先生のいうとおり…サイドストーリー…
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#130 [あお☆まる]
改めて
【産婦人科】
の看板を目の前にすると
緊張して足が前に進まない
そんな私の手を彩ちゃんは黙って握ってくれた
二人で手を繋いで産婦人科に入る
:08/08/13 03:55
:812SH
:Iwy0hHK2
#131 [あお☆まる]
『加藤さま。加藤 マリエさま。』
名前を呼ばれ
体がビクッとなる
「マリエ、私…ここでちゃんと待ってるから」
「…うん。ありがとう」
:08/08/13 03:58
:812SH
:Iwy0hHK2
#132 [あお☆まる]
ガチャ−
診察が終わり待合室に行くと心配そうに彩ちゃんが待っていた
:08/08/13 04:00
:812SH
:Iwy0hHK2
#133 [あお☆まる]
彩ちゃんは
私の姿を見ると
心配そうな顔のまま
私に駆け寄る
「−……で……
マリエ…どうだったの?」
「……ヶ月……」
:08/08/13 04:02
:812SH
:Iwy0hHK2
#134 [あお☆まる]
「…え?」
「妊娠……三ヶ月だって」
:08/08/13 04:04
:812SH
:Iwy0hHK2
#135 [あお☆まる]
「マリエっ…!相手は…黒田君?!」
「うん…。だってマリエ…クロとしか…したことないもん」
「……マリエ。黒田君の電話番号教えて…」
私は彩ちゃんの言葉に首を振る
:08/08/13 04:07
:812SH
:Iwy0hHK2
#136 [あお☆まる]
「マリエ?!!黒田に言うから!電話番号教えて!!!」
彩は普段出さない様な声でマリエに繰り返し続けた
けどマリエは首を縦には振らない
「お願い…クロには言わないで…」
:08/08/13 04:11
:812SH
:Iwy0hHK2
#137 [あお☆まる]
そう言って俯くマリエの手をとると
無理矢理マリエの手をマリエのお腹に当てる
「ここに!マリエと黒田の赤ちゃんがいるんだよ!?黒田にも知る権力がある!」
彩ちゃん…分かってる…
ちゃんと分かってるよ
でも……
:08/08/13 04:14
:812SH
:Iwy0hHK2
#138 [あお☆まる]
「………かったの………」
「え……?」
「嬉しかったの。
ここに…お腹にクロの赤ちゃんが居るって言われた時……
でも…きっとクロは望んでない…
下ろしてって言われるかもしれない…
でも私は
クロの赤ちゃん殺せないよ……」
:08/08/13 04:19
:812SH
:Iwy0hHK2
#139 [あお☆まる]
彩ちゃんは泣いている私を
「あんたは…本当に馬鹿なんだから!」
ってぎゅって抱きしめてくれた
彩ちゃん……ありがとう
:08/08/13 04:23
:812SH
:Iwy0hHK2
#140 [あお☆まる]
私の気持ちは
先生に
『妊娠してます』
と言われた時から決まってた
回りに反対されても
両親に怒られて呆れられても
私はこの子を…
クロの赤ちゃんを産む
私は決めたの
この子に逢うって
:08/08/13 04:30
:812SH
:Iwy0hHK2
#141 [あお☆まる]
お母さんにもお父さんにもちゃんと話さなくちゃ…
学校も…辞めなくちゃね
クロ……
ばいばい
:08/08/17 23:20
:812SH
:Oyc.xLL2
#142 [あお☆まる]
私はその日
家に帰ったら両親に話をした
父は怒り『相手を呼べ!』と怒鳴り続けた
お父さんごめんね。クロには知らせない
決めたの。
母は驚きながらも
私の意志が固い事を確認すると『マリエが決めた事なら』と同意してくれた
:08/08/17 23:24
:812SH
:Oyc.xLL2
#143 [あお☆まる]
そして妊娠が発覚して三日後私は学校を辞めた
もうクロには会えない
クロ…さよなら
ありがとう
:08/08/17 23:28
:812SH
:Oyc.xLL2
#144 [あお☆まる]
【クロ視点】
…………………………………
……………………
「えぇー…ホームルームを始める前に
ひとつ俺から皆に言うことがある。
加藤 マリエが今日で退学という事になった。
皆で卒業出来ないのは残念だがマリエの新しいスタートを応援しよう!
でわ………」
「………」
無言で担任の顔を見るクロ
:08/08/17 23:34
:812SH
:Oyc.xLL2
#145 [あお☆まる]
……あいつが……退学?
