☆
#426 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
更新ストップです
亀更新で申し訳ないです
こんな私ですが
見ている人がいたら
感想下さい。元気出ます
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/09/25 04:18
:812SH
:☆☆☆
#427 [あお☆まる]
ラブホを出て
ようやく眠りにつきはじめた
有楽町を横切る
すると目の前に見慣れたカップル
思わず口角が上がる
アイツらもお泊りした訳か…
:08/09/27 20:45
:812SH
:☆☆☆
#428 [あお☆まる]
スーツを着た男は
女のおでこにキスを落とすと
駅のホームに消えて行った
一人残された女は
その姿を、まるで少女漫画の主人公の様な目をして見つめている
ベタ惚れって感じか?
…うっとうしいな
:08/09/27 20:52
:812SH
:☆☆☆
#429 [あお☆まる]
アイツのその男を見る目が
俺の幼少の記憶を呼び覚ます
お前もお袋と同じ
だから嫌いなんだ
:08/09/28 05:34
:812SH
:☆☆☆
#430 [あお☆まる]
一樹はマナミの背後に立つ
「高校生のくせに不倫ね…」
その言葉にマナミは反応して、一樹のほうを向く
「なっなんで……アンタが此処に…!」
そういって、一樹を睨む
:08/09/28 05:38
:812SH
:☆☆☆
#431 [あお☆まる]
「お前らと一緒でラブホでヤッてたから。」
その一樹の言葉に、マナミの顔には皺が浮かぶ
「…アンタ達と一緒にしないで。あの女だって彼女でもないんでしょ?」
その目だ…
その目がお袋に
どこと無く似てる
…不愉快だ
:08/09/28 05:55
:812SH
:☆☆☆
#432 [あお☆まる]
「…じゃあ何か?不倫のお前達の関係と俺と昨日の女の関係は違うって?」
一樹は冷たくそう言い放つとマナミを無表情で見据える
マナミは一樹の凄みに少し戸惑ったが、負けじと言い返す
「私達には愛がある」
:08/09/28 05:59
:812SH
:☆☆☆
#433 [あお☆まる]
その言葉を聞くと、一樹は声を出して笑った
「あはは……。愛…だって?ふざけんな!!」
一樹の怒鳴り声にマナミの体はビクッと反応する
「不倫は不倫だろ?!美化してんじゃねーよ!!」
:08/09/28 06:03
:812SH
:☆☆☆
#434 [あお☆まる]
なんだ…?
なんで俺はこんな奴に
熱くなってんだ……?
こいつがどうアレ俺には関係ないはずなのに…
だが、胸の中にあるモヤモヤが冷静さを失わせ
言い止まるタイミングを与えない
「…不倫なんて……周りの事を考えてない、幼稚な奴がすることだ!」
:08/09/30 14:50
:812SH
:☆☆☆
#435 [あお☆まる]
その言葉にマナミは顔を伏せ
小刻みに体を震わせる
「考えてるわよ…」
その一言には、
いつもの勢いはなく
弱々しく放った言葉は、行き交う人達の雑踏に消える
「相手の奥さんの事も?相手の子供の事も?本当に考えてたら、そんな事出来ねーだろ」
:08/09/30 14:58
:812SH
:☆☆☆
#436 [あお☆まる]
別にコイツを
咎めたい訳じゃない
俺がいいたいのは
きっと…コイツじゃない
けど…コイツの顔や
言葉がお袋を思い出させ
俺の心のモヤモヤを増やすんだ
思い出したくない
記憶と共に…………
:08/09/30 15:02
:812SH
:☆☆☆
#437 [我輩は匿名である]
:08/10/01 02:31
:SH703i
:Fso0AwLM
#438 [我輩は匿名である]
:08/10/01 02:31
:SH703i
:Fso0AwLM
#439 [あお☆まる]
……………………………………
【我輩さま】
アンカーありがとうございます
……………………………………
:08/10/02 05:23
:812SH
:☆☆☆
#440 [あお☆まる]
「もう…私に関わらないで」
マナミはそう言い一樹を一回も見る事なく
その場を去った
一樹はその場で立っていた
あの時の様に
:08/10/02 05:27
:812SH
:☆☆☆
#441 [あお☆まる]
……ドクン
ドクン
…僕を見て
置いてかないで
お母さん
…………………………………………………………………
:08/10/02 05:29
:812SH
:☆☆☆
#442 [あお☆まる]
「おまえ、
あいじんの子供らしいな」
そう言って一樹を見下ろすのは、同じクラスのがき大将
大将は子分を引き連れて、一樹の机を囲む様にして話す。その話しに子分が乗っかる
「あいじんの子!おまえのお母さんってアバズレだって、うちのお母さんが言ってたぞ」
俺は黙ってそいつらを睨む
:08/10/02 05:36
:812SH
:☆☆☆
#443 [あお☆まる]
「やぁ〜い、あいじんの子、あいじんの子」
「アバズレ、アバズレ」
止む事のない下品なコールに
冷静さを保てる程
俺は大人じゃなかった
俺はそいつらを
ボコバコにしてやった
愛人の子と言われた事より
母の事を言われたのが
その時の俺の理性を奪った
:08/10/02 05:42
:812SH
:☆☆☆
#444 [あお☆まる]
とは言っても
相手は一応その小学校の
がき大将
人数も相手方のが多かったため
俺も傷をおった
教室で暴れたせいで
先生に見つかり親を呼び出される
:08/10/02 05:44
:812SH
:☆☆☆
#445 [あお☆まる]
相手の親がすぐに来て
俺は色々と罵声を浴びた
けど、俺の脳には届かなかった
結局、俺の母親は職員室に現れる事はなかった
俺は一人家の帰路を歩く
:08/10/02 05:48
:812SH
:☆☆☆
#446 [あお☆まる]
もうすぐ家だ
もしかしたら学校に来れなかったのは理由があるのかもしれない。
そんな浅はかな想いは
すぐ粉々に打ち砕かれる
「やぁ〜だぁ。タカったらぁ」
その甲高い声が
母のものだと、
顔を見る前に分かった
:08/10/02 05:52
