〜哀しき運命〜
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#1 [優]
妹なんて言わないで…
あたしはあなたを兄貴としてなんて見ていない。
ずっと、ずっと前からあなたが好きでした。
:08/09/14 13:30
:SH904i
:☆☆☆
#2 [優]
あたし鈴木美園(スズキミソノ)現在高校一年生。
そんなあたしは中一の時、隣の家に越して来た2コ上の麻生宏人(アソウヒロト)に一目惚れした。
宏人…ことひろちゃんは兄貴、雄大(ユウダイ)と意気投合したらしく今では大親友だったりする。
一人っ子のひろちゃんはあたしを妹のようにかわいがってくれた。
本当にただの妹のように…。
:08/09/14 13:31
:SH904i
:☆☆☆
#3 [優]
母『美園〜?雄大?ひろちゃん来てるわよ〜?』
朝から聞こえるのはママの声。
美『わかってる!今行くから!』
雄『美園、先行くよ?』
美『待って!あたしも行くから!』
玄関を勢いよく出る大好きなひろちゃんがいた。
宏『二人ともおせぇよ?』
:08/09/14 13:33
:SH904i
:☆☆☆
#4 [優]
ひろちゃんはもともとかっこよかったけど高校にはいってからさらに磨きがかかっていた。
すらっとした体型に似合わずがっちり筋肉が付いた腕とふわふわした茶髪、切れ長だけど笑うとかわいい目。
こんなにかっこいいんだから当然モテるんだろうな…。
朝からじっくり人間観察していると…
宏『みー?どうした?』
ひろちゃんがあたしの顔をのぞきこんだ。
美『んーん!なんでもない//』
宏『変なみーだなぁ(笑)』
:08/09/14 13:34
:SH904i
:☆☆☆
#5 [優]
ひろちゃんはあたしを「みー」って呼ぶ。
あたしはそんなひろちゃんが好き。
笑うとかわいい目が好き。
優しくて面倒見がいいところが好き。
ひろちゃんが全部好き。
でも、完全な片想いだけどね…。
:08/09/14 13:35
:SH904i
:☆☆☆
#6 [優]
美『変じゃないもん♪』
宏『はいはい(笑)今日はちゃんと朝ご飯食ってきた?』
美『…きてない…。』
宏『やっぱりな(笑)ホラ、俺パン持ってるから食えよ!』
ひろちゃんはこうして毎日パンをくれる。
それが嬉しくてあたしはわざと朝ご飯をぬいてたりする。
美『さすがひろちゃん♪』
雄『世話の焼ける妹でわるいな(笑)』
宏『今始まった事じゃねぇしなぁ(笑)』
:08/09/14 13:36
:SH904i
:☆☆☆
#7 [優]
宏『みーは俺にとっても妹みたいなもんだから迷惑なんて思わねぇって♪』
ズキン…
美『あたしは兄貴はゆうちゃんだけで十分だし(笑)』
宏『アハハ//だよなっ♪』
ねぇ?
ひろちゃんわかってる?
あなたの冗談でいつもあたし
傷ついてるんだよ?
:08/09/14 13:38
:SH904i
:☆☆☆
#8 [優]
かれこれ三年になるあたしの片想い…。
気持ちを伝えようと思ったことは何度もある。
でも、毎日のように「妹みたい」を連呼されるとさすがに言えない。
それにひろちゃんは完全にあたしの気持ちに気付いてないから気付いたとき避けられるのがあたしは怖いんだ…。
だったら今のままでもいい。
避けられるくらいだったら妹でいるほうがいいよ…。
:08/09/14 13:39
:SH904i
:☆☆☆
#9 [優]
宏『みーもそろそろ高校生なんだから好きな男のひとりでも作れよ?』
美『男なんていらないよ!あたしは!』
そうただひろちゃんがいれくれれば…。
宏『なんだ?実はブラコンか(笑)?』
雄『やめろよ(笑)気持ちわりぃなぁ//』
美『…願っても違うから安心して(笑)』
:08/09/14 13:41
:SH904i
:☆☆☆
#10 [優]
ひろちゃんはなんって鈍感なんだろ…。
三年も一緒にいるんだから少しは自分に気があるのかって思ったって不思議じゃないよね?
