本当にあった×××な話
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#384 [ゆーちん]
「恋愛とかしないの?」
首元に舌を這わせて聞いてきた。
「…ッ…しないです。」
「どうして?」
「恋って…よくわかんないから。」
「わかんない?」
「好きとか嫌いとか、わかんない。」
「…そっか。いつか恋愛できるといいね。」
「ンッ…」
:08/12/07 18:37 :SH901iC :JoXzO7f2
#385 [ゆーちん]
優しいSEXだった。
帰り際に『俺がいるから』って言ってくれた青木さん。
意味なんて考えなかった。
連絡先を交換して、満たされた欲望と財布を握り、私はホテルを後にした。
子供の私に、ほんの少しのまだ見ぬ光りを当てようとしてくれた人。
それが青木さんだった。
:08/12/07 18:38 :SH901iC :JoXzO7f2
#386 [ゆーちん]
それから数ヵ月が経った。
青木さんが日本からいなくなって数週間。
毎日退屈な授業を受ける日々。
はるちゃんたちは順調だったので何も問題はなかった。
:08/12/07 18:38 :SH901iC :JoXzO7f2
#387 [ゆーちん]
私と飯田先輩の関係は持続中。
青木さんがいなくなった寂しさは先輩が埋めていってくれた。
援交はしなくなった。
何かが一気に冷めてしまい、番号もアドレスも変え、今までのオヤジと連絡を取れなくしてやった。
:08/12/07 18:39 :SH901iC :JoXzO7f2
#388 [ゆーちん]
今は先輩だけ。
お金はもらってない。
ゆうとくんはあれ以来あまり会わない。
たまに見かけるけど気にならない。
なんか、どうでもよかった。
今じゃすっかり抜け殻状態の私。
:08/12/07 18:40 :SH901iC :JoXzO7f2
#389 [ゆーちん]
「先輩?」
「ん?」
「今日も家行っていいですか?」
「アハハ。いいけど…由美ちゃん盛りすぎじゃない?」
最近では先輩からじゃなく、私から誘う方が多い気がする。
先輩も嫌がらずに抱いてくれる。
こうやって毎日が過ぎて行った。
だんだん青木さんの事も忘れかけ、確実に先輩へと気持ちが傾いていた。
:08/12/07 18:41 :SH901iC :JoXzO7f2
#390 [ゆーちん]
でも絶対に結ばれないんだろう、って思っているから、恋人になりたいだなんて言わない。
今のままでいい。
このまま時間が過ぎて、この感情が薄れていくのを待つしかないんだ。
:08/12/07 18:41 :SH901iC :JoXzO7f2
#391 [ゆーちん]
先輩はもうすぐ卒業。
卒業すれば会えなくなるだろうから、このままでいい。
卒業すればもう会わない。
いつかこの感情は枯れ果てるだろう。
そうやって時間は過ぎていった。
:08/12/07 18:42 :SH901iC :JoXzO7f2
#392 [ゆーちん]
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南の島
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:08/12/07 18:43 :SH901iC :JoXzO7f2
#393 [ゆーちん]
「ねぇ、由美ちゃん。」
「ん?」
「俺の事どう思ってる?」
先輩はいきなり問いかけてきた。
「へ?」
今日もSEXして、二人とも満足して、ベットで寝転がってた。
いつも通りだったのに…。
:08/12/07 18:43 :SH901iC :JoXzO7f2
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