なんで……
「…おい」
授業が始まる間にマリエの友達、彩に退学の理由を聞く為に話しかける
「……なに?」
:08/08/17 23:37
:812SH
:Oyc.xLL2
#146 [あお☆まる]
「……あいつ……マリエなんで退学…?」
「…自分で本人に聞けば?あんたマリエの事遊んでただけなんでしょ?だったらもうマリエに構わないでよね」
遊び……
そう思われても仕方ないか
:08/08/17 23:39
:812SH
:Oyc.xLL2
#147 [あお☆まる]
「…そーだな。悪い。じゃ」
そう言うとクロは彩から離れ中庭へ向かう
「……なによ。なんなのよ。遊びなんじゃないの?なんであんなに泣きそうな顔してんのよ……」
あいつ…もう俺の顔見たくなくて……?
……なに俺ショックうけてんだ……
俺がそーさせたんだ。マリエを
:08/08/17 23:43
:812SH
:Oyc.xLL2
#148 [あお☆まる]
…俺が
手放したんじゃねーか…
あいつには笑っててほしい
だから俺のそばに居たらダメなんだ…俺は…
愛しかたを知らない
失うくらいなら……
もうあんな想いはしたくない
:08/08/17 23:47
:812SH
:Oyc.xLL2
#149 [あお☆まる]
けどあいつが俺の中から消えない…
「……本当に
厄介なやつだな……」
【クロ視点・終わり】
:08/08/17 23:49
:812SH
:Oyc.xLL2
#150 [あお☆まる]
「まぁりえ〜」
「あっ、彩ちゃん!」
「部屋に居るのも退屈だろうからパズルとお菓子持って来たよぉ」
そう言ってマリエに袋を見せる彩
:08/08/17 23:51
:812SH
:Oyc.xLL2
#151 [あお☆まる]
「ありがとう!
お父さん、なんだかんだで許してくれたのはイイんだけど…
許してくれた途端今度は過保護になりすぎて外にも出れなくて退屈してたんだぁ!」
「ふふ。初孫だしね。実は嬉しいのよパパ!
じゃあお母さん仕事行くわね。
彩ちゃんゆっくりしてってね」
そう言うとお茶を置き部屋を出ていく
:08/08/17 23:56
:812SH
:Oyc.xLL2
#152 [あお☆まる]
彩はマリエの母親が出て行くのを確認した後で話し始めた
「ねー…マリエ。今日朝から黒田君来てたよ」
ドキッ…
「そっそっか…珍しい……ね」
:08/08/18 03:55
:812SH
:o71z75e6
#153 [あお☆まる]
「……黒田…なんでマリエが退学したかって聞いてきたよ。理由は言わなかったけど……」
クロ……
「マリエ……あんたやっぱり黒田の事まだ…?」
「なっ何言ってるの?彩ちゃん!!クロの事はもうイイの!」
:08/08/18 03:58
:812SH
:o71z75e6
#154 [あお☆まる]
「私は黒田とちゃんと話したほうがイイと思……」
「あっ!そうだ!!借りてた本、返すね」
彩が話し終わる前にマリエは遮り部屋を出ようとドアノブに手をかける
「…クロとは話す事ないもん…」
:08/08/18 04:02
:812SH
:o71z75e6
#155 [あお☆まる]
「マリエ…」
クロ…本当は会いたい
でも会っちゃダメなんだ
会って拒否られたら
私の心が折れてしまう
「っと、とにかく!クロには会わないの!」
…あれ……?目の前が……
:08/08/18 04:05
:812SH
:o71z75e6
#156 [あお☆まる]
白……い……
「ー!!!マリエ?!……マリエ……!!??」
:08/08/18 04:07
:812SH
:o71z75e6
#157 [あお☆まる]
:08/08/18 04:08
:812SH
:o71z75e6
#158 [あお☆まる]
−クロ自宅−
「……バイトの時間か……」
ピンポーンピンポーンピンポーン
「……誰だ?」
ガチャ
怪訝そうな顔で扉を開くとそこには息を切らした彩が立っていた
:08/08/18 04:11
:812SH
:o71z75e6
#159 [あお☆まる]
「……川村?何で俺の家…」
「担任に聞いた!それよりマリエが!!」
「っ!?マリエがどーしたんだ??!おいっマリエがどーしたんだよ!」
「とにかく…来て!!」
:08/08/18 04:14
:812SH
:o71z75e6
#160 [あお☆まる]
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:08/08/18 04:16
:812SH
:o71z75e6
#161 [羅蘭]
早く続きがみたいですi
:08/08/18 07:20
:W43SA
:zxOBVG8.
#162 [あお☆まる]
……………………………………
【羅蘭 様】
嬉しい一言ありがとうございます!!
……………………………………
:08/08/18 13:27
:812SH
:o71z75e6
#163 [あお☆まる]
:08/08/18 13:28
:812SH
:o71z75e6
#164 [あお☆まる]
……白い……天井……
病院?