なのにこの鈍感さ…(泣)
さすがに呆れてくる(笑)
でも、そんなとこがまた好きなんだけどね。
:08/09/14 13:42
:SH904i
:☆☆☆
#11 [優]
学校に着いて別々の下駄箱に行く。
宏『みー、じゃあまた放課後な!』
美『うん!ゆうちゃん授業中寝ちゃダメだよ?』
雄『わかってるっつーの(笑)』
朝と帰りはよっぽどの理由がない限りあたしは三人で帰る。
ひろちゃんと同じ高校に入るために猛勉強した。
一緒に帰りたいから中学からやってきた部活も辞めて帰宅部に入った。
:08/09/15 08:50
:SH904i
:☆☆☆
#12 [優]
あたしは
ただひろちゃんと
一緒にいたかったから。
妹としか見てもらえなくても
傍にいたかったから…。
教室に入ると…
彩『おはよ!今日も保護者同伴(笑)?』
この子は
親友の太田彩華(オオタサイカ)。
細くて長身、
色白で整った顔、
名前負けしないくらいの
美人さんだった。
美『サーちゃん、保護者って言わないで(笑)それ笑えないから!』
:08/09/15 22:11
:SH904i
:☆☆☆
#13 [優]
彩『あはは!宏人さんの保護者っぷりも相変わらず?』
美『もう、更に拍車がかかってる……。朝から妹、妹ってさぁ!!』
彩『しかたないよ〜!どう見たってみのは妹キャラでしょ(笑)?』
サーちゃんは
あたしの名前から
『そ』を取って
『みの』って呼ぶ。
始めは嫌だったそのあだ名も
今ではお気に入りだったりする。
:08/09/15 22:16
:SH904i
:☆☆☆
#14 [優]
美『妹キャラって…(笑)』
彩『だってみのは子供みたいだし(笑)』
美『そりゃーそうだけど…。』
だってあたしは
童顔チビだし。
妹って思われるのもわかる。
彩『でも、勿体ないわ〜。』
美『何が?』
彩『だってみのちっこいのに胸あるし…。かわいいし。宏人さん以外だったらすぐ落とせるって(笑)』
:08/09/15 23:38
:SH904i
:☆☆☆
#15 [優]
美『ひろちゃん以外なんて絶対嫌だもんっ!!』
彩『はいはい、ごめんね。機嫌そこねないのっ!』
美『サーちゃんのバカ!!あたしがどれくらいひろちゃんが好きか知ってる癖に!』
彩『だからごめんってば(笑)』
サーちゃんには
あたしの三年ものの想いを
話してある。
サーちゃんは
実りがない辛い片想いは
辞めたほうがいいって
いつも言う。
:08/09/15 23:50
:SH904i
:☆☆☆
#16 [優]
でも、
そんなに簡単に
辞めれるもの
じゃないんだよね
恋愛は。
ガラッー。
担『ホラみんな席着いてー!ホームルーム始めるぞー。』
担任が入ってきた。
名前は行方(ナメカタ)
と言う変わった名前。
三十代後半の
ハゲオヤジ。
ちなみにあだ名は
『ナメセン』
ナメセンは
語尾を必ず延ばすのが
特徴だった。
:08/09/15 23:57
:SH904i
:☆☆☆
#17 [優]
ナメセンの長い長い
ホームルームが終わって
一時間目が始まった。
この日は担当の先生が
急な出張のため自習になった。
自習…何て言っても
真面目に自習なんて
やってる奴がいるわけもない(笑)
彩『みの、みの!宏人さん体育でサッカーみたい!』
サーちゃんが窓の外を見ながら
あたしを呼んだ。
美『どれどれー!?』
あたしもすかさず窓際に寄った。
:08/09/16 00:04
:SH904i
:☆☆☆
#18 [優]
美『あ!いたぁ!』
彩『さすがだてに三年見てるわけじゃないね。見つけるのはやいし(笑)』
そんなの当たり前。
三年前からずっと
彼だけを見てきたから。
美『気付くかなぁ?』
彩『この距離じゃムリムリ!』
さすがに三階じゃ
ダメかぁ…。
:08/09/16 00:07
:SH904i
:☆☆☆
#19 [優]
でも…
宏『みー!!』
ひろちゃんは
こっちに気付いたらしく
手を振ってくれた。
美『ひろちゃん!体育頑張ってねぇ!!』
宏『みーはサボってんなよ(笑)!?』
美『はーい//』
それだけ言って
ひろちゃんは
集合場所に戻って行った。
:08/09/16 10:41
:SH904i
:☆☆☆
#20 [優]
彩『…宏人さんの隣にいた男、睨むようにこっちを見てたよね!?』
美『え…?ひろちゃんの隣に男の人なんていた?』
彩『………呆れた(笑)あんた本当に宏人さんしか見えてないのね。』
美『だってひろちゃんしか視界にはいんないんだもん♪』
あたしがそう言うと
サーちゃんは
深い深いため息を
ついた。
彩『そんなこと言って宏人さんに彼女が出来たらあんたどーすんの!?』
:08/09/16 10:46
:SH904i
:☆☆☆
#21 [優]
ひろちゃんに
彼女……?
彩『だって宏人さんはあんなにかっこいいんだよ?ファンだってたくさんいるんだから!』
美『…………』
確かに。
外を見ると
男子のサッカーを
休憩している女子が
見ている。
その視線のほとんどは
ひろちゃんに向いて
いるように見えた。
:08/09/16 11:38
:SH904i
:☆☆☆
#22 [優]
美『やだっ!そんなのやだ!』
彩『……でもまぁ、今は宏人さんの中ではみのが一番だろうから安心していいんじゃない?宏人さん、みの以外の女の子とあんまり話さないし。』
美『そうなんだよね、それがせめてもの救い…。』
そんなことを
永遠と話していると
あっという間に
一時間目が終わった。
:08/09/16 12:56
:SH904i
:☆☆☆
#23 [優]
ひろちゃんを
校内で見かけることは
滅多にない。
だって三年生は一階、
あたし達一年生は
三階だったから。
だからこんな風に
校庭でひろちゃんを
見かける日は
本当にラッキーだった。
そのおかげで
一日ルンルン気分で
授業を終えることが出来た。
そして帰りは決まって
迎えに来てくれる。
:08/09/16 12:59
:SH904i
:☆☆☆
#24 [優]
宏『みー?帰るよ!』
雄『美園、早く来ないと置いてくよ?』
ドアからひろちゃんとゆうちゃんが覗き込む。
そんな様子を見て
教室の女の子がざわめく。
ひろちゃんはここでも
人気者だった。
美『まっ、待ってよ!サーちゃんじゃあまたね!部活頑張って!!』
彩『うん!また明日ね!』
:08/09/16 13:06
:SH904i
:☆☆☆
#25 [優]
慌てて教室を出た。
女子からの視線と
男子からの好奇の目が
正直痛い…。
宏『相変わらずみーは注目の的だなぁ。なんでなんだろーな(笑)』
雄『ぶはっ(笑)美園、ひろ全然わかってねぇよ//』
宏『え?なにが?』
ひろちゃんは
本当に鈍い。
どうしょうもないくらい
本当に鈍い。
美『なんでもないよ!』
……でも教えてあげない。
ひろちゃんが
モテるのなんて
いやだもん!
