短編集
最新 最初 🆕
#41 [◆LOSh2yD9/c]
「誘いを受けたなら受けたで、陽菜にちゃんと言う。陽菜も頭ごなしに怒んないで、直くんの話をちゃんと聞く。」


相手が知らなければ、誰と逢おうがなかったこと。
秘密が増える。
例え何もなかったとしても、普通誰だって怒るし、悲しいよね。
陽菜みたいな人は特に。

だから余計言いづらくなって、ずるずる引きずってしまう。
悪循環。

⏰:08/09/27 13:27 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#42 [◆LOSh2yD9/c]
【直人はさ、優しすぎるんだよ…。陽菜にも、周りにも。あんまり断れない性格だし、陽菜の我が儘も何だかんだで聞いてくれて…。】

いつかの陽菜の言葉が再生される。
あぁ、そんな事良く言ってたよね。
胸の内を話す時の陽菜は、いつも苦しそうに笑ってたっけ…






……わかってるんだ。

⏰:08/09/27 22:40 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#43 [◆LOSh2yD9/c]
本当は、全部わかってるんだ。

陽菜は。

だけど、独占欲が、意地が、プライドが、色んなものが邪魔してしまうんだろう。

だから…わかってしまった時、爆発する。

あくまであたしの推測だけど、近いんじゃないかな。

⏰:08/09/27 22:49 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#44 [◆LOSh2yD9/c]
…あー


何か焦れったくなって来た。

何であたしがあれこれ考えてんだ。

二人は相変わらず無言のまま。

そろそろまとめちゃっても良いかな?

この公園に来てから気付いた事がある。

…結構寒いんだよね。

君達は、寒くないの?

⏰:08/09/28 07:32 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#45 [◆LOSh2yD9/c]
…まぁ、それどころではないか。

「………仲直り、する?」

あたしは静かに聞いた。

「………」

「………」

「…………俺は、仲直りしたい。陽菜と別れたくない」

「………………これで最後だよ。次やったら本当に別れるから」

「…うん。ごめん……」

⏰:08/09/28 16:41 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#46 [◆LOSh2yD9/c]
「……それからっ、もう隠し事はしないで!陽菜も、少しは大人になれるよう努力するから…」

陽菜は拗ねたように言葉を続ける。

「…陽菜だって、直人と別れたくないし」

途端、直くんの顔がパッと華やいだ気がした。



「クスッ…」

あたしは思わず小さく笑った。

⏰:08/09/29 23:27 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#47 [◆LOSh2yD9/c]
何か可愛いなぁって。
良かったなぁって。

そう、思ったから…


やっぱりあたしが来なくても、この二人は大丈夫だったかな…。

「…良かったよ。これで一件落着って事で、いいんだよね?」
あたしは満面の笑みで問い掛ける。

「うん…。ゆっきー、ありがとう。…本当に、来てくれてありがとう。」

⏰:08/09/29 23:38 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#48 [◆LOSh2yD9/c]
「え、そんな、全然だよっ!てか寧ろごめんね、何か勝手に来ちゃって…」

陽菜にありがとうって言われて焦るあたし。
だってあたし何もしてないしさ、少しでしゃばった感あるし…。

「ううん!謝るのはこっちだよ…。巻き込んじゃってごめんね。でもゆっきーのお陰で仲直り出来たよ…」

「あたしは大丈夫だよ。でも、本当に良かったよ。電話来た時はまじびびったかんね!どーしようかと思った。こんなの初めてだしさ」

⏰:08/09/29 23:51 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#49 [◆LOSh2yD9/c]
「あはは…陽菜もう頭に血がのぼりまくっててさ、気付いたらゆっきーに電話してた」

そう言ってえへっと照れ笑いをする陽菜。
あたしもつられて笑う。

そして直くんが若干気まずそうにあたしを見る。

「…ゆっきー、俺もごめんな。ありがとう」

「あたしはいいから、陽菜を大事にしてあげてね。今度泣かしたら許さないよ?」

「おう…!」

⏰:08/09/30 00:02 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#50 [◆LOSh2yD9/c]
「あたしの許可があって付き合えている事、忘れないでよ?」

あたしは意地悪く直くんを指差しながら言った。

「そうだよ直人っ!!」

「え?そうなの?!…あ、はい」

あたし達は一斉に笑った。
空は未だ暗く、肌寒いままだ。
けれどさっきとは違い、暖かい空気があたし達を包んでいるようだった。

「てかさ、ちょっと寒いよね?」

⏰:08/09/30 00:09 📱:F906i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194