「…加藤マリエさん?起きましたか?」
優しそうなナースに声をかけられる
私…なんで……ここに?
:08/08/18 13:30
:812SH
:o71z75e6
#165 [あお☆まる]
「自宅で倒れられて此処に来たんですよ」
その言葉に一抹の不安がよぎる…
赤ちゃんは大丈夫?
「あっあの!!私の…私の赤ちゃんは無事ですか!?」
不安のせいで声が変に大きくなる
:08/08/18 13:33
:812SH
:o71z75e6
#166 [あお☆まる]
私の大きな声が病室を包むと周りに音がなくなり静かになる
その沈黙を破ったのは看護婦ではなく…クロだった
「…赤ちゃん…?」
振り向くとそこには、見ないうちに少し焼けたクロの姿と彩ちゃんの姿
:08/08/18 13:36
:812SH
:o71z75e6
#167 [あお☆まる]
「……なんで……クロが…此処に居るの…?」
「…俺は…川村に呼ばれて…」
「そう。私が呼んだの。マリエ!黒田とちゃんと話しな。私…外で待ってるから」
彩はそう言うと病室を出て行った
看護婦さんも「赤ちゃんは無事ですよ」と教えてくれた後彩ちゃんを追うように出て行った
:08/08/18 13:41
:812SH
:o71z75e6
#168 [あお☆まる]
「マリエ…赤ちゃんって…俺との赤ちゃん?」
ドクン…
「私っ産むから!クロには迷惑かけないし!あの…だから…」
だから……お願いだから…下ろせだなんて言わないで……
クロの顔が見れなくて目をおもいっきりギュッてつぶった
:08/08/18 13:54
:812SH
:o71z75e6
#169 [あお☆まる]
「マリエ」
その言葉と同時にクロに強く抱きしめられる
「……クロ?」
「…マリエ。このまま俺の気持ち…きいて?」
:08/08/18 13:56
:812SH
:o71z75e6
#170 [あお☆まる]
私はクロの気持ちを聞くのが怖くて頷く事が出来ずにいたけど
クロは静かにゆっくり話し始めた
「俺…両親を亡くしてから…思ったんだ。こんな想いするんだったら俺は一人がいいって」
クロの声はどことなく震えていた
:08/08/18 13:59
:812SH
:o71z75e6
#171 [あお☆まる]
「けど…マリエに出会ってマリエと一緒に居るのも悪くないって思う様になった。
俺はマリエと一緒に居れば居るほど怖くなったんだ……マリエを失う事が。だから手放した
それでイイって思ったんだ」
クロ……
「けど…今日川村がマリエの事言った時、心の底から後悔した。」
マリエを抱きしめるクロの腕に力が増す
:08/08/18 14:04
:812SH
:o71z75e6
#172 [あお☆まる]
マリエを少し自分から離すと、今度は顔を見ながら続けた
「俺はマリエと…赤ちゃん三人で一緒にいたい。俺の為に…産んでくれる?」
クロ…クロ…
マリエの目から涙が溢れて止まらない
:08/08/18 14:08
:812SH
:o71z75e6
#173 [あお☆まる]
その溢れる涙をクロは
いつかの日みたいに舐めてくれた
「…クロ…好き」
「うん。…俺も」
そう言ってクロは
初めて
満面の笑顔と
好きって言葉をくれた
:08/08/18 14:11
:812SH
:o71z75e6
#174 [あお☆まる]
それから少し経って
クロは私の両親に頭をさげて「娘さんを下さい」って言ってくれた
あの姿は一生忘れない
お父さんは少し拗ねてたけどお母さんは「黒田君カッコイイわね!」とか言ってクロを気に入った
その後クロは学校を辞めて就職した。
あんなに自由な野良猫だったクロが私と赤ちゃんの元に真っすぐ帰ってくる
クロって意外と親バカタイプかも!笑
:08/08/18 14:19
:812SH
:o71z75e6
#175 [あお☆まる]
「なぁー
今日検診だったんだろ?