:812SH
:☆☆☆
#447 [あお☆まる]
目の前には
すっかり【メス】になった母親と
タカと呼ばれる若い男が
まるで糸が絡み合う様に、ぴったりとくっついて歩いていた
「…母さん」
俺から発っせられた
小さな呟きにも似た言葉に
母は反応して後ろを振り返る
:08/10/03 04:27
:812SH
:☆☆☆
#448 [あお☆まる]
母は一樹の存在を確認すると
凄く驚いた表情を見せる
その顔を見た隣の男は
不機嫌そうに、声のトーンを下げて母に問う
「…おめぇーガキいんのかよ?このガキ、おめぇーのか?」
その問いに
母親は男に取り繕う様に
更に高い声で甘える
:08/10/03 04:32
:812SH
:☆☆☆
#449 [あお☆まる]
「やっやだぁー!タカったらぁ。私に子供はいないよぉ〜〜」
そう言うと
冷たく無機質な表情で
一樹を見ると
驚く程冷たい声で
「私に関わらないで。どっか行きなよ!!」
と言い放ち
その場を去って行った
:08/10/03 04:35
:812SH
:☆☆☆
#450 [あお☆まる]
一樹はただ立っていた
母親と男が家に入って行くのを
ただ立って見ていた
僕を見て……
お母さん
僕を…僕を見てよ
:08/10/03 04:40
:812SH
:☆☆☆
#451 [あお☆まる]
「ーーーーー!!」
一樹は勢いよく体を起こすと、部屋を見渡す
一樹の隣には裸の女
女は所謂、一樹のセフレだ
女を確認して、夢から覚めた事を確認すると
肩揺らしながら息を深く吐く
:08/10/05 05:01
:812SH
:☆☆☆
#452 [あお☆まる]
「…俺も所詮、
アイツ等と一緒だな」
一樹はベットの上で
体育座りをした状態のまま、自分の腕で顔を隠す
“私達には愛がある”
ふと、マナミの言葉が一樹の頭に浮かび、響く
:08/10/05 05:06
:812SH
:☆☆☆
#453 [あお☆まる]
その言葉は消える事なく
耳鳴りの様に頭全体に、駆け巡る
【愛】?
なんだよソレ
無いんだよ。そんなもん
必死に自分自身に言うが
耳鳴りの様な言魂は
消える事なく一樹の頭を支配する
:08/10/05 05:10
:812SH
:☆☆☆
#454 [あお☆まる]
【愛】なん無い
無い!!
無い!!
無い!!
無い!!!
「ーくそっ!!ウルサイんだよっ」
:08/10/05 05:13
:812SH
:☆☆☆
#455 [あお☆まる]
一樹はそう大声を上げると
ベットのマット部分を
苛立ちに任せに叩く
そな音に
隣で寝ていた女が目を覚ます
「…一樹?どぉうしたの?」
:08/10/05 05:17
:812SH
:☆☆☆
#456 [あお☆まる]
その声で我に変える
俺はなんで、アイツの言葉に
こんなに反応してんだ?
アイツの事なんか放っておけばイイだろ?
馬鹿みたいに熱くなる必要ない
:08/10/05 05:21
:812SH
:☆☆☆
#457 [あお☆まる]
…
……………………………………
【訂正】
>>454
愛なん無い→×
愛なんて無い→○
……………………………………
:08/10/05 05:23
:812SH
:☆☆☆
#458 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
更新ストップです
見ている人がいたら是非
感想・意見等下さい。
元気出るし癒されます!
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/10/05 05:25
:812SH
:☆☆☆
#459 [あお☆まる◆EOLHvvAOaU]
「あっ!一樹ぃ!もうすぐ、出てく時間だよ」
そう言われて
時計に目をやると
9時半。
確か、ここのラブホのチェックアウトは10時
…学校は遅刻か
まぁ…イイけどな
:08/10/06 05:08
:812SH
:☆☆☆
#460 [あお☆まる]
軽くシャワーを浴びて
出る用意を済ませる
「おい。出来たか?」
女に問い掛けると
忙しそうに顔にを作っている
「……急げよ。」
そう言うと
Gパンのポケットから
潰れたタバコを出し
火をつける
:08/10/06 05:13
:812SH
:☆☆☆
#461 [あお☆まる]
本当女は
面倒くせぇー生き物だよな
ただ外に出るのにも
顔を作らなきゃねーんだもんな
アイツも…
お袋も化粧時間長かったっけ
……………………………………
………………………
:08/10/06 05:20
:812SH
:☆☆☆
#462 [あお☆まる]
「ね…お母さん。出掛けないの?早く…」
その日は何故かお袋が俺を
デパートに連れてってあげる
と、言い出し
初めて二人で
出掛け様としていた
初めての事で
ソワソワして急かす俺を尻目に
お袋は淡々と焦る様子もなく化粧を続ける
:08/10/06 05:25
:812SH
:☆☆☆
#463 [あお☆まる]
俺は待ちくたびれて
そのまま寝てしまった
「…き。……一樹」
その声で目を覚まし
瞼を開けると
バッチリメイクのお袋
「一樹、さぁー行くよ」
:08/10/06 05:29
:812SH
:☆☆☆
#464 [あお☆まる]
そう言って
一樹に手を差し出す
俺はその差し出された手が嬉しくて、しがみつく様にお袋の手を取る
俺とお袋とで出掛けた
最初で最後の記憶
……………………………………
…………………
:08/10/06 05:32
:812SH
:☆☆☆
#465 [あお☆まる]
「一樹、ごめん!行こう」
一樹は吸っていた煙草を灰皿で消すと、女と部屋を後にする
隣を歩く女が申し訳なさそうに、一樹の顔を伺う
その視線に一樹が気付き女を見る
:08/10/06 05:35
:812SH
:☆☆☆
#466 [あお☆まる]
「…なに?」
「やっ…あの……怒ってる?化粧に時間かかっちゃったの…」
「……あー。俺、化粧で待たされるの嫌いじゃねーよ」
:08/10/06 05:37
:812SH
:☆☆☆
#467 [あお☆まる]
女と別れて家に一旦帰る
特別する事もないので
学校に行くことにした
学校に着くと