:08/09/16 13:14
:SH904i
:☆☆☆
#26 [優]
雄『美園は小悪魔だなぁ(笑)』
宏『え?みーは小悪魔なの!?』
ゆうちゃんは
意地悪!
あたしがどれだけ
ひろちゃんが好きか
わかってる癖に
絶対協力してくれない。
美『あたしが小悪魔ならゆうちゃんは大魔王だね。』
雄『はぁ!?』
宏『みー、俺は俺は?』
ひろちゃんは
目を輝かせながら
聞いてきた。
:08/09/16 13:19
:SH904i
:☆☆☆
#27 [優]
例えるなら
ひろちゃんは
“天使”
汚れなく
平等で誰にでも優しい
羽が綺麗な
“天使”だよ。
でも、あたしは
“悪魔”
だから
あたしとひろちゃんは
違いすぎる。
好きになっても
一生一緒にはなれない関係。
美『ひろちゃんは……堕天使…かな?』
宏『はぁ!?落ちぶれた天使かよ(笑)』
:08/09/16 13:25
:SH904i
:☆☆☆
#28 [優]
“堕天使”
って言ったのは
すこしでも
あたしに近い存在
でいてほしかったから。
あたしの願い…。
こんなことを
考える時点で
あたしとひろちゃんは
違うのにね。
:08/09/16 13:46
:SH904i
:☆☆☆
#29 [優]
宏『…みー?どうした?』
美『え?なんでもないよ?』
宏『なんか元気ないよ?何考えてんの?』
雄『どうせ夕飯のことでも考えてたんだろ?』
美『んー夕飯はハンバーグがいいなぁ♪』
:08/09/16 13:50
:SH904i
:☆☆☆
#30 [優]
ゆうちゃんのせいで
あたしは
ひろちゃんに完璧
食いしん坊だと
思われてしまった。
本当は違うのに(涙)
宏『みーは食っても食っても身長にいかねぇんだもんなぁ。』
雄『そ、コイツ胸にばっかり栄養いくの(笑)』
美『ゆ、ゆうちゃん!!』
ひろちゃんの前で
何ってこと言うんだ
このバカ兄貴!
:08/09/16 17:26
:SH904i
:☆☆☆
#31 [優]
宏『いいじゃん!みー、女はないよりあるほうがいいんだぞ?』
雄『そうそう!』
激しく同感すんなバカ兄貴!
美『……ひろちゃんも?』
宏『そりゃあ、俺も健全な男の子ですから♪』
雄『でも心配すんな!お前には間違っても手出したりしねぇから(笑)』
美『うっさい!雄ちゃんのバカ!』
:08/09/16 23:51
:SH904i
:☆☆☆
#32 [優]
そんなこと
言わないで。
ひろちゃんに
“妹”だってことを
実感させないで。
でないとまた…
宏『まあ、大事な妹に手出すほど俺は落ちぶれていないけどな(笑)』
ほらね。
いつもこうやって
妹扱いするんだ…。
:08/09/16 23:54
:SH904i
:☆☆☆
#33 [優]
ズキン−。
またひとつ
心が痛む。
美『…ひっ、ひろちゃん身長また伸びた?』
あたしは会話を
反らしたくて
違う話をした。
宏『あ、気付いた?とうとう175センチになったよ♪』
雄『まじ!?俺より5センチも高いじゃん!』
美『あたしより25センチも高いよ〜!?』
:08/09/16 23:58
:SH904i
:☆☆☆
#34 [優]
宏『みーはいつまでたってもおチビだもんな(笑)』
そう言って
ひろちゃんは頭を撫でる。
これはひろちゃんの癖。
あたしは昔から
こうされるのが
大好きだった。
美『おチビじゃないもーん//』
雄『いや、チビだろ(笑)ひろ、今日も寄って行くよな?』
宏『当たり前!』
:08/09/17 01:25
:SH904i
:☆☆☆
#35 [優]
ひろちゃんは
学校帰り必ず
と言っていいほど
家(正確にはゆうちゃんの部屋)
による。
あたしは
それが楽しみで
しかたない。
DVDを見たり
ゲームをしたり
楽しい一時だから。
:08/09/17 01:30
:SH904i
:☆☆☆
#36 [優]
だけど
こんなあたしの
ちっぽけな幸せさえも
奪う悪魔がやってくる
ことになる……。
雄『だだいま〜。』
マ『おかえり!』
宏『おばさんこんにちは!またお邪魔します!』
マ『あらあらひろちゃん。そんなにかしこまんないでくつろいでいいのよ〜?早く上がって上がって♪』
ママは見ての通り
ひろちゃんが好きか
大のお気に入りだった。
:08/09/17 01:48
:SH904i
:☆☆☆
#37 [優]
美『…ママ?あたしもいるんだけど……?』
ママ『あら、美園いたの!?ひろちゃんの影に隠れて見えなかったわ!』
美『へーへー。どうせちっちゃいですよーだっ!!』
宏『まあまあ//機嫌直せって、な?』