性別……聞いた?」
「うん。男の子だって。」
「へぇ…男の子かぁ」
クロはそう言って目を細めながらお腹を撫でる
:08/08/18 14:21
:812SH
:o71z75e6
#176 [あお☆まる]
もう大分お腹が出てきた
そのお腹を撫でるのがクロの今の日課
「でも…男の子なのに何で服…ピンク買ってくんだよ」
「だってこの子は女の子の気がするの」
「でも医者は男の子って言ったんだろ?」
「でもきっと女の子だよ。私の感は当たるんだから」
:08/08/18 14:24
:812SH
:o71z75e6
#177 [あお☆まる]
そして17歳になって三ヶ月後に私は小さな女の子を産んだ
クロは「感…当たったな」って笑ってた
それから六年後…
:08/08/18 14:27
:812SH
:o71z75e6
#178 [あお☆まる]
ピンポーン
「あっ!彩おばちゃんかなぁ!私、お出迎えいくぅ」
「お願いね」
ガチャ…
「あぁ〜ありがとう。イイ子だね」
「彩おばちゃんいらっしゃい!」
:08/08/18 14:30
:812SH
:o71z75e6
#179 [あお☆まる]
「彩ちゃん!久しぶり。」
「マリエ!久しぶり!…しかし子供は少し見ないうちにすぐデッカクなるね」
「アハハ。ね!」
「黒田もすっかりマイホームパパなんでしょ?」
冷やかす様に言うと彩は出されたお茶に手を伸ばす
:08/08/18 14:33
:812SH
:o71z75e6
#180 [あお☆まる]
「うん。凄くイイお父さんしてくれてるよ!」
「…よかったね。マリエ」
「ありがとう。彩ちゃん」
きっと三人でこれからもずっと一緒にいるんだとその時はそう思ってた
:08/08/19 04:44
:812SH
:2/mH3zu6
#181 [あお☆まる]
その日は
いつも早く帰ってきるはずのクロがなかなか帰って来なかった
時計を見ると12時を越えていた。
「パパの帰りを待つの!」
と言って聞かなかった娘も睡魔に負けて寝ている
「……クロ……」
何回か電話をかけてみたが繋がらない
否応なしにも不安は積もっていく
そして不安が頂点に達した時玄関からクロが帰って来た音が聞こえて
急いで玄関に向かった
:08/08/19 04:53
:812SH
:2/mH3zu6
#182 [あお☆まる]
「クロ…」
そこには昔の様に悲しく微笑むクロの姿があった
「……ちびっこは?」
「…寝たよ。………クロお酒飲んでるの?」
:08/08/19 04:56
:812SH
:2/mH3zu6
#183 [あお☆まる]
「…あぁ。マリエ…話がある」
そう言って私と目を合わせずにそのまま居間に向かう
いつもと違うクロが私を一層不安にさせる
クロ…どうしたの…?
:08/08/19 04:59
:812SH
:2/mH3zu6
#184 [あお☆まる]
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:08/08/19 05:01
:812SH
:2/mH3zu6
#185 [あお☆まる]
席に着くが何も喋ろうとしないクロ
沈黙を破ったのは私だった
「…何かあった?」
クロの体が一瞬私の問いかけにピクリと動く
と深いため息をはくと決意した様に真剣な顔でこちらを見る
:08/08/20 04:09
:812SH
:nazi4j4I
#186 [あお☆まる]
「…一週間前に仕事場の関係で人間ドックしたって言ったよな?」
「…うん…」
「俺…引っ掛かってさ…この前再診察した結果聞きに今日病院に言ったんだ…」
頭の中を回る不安のせいで声が出ず
クロの話をただ聞くしか出来なかった
:08/08/20 04:13
:812SH
:nazi4j4I
#187 [あお☆まる]
「俺…癌だって」
その言葉に頭が真っ白になる
クロが「癌」?
「俺の両親も癌で亡くしてる
でも…まさか俺も癌になるなんてな……」
クロは今にも泣きだしそうな顔で笑った
:08/08/20 04:16
:812SH
:nazi4j4I
#188 [あお☆まる]
思わずクロを抱きしめた
「大丈夫だよ。クロは…クロは死なない。ずっと三人で居るって約束したじゃない。」
「…俺……死にたくない。
…笑うかもしれないけど。俺…ちびっこの花嫁姿見るのが夢なんだ…」
クロは死なないよ
私が死なせない
お願い…神様
クロを私たちから奪わないで
:08/08/20 04:21
:812SH
:nazi4j4I
#189 [あお☆まる]
「治療すれば大丈夫だよ
治療受けよう」
私はそう言ったけど
クロは首を縦になかなか振らなかった
「なんで…
なんでなの?クロ」
:08/08/20 04:27
:812SH
:nazi4j4I
#190 [あお☆まる]
「俺の両親も癌で亡くなった
俺の父親は頑固親父で、自信家で威厳がある親父が俺は好きだった。
けど癌になって親父はどんどん痩せていって
口から零れるのは弱気な言葉ばっかり……
俺の好きだった親父の姿はなくなってた」
クロは固く拳を握りながら話を続けた
「母親だってそうだ。
優しくて穏やかだった母が痛みや不安のせいで
それまで聞いた事のない汚い言葉を叫んだりしてた
きっと俺もそうなる…
そんな姿をお前やちびっこに見せたくない」
:08/08/20 04:34
:812SH
:nazi4j4I
#191 [あお☆まる]
「でも…治療しないと」
私がそう言うとクロは苦しそうな表情で「ちゃんと考えるから。待って」と言って私を抱き寄せた
その日私とクロは娘を間に挟み抱きしめあって寝た
三人が離れない様に
強く…強く
:08/08/20 04:43
:812SH
:nazi4j4I
#192 [あお☆まる]
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:08/08/20 04:43
:812SH
:nazi4j4I
#193 [
]
こんな人達前に登場してたっけ?サイドストーリーってあったからみたのに。
:08/08/20 23:21
:D905i
:nAscRm9Q
#194 [あき]
きっともうすぐわかるよ

:08/08/20 23:33
:SH903i
:6yHl443.