調度お昼休みだった
購買でパンを買う
…今日は天気がイイから中庭に行くか……
:08/10/07 04:12
:812SH
:☆☆☆
#468 [あお☆まる]
中庭のベンチに座り
パンをほうばると、聞いた事のある声が聞こえる
「…見間違えだって!」
「えぇーー嘘だぁ!私ちゃんと見たよ?マナミこの前男と歩いてたでしょ?彼氏?」
「………」
:08/10/07 04:15
:812SH
:☆☆☆
#469 [あお☆まる]
…この前男と歩いてた時の事か…
「…でもさ、隣の男の人って…コウ先輩じゃなかった?」
数人のグループの一人がそう呟くと、周りが一気に静まる
「…え?コウ先輩って…。絵里香さんと結婚してるよね?」
「……マナミ…どーゆう事?不倫してんの?あんた……絵里香さんに可愛がられてたくせに…」
:08/10/07 04:20
:812SH
:☆☆☆
#470 [あお☆まる]
周りの空気が凍りつく
……自業自得だな……
「……最低ぇ…。」
「ってか不倫とか、マジキモいし……」
次々に浴びせられる
容赦ない言葉を俯きながら
黙って聞くマナミ
「アバズレ」
:08/10/07 04:24
:812SH
:☆☆☆
#471 [あお☆まる]
一人の女がそう呟いた
…ドクン…
“愛人の子”
“お前のかーちゃんアバズレ”
…るさい……
「信じらんないよ」
「有り得ない」
「汚い」
るさい!ウルサイ!ウルサイ!
:08/10/07 04:27
:812SH
:☆☆☆
#472 [あお☆まる]
「一緒にいるのも「黙れ」
気付いたらそう言っていた
マナミを詰っていた女達が全員
驚きの表情で一樹を見る
その中で1番
マナミが驚いていた
「…一樹君は関係ないでしょ?」
と一人の女が冷静を装いながら言ってくる
:08/10/07 04:33
:812SH
:☆☆☆
#473 [あお☆まる]
一樹はマナミの腕を引っ張り
立たせると
自分に引き寄せ肩を抱く
「関係あんだよ。あの日一緒に居たの俺だから。あんたら勘違いして、人の女、虐めないでくれる?」
そう言うと
マナミの腕を引っ張り
マヌケズラした女共の前を去る
:08/10/07 04:37
:812SH
:☆☆☆
#474 [あお☆まる]
「…ちょっ……ねってばっ!」
その声で立ち止まる
「何?」
そう言って
マナミを無表情で見る。
するとマナミは顔を赤くして
あくまで強きに言う
「手…。手離してよ」
:08/10/09 08:00
:812SH
:☆☆☆
#475 [あお☆まる]
「あぁ…」
握っていた手を離すと
マナミは顔真っ赤にしてまくし立てる
「さっきの!あれ何よ!」
:08/10/09 08:02
:812SH
:☆☆☆
#476 [あお☆まる]
……やばいな
又キャンキャンと騒ぐのか
「耳障りだったから言ったんだよ。あんたの為じゃない。…あんた友達選んだら?」
「……」
…台風の前の静けさか?
:08/10/09 08:04
:812SH
:☆☆☆
#477 [あお☆まる]
「…たに……わかって……よ」
「…は?」
聞こえなくて
思わず聞き返す
「あんたに言われなくても分かってるわよ!!ってか私にも本当の友達だっている!!愛子よ!だから、あんた愛子にもうチョッカイ出さないでよ?!」
:08/10/09 08:08
:812SH
:☆☆☆
#478 [あお☆まる]
…しまった…
聞き返さなきゃ良かった
本当…キャンキャン
よく吠えるな…
「ちょっと!聞いてんの?!」
あぁーもう…
ウルサイ………
一樹はマナミの口を
自身の手で
押さえる様に塞ぐ
:08/10/09 08:11
:812SH
:☆☆☆
#479 [あお☆まる]
「ふぐっ!!」
口を塞いでも、なお止まる気配のないマナミに
一樹は渋々といった表情を浮かべ、マナミの口から手を離すと
自分の顔の両側に手を上げる
「…分かったよ。何もしないって誓うから、黙れ」
:08/10/09 08:14
:812SH
:☆☆☆
#480 [あお☆まる]
マナミはその言葉を聞くと安心したと言う顔をして、満足げに頷く
一樹はその顔を呆れた様に見ると、その場を立ち去ろうとマナミに背中を向ける
「…あっ」
:08/10/09 08:17
:812SH
:☆☆☆
#481 [あお☆まる]
「…ーーふぅ。
……まだ何か?」
一樹はマナミの
思い出したかの様な声に立ち止まり、嫌そうな顔して振り向く
マナミは下を向き
俯いたまま立っている
:08/10/09 08:19
:812SH
:☆☆☆
#482 [あお☆まる]
「…がと…」
「…は?」
「ーっ。だぁーかぁーら!ありがとうっつてんの!!」
顔を真っ赤にして言うマナミ
「……全然感謝の意を感じれないんだけど…」
:08/10/16 04:37
:812SH
:☆☆☆
#483 [あお☆まる]
その言葉にマナミは、ぐっと自分を抑える
そして今度は真剣に落ち着いた声色で話す
「…感謝…。感謝…してるわよ。今回の事も。愛子に彼氏の事言わないでくれてるのも。」
「…別に。ただまた、キャンキャン吠えられたくないだけだよ」
:08/10/16 04:43
:812SH
:☆☆☆
#484 [あお☆まる]
そう言って一樹は
ベンチに置いていた
ゴミをゴミ箱に捨てる
そして「じゃ」と言うと
校舎に向かって歩いて行く
マナミはそのまま立った状態で
一樹の背中を見ていた
「…分かってんのよ。親友の愛子にも言えない最低な事してるって……。でも…どうしたらイイのよ」
:08/10/16 04:48
:812SH
:☆☆☆
#485 [あお☆まる]
何となく、そのまま教室に行く気になれなかった一樹は
中庭を抜けて、木が生い茂る校舎裏へと向かった
ここには人も余り寄り付かない
適度な日差し…
一人でボーとするには
適当な場所だった
:08/10/19 04:26
:812SH
:☆☆☆
#486 [あお☆まる]
もう花が枯れてしまった
古びた花壇の煉瓦に座り
制服の内ポケットから
煙草とライターを出すと
一本取り出し火をつける
煙草を吸い込み
ふーと息を吐き、吐き出た白い靄をボーと何をする訳でもなく目で追う
:08/10/19 04:32
