〜哀しき運命〜
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#224 [優]
雄『それは、どうしても今日じゃなきゃいけないのか……?』

美『うん。』

雄『そっか……。なら気をつけて行くんだぞ?』

雄ちゃんに見送られ、
あたしは走った。

そして向かったのは
サーちゃんの家…。

⏰:09/01/23 14:56 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#225 [優]
母『あらあら美園ちゃん!まぁ!どうしたの、その怪我!?』

玄関に入るなら
サーちゃんのお母さんに
捕まってしまった。

美『こんな恰好で来てごめんなさい。おばさん!サーちゃんと話しをさせて!』

おばさんは驚きながらも
部屋まで通してくれた。

⏰:09/01/23 14:59 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#226 [優]
コンコンー

美『サーちゃん?みのだよ?…入るね?』

サーちゃんの返事を
聞かないまま
ドアを開けた。

サーちゃんは薄暗い
夕方にも関わらず
電気も付けないで
ベットに潜り込んでいた。

美『サーちゃん?……有実さんに何言われた?』

有実さんの名前を出したら
布団を被るサーちゃんが
ビクッとした。

⏰:09/01/23 16:46 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#227 [優]
美『…サーちゃん?』

彩『……みの……ごめんなさい……ひっく。』

サーちゃんは
布団の中で泣き出した。

彩『あたし………あたし…………。』

美『サーちゃん、落ち着いてからでいいからゆっくり話して?』

サーちゃんは
落ち着きを取り戻し、
ゆっくり話しはじめた。

⏰:09/01/23 16:49 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#228 [優]
実はサーちゃんは有実さんと
同じ小学校だった。

小学校の頃のサーちゃんは
今では考えられないくらい
内気で引きこもりだったらしい。
容姿もポッチャリ体型で、
ぶ厚い眼鏡をかけて
化粧一つせず、
まわりには
『キモイ』
って虐められていた。

⏰:09/01/23 16:55 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#229 [優]
そんなサーちゃんは
みんなが行かない
中学に通うために
家族でこっちに
引っ越してきた。
中学を出ると同時に
イメチェンして変わった
サーちゃん。

ここにはサーちゃんや
サーちゃんを知る人が
いないから安心してたんだって。

だけど高校に進学したら
唯一サーちゃんの過去を
知る人がいた。

……それが有実さん。

⏰:09/01/23 16:57 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#230 [優]
有実さんは
あたしを恨んでいて、
あたしからサーちゃんと言う
親友を引き離そうとした。

そして使った手段が

“小学校の頃の写真を
バラまかれたくなかったら
美園に近付くな。”

…それだけならまだしも、

“美園の好きな宏人を奪え”

って言われたらしい。

⏰:09/01/23 17:01 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#231 [優]
彩『………みの…ごめんね…。あたし……みのを裏切った……。親友だったのに……本当にごめんなさい……ひっく……。』

美『サーちゃん……もういいから泣かないで?』

あたしはサーちゃんの
背中を撫でながら言った。

美『確かにサーちゃんは自分を守るためにあたしを裏切ったかもしれない。…でもそのくらいサーちゃんにとっては過去が消したい記憶だったんでしょ?だからあたしはサーちゃんを恨んだりしないよ?』

⏰:09/01/23 17:05 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#232 [優]
人は弱い生き物だから。

だけど、サーちゃんは
あたしの気持ちまでは
絶対裏切らない。

だから罪悪感で学校に
来なかったんでしょ…?

あたしに悪いと思ってるから
こんなに泣いて
くれてるんでしょ?

だからあたしは
サーちゃんを怒ったりしないよ。

⏰:09/01/23 17:08 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#233 [優]
彩『みの……宏人さんのところに行って……?』

突然サーちゃんが
ひろちゃんの話しをするから
ビックリした。

美『……ううん。行けないよ………。』

……だって、サーちゃんは
どうあれ、ひろちゃんは
サーちゃんが好きなんだよ?

彩『みの……あたし辛くてあの日、美術室で宏人さんに相談してたの……。あの時の……あのキスは……宏人さんの本心じゃない…。』

⏰:09/01/23 17:12 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


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