ひろちゃんが
あたしに向かって
微笑む。
それだけで幸せ♪
美『まあ、仕方ないから許してあげる//』
:08/09/17 01:53
:SH904i
:☆☆☆
#38 [優]
☆訂正☆
×→ひろちゃんが好きか
○→ひろちゃんが好きで
:08/09/17 01:55
:SH904i
:☆☆☆
#39 [優]
マ『さすがひろちゃん!美園の扱いに慣れてるわね!!どう、家に婿に来ない!?』
美『ママ!!!』
焦るあたしをよそに
ひろちゃんは…
宏『おばさんの手料理を毎日食べれるのはおいしいっすよね(笑)』
案外、世渡り上手…
なのでした。
:08/09/17 01:58
:SH904i
:☆☆☆
#40 [優]
雄『ほら、早く上がれって!』
あたし達が
話している間
ゆうちゃんは
既に家に上がっていた。
宏『わーってるよ(笑)じゃあ、お邪魔します!』
マ『どうぞ〜!後でお菓子持っていくわね♪美園も早く着替えてらっしゃい?』
美『はーい。』
:08/09/17 02:02
:SH904i
:☆☆☆
#41 [優]
バタン−。
部屋に入り
来ていた制服を脱ぎ
ハンガーにかけた。
下着姿のまま
ミラーの前に立つ。
美『“ないよりあるほうがいい”かぁ…。』
実はあたしは
胸がコンプレックスだった。
胸のせいで着たい服が
着れなかったり
周りに好奇の目で
見られてるような気が
していたから…。
でも、ひろちゃんの一言で
少し自分が
好きになりそうだよ。
ありがとう…。
:08/09/17 02:10
:SH904i
:☆☆☆
#42 [優]
クローゼットを開けて
お気に入りの
ワンピースを出す。
例え部屋にいるだけでも
ひろちゃんの前では
かわいい姿でいたいから……。
美『ひろちゃーん!今日は何する!?』
着替えてさっそく
ゆうちゃんの部屋に行く。
宏『みー、かわいいなぁ!ワンピース♪似合ってるよ!』
美『エヘヘ♪ありがとぉ!』
:08/09/17 02:19
:SH904i
:☆☆☆
#43 [優]
でも、悪魔は
じわじわと
あたしに歩み寄った。
宏『あのさぁ、今日俺ら体育だっただろ?』
美『ん?…うん。それがどうかした?』
宏『その時、俺の隣にいた男がみーと付き合いたいんだって。』
えっ……?
美『な、なんで!?』
宏『一目惚れしたんだとさ!』
:08/09/17 10:32
:SH904i
:☆☆☆
#44 [優]
雄『……隣にいた奴って?』
宏『ああ!慎太郎(シンタロウ)!』
雄『あー…。んでなんでひろがそんな事言うの?』
ゆうちゃんが
あたしの代わりに聞く。
きっとあたしが
ショックで
声がでないって
気付いているんだ……。
宏『しかたねぇだろ?紹介してって言われたんだから。』
その時の
ひろちゃんの気持ちは?
嫌じゃないんだ…?
:08/09/17 10:40
:SH904i
:☆☆☆
#45 [優]
宏『……みー?ダメかな……?』
そんな悲しげな顔
しないで…。
辛いのはあたしだよ…?
ひろちゃんは
何もわかってないよ。
その時………
宏『みー?何で泣くの……?』
涙が頬を伝って
床に落ちた。
:08/09/17 10:43
:SH904i
:☆☆☆
#46 [優]
悲しくて
涙が止まらなかった。
あたしの気持ち
バレちゃダメなのに…。
宏『みー…?』
ひろちゃんが
あたしの肩に
触れようとした
その時…
ふわっ!
雄『美園、腹いてぇんだろ!?朝から言ってたもんな!今日はとりあえず部屋戻れ?』
そう言って
ゆうちゃんはあたしを
抱き抱え部屋を出た。
:08/09/17 10:48
:SH904i
:☆☆☆
#47 [優]
バタンー。
あたしの部屋に入って
ゆうちゃんが
ベットに寝かせてくれた。
雄『…ったくアイツは本当鈍くてしようがねぇよなぁ………。適当にごまかしとくからお前は休んどけな?』
それだけ言って
ゆうちゃんは部屋を
出ようとした。
美『………うん。』
雄『…美園?』
ゆうちゃんが
ドアの前で立ち止まった。
:08/09/17 10:52
:SH904i
:☆☆☆
#48 [優]
美『………なぁに?』
雄『…………』
沈黙が重かった。
雄『なあ、ひろのことはやめとけ…?』
美『………なんっ……。』
あまりにも
突然の言葉で
『なんで?』
が言えなかった。
宏『アイツを好きでいても美園が傷付くだけだよ?』
ゆうちゃんは
それだけ言って
部屋を出た。
:08/09/17 10:56
:SH904i
:☆☆☆
#49 [優]
傷付くだけ?