:812SH
:☆☆☆
#487 [あお☆まる]
ふと頭にさきほどの
赤くなりながら、
ふて腐れた様に謝るマナミの姿がよぎる
…ふ
思わず笑ってしまった。
なんというか…
小さな悪さをした子供が
悪びれもなく、しょうがなく謝る様と
マナミが上手く重なってしまったからだ
:08/10/19 04:38
:812SH
:☆☆☆
#488 [あお☆まる]
「……何笑ってんの?」
その声の主に目をやると
上呂(ジョウロ)を持ったマナミが驚いた顔をして立っていた
「…いや…。」
:08/11/03 04:02
:812SH
:☆☆☆
#489 [あお☆まる]
「あんたも笑うんだね」
「…笑うだろ。笑った方が女をお持ち帰りしやすいし」
その言葉を聞くとマナミは呆れた顔をしながら、花壇に水をやる
「…お前こそ何してんの?」
:08/11/03 04:05
:812SH
:☆☆☆
#490 [あお☆まる]
「花壇に水やり」
「…見りゃー分かるよ。」
煙草を吸い込み
吐き出す
:08/11/03 04:07
:812SH
:☆☆☆
#491 [あお☆まる]
「水をやってんのは分かっケドよ。その花壇の花、枯れてんじゃん」
「ここの花壇は特別なの。それに…花は枯れたケド、花の種があるの。きっと又咲くわ。」
そう言って、
上呂を花壇の横に置くと
マナミは切ない、愛しい目で
花壇を見つめる
:08/11/03 04:13
:812SH
:☆☆☆
#492 [あお☆まる]
「あの男との思い出?」
何故かその時
口が勝手に動いて
言わなくてイイ事を
口にしてしまった
…言わなきゃイイのに
何言ってんだか
マナミはその言葉に
体をピクリと反応させると
こちらを振り向く
:08/11/03 04:16
:812SH
:☆☆☆
#493 [あお☆まる]
しまった…
こりゃ、又くるな
「あんたに関係ないでしょ?!ってか煙草、先生にチクるよ?」
ほら来た…
一樹はハーと息を深く吐くと
煙草を足元に捨てて足で火を消す
:08/11/03 04:21
:812SH
:☆☆☆
#494 [あお☆まる]
「ほら、消した。これでいーんだろ?じゃあな」
そう言うと
一樹は教室とは逆方面に
歩き出す
「ちょっと!」
:08/11/04 02:47
:812SH
:☆☆☆
#495 [あお☆まる]
「…なぁんだよ」
呆れ顔で振り返る一樹に
マナミは「まだ帰る時間になってないけど?」とサラっと言ってのけた
「……ぶっ。あはははは」
マナミは初めて声を出して笑う一樹を呆気に取られながら見ている
:08/11/04 02:52
:812SH
:☆☆☆
#496 [あお☆まる]
「なっ何よ?!///」
「…あはは…お前は風紀委員かよ!」
直も腹を抱え込んで
笑い続ける一樹
「なっ何よ!だって…」
:08/11/04 02:57
:812SH
:☆☆☆
#497 [あお☆まる]
「…くくっ、はいはい。風紀委員の言うとおりですね。ちゃんと教室帰るよ…くくっ。」
小馬鹿にした言い方で
そう言いながら
マナミの頭に手をポンと置くと
一樹は方向を変えて
教室の方向に歩いて行く
:08/11/04 03:00
:812SH
:☆☆☆
#498 [あお☆まる]
「…なんなのよアイツ…///………まぁ笑った顔は悪くないじゃん…」
:08/11/04 03:02
:812SH
:☆☆☆
#499 [あお☆まる]
………………………………………………………………
*数日後*
:08/11/05 03:49
:812SH
:☆☆☆
#500 [あお☆まる]
「ふぅ…」
澄み切った空に
煙草の煙りが
白く靄を浮かべ
消えていく
その様子を
ぼんやり見つめながら
又、煙草をくわえる
:08/11/05 03:52
:812SH
:☆☆☆
#501 [あお☆まる]
そして、
煙草の煙を
肺に吸い込もうとした瞬間
頭を軽い衝撃が襲った
「ってぇー…」
頭上を見ると仁王立ちのマナミ
:08/11/05 03:54
:812SH
:☆☆☆
#502 [あお☆まる]
「…うわ…」
「うわって何よ?うわって…」
煙草を地面に落とし
靴の裏で
踏んで消す
:08/11/05 03:56
:812SH
:☆☆☆
#503 [あお☆まる]
「今日も口ウルサイ偽・風紀委員のせいで、ゆっくり煙草を吸えくて最悪。の“うわっ”だよ」
「…短い言葉なのに、中身は随分長い嫌味だこと。ってそんなに嫌なら、此処で煙草吸わなきゃいいんじゃん!」
そう。実はあの日以来
最近ずっとこんな感じで
昼休みに俺は煙草を
マナミは水やり
ってな感じでよく会う
:08/11/05 05:15
:812SH
:☆☆☆
#504 [あお☆まる]
「うっせぇーな。俺は此処で煙草を吸いたいんだよ。お前こそ水やり放課後にやれよな」
「指示しないでよね」
でも何で此処が
イイのかは
その時の俺には
分からなかったんだ
:08/11/05 05:19
:812SH
:☆☆☆
#505 [あお☆まる]
何故、居心地がイイのかも
この時すでに
此処の“場所”と“コイツ”は
特別だったのかもしれない
:08/11/05 05:22
:812SH
:☆☆☆
#506 [あお☆まる]
「ふあぁぁ…」
今日もタルかったな……
まぁでもやっと放課後か
ボチボチ帰ろうと
帰り支度を済ませて
廊下を歩いていると同じクラスの女子とすれ違う
:08/11/06 02:46
:812SH
:☆☆☆
#507 [あお☆まる]
「マナミの奴…やっぱりコウ先輩と怪しいよ…。だって、後輩が見たって」
思わず歩く足が止まる
「…有り得ない。うちらの憧れのカップルを目茶苦茶にすんなんて許せない」
:08/11/06 02:50
:812SH
:☆☆☆
#508 [あお☆まる]
「やっぱ、一回懲らしめなきゃじゃない?」
:08/11/06 02:51
:812SH
:☆☆☆
#509 [あお☆まる]
…女は物騒だな…
まぁ…
俺には関係ねーけど
…帰れろっ
:08/11/06 02:53
:812SH
:☆☆☆
#510 [あお☆まる]
…………………………………
……………………
ドンッ!!
