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#139 [◆LOSh2yD9/c]
ぐっはー!
俺は何意味不明なこと言っちゃってんだ〜
奴は一瞬驚いたような顔をした後、声を出して笑った。
「ははは。そうだな、お互い頑張ろうぜ」
俺はこの時、この人と奥さんが上手くいけばいいなと本当に思った。
「っと、おいもう3時過ぎてるぜ?お前学校あんだろ?」
「あー、最悪だ…」
「はは、大丈夫か?」
:09/03/23 21:55
:F906i
:☆☆☆
#140 [◆LOSh2yD9/c]
「んー。たぶん」
俺は力無く笑う。
本当は休みたい所だけど、こんなことでサボりたくないし、休んだら何か悔しいじゃん?!
まぁでもそろそろ帰んないとまじでやばいかもな
―…でも何故か
まだ此処にいたいと思っている自分がいた。
この人と一緒にいたいと…
:09/03/23 21:58
:F906i
:☆☆☆
#141 [◆LOSh2yD9/c]
「じゃあ…俺、帰るわ」
「…そ」
「…あんたは帰んなくていいの?」
「んー、俺もそろそろ帰るよ」
「そっか。じゃあ…」
そう言って俺はベンチから立ち上がった。
何だか、少し寂しい。
「ああ、気をつけて帰れよ未成年」
「はあ?何だそれ」
:09/03/23 22:00
:F906i
:☆☆☆
#142 [◆LOSh2yD9/c]
俺は思わず吹き出すと、奴もつられたのか笑顔になる。
「…あのさ、俺明日フランスに戻るんだ」
「はあ?!」
突然フランスと言う言葉が出てきて、俺の目は点になる。
何こいつフランス人?
確かに悔しいがこいつは美形だけど、日本人以外には見えないぜ?!
「仕事の関係で今はフランスにいるんだよ。でもエリサを…妻を追って来たって訳」
:09/03/23 22:08
:F906i
:☆☆☆
#143 [◆LOSh2yD9/c]
「は、はぁ…」
「でもあいつも忙しい身だからな、逢えなかった…。何も言わずに日本に来ちゃったから、明日には戻らなきゃマズいんだよ色々と」
「へぇー…」
何かややこしくなってきたぞ。
…ん?とゆーことは??
「え、じゃああんた帰る家ないの?」
「いや、家はある」
「そう、なら、いいけど…」
ボンボンか!!
:09/03/23 22:11
:F906i
:☆☆☆
#144 [◆LOSh2yD9/c]
「…さて、俺も少しは頭冷めたし帰るか」
奴は無理矢理思考を遮断するかのようにして、膝をパンッと叩いて立ち上がった。
俺はそんな姿に少したじろぎ、頷くことしか出来なかった。
「あ、あぁ…」
これ以上はもう何も話せないだろう
直感的に、そう思った。
「お前はまだ若いんだし、これからなんだぜ?元気だせよ」
「うん…あんたもな」
:09/03/23 22:14
:F906i
:☆☆☆
#145 [◆LOSh2yD9/c]
「じゃあな…」
「…じゃ」
そう言って俺たちは別れた。
…もう、二度と逢うことはないだろう
明日には奴は日本(此処)にいない訳だし
あー。何か不思議な体験をした気分だ
こんなこともあるんだな、と少し苦笑しながら歩いた。
まぁ…お陰で俺も少しは気が楽になったのは確かだし、奴に出会えて良かったのかもな
:09/03/23 22:21
:F906i
:☆☆☆
#146 [◆LOSh2yD9/c]
名前くらい聞いときゃ良かったか
あ、そーいや俺も名乗ってないか
そんなことを考えながら、公園出入り口付近に停めておいたバイクの元へと向かった。
明日から、いや今日からか。
俺はまた頑張ろう!
あいつの言うように、まだ若いんだしな!
よし!!
―この奇妙な出会いが、俺の人生を大きく変えていく始まりにすぎなかったことを、この時の俺には知る由もなかった…―
:09/03/23 22:46
:F906i
:☆☆☆
#147 [◆LOSh2yD9/c]
「わっははは…!」
「………」
真っ昼間のキャンパス内に、玲司の馬鹿笑いが響く。
他の学生は、何事かという感じで怪訝そうにこっちを見ている。
ヤメロ、そんな目で見ないでくれー
そんな周りの目を、玲司は気付いているのかいないのか、一向に笑うのを止めない。
…いや、前者だ。確実に前者だコイツは!!
「…お前さ、いつまで笑ってんだよ」
俺はイラつきを全面的に出しながら言った。
:09/03/25 04:37
:F906i
:☆☆☆
#148 [◆LOSh2yD9/c]
「ははは、わりーわりー」
「てめぇ!わりーなんて微塵も思ってねーだろ!!」
くっそーケラケラ笑いやがって!!
俺の隣で笑っているこの憎たらしい野郎は、
笹峰玲司。
高校時代からの、 一 応 親友。
…それはさておき、
どうして俺が玲司に笑われているかというと、話は今日の明け方に遡る…
:09/03/25 04:41
:F906i
:☆☆☆
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