しゃにむに
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#5 [〇◆f9snfTF/yQ]
と、いうのも彼女のいない男共の集まりだから成立しているのだ。

亮介『お疲れっしたー!』

店長『元気あり余ってんな!もうちょい働いてってもいいんだぞ』

亮介『無理っす!お先っす!』

そう、今日は“息抜きホリデー”

⏰:08/11/08 23:39 📱:SH905iTV 🆔:Q3ZyyceY


#6 [〇◆f9snfTF/yQ]
ぶぉんっ…


ぴんぽーん…

亮介『ちぃーす!』

『あがってこいよー』

ガチャ

亮介『おじゃましまーす!』

⏰:08/11/08 23:44 📱:SH905iTV 🆔:Q3ZyyceY


#7 [〇◆f9snfTF/yQ]
いつもたまり場になってるのは亮介の友達のひとり、英二の家だ。

英二『おー、早かったな!』

英二は地元東京から出てきて、一人暮らしをして、こっちの大学に通っている。
亮介『おっ、まだ二人とも来てないのか。』

英二『も少しで着くってさっ』

亮介『おっけー』

⏰:08/11/08 23:51 📱:SH905iTV 🆔:Q3ZyyceY


#8 [〇◆f9snfTF/yQ]
ぴーんぽーん

英二『おっ、噂をすれば、』

英二はインターホンの受話器をあげて、亮介の時と同じように言った。

『うぃーす!おつかれー』
亮介『おっ、髪型変えたなー、秀』

秀『どーよっ』
フワフワのパーマ頭を触りながら入ってきた男・秀、フリーターだ。

英二『顔濃いし頭モジャモジャだし外人みてーだな』

秀『うっせっ』

⏰:08/11/08 23:57 📱:SH905iTV 🆔:Q3ZyyceY


#9 [〇◆f9snfTF/yQ]
ぴーんぽーん

英二『ハイハイ、上がってこーい』

『ふぅふぅ、おつかれー』
両手に袋をぶら下げてやってきた男・正隆、酒屋の息子で、いつもビールやつまみを沢山持ってくる役目だ。

亮介『おつかれー、いつもわりーねー!』

正隆『きにすんなー!』

⏰:08/11/09 00:05 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


#10 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『じゃ、冷蔵庫いれてくるわー』

英二はテーブルに缶ビールをC缶、ポテチを置き、キッチンへ向かう。

テーブルを囲み、三人は座る。

この風景が19歳の時から変わらない。

⏰:08/11/09 00:09 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


#11 [〇◆f9snfTF/yQ]
もともと亮介と秀と正隆は高校時代からの友達で、秀のバイト先で知り合ったのが英二だった。

英二『っしゃー!息抜きホリデーはじまりだなー!』
プシュッ
プシュッ
プシュッ
プシュッ

一斉に缶を開けて、

『かんぱーい!』

ガコンッ

息抜きホリデーはこうして始まる。

⏰:08/11/09 00:12 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


#12 [〇◆f9snfTF/yQ]
四人はビールを飲みながら他愛もない話で盛り上がる。

亮介『いやー今日も店長はハゲ散らかしてたなー』

秀『どーよ俺のニューへアスタイル!』

正隆『うちの親父もハゲ散らかってるわ』

英二『店長職てはげんのかもなっ』

秀『な、どーよ俺のヘアスタ…』

亮介『マサも遺伝でハゲるなこりゃ』

正隆『ま、まだ大丈夫だろ!』

秀『・・・。』

⏰:08/11/09 00:26 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


#13 [〇◆f9snfTF/yQ]
三時間後…

テーブルの上には空き缶が溜まり、四人は赤らんだ顔でいた。
それでもまだまだ息抜きホリデーは続く。


秀『英二、進路どーすんよ』
タバコをふかしながら真面目な質問をした。

亮介『そうだ、来年卒業だろ?』
そっと秀のタバコを一本もらい火をつけながら亮介が言う。

正隆『バリボリ…ポテチ、んめー』

英二『進路ねー…』

タバコの煙をはきながら、つぶやいた。
溜め息混じりにも見えた。

⏰:08/11/09 00:32 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


#14 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『実家に戻ろうとおもってさー』

一瞬時が止まった気がした。

秀『実家て、東京!?』

秀は思わず声を高らかに聞いた。

英二『んー、』

亮介『なんでまた』

冷静に亮介は問い掛けた。

⏰:08/11/09 22:48 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


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