「コウ先輩はエリカさんのもんだろーがよ?!」
:08/11/06 02:55
:812SH
:☆☆☆
#511 [あお☆まる]
「何、手ェー出してんだよ?!しかもエリカさんに可愛がってもらってたんじゃねーのかよ!」
「……」
「何とか言えよな!!」
:08/11/06 02:57
:812SH
:☆☆☆
#512 [あお☆まる]
「…くせに」
「あぁ?何言ってんだよ。聞こえねーよ」
「あんた達だってコウ先輩の事好きだったくせに。」
「!!!」
:08/11/06 02:59
:812SH
:☆☆☆
#513 [あお☆まる]
「なめんな!!」
その言葉を引き金に
一気に女達が
マナミに襲い掛かる
「ざけんなっ!」や「恩知らず!!」等の罵声を受けながら、マナミはひたすら女達からの暴力に対応していたが、流石に一人対四人では歯がたたない
:08/11/06 03:04
:812SH
:☆☆☆
#514 [あお☆まる]
「…女って壮絶だなぁ」
その言葉に
場の空気が一瞬凍りつく
マナミに
暴力を振るっていた女達の目が
一心に声の主に向けられる
「…か…ずき?」
:08/11/06 03:08
:812SH
:☆☆☆
#515 [あお☆まる]
マナミが疑問譜を浮かべながら一樹を見つめる
一樹はそのまま真っ直ぐにマナミに向かって行く
「帰るぞ」
そう言うと
女達に囲まれ
うずくまるマナミに
手を差し出す
:08/11/09 03:52
:812SH
:☆☆☆
#516 [あお☆まる]
マナミはそっと一樹の手を取る
「……ぶざけんな!私達はまだコイツに用があんだよ!!」
リーダー的存在の
女が立とうとするマナミの腕を引っ張る
:08/11/09 03:55
:812SH
:☆☆☆
#517 [あお☆まる]
「…離せ。」
「はぁ?!」
「離せってんだよ。勘違いすんなよ?これは命令だ」
一樹のドスの効いた声に
女はビビった様にマナミから勢いよく手を離す
:08/11/09 03:58
:812SH
:☆☆☆
#518 [あお☆まる]
「…あぁ。砂だらけじゃん。きったねぇー」
一樹はしゃがみ、
立ったマナミの
スカートを軽く叩き
砂を落とす
「…よし。じゃ、帰るぞ」
:08/11/09 04:02
:812SH
:☆☆☆
#519 [あお☆まる]
「あ…」
マナミの手をとる一樹
「…お前ら二度と、こんな胸糞ワリィー事すんなよ?」
そう言うとギロっと女達を睨む
:08/11/09 04:05
:812SH
:☆☆☆
#520 [あお☆まる]
女達はタジろいながら口々に「もうしない」と約束した。
その様子を確認した一樹はマナミの手を引きその場を離れる
……………………………………
…………………………
:08/11/09 04:07
:812SH
:☆☆☆
#521 [あお☆まる]
…………………………
……………
いつもの花壇に着くと
マナミから手を離し
花壇に腰を下ろす
:08/11/09 04:08
:812SH
:☆☆☆
#522 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
感想下さい。元気出ます
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/11/09 05:32
:812SH
:☆☆☆
#523 [あお☆まる]
「…大丈夫だったのに……何で助けたのよ」
弱々しく呟く
マナミに目をやる
俯いてる為
表情が読みとれない
:08/11/12 03:59
:812SH
:☆☆☆
#524 [あお☆まる]
目線をマナミから下に戻すと
ポケットから煙草を取り出す
煙草に火を着けると
口にくわえて吸う
「ふぅ…。」
:08/11/12 04:03
:812SH
:☆☆☆
#525 [あお☆まる]
「別に…意味はない。ただ胸糞悪かったんだよ。」
「…自分だって似たような事言ってたくせに?」
「俺はいーの」
:08/11/12 04:06
:812SH
:☆☆☆
#526 [あお☆まる]
「…なにそれ」
マナミは少し笑うと
一樹の隣に腰掛ける
「…彼はね、初恋の人なの」
:08/11/12 04:08
:812SH
:☆☆☆
#527 [あお☆まる]
「……」
「であったのは中学二年の終り…彼は初めて私を女の子扱いしてくれた。彼も私の事好きだと言ってくれてた。だから…彼を追って同じ高校に入った」
:08/11/12 04:12
:812SH
:☆☆☆
#528 [あお☆まる]
彼は頭がよくて
同じ高校に入る為に
私…必死に
一年間遊ばずに勉強した
彼はその時に
今の奥さんに出会ったの
…本当は彼が変わっていくのを感じてた
けど…見ないふりしたの
:08/11/12 04:17
:812SH
:☆☆☆
#529 [あお☆まる]
………………………………
…………………………
「ごめん…マナミとは、もう付き合えない」
「…うん」
彼が幸せなら
諦めようって…
友達に戻ろうって努力した
:08/11/12 04:21
:812SH
:☆☆☆
#530 [あお☆まる]
けど……
友達関係に戻って調度
一年が過ぎた時
「俺は…やっぱりマナミが必要だ。アイツとは別れる。」
そんな時…