なんで?
妹としか
見てもらえないから?
それともゆうちゃんは
なにか知ってるの?
気が付くと
あたしはそのまま寝ていて
ドアを叩く音で目覚めた。
宏『みー?寝てる?』
ドアの外で
ひろちゃんが言った。
でもあたしは
返事をしなかった。
宏『俺、帰るから。…体、お大事にな?じゃあまた明日……。』
:08/09/17 13:47
:SH904i
:☆☆☆
#50 [優]
ガタッ。
あたしは思わず
立ち上がった。
バンッ!
美『ひ、ひろちゃん!!』
ドアをおもいっきり
押し開けた。
宏『…みー?どうした?』
ひろちゃんが
びっくりした顔で
あたしの顔を
覗き込んだ。
:08/09/17 17:06
:SH904i
:☆☆☆
#51 [優]
美『あ……いや、なんでも…ないです。』
宏『なーんだそれ(笑)………みー、ごめんな!』
美『え?』
なんで
ひろちゃんが謝るの?
悪いのは
あたしだよ?
宏『慎太郎にはうまく言っとくから安心しろな?…俺はもう協力とかしねぇから。』
ひろちゃんは
そう言って
あたしの頭を
撫でた。
:08/09/17 17:11
:SH904i
:☆☆☆
#52 [優]
美『ひろちゃん、ごめんね?』
宏『何で謝るん(笑)?』
美『だって………』
ひろちゃんは
ニコッと笑って
あたしの髪を
くしゃくしゃと
撫でた。
美『ぐちゃぐちゃになっちゃうよー//』
宏『すぐ怒るのがみーの悪いところだけど、素直に謝るとこがいいところだな!』
:08/09/17 22:44
:SH904i
:☆☆☆
#53 [優]
宏『じゃあ、俺帰るな?』
美『うん!!また明日ね!』
宏『おう!また明日も迎えくるな?』
美『うん!』
ひろちゃんを
玄関まで送って
また
部屋に戻った。
:08/09/17 22:47
:SH904i
:☆☆☆
#54 [優]
部屋に戻る途中
ゆうちゃんの部屋が
視界に入った。
さっきの
意味深な言葉が
気になる。
でも……
まだ聞いちゃいけないような
そんな気がする。
あたしは
視線を自分部屋に戻し
ドアを開けた。
:08/09/17 23:49
:SH904i
:☆☆☆
#55 [優]
すると……
雄『おせーよ、馬鹿//』
美『ゆ、ゆうちゃん!?なんでいるの!?』
雄『美園にはなしとかなきゃいけないと思って。』
ドキッ−。
美『ななな、なにを…?』
雄『ひろ…『あ゛ーーーー』
ゆうちゃんが
話そうとすると同時に
あたしは声をあげて
耳を塞いだ。
:08/09/18 00:03
:SH904i
:☆☆☆
#56 [優]
雄『な、なんだぁ!?』
美『やだやだ!聞きたくない!やーだーやーだーやーだよー!』
あたしは耳を
塞いだまま
子供のように
だだをこねた。
雄『美園、落ち着けって!』
美『あ゛ーーあ゛ーーあ゛ー』
雄『ひろのことじゃねーから!』
ピクッ−。
:08/09/18 00:07
:SH904i
:☆☆☆
#57 [優]
美『…ほんと?』
あたしは
耳に当てていた
手を離した。
雄『おう。』
美『なぁに……?』
雄『ひろが言ってた“慎太郎”に気をつけろよ?』
:08/09/18 00:09
:SH904i
:☆☆☆
#58 [優]
美『え?なんで?』
ひろちゃんは
友達だから
勧めてきたんじゃないの?
雄『アイツ普段はいい奴なんだけどちょっと一癖ある奴なんだよ。』
:08/09/18 00:21
:SH904i
:☆☆☆
#59 [優]
美『一癖って?』
雄『まあ、そのうちわかるって//』
それだけ言うと
ゆうちゃんは
部屋を出て行った。
美『…なんだったんだ?』
あたしは
独り言を言い
ベットに
ダイブした。
:08/09/18 05:18
:SH904i
:☆☆☆
#60 [優]
すると
携帯から
メール受信を知らせる
着信音が鳴った。
《送信元 ひろちゃん》
―――――――――――――――わりぃ…。慎太郎に協力できないっつたけど、アイツ諦めてねぇみてぇ…。なんかあったらすぐに俺か雄大に言えよ?
―――――――――――――――
絵文字もない
シンプルな
メールだったけど
それからでも
ひろちゃんの優しさを
十分感じた。
:08/09/18 15:04
:SH904i
:☆☆☆
#61 [優]
次の日…
ガチャッ。
マ『美園〜?起きなさ〜い?』
ママが部屋に
起こしに入った。
美『起きてるよ…。』
マ『あらめずらしい。今日はどうしたの?』
美『べっつにぃ………』
あたしは
“慎太郎”のことが
気になって眠れなかった。
:08/09/18 15:10
:SH904i
:☆☆☆
#62 [優]
二人が
あんなに必死になって
忠告するのだから
きっと
相当ヒドイ
“癖”があるのだろう。
雄『美園、ほら行くよ?』
美『あ、うん!』
ゆうちゃんに言われ
いつものように
朝ご飯を食べずに
家を出る。
:08/09/18 17:14
:SH904i
:☆☆☆
#63 [優]
宏『よぉ!おせぇぞ?』
雄『わりぃな!』
玄関先には
いつものように
ひろちゃんがいる。
美『ひろちゃんおはよ!』
宏『みー、おはよ!ホラ!どうせまた食って来てねぇんだろ?』
そう言っていつものように
あたしにパンをくれる。
そして三人仲良く
学校に向かう。
すべてがいつも通り。
……のはずだった。
:08/09/18 17:26
:SH904i
:☆☆☆
#64 [優]
校門に向かうと
誰かを待っているらしい
男の姿があった。
ひろちゃんくらい
身長が高くて
色黒。
ワックスで無造作に
整えられた茶髪に
金メッシュの男。
あたしは一度向いた
視線をまた元に戻した。
:08/09/18 17:45
:SH904i
:☆☆☆
#65 [優]
雄『げっ!!慎太郎じゃん……………。』
宏『…本当だ…。』
美『は!?』
アイツが!!