#195 [あお☆まる]
……………………………………
【193 様】
騙してるつもりはないのですが、意図的に多少分かりずらくしてます…が「先生のいうとおり」の関係者です。もうちょいすれば分かるのでお待ち下さい!
……………………………………
:08/08/21 03:01
:812SH
:3yRPhEgU
#196 [あお☆まる]
……………………………………
【あき 様】
フォローありがとうございます!もしや…ネタばれしてますか?笑)あき様のいうとおり、もうすぐ分かりますヾ(o゚ω゚o)ノ"
……………………………………
:08/08/21 03:03
:812SH
:3yRPhEgU
#197 [あお☆まる]
朝起きるとクロはベットに居なかった。
ベットに娘を残してキッチンに行くと
クロが一人静かに座っていた
「クロ…」
「…俺決めたよ」
:08/08/21 03:28
:812SH
:3yRPhEgU
#198 [あお☆まる]
「俺…治療受ける」
「…良かった」
「……治療は受ける。けど…お前達とは一緒にいれない。」
「え……?」
「…マリエ離婚しよう」
:08/08/21 04:17
:812SH
:3yRPhEgU
#199 [あお☆まる]
クロの言ってる事が理解出来きなかった
なんで……離婚?
そんな私の心を察してかクロは更に話を続けた
「俺はお前達と生きたい。だから治療する。
けど……やっぱり…ちびっこやお前に
俺の情けない姿や弱ってる姿を見せたくない。
だから……離婚して欲しいんだ」
:08/08/21 04:24
:812SH
:3yRPhEgU
#200 [あお☆まる]
「……」
「俺の意志は変わらない。
離婚はする。
けど俺がもし病気を克服したら、その時はもう一度俺と結婚して欲しい。」
クロの真剣な眼差しでそう言われてクロの決意の固さを知る
きっとクロの決意は変わらない
:08/08/21 04:30
:812SH
:3yRPhEgU
#201 [あお☆まる]
私に出来る事はなんだろう
考えれば考える程
ひとつの事しか浮かばない
それまで自由に生きてきたクロ。そんなクロが高校を中退して
今まで私達の為に汗水流して働いてくれた
そんなクロの為に今私が出来る事……
:08/08/21 04:34
:812SH
:3yRPhEgU
#202 [あお☆まる]
「分かった。離婚しよう。
…けど必ず治して戻って来て」
私はクロを自由にする
それが私のクロへの愛だから
だからクロを自由にするの
「必ず…戻るよ」
そう言ってクロはきつくきつく私を抱きしめた
:08/08/21 04:37
:812SH
:3yRPhEgU
#203 [あお☆まる]
クロが家を出る日
クロは普段二人っきりで寝る事のない娘と一緒に寝た
そっと二人が寝たベットに手をあてて
時間が止まればイイのにと何度も思った
娘の顔を見たら行けなくなるから
とクロは朝早くに家を出た
:08/08/21 04:41
:812SH
:3yRPhEgU
#204 [あお☆まる]
必ず戻ると約束して
:08/08/21 04:42
:812SH
:3yRPhEgU
#205 [あお☆まる]
:08/08/21 04:43
:812SH
:3yRPhEgU
#206 [あお☆まる]
リリリ……
「はい。加藤です」
「もしもーし!彩だよ」
「あっ、彩ちゃん?久しぶりぃ!!」
:08/08/21 04:44
:812SH
:3yRPhEgU
#207 [あお☆まる]
「今日から二・三日旦那が出張で暇なんだけど…マリエ遊ばない?」
「ごめん彩ちゃん。今日は娘が婚約者連れて来るのよ!」
「あぁー!愛子ちゃん?そっかぁーもうそんな歳なんだねぇ」
:08/08/21 04:47
:812SH
:3yRPhEgU
#208 [あお☆まる]
「五年間の遠距離を経てね!親子して待たされる運命みたい(笑)」
「……待たされるって。もう何年経ったと思ってるの?いい加減、黒田のことは忘れて再婚でもしなよ!」
「彩ちゃん…私ねまだ信じてるの」
:08/08/21 04:50
:812SH
:3yRPhEgU
#209 [あお☆まる]
「まぁーた…何を根拠に…」
って呆れた口調で言う彩ちゃんに「感!」って答えたら彩ちゃんは「マリエは変わらないね」って笑ってた
ねぇークロ?
