短編集
最新 最初 全 
#102 [◆LOSh2yD9/c]
あんな満面な笑顔で去られて、もう何て言うか、怒りとか悲しさを通り越した何とも言えない感情が、胸にしっかりちゃっかりぽっかりと大穴を開けた感じだった。
クソー
腹立つ!!
また潤んできやがったー
俺の涙腺崩壊っっ
ガアアアアッ情けねぇー
いっそのこと大泣きした方がすっきりするかな…
あーでも絶対目ェ腫れる…
男が失恋で大泣きして目腫らして学校休んで寝込むなんて……
そんな恥ずかしいこと出来るかあああああああっっっ
無理だムリムリ!!
落ち着け俺!
冷静になるんだっ
:09/02/23 16:56
:F906i
:☆☆☆
#103 [◆LOSh2yD9/c]
「…はぁ。」
………何か疲れた。
アホらし…
ふわっと生暖かい風が吹いた。
木の葉が揺れる音が聞こえる。
今日が真冬じゃなくて良かったな…
と、星空に向かって小さく微笑んだ。
ちょっとベンチにでも座るかと思い後ろを振り返ると、丁度真後ろにベンチがあったので、俺はトボトボトと歩き出した。
「よいしょ…」
……俺はおっさんか!
と、心の中でツッコミを入れた。
:09/02/24 02:55
:F906i
:☆☆☆
#104 [◆LOSh2yD9/c]
「…はぁー」
駄目だ。
全てにおいてもう、溜め息しか出ないや
「はぁ……」
…そのことにも溜め息が出る。
「………」
どのくらいそうしていたか、俺はずっと地面を見つめていた。
たぶん、ほんの二、三分程度だろう。
でも今の俺にとっては、時間の流れがスローに思える…
:09/02/24 02:58
:F906i
:☆☆☆
#105 [◆LOSh2yD9/c]
「……はぁー」
もう一度大きく溜め息を吐くと、俺は顔を上げた。
夜空は先程と変わらず、光り輝いている。
とても綺麗で、また泣きそうになった。
俺ってこんな泣き虫だったかな…
あー最悪!
だっせー
「はぁ。」
そんなことを思っていると、隣から俺のではない小さな溜め息が聞こえてきた。
:09/02/24 03:00
:F906i
:☆☆☆
#106 [◆LOSh2yD9/c]
「!!?」
俺は吃驚して、勢い良く声のした方へ顔を向けた。
そこには、長く伸びた脚を組み、頬杖を突いた男が座っていた。
「………」
「…っ???」
……なっ、ななっ?!
ななな何で此処に人がいんだあーっ!!?
開いた口が塞がらないとはこの事かと、声にならない声を上げて、俺は、強く思った…
「……は?なん、で…??」
:09/02/24 03:04
:F906i
:☆☆☆
#107 [◆LOSh2yD9/c]
いつからだ?
いつからコイツは隣にいたんだ??!
つーか!そもそも何なんだ一体!?
此処に着いた時は誰もいなかった筈…
それに、気配とかで普通気付くよな……
俺が隣に突如現れた?男を凝視したまま一人でパニクっていると、そいつは視線だけこちらに向けて、またすぐに戻した。
「…っ?」
な、何なんだっ??
い、意味がわかんねーっっ!!
……あ!コイツは幽霊か?!
いやっ俺霊感ねーし!
「……あ、あのー…?」
俺は勇気を出して、とりあえず話しかけてみた。
:09/02/24 03:06
:F906i
:☆☆☆
#108 [◆LOSh2yD9/c]
…冷静になれ、俺。
本当に幽霊なら溜め息は吐かない!!(筈!)
「…………」
そいつは、まるで俺のことなど眼中にないかのようにぴくりとも動かず、黙ったまま目を伏せた。
「………??」
俺は一瞬戸惑ったが、此処を離れるには今がチャンスだとふと思った。(何の根拠もないが…)
だってそうだろ?
こんなワケわかんねー奴が隣にいてさ。
しかもこんな真夜中に!
怪しすぎるっつの!!
今の世の中何が起こるかわかんねーし、早急にこの場から立ち去らねばっっ
:09/02/24 03:11
:F906i
:☆☆☆
#109 [◆LOSh2yD9/c]
そう思った俺は、奴に気付かれないようそーっと腰を上げかけた。
…その時。
「行くの?」
「え?!!」
俺は驚いて奴の方を見ると、さっきと変わらず頬杖突いたままだが、今度はしっかりと顔を向けていた。
その瞬間、この夜と同じ色をした瞳と眼が合った。
どこまでも深い、吸い込まれそうな闇に……
「…いや……」
俺は慌てて目をそらし、上げかけた腰を戻した後、そう答えた。
:09/02/24 03:15
:F906i
:☆☆☆
#110 [◆LOSh2yD9/c]
「…そ」
奴は小さく呟くと、また目を伏せてしまった。
「………??」
何か良くわかんねーけど、危害を加えるような危ない奴ではない……のかな?
怪しい奴だけど!
「………」
俺は再び夜空を見上げた。
何だか、不思議な気分だな…
「はぁ。」
そんなことを思っていると、再び小さな溜め息が奴から聞こえてきた。
:09/02/24 03:18
:F906i
:☆☆☆
#111 [◆LOSh2yD9/c]
「…げ!!」
振り向くと、そこには負のオーラと言うか、重い空気と言うか…
兎に角、ドス黒いどよーんとした物体がのし掛かるように奴の周りを覆っていた。
そう!
まさにこの夜の公園と一体化しているかのように!!
……て、
「え?!ちょっ…大丈夫ですか??!」
俺は慌てて奴を揺さぶる。
「おいっしっかりしろって…!」
変な汗が出るとはこのことかっ……!!
と、奴の周りの変なオーラを振り払いながら一瞬思った。(変なとこ冷静)
:09/02/24 03:22
:F906i
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194