彼女の妊娠が発覚したの
:08/11/12 04:24
:812SH
:☆☆☆
#531 [あお☆まる]
彼は彼女と一緒に学校を辞めて結婚した…
けど私はその時には
もう彼を諦められなくなってた
関係をズルズル続けて
大親友の愛子にも
嘘ついてる…
:08/11/12 04:27
:812SH
:☆☆☆
#532 [あお☆まる]
彼は学校を辞める日に約束してくれたの
「マナミ…この花は枯れてるけど、又花が咲いたその時にはきっと迎えに行く。それまで待ってて」
……………………………………
………………………………
:08/11/12 04:31
:812SH
:☆☆☆
#533 [あお☆まる]
そう話し終わると
愛おしむ様に
花壇を見つめるマナミ
「……」
「何も言わないんだ?馬鹿じゃねーとか…」
:08/11/13 01:32
:812SH
:☆☆☆
#534 [あお☆まる]
「言って欲しいの?」
「いや…。ただあんたなら嫌味の一つは言うかなって…」
「…どんなんだよ」
:08/11/13 01:34
:812SH
:☆☆☆
#535 [あお☆まる]
「ま…俺帰るわ。じゃお大事に…。」
一樹はマナミと
目を合わす事なく
その場を後にする
:08/11/13 01:36
:812SH
:☆☆☆
#536 [あお☆まる]
…………………………………
一樹自宅
ガチャ…
:08/11/13 01:38
:812SH
:☆☆☆
#537 [あお☆まる]
お袋は…帰ってねーか…
どこかホッとしながら
服を脱ぎ捨て
バスルームにむかう
:08/11/13 01:40
:812SH
:☆☆☆
#538 [あお☆まる]
少し熱めの
シャワーを浴びながら
先程の出来事を思い出す
“この花は又咲く”
“約束してくれたの”
“初恋なの…”
「…………」
:08/11/13 01:42
:812SH
:☆☆☆
#539 [あお☆まる]
マナミの愛おしそうな瞳と
言葉がグルグル頭を駆け巡る
その言葉を
表情を
思い出す度
心の奥から、
得体のしれない
感情が沸き出すのを感じていた
:08/11/13 01:45
:812SH
:☆☆☆
#540 [あお☆まる]
ガンッ
一樹の拳が
壁を叩く音が
バスルームに小玉する
「…何だ……。すげぇーむかつく……」
:08/11/13 01:47
:812SH
:☆☆☆
#541 [あお☆まる]
心の奥から
止む事なくモヤモヤした
得体の知れぬ感情が
溢れ出て消える事なく
心に詰まっていく
心の中いっぱいに詰まった
その感情に
押し潰されそうになる
逃げたくて
吐き出したくて
物にぶつけて声を出すけど
そのモヤモヤは消えるばかりか濃さを増す
:08/11/13 06:09
:812SH
:☆☆☆
#542 [あお☆まる]
その時の俺は
初めて芽生えた
その感情が
“嫉妬”だと言う事に
気付かずにいた
いや……
気付かない振りをしていた
:08/11/13 06:13
:812SH
:☆☆☆
#543 [あお☆まる]
ガチャ…
風呂から出て
ジャージに着替える
首にタオルをかけて
脱衣所から出ると
ガシャン!!!
:08/11/15 01:24
:812SH
:☆☆☆
#544 [あお☆まる]
床に物が落ちる音が聞こえる
そのまま音がする台所へ行くと
ガシャン!!!
そこには食器やら
棚の物やらが散らばっていた
:08/11/15 04:26
:812SH
:☆☆☆
#545 [あお☆まる]
「…又か…」
テーブルに目をやると
酒の瓶を抱きしめながら
泣きじゃくるお袋の姿
面倒だな…
そう思って見ていたら
お袋と目が合う
:08/11/15 04:29
:812SH
:☆☆☆
#546 [あお☆まる]
「…のせいよ…。アンタのせいで俊郎さんは…。」
“俊郎”は俺の親父
会社や、男と何かある度
酒に溺れて
昔を思い出し、この名を呼ぶ
「……」
:08/11/15 04:32
:812SH
:☆☆☆
#547 [あお☆まる]
この場に長居したところで
何の特にもならない。
その場を後にしようと
母親に背を向ける
「…あんたなんか…あんたなんか産まなきゃ良かった」
一樹は振り返る事もせず
その場を去る
:08/11/15 04:35
:812SH
:☆☆☆
#548 [あお☆まる]
……お袋
聞き飽きたよ
その言葉
俺はもうそんな言葉に
ショックを受けるほど
あんたに期待しちゃいねーよ
:08/11/15 04:38
:812SH
:☆☆☆
#549 [あお☆まる]
:08/11/15 05:20
:812SH
:☆☆☆
#550 [我輩は匿名である]
本編から全て読みました

すごい泣きました


感動しまくりです


愛子ままの話が一番泣けました...が先生のSさも大好きです

頑張って下さい

:08/11/16 01:30
:SH906i
:an2aM7XE
#551 [あお☆まる]
……………………………………
【匿名 様】
嬉しいコメントありがとうございます!感動して泣いて下さったなんて(つ∧`。)作者にとって、これほど嬉しい事はありません(●`・ω・)ノ
これからも、頑張るのでどうぞ、お付き合い下さいね!また感想下さいね(Pqε`*)