:08/09/18 19:45
:SH904i
:☆☆☆
#66 [優]
慎太郎と呼ばれるチャラ男は
こっちを見てニコッと
笑って近付いて来た。
宏『…みー、俺の後ろに隠れてろ。』
ひろちゃんが怖いほど
真剣な顔をして言った。
慎『うわっ!ひっでぇ!ひろ、俺ら友達じゃん?ちょっとくらい美園ちゃんとはなさせてよ(笑)』
慎太郎の声はひろちゃんより
ずっと低くゾクッとした。
:08/09/18 21:55
:SH904i
:☆☆☆
#67 [優]
雄『バカ!大事な妹をお前なんかに近づかせるわけにいかねぇだろ!』
ゆうちゃんが睨む。
え?
何で二人とも
こんなに怒るの?
あたしが不思議そうな
顔をしていると…
慎『何で二人が俺を君に近づけないようにしているか不思議?』
:08/09/18 22:31
:SH904i
:☆☆☆
#68 [優]
美『……う、うん。』
慎『それはね………俺が女たらしだから♪』
へっ?
それだけ?
そんな恰好とか見れば
一目瞭然じゃん。
美『………?』
あたしがさらに
不思議そうな顔をしていると
慎太郎がさらに近付き
耳元で…
:08/09/18 22:37
:SH904i
:☆☆☆
#69 [優]
慎『…俺、誰かを好きな女の子を落として自分のものにするのが好きなんだ……。美園ちゃんみたいな子をね。』
慎太郎がまわりに
聞こえないように
耳元で小声で
囁いた。
ゾクッ−。
寒気がする。
美『いやっ!!!』
宏『おい!慎太郎いい加減にしろ!』
:08/09/18 22:41
:SH904i
:☆☆☆
#70 [優]
慎『悪い悪い!そう怒るなって保護者くん♪今日は美園ちゃんに俺の顔覚えてもらいたくて来ただけだから♪』
慎太郎は悪びれもなく
ケロッとした顔で言った。
雄『ひろ、美園!行こうぜ!』
ゆうちゃんがあたしと
ひろちゃんの肩を掴む。
そんな様子を見て…
慎『みー……またねっ♪』
:08/09/18 23:02
:SH904i
:☆☆☆
#71 [優]
美『み、みーって呼ばないで!』
あたしはそれだけ言って
ひろちゃん達と
校舎に入った。
「みー」って呼ぶのは
ひろちゃんだけ。
ひろちゃんだけの
特権なの。
他の人になんて
呼ばれたくない。
宏『じゃあ、みー俺ら教室行くな?放課後迎え来るけどくれぐれも慎太郎に気をつけろよ?』
:08/09/18 23:07
:SH904i
:☆☆☆
#72 [優]
美『わかってるよ!じゃあ、放課後ね?』
それだけ言って
二人と別れた。
教室に入ってすぐ
サーちゃんが
あたしに気付いて
寄って来た。
彩『みの、おはよ!』
美『サーちゃーん(涙)怖かったぁ……。』
彩『なになにどうしたの?』
あたしはサーちゃんに
朝の出来事を話した。
:08/09/18 23:22
:SH904i
:☆☆☆
#73 [優]
彩『なるほどねぇ……。じゃあ、昨日宏人さんの隣でこっちを見ていたのが慎太郎って奴だったのね。』
美『…たぶん。』
彩『噂なら聞いたことある。狙った獲物は逃がさないけど飽きたらすぐポイなんだって!』
美『サイテー!気をつけなきゃ…。』
彩『でも、みのには宏人さんと雄大さんという強いボディーガードがいるから大丈夫だって!』
美『だよね!』
あたしはすっかり安心しきっていた。
:08/09/18 23:29
:SH904i
:☆☆☆
#74 [優]
お昼休み……
サーちゃんは
委員会の集まりが
あってお昼は
一緒に食べれなかった。
他のクラスメイトと
一緒に食べていると……
男『みの〜?』
クラスの男が
話しかけて来た。
美『なぁに〜?』
男『麻生宏人って人が放課後やっぱり音楽室で待ち合わせにしようってみのに伝えてだって!』
美『わかった!ありがと!』
:08/09/18 23:34
:SH904i
:☆☆☆
#75 [優]
そして放課後…
何で音楽室なのかなぁ
なんて思いながらも
音楽室に向かった。
キィ−……。
美『……ひろちゃん来たよー…?』
変だな………。
?『待ってたよ。』
ビクッ!
