春の希望と・・・【BL】
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#923 [コロ]
 
少し震える体を何とかしたくて、余計に力が入ってしまった。

石「何それ・・・ビビりすぎ
 だよ。ウザイ」

きっと無言で睨まれるだけだと思っていたから、眉間にシワを寄せて不機嫌な声で喋られた事に驚いた。
 

⏰:09/05/24 01:32 📱:SH700i 🆔:Vz.rGgZQ


#924 [コロ]
 
怒らせてしまった・・・

どうしよう


僕は段々滲んでゆく視界に泣いては駄目だと思うけれど、涙がどんどん溜まるのを止められなかった。

石「・・・チッ・・――」
 

⏰:09/05/24 01:36 📱:SH700i 🆔:Vz.rGgZQ


#925 [コロ]
 
舌打ちに体がビクリと跳ねたが、石田はそれ以上何もいわずにテーブルの前へ座り、缶コーヒーを飲みながらテレビを点けて適当な番組を見始めた。

ふと、石田もテレビなんか見るんだと思ってしまう。

見ないわけ無いか・・・。
 

⏰:09/05/24 01:42 📱:SH700i 🆔:Vz.rGgZQ


#926 [コロ]
●きります●

感想お待ちしてます☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/05/24 01:45 📱:SH700i 🆔:Vz.rGgZQ


#927 [コロ]
 
そんな石田の後ろ姿を
ぼんやりと眺めたり
難しい参考書が乗った
勉強机を発見したりしていると、石田が何か食べるかと聞いてきた。

流石に2回目は断り辛いので、頷く。

それで石田が用意してくれたのは、雑炊だった。
 

⏰:09/05/26 17:41 📱:SH700i 🆔:JKDRNqDM


#928 [コロ]
 
なんだか病人みたいだけど、あまり食欲がなかったので有り難い。

それに寮の食堂で出されるメニューはどれも美味しいから、僕はなんとか残す事無く食べ終えた。

最後にペットボトルの水を飲んで、お皿を石田に渡す。
 

⏰:09/05/26 17:49 📱:SH700i 🆔:JKDRNqDM


#929 [コロ]
 
望「・・・ぁりがと・・」

石田と面と向かうのは
怖くて、消え入りそうな声で言った。

石田は何も言わず受け取ると、食堂に皿を返しに部屋を出た。
 
 

⏰:09/05/26 17:53 📱:SH700i 🆔:JKDRNqDM


#930 [コロ]
 
残された望は、石田が居なくなったことに、ただ胸の辺りがホッとするのを感じた・・・。



――――
―――

――
 

⏰:09/05/27 17:56 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#931 [コロ]
 
―――1週間前。

鈴原にメールで呼び出された石田は、いつもの様に部屋まで出向いた。

中に入ってから鈴原は話しをし始める・・・

内容は望の事。
 

⏰:09/05/27 18:02 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#932 [コロ]
 
鈴「最近どうなんだよ?
 お前のペット」

石「・・・別に。」

鈴「は?逃がしたの?」

石「そんなとこです」

昨日、呼び出したけど望が来なかった事を思い出す。
 

⏰:09/05/27 18:06 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


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