愛子…今度結婚するんだよ
:08/08/21 04:53
:812SH
:3yRPhEgU
#210 [あお☆まる]
クロは本当に猫みたいだね
クロもタマみたいに
死に際に姿を消すなんて
最後まで本当に猫みたい
おばちゃんは猫は優しいから死に際を見せないって言ったけど
私は猫は本当は人一倍寂しがりやなんだと思う
だから死ぬ姿を見せないの
と死んで忘れられるのが怖いから
:08/08/21 04:58
:812SH
:3yRPhEgU
#211 [あお☆まる]
ねぇークロ?
愛子の名前の由来覚えてる?
クロが沢山「愛を貰って、あげれる子になって欲しい」って愛子って付けたんだよね
愛子は名前通り色んな人から愛を貰って今度結婚するんだよ
クロがあんなに見たがってた愛子のウェディング姿
早く帰って来ないと見れないんだからね
:08/08/21 05:03
:812SH
:3yRPhEgU
#212 [あお☆まる]
クロ…
私は今でも信じてるよ
クロが私の元に帰ってくるの
彩ちゃんには「馬鹿ね」って言われるけど
私は帰って来る気がするの
ピンポーン
:08/08/21 05:06
:812SH
:3yRPhEgU
#213 [あお☆まる]
「あっ!愛子たち来たみたい!!ごめんね、彩ちゃん又電話するね」
そう言って電話を切ると玄関に急ぐ
ガチャ−
:08/08/21 05:08
:812SH
:3yRPhEgU
#214 [あお☆まる]
「いらっしゃ−……」
「マリエ…ただいま」
「…お帰り…なさい」
ね?彩ちゃん
私の感は当たるんだから
END
:08/08/21 05:11
:812SH
:3yRPhEgU
#215 [Hiro]
に゙ゃークロ帰ってきた〜!
初めて涙したよ!
恋愛もので!
:08/08/21 05:12
:P702i
:PO4pna1E
#216 [あお☆まる]
……………………………………
最後の最後「続き」が出て見にくくなってしまいまして、すみません((/ω;)
これで**猫**は終わりです!感のイイ片は大分前からお気づきだったと思いますが、この話は愛子の両親の話でした!
楽しんで頂けたか不安ですが宜しかったら感想など下さい。お待ちしてます
>>1 感想板です
……………………………………
:08/08/21 05:16
:812SH
:3yRPhEgU
#217 [あお☆まる]
……………………………………
【Hiro 様】
感想第一号ですね!リアルタイムで読んでいただけてたみたいで!感想嬉しすぎますヽ(≧∀≦)ノ涙なんて!勿体ないくらいの褒め言葉です!!次もどんどん書くので是非見て下さいね
……………………………………
:08/08/21 05:24
:812SH
:3yRPhEgU
#218 [あお☆まる]
:08/08/22 04:05
:812SH
:F2rZ3rtI
#219 [我輩は匿名である]
:08/08/22 04:27
:F704i
:SE7FaDxc
#220 [あお☆まる]
私はアイツに嘘をついてる
多分 私が生きてきた中で最大の嘘
私が嘘をつき通しているアイツは今日 愛しの彼女と結婚する
そんなアイツと私が出会ったのは調度13年前の事…
:08/08/22 04:44
:812SH
:F2rZ3rtI
#221 [あお☆まる]
私はただただ
つまらない毎日を消化していた
私はいわゆるお嬢様で何不自由なく暮らしていた
周りの人はお父さんが大手企業の社長と知ると先生や友達…皆私をチヤホヤする
けど周りの誰も……お父さんすら私に本当の愛を与えてはくれなかった
:08/08/22 04:52
:812SH
:F2rZ3rtI
#222 [あお☆まる]
たった一つでいい
本当の愛ってものを
与えて欲しかった
偽りだらけの愛の中
私はアイツに出会ったんだ
:08/08/22 04:55
:812SH
:F2rZ3rtI
#223 [あお☆まる]
その当日私は
偽りの愛にしがみつく事しか出来ずにいた
そこに愛はないと知っていながら
Sexと言う快感に溺れ
「好きだ」と言われれば体を重ねる
そんな安い愛で寂しさを埋めようとしていたんだ
そんな時アイツが…
達也が
親父の店ドルチェにバイトとしてやって来た
:08/08/22 05:02
:812SH
:F2rZ3rtI
#224 [あお☆まる]
……………………………………
【匿名 様】
アンカーありがとうございます!