……………………………………
:08/11/16 03:23
:812SH
:☆☆☆
#552 [あお☆まる]
…………………………………
……………………………
「ね…お母さん…」
:08/11/16 03:26
:812SH
:☆☆☆
#553 [あお☆まる]
「お母さんってば…。こんな所で寝たら風邪引くよ?ねってば…」
「っさいね!!誰のせいで酒飲んでるってんだよ!!!全部アンタのせいだろ!」
:08/11/16 03:28
:812SH
:☆☆☆
#554 [あお☆まる]
「アンタなんか…産まなきゃ良かったんだよ」
初めてそう言われた時は
本当にショックで
死にたくなった
:08/11/16 03:30
:812SH
:☆☆☆
#555 [あお☆まる]
何度も言われるうち
傷もつかないくらい
痂が厚くなって
何を言われても
何をされても
痛くもなんともなかった
:08/11/16 03:32
:812SH
:☆☆☆
#556 [あお☆まる]
…………………………………………………………………
「ふぅ……」
頭痛い…
昨日はあまり眠れなかった
寝不足の頭痛かな…
苛々する…
:08/11/16 03:35
:812SH
:☆☆☆
#557 [あお☆まる]
学校には来たものの
授業を受ける気にはならなかった為、花壇の所でタバコを吸っている
じっとマナミが
世話をしている花壇を見る
:08/11/16 03:37
:812SH
:☆☆☆
#558 [あお☆まる]
“初恋だったの”
イラ……
“花が咲いたら…”
…花なんかさかねぇーよ…
:08/11/17 03:40
:812SH
:☆☆☆
#559 [あお☆まる]
一樹は花壇に
下ろした腰をあげると
花壇に入り
花壇の土を足で蹴り上げる
花は咲かない
咲かないんだよ…
:08/11/17 03:45
:812SH
:☆☆☆
#560 [あお☆まる]
ーガシャン
大きな音を立てて物が落ちる
後ろを振り向くと
水が入った上呂を落とし
ア然とした顔で
立ちすくむマナミ
:08/11/17 03:47
:812SH
:☆☆☆
#561 [あお☆まる]
「…なっ何…してん…の?」
ゆっくりと
マナミの方を向く一樹
「別に…。誰かさんの未練を断ち切ってやったんだよ。感謝しろ」
:08/11/19 01:46
:812SH
:☆☆☆
#562 [あお☆まる]
ーパン
渇いた空気に
肌がぶつかる音が響く
「最低……。アンタにそんなのしてもらわなくて結構よ!!二度と…関わらないで」
:08/11/19 02:09
:812SH
:☆☆☆
#563 [あお☆まる]
マナミそう言うと
その場を走り去って行った
「…関わらないでか…せいせいするよ」
:08/11/19 02:11
:812SH
:☆☆☆
#564 [あお☆まる]
マナミが居なくなったのを確認した後
花壇に腰を下ろす
ズボンから煙草を取り出すと
火を着けて一気に
肺に煙りを送りこむ
:08/11/19 02:20
:812SH
:☆☆☆
#565 [あお☆まる]
“まぁーた煙草吸ってる!”
…これから、
あいつにキャンキャン言われず煙草吸えるな
それに…愛がどーのってくだらない話も聞かなくて済む
スッキリするよ
……なのに何でだ……
:08/11/19 02:22
:812SH
:☆☆☆
#566 [あお☆まる]
「…煙草、まずっ…」
:08/11/19 02:24
:812SH
:☆☆☆
#567 [あお☆まる]
:08/11/19 02:41
:812SH
:☆☆☆
#568 [あお☆まる]
雨が降り出しそうな
空模様だったので
そのまま帰る事にした
家に着くと同時に
土砂降りの雨が降り出す
…ぎりぎりだったな…
:08/11/21 05:08
:812SH
:☆☆☆
#569 [あお☆まる]
ふと玄関に入ると
違和感を覚えた
その違和感は部屋に入ると
より一層強くなる
その違和感を打ち消す様に
お袋の部屋に入る一樹だったが
消すどころか確信に変わる
:08/11/21 05:10
:812SH
:☆☆☆
#570 [あお☆まる]
違和感…
家の中にあるはずの
お袋の物が
いっさい失くなっていた
玄関…居間…
そしてお袋の部屋から
綺麗さっぱりと、
お袋の荷物が消えていた
:08/11/21 05:14
:812SH
:☆☆☆
#571 [あお☆まる]
失くなった荷物の意味は
強盗に入られた訳でも
差し押さえになった訳でもない
考えなくても分かる
俺は……
:08/11/21 05:15
:812SH
:☆☆☆
#572 [あお☆まる]
俺は……
あいつに捨てられたんだ
:08/11/21 05:17
:812SH
:☆☆☆
#573 [あお☆まる]
これからどうしようか…
学校の授業料とか
家賃とか…
コツコツ、バイトして
貯めた金が少しある
…って
この状況で考える事
可愛くねーな…
:08/11/24 02:06
:812SH
:☆☆☆
#574 [あお☆まる]
…………………………………………………………………
:08/11/24 02:08
:812SH
:☆☆☆
#575 [あお☆まる]
ザー…
「ねぇ…濡れてるよ?」
女が傘を差し出す
あれ…俺……?