突然後ろから声がした。
:08/09/18 23:38
:SH904i
:☆☆☆
#76 [優]
振り向くと
そこには
ニヤニヤと笑っている
慎太郎がいた。
美『え…?ひろちゃんは…。』
慎『君はバカ?いるはずないじゃん(笑)』
美『……騙したの!?あたし帰る!!』
出ようとすると……
ガシッ!
慎『…逃げることないじゃん?』
腕を掴まれた。
:08/09/18 23:41
:SH904i
:☆☆☆
#77 [優]
美『…は、放してください…//』
慎『やーだねっ。』
口は笑ってるのに
目が笑ってない……。
怖い…。
怖い。
ひろちゃん………
助けて………。
慎『……ひろなんかやめて俺にしなよ?』
:08/09/18 23:45
:SH904i
:☆☆☆
#78 [優]
美『…はっ?』
慎『アイツのどこがいいわけ?優しいところ?俺のほうが優しいよ』
美『なに言って……』
慎『顔がいいとこ?俺だって負けてねぇし。』
美『いい加減にして!手、話して!』
慎『…じゃあ、どこが好きか言ってみなよ。言ったら放してやる。』
美『あんたなんかに話す価値なんかない!!』
:08/09/18 23:51
:SH904i
:☆☆☆
#79 [優]
慎『言えねぇんだろ?その程度ならやめて俺に乗り換えろって?』
美『冗談やめて!!あんたよりひろちゃんの方がよっぽどいい男なんだから!』
ギリッ!
掴んだ手に
さらに力を入れて来た。
慎『……いい加減調子に乗るとここで犯すよ?』
慎太郎の顔から
笑みが消えた。
きっと本気…。
でもあたしは負けない!!
:08/09/18 23:57
:SH904i
:☆☆☆
#80 [優]
美『…ひろちゃんは……ひろちゃんはあんたなんかより百倍……千倍カッコイイんだから!』
ダンッ!!
あたしの叫びとともに
慎太郎はあたしを
机に押し倒した。
嫌だ……
嫌だ嫌だ。
だけど絶対泣いたりしない!!
あたしは唇を噛み締めて
涙を堪えた。
その時………
ガラッ!!
宏『みー!!!!』
:08/09/19 00:03
:SH904i
:☆☆☆
#81 [優]
雄『おい!慎太郎!お前何してんだよ!!』
ゆうちゃんがあたしから
慎太郎を引き離す。
慎『あ〜あ。いいところで保護者の登場かぁ…。』
宏『…てめぇ、ふざけんなよ……。』
ひろちゃんが
握っていた拳を
振り上げようとした時……
ガンッ!!!
慎『痛っっ!!!』
:08/09/19 00:09
:SH904i
:☆☆☆
#82 [優]
宏『み、みー!?』
雄『美園!?』
あたしは
背を向けていた
慎太郎の急所を
おもいっきり
蹴りあげた。
美『あんたなんかに一億積まれたって乗り換えたりなんかしないんだから!!』
それだけ言って
丸まって痛がっている
慎太郎をほっといて
音楽室を出た。
:08/09/19 00:13
:SH904i
:☆☆☆
#83 [優]
宏『み、みー待てって!!』
ひろちゃんが
あたしの肩を掴んで
呼び止める。
宏『みー?……なんで震えてるの?怖かった?』
怖かった……。
それに悔しかった。
ひろちゃんを
侮辱されて
すごく悔しかった。
この震えは
恐怖と怒りからきた
震えだった。
:08/09/19 00:16
:SH904i
:☆☆☆
#84 [優]
宏『よしよし、怖かったんだな?……今日だけ俺の胸貸してやる。』
そう言って
ひろちゃんは
あたしを抱きしめた。
ひろちゃんの体に
すっぽりはまって
ひろちゃんの香水に
酔いしれた時……
雄『………何が怖かったって美園の行動が一番怖かったよ俺は…(笑)』
宏『ぶはっ(笑)』
:08/09/19 00:22
:SH904i
:☆☆☆
#85 [優]
美『あ、あの時は…ひっ、必死だったんだもん//』
雄『あはははは//…あいつしばらく女作れねぇんじゃね(笑)?』
宏『あはは//まぁ、今までの行いが悪かったんだから当然だろ(笑)』
美『そ、そんなにマズかった…?』
雄『男としては気の毒だな♪さーて…帰るか!!』
:08/09/19 00:26
:SH904i
:☆☆☆
#86 [優]
帰り道…
美『そう言えば何で音楽室だってわかったの?』
雄『ああ、教室行ったら彩華がひろと音楽室で待ち合わせとか言ってたからおかしいと思ってだな……』
美『…サーちゃーん(涙)』
雄『いやいや、助けたの俺らじゃね?』
宏『最後はおいしいとこ持ってかれたけどな(笑)』
美『それは言わないで……//』
:08/09/19 00:40
:SH904i
:☆☆☆
#87 [優]
そして
いつものように
三人で帰ろうとすると……
慎『ま、待てよ!!』
後ろから
慎太郎が叫んだ。
雄『なんだ…。まだいたのかよ……。しょうがねぇなぁ………。』
ゆうちゃんが
歩み寄ろうとした時……
慎『悪かった!!!』
慎太郎が頭を下げた。
美『………は!?』
:08/09/19 08:53
:SH904i
:☆☆☆
#88 [優]
あたしら三人は
突然のことで
呆気にとられた。
慎『汚ねぇ手使って本当に悪かった……。反省してる……。ごめん……。』
宏『…だって。みー、どうする?』
美『まぁ………反省してるなら許すしかない……よね。』
慎『まじ!?』
すると慎太郎は
うれしそうな顔をして
頭を上げた。
:08/09/19 08:58
:SH904i
:☆☆☆
#89 [優]
慎『ありがと!じゃあ、これからは正々堂々行くからよろしくな、みー♪』
は?