……………………………………
:08/08/22 05:06
:812SH
:F2rZ3rtI
#225 [あお☆まる]
:08/08/22 05:19
:812SH
:F2rZ3rtI
#226 [あお☆まる]
その日は珍しく
親父がすごく機嫌が良かった
「…親父……何鼻歌とか歌ってるの?」
親父は分かったか?みたいな顔をしてこっちを見る。
普段私の顔を見て話すなんてないから
本当珍しい
:08/08/22 13:52
:812SH
:F2rZ3rtI
#227 [あお☆まる]
「いやなぁー
ほら、ドルチェあるだろ?
あそこに新人で見所のある奴が入ったって聞いてな!
偵察したら本当に将来楽しみな新人で!わしは嬉しくて」
あぁ…やっぱりこの人は仕事人間なんだ
仕事以外でこんな嬉しそうな顔した事あるのかな
そりゃー母親も逃げるね
まぁ…子供を置いてく母親も仕事だけの父親と同じレベルか……
:08/08/22 13:58
:812SH
:F2rZ3rtI
#228 [あお☆まる]
「ね…親父
明日が何の日か知ってる?」
不思議そうな顔で首を傾げる
だろうね……覚えてる訳ない
だって親父には仕事以外なんてどーでもイイ事
「…私の誕生日。」
そう言うと財布から五万円札を取り出し渡される
:08/08/22 14:11
:812SH
:F2rZ3rtI
#229 [あお☆まる]
麗子はお金持ちだから誕生日とかのお祝い凄いんじゃない?!パーティーとかしちゃったりさぁ!
って知り合いによく言われる
けど実際はパーティーとかなにもない
いつもこんなもん
近頃誕生日ケーキすら食べてない
高級ケーキ店の娘なのにね?
:08/08/22 14:24
:812SH
:F2rZ3rtI
#230 [あお☆まる]
差し出された万札を受け取り部屋を出ようとした時
親父が何処に行くんだ?って聞くから「学校」って答えた
「そっか」
って私の顔を見ずに言う
親父を背に「土曜日なんだから学校な訳ねーだろ」と思いながら部屋を出た
本当私には興味がない人
まぁ期待もしてないけどね
:08/08/22 14:28
:812SH
:F2rZ3rtI
#231 [あお☆まる]
暇だな……
何となく家を出て来たが別段用事がある訳ではなかった
ポケットから携帯を取り出すと健二に電話した
健二とは週3回くらい寝ている
コイツも私に愛はくれない
ただの体の関係を持ってる友達みたいなもん
:08/08/23 05:01
:812SH
:8Ip8T2NE
#232 [あお☆まる]
プルルル……
「…はい。もしもし…」
「あっ、健二?あのさー…」
「え?何?
『健二ー誰よぉー!早く来てしよぉ。』
…ゴメンゴメン!…間違え電話みたい!」
ブチ… ツーツー……
「ふぅん。アイツ女いたんだ」
:08/08/23 05:08
:812SH
:8Ip8T2NE
#233 [あお☆まる]
別にショックなんて受けない
だって健二とは付き合ってた訳じゃないし
ただ少し人肌が恋しくなる
無償に人に必要とされたくなる
ただ…それだけ
:08/08/23 05:11
:812SH
:8Ip8T2NE
#234 [あお☆まる]
とりあえず携帯のメモリーから健二を消去して
これからの暇つぶしを考えた
考えていたら
親父のニヤケ顔と同時に
『見応えのある新人』
と言うフレーズが頭に浮かんだ
「……見てみようかな」
:08/08/23 05:15
:812SH
:8Ip8T2NE
#235 [あお☆まる]
私はそのままドルチェに足を向けた
店に着き入るなりスタッフが私に愛想笑いで近づく
この感じが1番面倒臭い
だから普段来ないんだけどね
「お嬢様、どうされました?」
今声をかけて来たのは、ここのスタッフの中で1番心を許せる人
:08/08/24 04:50
:812SH
:3qa3D5VM
#236 [あお☆まる]
「あっ秀じぃ。噂のルーキー見に来た!」
「あぁ。厨房に居ますよ」
そう言ってさりげなく秀じぃにエスコートされて厨房に行く。
あっ、
秀じぃって呼んでるけど
実際は一回りしか離れてないからまだ29才なんだけどね
名前が秀人(ヒデト)って言うからマルコちゃんの真似で秀じぃにしたの
:08/08/24 04:58
:812SH
:3qa3D5VM
#237 [あお☆まる]
「麗子お嬢様。あの方です」
そう指された方を見ると私と同じくらいの歳の
綺麗な顔立ちの男の子がケーキにクリームを塗っていた
私はその綺麗な顔立ちと
繊細な指使いにしばし見とれてしまった
そんな私を秀じぃの声が現実に引き戻す
「……それでは私は仕事があるので……」
そう言って秀じぃは厨房から出て行った
:08/08/24 05:03
:812SH
:3qa3D5VM
#238 [あお☆まる]