あぁ…コンビニ行こうとしてたんだっけ…
ダセ…意外と堪えてる
:08/11/24 02:13
:812SH
:☆☆☆
#576 [あお☆まる]
「ね…良かったら一緒に休まない?」
香水が化粧の臭いと混ざって
異様な臭いになっていた
「…くせ。ほっとけ」
:08/11/24 02:15
:812SH
:☆☆☆
#577 [あお☆まる]
「!!!」
女はヒールをカツカツと鳴らしながら消えて行った
あぁ…なんか
買物も…女も…
全部が面倒くせぇ…
一樹は
ガードレールに腰を下ろす
:08/11/24 02:21
:812SH
:☆☆☆
#578 [あお☆まる]
暫くそのまま
雨に打たれて居ると
雨が急に止む
上を見上げると
傘を持ったマナミが立っていた
:08/11/24 02:30
:812SH
:☆☆☆
#579 [あお☆まる]
:08/11/24 02:44
:812SH
:☆☆☆
#580 [あお☆まる]
「…」
マナミは無言で傘を
一樹に傾ける
二人の間に
雨の音だけが流れる
:08/11/25 07:43
:812SH
:☆☆☆
#581 [あお☆まる]
一樹は
マナミに向けていた目を
そのまま無言で下に戻す
「…関わりたくねぇーんじゃなかったっけ?」
なんでお前は…タイミングよく現れるんだ…
:08/11/25 07:45
:812SH
:☆☆☆
#582 [あお☆まる]
「…借りがあるから。その借りを返すだけよ」
そう言うと
マナミは一樹に立つ様促すと
「家近くだから」
と一樹を連れて行く
少し歩くと
結構おっきい家が
目の前に現れた
:08/11/25 07:49
:812SH
:☆☆☆
#583 [あお☆まる]
「入って」
と家の扉を開けると
中から小さい子供が出て来て
マナミに飛び付く
「マァーちゃん!お帰りぃ!」
:08/11/25 07:52
:812SH
:☆☆☆
#584 [あお☆まる]
「亜美、ただいま!」
マナミは笑顔で
女の子の頭を撫でる
と…中から今度は
小さい男の子が出て来る
「あっ!亜美!ずるいぞ!自分ばっかり」
:08/11/25 07:55
:812SH
:☆☆☆
#585 [あお☆まる]
二人でマナミの足に
しがみついている
すると…
「亜美、学、いい加減マナミ離してやれよ?」
と今度は中学生くらいの
男の子が出て来る
…おいおい…
一体何人居るんだ…?
:08/11/25 07:58
:812SH
:☆☆☆
#586 [あお☆まる]
そんな事を思っていると
最後に出て来た
男の子と目が合う
男の子は何やら驚いた顔で固まったかと思うと
「お母さーーん!!マナ姉が!!マナ姉がぁーーおと、男連れて来たァ!!」
と叫ぶと奥へ引っ込んで行った
:08/11/25 08:01
:812SH
:☆☆☆
#587 [あお☆まる]
「「お兄ちゃんって、マァーちゃんの彼氏なの?」」
とマナミにしがみつきながら
小さい亜美と学は
驚いた顔で一樹を見る
「…お前の家って…」
:08/11/25 08:05
:812SH
:☆☆☆
#588 [あお☆まる]
と言いかけて
マナミを見ると
片手で顔を隠しながら
深いため息をついていた
すると中から
先程いなくなった男の子と
両親らしき男の人と女の人が
目を輝かせながら
奥から出て来る
:08/11/25 08:07
:812SH
:☆☆☆
#589 [あお☆まる]
:08/11/25 08:08
:812SH
:☆☆☆
#590 [あお☆まる]
「あらあら、やぁだ!男前じゃない!ねぇーあなたぁ!」
と言いながら
片手で口を隠しながら
残りの片手でお父さんの肩を
バシバシ叩く
「彼氏じゃないし!!って…皆集まって来なくてイイから!!!」
:08/11/26 01:38
:812SH
:☆☆☆
#591 [あお☆まる]
その声をきっかけに
渋々皆は居間に戻る
その様子を確認するマナミ
「ったく。ちょっと待っててタオル持って来る」
マナミは一樹を
マナミの部屋に通すと
タオルを取りに下に行く
:08/11/26 01:47
:812SH
:☆☆☆
#592 [あお☆まる]
部屋を見渡す
回りにはヌイグルミやら
愛子と写っている
写真や家族の写真などが
可愛らしく飾られている
意外と小綺麗な部屋だな…
:08/11/28 03:24
:812SH
:☆☆☆
#593 [あお☆まる]
マナミがタオルを片手に
部屋に入ると
タオルを一樹に渡す
「お母さんが、飯食ってけって。下に行くよ」
「…いや。帰るよ」
:08/11/28 03:27
:812SH
:☆☆☆
#594 [あお☆まる]
タオルで濡れた部分を
軽くふくと
タオルをマナミに渡す
「…ありがとな」
扉に手をかけた
一樹をマナミが止める
:08/11/28 03:28
:812SH
:☆☆☆
#595 [あお☆まる]
「なぁーによ!いつもは関わって欲しくない事ガツガツ関わってくるくせに!何急にしおらしくなってんのよ!」
一樹は急なマナミの言葉に驚いた表情を向ける
「大体困るのよ!うちの家族、完全にあんたの事彼氏だと思ってるし…誤解ときがてら、ご飯食べてきなさいよね。」
:08/11/28 03:32
:812SH
:☆☆☆
#596 [あお☆まる]
正直驚いた
マナミは俺が
嫌いだと思ってたし
まぁ…実際嫌いなんだろう
けど…
そんな嫌いなはずの俺を
引き止めるなんて
なんだ…
心の中が暖かくなる
俺……嬉しいのか…?
:08/11/28 03:35
:812SH
:☆☆☆
#597 [あお☆まる]
「じゃあ…ご馳走になるよ」
多分この時の俺は
生きてきて1番
素直に笑えたと思う
マナミは不意うちの
一樹の笑顔に
顔を赤くして、
胸の鼓動に戸惑っていた
:08/11/28 03:39
:812SH
:☆☆☆
#598 [あお☆まる]
「…こほん。いっ行くよ」
「あぁ…」
………………………………………………………………
:08/11/28 03:41
:812SH
:☆☆☆
#599 [あお☆まる]
「ささっ!一樹君、たんとお食べ!!」
マナミのお母さんに促され
料理に箸をつける
「どぉうかしらぁ?」
マナミの母は
手を顔の前で組合わせ
感想を聞いてくる
:08/11/28 03:45
:812SH
:☆☆☆
#600 [あお☆まる]
「ってかお母さん、作りすぎ!いつもこんなにナイじゃーん」
「うるさいわね!あんたは黙ってなさい」
「…すげぇ…美味い」
:08/11/28 03:47
:812SH
:☆☆☆
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