春の希望と･･･【ＢＬ】

　
小さくて華奢な体に
くりくりした瞳。
白い滑らかな肌と
サラサラなのにふわふわ
した髪･･･
ふっくらした赤い唇

中等部の時は女の子みたいだった見た目は
高等部では少年っぽさも
入り交じり、たまらなく
愛くるしくなった。

　
直｢ほんと可愛いわ
　こいつ･･･笑｣

光｢すやすや寝ちゃって｣

直也と光輝、二人とも
３人部屋で良かったと
多々思っていた･･･

望と２人部屋だと
自分を押さえる自信が
無くなる気がする。
　

　
性にあまり知識のない
望が危ない奴と同じ部屋
だったら、きっと今ごろ
酷い目にあってただろう。

男同士のエグい行為を
無理矢理受けて
毎日泣く日々を送っていたかもしれない。
　

　
そう思うと自分達と
同室で本当に良かったと
二人は思った。

直也と光輝は学校の
不良と言われるグループでいつも仲間とつるんでいた

そんな自分達と望を同室にした教師に始めは驚いたけど、今思うと良い選択だったかもしれない。

　
自分達のグループは
校則も破るし、見た目も
悪いけど、根はイイ奴ら
ばかりだ。
それがあってか、教師にはわりと好かれている。
中には嫌悪する頭の固い
教師もいるが･･･

本当にヤバイ事の区別が
出来る。
そう思って望とこの二人を同じ部屋にしたんだろう。　

　
変に真面目で女に相手に
されない奴と同室にしたら逆に危ない恐れもある。

その点、自分達は
暇があれば街に行って
ナンパして女と遊んだり

学園内でも目立つし
モテる容姿の奴らばっか
だから性処理には困って
いない･･･。
　

　
光｢センセって以外に
　考えてんだなぁ｣

直｢自分の学校でヤバイ
　事起きないためだろ｣

光｢まぁな。よし･･･
　もっかい飲もうぜ｣

望が潰れてお開きになる
飲み会は、望がベッドに
入った後、再び再開するのはいつもの事だった。

●切ります●

今日の更新はここまでに
したいと思いますm(__)m

また読みに来て下さい☆
　

　
――翌日―･･･

僕はぼんやりする頭を
何度か枕にコロコロさせてから目を開けた。

朝日と言うか時計の針は
10時過ぎを指していた。

重い体を起こし、また
布団の中にもぐる･･･
それを何度も繰り返す。
　

　
そうしてる内にルームメイトのどちらかが
僕の脇あたりに手を入れて後ろからヨイショと
起こしてくれる･･･。

まるで猫だ。

光｢ぉーぃ･･･？
　望くん起きろよ｣

望｢うる･･･さぁ･･ぃ
　ハゲぇ･･･zzz｣
　