なになに?
どういうこと!?
雄『…慎太郎?それはどういう意味で……?』
慎『俺、こんなに拒否られたの初めてでさ。こうなったら本気でみーのこと好きにさせてやるっておもっちまった!!』
いやいや、
有難迷惑ですからそれ!!
:08/09/19 09:03
:SH904i
:☆☆☆
#90 [優]
宏『…みーも大変なのに好かれちまったなぁ(笑)』
美『ちょっと!!ひろちゃん!笑い事じゃない!!!』
慎『……じゃあ、さっそく家までお供します、姫!!!』
ゆうちゃんと
ひろちゃんは
たじたじになっている
あたしをみて
大爆笑している。
美『姫って呼ぶな!』
慎『じゃあ、美園?』
美『呼び捨てにするな!!』
:08/09/19 09:07
:SH904i
:☆☆☆
#91 [優]
慎『じゃあ、みのちゃん!帰りましょう!!』
美『ひろーちゃーん〜(涙)//』
宏『あはは//まあ、害はなさそうだからいいんじゃねぇの(笑)?』
雄『そうそう!じゃあ、帰るベ♪』
こうして
不本意ながらも
保護者が一人
増えてしまったのでした…。
:08/09/19 09:11
:SH904i
:☆☆☆
#92 [優]
長期間放置して
すいませんでした。
もう一つの話しを
書いていましたが
構成がうまくいかず、
ありきたりな感じに
なってしまったので
勝手ながら
削除させていただき、
こっちを書いていこうと思います。
必ず完結させるので
もし良かったら
お付き合いください。
:09/01/17 16:15
:SH905iTV
:☆☆☆
#93 [優]
翌日……。
ガチャッ。
宏『おはよ!』
ドアを開けるといつものように迎えに来てくれる愛しい人。
………とプラス一名。
美『……ちょっとなんでいるの!?』
慎『みのちゃんオハヨー♪』
ニコニコしながらうざいくらいのテンションでソイツは言う。
:09/01/17 16:21
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:☆☆☆
#94 [優]
雄『あれ?慎太郎って家まったく逆方向じゃなかったっけ?』
宏『そういえばそうだったよな!』
あたしは慎太郎の様子を
じっと見た。
慎『ん?そんなの愛しいみのちゃんのために早起きしたに決まってんじゃん♪』
そんなに堂々と
言われても………
決まってなくていいから(笑)
:09/01/17 16:25
:SH905iTV
:☆☆☆
#95 [優]
宏『あ、みー!ほらよ〃』
ひろちゃんは
そう言っていつものように
パンをくれた。
美『わぁい♪今日はいちごロールだぁ〃』
宏『みーは甘いパンが大好きだからな!』
慎『ピンクのいちごロールは姫にピッタリだねっ☆』
ウインクしながら
言う慎太郎。
姫姫姫姫って
恥ずかしくないのかな(笑)
:09/01/18 00:25
:SH905iTV
:☆☆☆
#96 [優]
美『もー!!姫って呼ばないでってば!!』
慎『わかりましたッツ!姫君!!』
……わかってないし(笑)
雄『なぁ?』
宏『ん?』
雄『慎太郎ってあんな奴だったっけ?』
宏『いや?全然違う。』
雄『美園が原因か……。』
あたしは慎太郎とふざけていて
二人がこんな会話を
していた事に気付かなかった。
:09/01/18 00:31
:SH905iTV
:☆☆☆
#97 [ぎぶそん]
あげ

木村です^ヮ^
また絡んで下さい(>_<)/
:09/01/18 00:33
:SH705i
:☆☆☆
#98 [優]
学校について
まずあたしは注目の的だった。
そりゃあそのはず。
ひろちゃんは
先輩後輩に関わらず人気者。
雄ちゃんは
こう見えて生徒会長。
見かけに寄らず頭がいい。
だから先生にも生徒にも
一目おかれていた。
そんな二人と
毎日登下校が一緒なあたしは
いつも注目されていた。
:09/01/18 00:38
:SH905iTV
:☆☆☆
#99 [優]
?『ちょっと!なんで慎太郎が一年の女と一緒に登校してるわけ!?』
突然前から
気が強そうな女の人が出てきて
慎太郎の腕を掴んだ。
なんで一緒かって?
…………そんなの
あたしの方が聞きたいわ(笑)
慎『有実ちゃんごめんね。実は君は遊びだったんだ。』
……うわっ!
最悪!
:09/01/18 00:47
:SH905iTV
:☆☆☆
#100 [優]
有実と呼ばれるその女性は
青のリボンをしていた。
家の学校は
学年ごとに
リボンの色が違っていて、
あたしたち一年生は赤。
二年生は緑。
三年生は青だった。
だからその人は
ひろちゃんたちと
同じ三年生だった。
:09/01/18 00:52
:SH905iTV
:☆☆☆
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