「ね…あんた名前は?」
新人君に話しかけると
チラと私を横目で見ると又すぐケーキに視線を戻した
「…人の名前聞く前に自分だろ」
確かにそうか
でも人に正してもらうのは初めてだった
皆、私の言う事に反論する人は周りにいなかったから
:08/08/24 05:07
:812SH
:3qa3D5VM
#239 [あお☆まる]
「…うん。そーだね。ごめん。私、大塚 麗子」
「俺は鈴木 達也。
ってかあんたって天然?」
そう言って八重歯を出しながら笑う顔に思わず心臓が反応する
:08/08/24 05:10
:812SH
:3qa3D5VM
#240 [あお☆まる]
それが達也と私の出会いだった
私はその日を境に
ドルチェに入り浸るたる様になる
達也といると安心したから
達也は私を【お嬢様】じゃなく【一人の人間】として扱ってくれた
それが意図的じゃなく達也の性格だったから尚更居心地が良かった
:08/08/24 05:16
:812SH
:3qa3D5VM
#241 [あお☆まる]
「よぉ!達也ぁ〜」
今日も学校帰りにドルチェに通う。何か学校終わったらドルチェに行くのが最近の日課になりつつある
だから最近男と会ってラブホなんて事もなくなった
けど何でかな?
前より寂しくない
:08/08/24 05:25
:812SH
:3qa3D5VM
#242 [あお☆まる]
「まぁーた来たか…」
嫌そうな顔してこっちを見る達也
その思った事を隠そうとせず
顔に丸出しのイイ性格も中々気に入ってる
「なによ!いいでしょ〜」
そう言って私は厨房の中にある椅子に座る
店自体は6時に閉まる
だから私が学校終わって行く頃には誰もいない
:08/08/24 05:30
:812SH
:3qa3D5VM
#243 [あお☆まる]
達也は仕事熱心でいつも最後まで残って仕込みとか練習をしてる
私はそんな達也にちょっかい出しにいつも店に寄るって訳
「私の事は気にせず仕事しろぉ!達也!」
「お前なぁ……俺は一応一個でも年上なんだから敬語ってもんを使え!」
:08/08/24 05:34
:812SH
:3qa3D5VM
#244 [あお☆まる]
達也は18才
高校卒業してドルチェに来た
「でも私誕生日きたから今は18才で達也とタメだもん。」
「へぇ…。いつだったのや、誕生日。」
「え…一週間前」
:08/08/24 05:37
:812SH
:3qa3D5VM
#245 [あお☆まる]
「じゃあ、社長からデッカイプレゼントとか貰ったんだ?」
って達也が無邪気に八重歯を見せながら笑った
「……別に。五万円貰ったくらいだよ。まぁ…私が言わなかったら忘れてたっぽいしね!」
「…なんか悪ぃ…」
そう言って俯く達也がなんか嫌で、思いっきり肩を叩いて「いつもの事だから!」って笑った
:08/08/24 05:42
:812SH
:3qa3D5VM
#246 [あお☆まる]
そんな私を見て達也は何か考えごとをしている様子だった
そして意見がまとまったのか、いきなり「よし!」と言うと私の顔を見て
「お前、今日は帰れ!」
と言いながら私の肩を押して玄関に出す
:08/08/24 05:46
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:3qa3D5VM
#247 [あお☆まる]
「なっ何よ!いきなりっ」
と達也の方を睨むが達也は「さようなら。又明日来い。」と言うと店の扉を閉めた
何なのよ!!!
感じ悪い奴
……寂しいじゃんか
:08/08/24 05:49
:812SH
:3qa3D5VM
#248 [あお☆まる]
私は無意識のうちに何度か寝た男に電話していた
その日はその男とラブホに泊まった
前は当たり前にしてた事だったけど
その日は何だか
罪悪感と虚しさに襲われて中々寝れなかった
男に抱かれるしか
寂しさを紛らわす方法がない自分が凄くチッポケに思えた
:08/08/24 05:56
:812SH
:3qa3D5VM
#249 [あお☆まる]
あぁー……
何やってんだろ……私
:08/08/24 05:58
:812SH
:3qa3D5VM
#250 [あお☆まる]
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いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
>>1 感想板です♪
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:08/08/24 05:59
:812SH
:3qa3D5VM
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